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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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田村和也雑想

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2015/07/03

横浜市東戸塚のマンションリフォームでは、いよいよ大工工事も大詰めをむかえています。
スケルトンリフォームのうえに、床面積も大きな部屋ですので、大工工事も随分時間がかかりました。
今回リフォーム工事をしているマンションは、28階建の21階部分にある一室です。
このくらいの高層マンションになると室内に出てくるコンクリートの柱や梁のサイズも大きく、今回の部屋はLDKの真ん中に85CM角の柱がどーんと存在しています。

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通常の住宅ではもちろんですが、小規模なマンションではここまでの大きさの柱、梁は出てきません。
設計当初からこの柱や梁、またはコンクリートの天井をむき出しにして、建物自体の持つ通常の住宅では体感できないスケール感(構造体の大きさ)を感じれる空間に出来ないか考えていました。
私のすんでいる団地もそうですが、通常はこうした柱はなるべく壁の一部として隠され、梁と一緒にクロスで仕上げられています。
そうすると柱や梁は、ただの壁や天井の出っ張りとしか認識されません。
今回のように解体しコンクリートの塊として現れてくると、それが逆に倉庫のような開放感、いやそれ以上の空間の魅力を生むのではないかと考えています。

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しかしもともとはその柱や梁に天井が貼ってあったり、壁が出来ていたり、クロスが貼ってあったりするので、そもそもボコボコですし、接着剤がついていたり、施工を指示した際の文字が書いてあったりします。
これはこれで、竣工時の工事跡として残しても魅力的な感じはするのですが・・・
あら隠しの塗装するのも何かもったいない感じもするし。
でもこのままだと、床や他の部分がきれいに仕上がってくると浮いてしまうかな?
などと考えながら、現場でぼーっとその柱や梁を眺めていました。

以前、設計施工した木造住宅、鎌倉のリフォームや生田のリフォームでは解体時に現れた古い柱や二階の床を支えるざら板をそのまま化粧で見せています。

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こちらも、当時の印字や釘のあと、柱を彫った跡などボコボコですが、それもこの住宅の歴史と思い、そのまま使っています。
この二件は、新しくつくった部分とそうした古い部分が違和感なく存在する、リフォームならではの奥行きのある住宅になりました。

今回のマンションリフォームのコンクリートの柱、梁・・・
さて、どうしたものか。

2015/07/01

日曜日、ますいいで家を建てようか検討いただいているMさんと一緒に横浜市港北区大倉山に建てた住宅を訪問させていただきました。
一件目は、大倉山の家で二階リビングの吹き抜けとロフトの感じが今回提案させていただいている案のイメージに近く、
二件目のダンススタジオのある住宅は、用途は違いますが一階に店舗併用という共通点があり、ご紹介させていただきました。

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下の写真は以前撮影したダンススタジオのある住宅のリビング(竣工後の様子)

日曜日だというのに、両ご家族とも快くご案内いただき、セルフビルドの際の様子や家作りのこだわりの部分などを直接ご説明いただいた。
出来上がった建物を見ることも十分参考になりますが、ますいいで一緒に家づくりをしたお施主さんから生の声を聞けることが、こんなにも私たちの家作りの本質が客観的に聞ける機会であることを、私自身改めて気づかされた一日でもありました。
それは設計や予算のやり取り、セルフビルドの面白さや大変さ、職人さんの現場での様子やお施主さんとのかかわりなど、面白おかしく、ひとつの物語のよう。
また、こちらが恥ずかしくなるほど、ますいいに頼んでよかったことや褒めていただくこともたくさんで、Mさんからもまるで、さくら(笑)かと思うくらいのプレゼンでしたね、と。

実際に私たちは設計や施工管理をしているときは、目の前のことに無我夢中で、いつも気がつくと「あれよあれよ」という間に竣工を迎えてしまいます。
引渡しの際にはいつも、もっと出来たことがあったんじゃないかな?
とか
あそこはもっとこうしたほうが実は良かったかも・・・
などと考えてしまい、達成感のようなものは80%くらいな感じです。
それはどの物件も同じで、その時もてる力を100%、いや120%出してもいつも同じ思いです。
本気でものづくりをしている人は皆そんなものじゃないかなとか、その思いがモチベーションの持続に繋がるのかな、などと勝手に思っていますが、
今回のような竣工後のお施主さんのお話や大切に使っていただいている様子を見ると、足りなかった達成感や満足度は200%くらいになります。
もちろん目指しますが、完璧な人間がいないように、人がやる以上完璧な仕事なんてないと思いますし、足りない達成感はこうしたコミュニケーションで埋められていくのかもしれません。

2015/06/29

横浜市戸塚区で施工中のマンションリフォームのお施主さんと共にポーターズペイントのワークショップに参加して来ました。

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ポーターズペイントとはオーストラリア発祥の特殊塗料です。
主に室内の壁や天井の仕上げ材ですが、通常の塗料とは異なり、石英や細かい大理石が入っている塗料などがあり、仕上がりの質感を楽しむことが出来ます。
セルフビルドが可能な材料ですが、塗り方によって質感の出し方が違うことやそもそもの塗り方が通常の塗料と異なるため、販売元のNENGOさんがセルフビルドユーザー向けにワークショップを開いています。

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その製造方法も特殊で、様々あるカラーはお客さんからの発注を受けてから、一階の工房で調合し必要な分を缶に詰め替えて、販売しているそうです。
また、その作業がすべて手作業でアナログな感じが、ますいいの家作りと通じる部分があり面白いなあ、と思います。

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ワークショップでは、若い女性スタッフの方が指導、説明、相談にのってくれました。
当日の参加者は私たち含め8人でしたが、実にハキハキとしていて、さりげなく会社の理念などもおり交ぜながらのワークショップ進行は実に見事でした。
聞いてみると、まだ入社一年くらいだそうです。
オフィスの一角にワークショップスペースがあるのですが、他のスタッフやオフィスの雰囲気を見ても、ひとめに、働きやすく、いい会社なんだろうなーと思えます。

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ふと、ますいいでこんなにハキハキと会社の理念や存在意義みたいなものを、お施主さんに対して言えるスタッフいるのかなあ、と。
怪しい・・・
もしかしたら私も。

私は、ますいいは「製図室」のような会社だなと思いますし、そうありたいと思っています。
「製図室」というのは大学にあった建築学科の学生のための部屋です。
他の大学は分りませんが、私の通っていた大学では「製図室」は常に開放されていて、そこに行くといつも誰かいる、サロンのような場所でした。
建築や設計が好きな学生が集まり、熱い建築のトークやたわいない話で盛り上がり、課題提出前にはずっと泊まりこみで図面を描いたり、模型をつくったりしています。
時にはお酒を持ち込んだり、鍋をしたり。(本当はいけなかったかも知れませんが)
勉強なんだか、趣味なんだか、遊びなんだか分らない。
ただし、同じ目標を持った仲間が集まり、わいわいと切磋琢磨しています。

ますいいのスタッフは、よくもまあと思うほど、みんな建築好きです。
休みの日でもセルフビルドにいつの間にか手伝いに出かけていますし、気がつくと建築物や展覧会なんかに足を運んだ話をしています。
そうです、仕事なんだか趣味なんだか、遊びなんだか分らない。
若いスタッフが多くキャラが立っていて、お施主さんにいつもかわいがってもらっています。

まあ、会社の理念や存在意義などをハッキリしゃべれなくてもいいか。
不器用でも、たどたどしくても自分の言葉で建築を語り、建築が好きで、楽しんで仕事をしている雰囲気が周囲の人に伝われば。
なんだか都合のいい話になってしまいました。

2015/06/26

打ち合わせ前の風景。

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東京都東大和市で基本設計中の住宅です。
スケール1/100の小さな模型が並んでいます。
1/100の模型では、建物のボリュームや配置を検討し、周辺環境や周りの住宅とどのような関係性をつくれるかを考えます。
「みなさん、こんにちは。今度こちらでお世話になる〇〇です」
といった感じです。
人もそうですが、建物もその周囲の環境になじまないと居心地が悪いと思います。
まずは謙虚さが重要。
周囲の建物の日射や風の通りなども気にかけながら、その建物自身も気持ちよくが理想です。
むしろ建物が建つことで、周囲の環境もより良くなるような。

今物件の設計は、中村君です。
親子三人の住むコンパクトな住宅。
様々なプラン、ボリュームを検討し並べられた模型はとてもかわいらしいです。
このほかにも、お施主さんにお渡ししている模型が3つあるようです。
基本設計は建物を計画する上で一番大切な部分ですので、お施主さんも設計者も十分納得いくまで、とことんやって欲しいと思います。

2015/06/23

ますいいリビングカンパニー町田分室に待望の看板が出来ました。
早いもので、9月で町田分室は5年目を迎えます。
おかげ様で、毎日忙しくさせていただいている中で、事務所には看板がありませんでした。
ガラス張りの事務所のため、中が丸見えのことや、庭で作業をしていることも多いため、ご近所の人や通りすがりの人にも何をやっている会社かは、きっと分っていただいていると思いますが、おそらく会社名を知っている人はほとんどいなかったにちがいない・・・
日々の忙しさにかまけて、「会社の看板ないけど大丈夫かな?」と頭の片隅にはあったはずですが、あっという間に4年も経ってしまいました。

きっかけは、ひょんなことからです。
川口本社から、現場の足場養生に掛ける会社看板をつくったから取りに来てと。
持って帰ってくると、これが結構立派なものです。
「あれっ、もしかしてこれ分室の看板にもつかえるかも。」
という具合。

しかしあくまでも、足場に引っかける用のものですので、ただの板で自立はしません。
そこで、いつもお世話になっている近所の材木屋さんへ。
「吉川さーん(番頭さん)、看板立てようと思うんですが、何か杭みたいなものないですかー。」
いつもの、たかりである。
「うーーん。裏に檜の丸太があるから使っていいよー。」
長さ2Mほどの皮付きの丸太です。
「こんな立派なのいいんですかー」
といいながら、適当に6本ばかり拝借。

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これで素材は揃いました。
あとは、どう料理するかです。
まずは、檜の皮をむき、並べてみます。
「やっぱり、丸太は積み上げるべきでしょう。ログハウスの壁のように。そこに看板を張っては?」
「普通に二本立てて、看板をつけてもつまらないから、6本並べて立ててみては?」
などとスタディーしますが、スタイリッシュな看板と丸太のざっくり感がどうもしっくりきません。

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あーでもない、こーでもないと。
結局看板はアルミのL型でフレームで補強し、丸太を転がしてささえることに。
イメージはフォトスタンド。

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あんまり、こんな事務所看板見たことないね。まあ、うちらしくていいでしょ。とこんな感じです。
出来てみると単純な看板ですが、やはり物づくりは楽しいです。
はじめは堤君と二人でやっていましたが、いつの間にか図面を書いていた二人も出てきて、最後はみんなで作業に。
なんだか、出来た達成感と適度な疲労感から、最後は斜向かいの焼き鳥屋さんで打ち上げまでしてしまいました。

「交差点で何かやってたね」
焼き鳥屋のおばちゃん。
「うちにも、とうとう看板が出来たんです。」
少しの気恥ずかしさと同時に、なんだか身の引き締まる思いです。

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2015/06/21

世田谷区尾山台の現場では、リビングのフローリング貼り工事が行われています。

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写真のシルバーの部分は温水型ガス床暖房です。
今回はリビングに床暖房を設置しているために、仕上げフローリングは複合フローリングと呼ばれる、木の積層材の上に薄く削られた無垢材を貼っているフローリングを使用しています。
床暖房の場合、熱によって仕上げ材に影響が出るために、ますいいのお施主さんが良く好まれる、さわりごこちがやわらかく、温かみのある杉やパインなどの針葉樹系のフローリングの仕様は難しくなります。
もちろん無垢材のフローリングでも使用できるものはありますが、一部の広葉樹系のフローリングのため、たいへん高価なものになってしまいます。
今回はアッシュの複合フローリングを使用していますが、表面の2mmが無垢の部分になっていて、このくらいの厚さがあると、貼り終わった際の表情や肌触りはほとんど無垢材と変わりません。

また、事務所では担当の堤君がスケール1/30のリビングの部分模型を作っています。

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そう、もう既に工事中なのにまだ模型をつくっているのです。
設計は着工までにすべて完了するのではないの?と一般的には思われるかもしれません。
もちろん、平面の計画や大きな部分は、着工までにすべて図面を書き上げ方向性は確定しています。
しかし、私たちの家作りは、あまり既製品を使用せず、ほとんどが手作りです。
ひとつひとつ、詳細な部分を検討し、この部分をすっきりと見せるためには、、、ここはもうちょっと出したほうがかっこよくない、、、
などといいながら、大工さんが作り出す直前まで、ああだ、こうだと検討しています。

今回は、リビング正面の壁にはお施主さんがお持ちの階段ダンスが置かれる為に、その重厚感ゆえにそこだけ浮いてしまわないように奥面を濃く色をつけてはどうかとか、
リビングの一角にあるサンルームには天井に木を貼ると、繋がっていながらも別の雰囲気の場所にできるかも。
などと、ご要望もないのに勝手に模型をつくってプレゼンの準備です。

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こうした検討が、住宅により奥行きを与えてくれると信じていますが、毎回、毎回文句も言わず、それに付き合ってくれる大工さんには本当に頭があがりません。

2015/06/16

まだ6月なのに、じとじとと暑い日が続きます。
世間では衣替えシーズンです。
人に衣替えがあるのなら、建物にだって衣替えがあったっていいじゃないか、ということで町田分室の事務所も衣替えをしました。
事務所の南面は、道路(歩道)を行きかう人から事務所の雰囲気を感じてもらえるようにと、ほぼ半分の面積がガラス面になっています。
しかしその窓面から、この時期から夏にかけ直射日光が入ってきて、床のコンクリート土間を暖め、室内の温度がぐんぐん上昇してゆきます。
そこで今年は、日射をさえぎるために南面全面にすだれをかけました。

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また事務所の南北面ともに、1.8M×2.2Mのセメント版でつくった扉が2箇所引き戸になっています。
全開口すると事務所内がまるで外部空間のようになり、風も通って気持ちよいのですが、さすがに歩道からの距離も近く丸見えで恥かしい。
すだれはちょうど良い目隠しにもなってくれます。

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1.7M×1.8Mのすだれを5枚。
近所のホームセンターで一枚1700円×5枚、しめて8500円です。
これで、夏のエアコンの使用量が半分くらいになってくれたら、かなりエコロジーなんですが。
実験です。
何より、すだれは見た目に涼しく、気持ちよく仕事が出来そうです。
そして、通りすがりの人にとっても涼を感じる風景となってくれるといいなと思います。

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2015/06/15

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どこの小料理屋さん??
ではありません。
昨年末に竣工した、世田谷区砧の家での餃子パーティーに呼んでいただきました。
引渡しから半年、春を迎えデッキの植栽も植えられました。

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素敵な小物達も飾られ、訪れるたびにどんどん心地よい空間になっていきます。

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設計や施工当時は、寡黙に遊んでいた弟のもっちゃんが、いろんなおしゃべりをしてくれるようになり、お兄ちゃんのみっくんはピアノの演奏をしてくれました。
たった半年しか経っていないのに、子供の成長は本当に早いなーと思います。

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ますいいからは、たこ焼き道具を勝手に持ち込み、中村、関野の関西コンビがたこ焼きを披露しました。
子供達も興味津々です。

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みんなの見ている先は

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プロジェクターで漆喰の壁に映画を映しています。
音もスピーカーにつながれ、シアタールームのようです。
羨ましい。

砧の家の奥さんは、以前、建築雑誌のライターをされており、ますいい本社を取材していただいたこともあるそうで、増井とは「ますいい」を始めた時からのお付き合いです。
「他にも多くの建築家や工務店もご存知の中、どうしてうちに頼んでいただいたのですか?」とずっと気になっていた質問を。
予算の問題もあるけれど、旦那さんは建築家の方には、自由に注文を言えないイメージがあったとのこと。
奥さんは、工務店の設計は、いまひとつ面白みにかけるところがあると。
まとめると、「ますいい」がちょうどいいバランスだったということかなと。

住宅は住むための人のものです。いくら私たちががんばって良い家になっても、当然ですが私たちのものにはなりません。
お施主さんとこれからの生活や住宅について話し合い、時には一緒に作業をしたりしながら作り上げていく。
設計だけではなく、つくる過程も含めて家作りだと考えていますし、そんな家づくりを一緒に楽しみたいと思っています。
その上で、設計だって建築家にも負けたくないなと思います。
目指す山は高いな、そんな気持ちになりました。

Kさん遅くまで楽しい時間をありがとうございました。

2015/06/12

床材や家具材に着色する際は、実際に使っている材料に塗装をし、サンプルをつくります。
木部に塗装する場合は、着色する色が同じであっても、木本来の持っている色によって仕上がりは変わってきます。

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写真手前は、横浜市戸塚区で行っているマンションリフォームに貼っているパインフローリングです。
お施主さんと話し、パインの白いきれいな仕上がりが、もう少し深みのあるあめ色に出来ないかとなりました。
塗装をする場合、はじめから濃い色を塗装してしまうと、いかにも塗りましたという感じになってしまい、あざとくなってしまうこともあるので、今回は柿渋をご提案しようと思います。
柿渋は日本の伝統的な天然塗料・染料です。
渋味の強い(タンニンの多い)渋柿の青い果実を搾汁し、長期間熟成させたもので、腐食、消耗、防水効果があります。
また、タンニンが酸化し、徐々に赤み帯びてきます。
柿渋の程よい赤みと、無垢の床材ならではの経年変化によって、使っているうちに深みのある、あめ色になってゆく計画です。

奥の黒色は、大倉山の外部木製パーゴラのサンプルです。
こちらは外部なので紫外線と雨による腐食防止のため、濃い色で仕上げ、エントランス前のアクセントになるように考えています。

2015/06/09

比較的映画はよく見るほうだと思いますが、一度ドラマにはまると止まらなくなってしまいます。
先日、友人にすすめられた「ごめんね青春」のDVDをツタヤで借りて週末一気に見ました。

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「ごめんね青春」は宮藤官九郎脚本によるTV学園ドラマです。
舞台は静岡県三島市。
ご当地キャラやグルメの登場の仕方、地方電車や観光地の使い方など、少し前に大ヒットした同じく宮藤官九郎脚本による「あまちゃん」を見ていたときも思いましたが、地方愛があり、地方の描き方がとてもうまいなーと思います。
それでいて、地方独特の窮屈さがきちんと表現されているあたりは本当にすごいなーと思います。

2015/06/08

先日もご紹介した、横浜市港北区大倉山のダンススタジオのある住宅で、スタジオ前の小さな庭の外構工事をしています。
建築当初は予算の関係もありセルフビルドでコンクリート平板を敷き、まわりを砂利敷にしていました。
しかしスタジオにレッスンに来た子供達が砂利で遊んでしまうことや小さな庭といえどお客さんを招き入れる、また休憩するための充実したスペースにしたいということで、コンクリートを打設し、その上に木製パーゴラを作成する予定です。

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設計中やお見積もり中などにお施主さんと話すことも多いのですが、住宅は竣工時にすべてが完成していなくてもよいと思います。
まずは、家族で住める空間、みんなが集まってダンスをする最低限の空間があり、そこからの様々なカスタマイズは住みながら、使いながら必要に応じてでもいいじゃないかと。
そもそも、後の生活をはじめからすべて予測してつくることは不可能ですし、そんな予測に当てはめられた生活を送るのは逆に窮屈ではないかと。
適度な余白と遊び心があって、住みながら、使いながら少しずつ手を加えていき、自分達の空間を作り上げていく。
そんな長い時間で家づくりを考えてもいいじゃないかとも思います。

外構工事にあたって住宅用の玄関に一時避難した植栽たちが、いい感じにマッチしています。
駅からの抜け道ということもあり多くの人が通るのですが、街の景観の一部のようになっています。
工事中の坪庭もきっと素敵な空間になるでしょう。

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2015/06/05

10月に社員研修でバルセロナに行くことになりました。
設計事務所兼工務店の社員研修なので、目的はやはり建築物を見ることです。
バルセロナというといくつも有名な建物はありますが、やはりサグラダ・ファミリアをはじめとするガウディー建築が主な目的になりそうです。

私は、大学の卒業旅行をかねてヨーロッパをまわった際にバルセロナに立ち寄ったことがあります。
建築を学ぶ学生にとってガウディー建築が人気かどうかは分りませんが、建築にあまり関心がない人でもサグラダ・ファミリアの写真を見ればかなりの数の人が「あー」と思うほど有名な建物で、非常に人気の高い建物だとと思います。

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以前CMなどでも使われたその建物はとても印象的で、当時、私も楽しみにバルセロナに行ったことを覚えています。
しかし、ヨーロッパを一ヶ月旅して、様々な建物や都市空間に驚きの連続で食傷気味だったのか、単純に疲れていただけなのか、思っていたほどの感動は得られませんでした。
実際には、多くの観光客が列をなし、その流れに従って歩いていると、まるでテーマパークにでも来たかのようで、がっかりしたことを覚えています。
もちろんテーマパークが悪いわけではありません。ある目的を持って設計され、建てられている建物がその本来の意図とは別に消費の対象にされている感じに単純な違和感を覚えたのだと思います。

そんな気持ちがあり研修場所が決まったときに、バルセロナか・・他にもまだ見たいものがいっぱいあるのにな、と自分勝手なことを思ったのですが、再び行くと違う発見があるかもしれません。
とりあえず、今回はしっかり勉強してから行こうと思い、アマゾンでガウディー本を注文しました。

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2015/05/30

週末、大倉山の家でのパーティーにおよばれしました。
横浜市港北区大倉山の家は、昨年末に完成した住宅で、あっという間に半年経ってしまいました。
引渡し時期と引越しが近かったことや、年末でバタバタしていたこともあり、まだきちんと完成写真も撮れていません。。。
ということで、HPにもまだアップできてないのですが、ここでちょっとご紹介。

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二階LDKは切妻の屋根形状に合わせて高天井となっており、その一部がロフトになっています。
やはり天井の高い空間は気持ちよく、開放的です。
写真の中央に映っているのが、ご主人、ではなく同じく大倉山で設計・施工させていただいたダンススタジオのある住宅のご主人のTさん。
お子さん同士が同級生というご縁で、Tさんに大倉山の家のお施主さんをご紹介いただきました。
今日は、その二家族とますいい町田スタッフで、なぜだか本日行われた「運動会の打ち上げ」ということです。

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朝から運動会でお忙しいにもかかわらず、おいしい料理をご用意いただき、話も弾みます。
いつもながら、工事中のお話からたわいもないお話まで、子供達そっちのけで、みんな笑顔です。
実はこんなときが一番、設計できてよかったなと思います。
もうかれこれ、30件近く設計していますが、やっているときは常に不安です。
きちんとご要望に答えられているか、またそれ以上のものが提案できているか。
もちろん、細部まで完璧というわけにはいかないまでも、家づくりを楽しんでいただき、大切に、そして楽しそうに使っていただいている様子を見るととても安心します。

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そういえば、話が盛り上がっている最中、スタッフの中村君がTさんに
「ダンススタジオのある住宅では、まだパーティーしていただいてないですよね?」
完成後、お伺いした際にはいつもお昼をご馳走になったり、コーヒーをいただいているにもかかわらず・・・
そのずうずうしさには脱帽です。
そのずうずうしさが設計や施工監理にいきるかは疑問ですが、良い関係が築けているということでしょうか・・・
それではTさん僕も楽しみにしています。

2015/05/28

横浜市戸塚区、東戸塚駅近くのマンションリフォーム工事をしています。
築25年になるマンションですが、当時はかなりの高級マンションで、今回リフォームをしている部屋は134㎡(約40坪)あります。
お施主さんは、中古でこの物件を購入し、スケルトンリフォームを希望されました。
134㎡と面積的には大きな住戸ですが、当初5LDKと小さな部屋で分けられていたため、全体的に暗く風が通らない印象があります。

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今回の提案は、小さく部屋を分けられていた壁をとりはらい、個室は子供室(息子さん2人共同)、寝室、ファミリーウォークインクロゼットのみとして、生活の中心となる大きなLDKをつくります。

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2015/05/27

LDKは36畳、私の経験ではこれまでには作ったことのない広さです。
部屋としては一室ですが、天井を解体しコンクリートをそのまま仕上げとした高天井の場所や、木天井を貼って落ち着いた雰囲気を出した場所、床も場所によってフローリングとタイルを貼り分ける計画としています。
仕上げや天井高を代えたり、ベランダに面してとられた水平窓際につくりつけのベンチをつくったり、壁一面の本棚をつくることで、大きな一室空間の中にいろいろな居場所が出来る工夫をしてみました。

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仕上がりはこんなイメージです。

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現在大工工事が着々と進んでいますが、出来上がりが楽しみです。

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