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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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田村和也雑想

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2015/07/17

「屋根散水」はじめました。

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とうとう、本格的な夏がやってきます。
町田分室は、内部が吹き抜け、壁、床断熱材なし。
本当に暑い。
でもエアコンはあまり好きではありません。
機械的に冷やされた部屋で作業しているよりは、軽く汗ばんでいるくらいが健康的な気がします。

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そこで屋根に水をまいてみよう、ということになり
ホームセンターで小さな穴のたくさん空いた、水撒きホースと適当な金具を買って

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屋根に取り付け。
思った以上に簡単、ローコスト。

建物には雨樋がないため、屋根から流れ落ちた水は雨水受けのために地面に敷いた砂利へ。
散水して屋根の表面温度を下げ、落ちてきた水は砂利を濡らし、その気化熱で涼しい風が入って来るはず、と考えています。

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屋根から落ちる水は、「水のカーテン」のよう。
ポタポタと落ちる水の音を聞いているだけでも、涼しげな気分になりますが。
 さてどれほどの効果があるか。。。
一体水道料金はいかほどか?
本当は井戸水で出来れば最高なのですが。 

2015/07/14

仕上がりに職人さんも満足できる仕事。
そんな設計が出来たときは、非常にうれしい。

横浜市東戸塚のマンションリフォームで、連続する水平窓辺にベンチを製作しました。
なかなかイメージする設計ができず、製作前、何度も設計変更、使用素材の変更を繰り返してしまいました。
そして手間のかかる素材、仕様でつくることになったそのベンチが、先日現場へ行くと完成していました。

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「おーー、いい感じにできてますねー。」
とはしゃいでいる僕に、普段は寡黙な大工さんが
「これはきちんと写真に残したほうがいいよ。」
ぼそりと一言。

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大工さんも納得のいく仕事をしてもらえたのですね。

 

2015/07/13

じとじととした梅雨から一転、一気に暑くなってきました。
毎年、この時期になるとビアガーデンに行きたくて、うずうずしてきます。
仮設的な、非日常的な空間。
気の置けない仲間達と、少し明るいうちから、外で冷たいビールを。
最高ですね。
ということで、日比谷公園にあるビアテラスに行ってきました。

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私の田舎でも、車で15分ほど走った町のなんてことないビジネスホテルの屋上で、夏になると、ビヤガーデンが開催されていました。
行ったことはないのですが、子供心にちょうちんのぶら下がったあの魅惑的な場所で、大人たちはどんな楽しいことをしているのだろう。
といつも、まだ見ぬその空間に思いをはせ、前を通るたびに見上げていました。
なぜだかいまだに、この季節になると、あの情景とわくわく感を思い出します。

2015/07/11

なにも内装の壁って白くなくてもいいんじゃないか。
最近、そんなことを考えています。
白い壁はすっきりしていて明るいですし、一部木の仕上げなどを使うと北欧風の柔らかな感じに仕上がります。
いいんです。
でも、私の中で内装壁=白い壁ってなっていること自体、思考停止じゃないかと。
これは、危ないんじゃないかと。

そもそも、日本の民家は白い壁なんてほとんどないですよね。
土壁は色がついてますし。
考えてみればうちの実家の土壁もすべて色がついています。
実はクロスが出てきたくらいから白い壁になっていったんじゃないか、などと勝手に考え出して・・・

そんな思いで先日ご紹介したポーターズペイントを検討していたのですが、高級なんです。
壁一面のアクセントくらいのには使えますが、ローコストでうたっているうちの住宅ではすべての壁にと言う訳にはなかなかいかない。

そもそも、セルフビルドで塗るんだし、自分で作れないだろうか?
漆喰と顔料を混ぜて、実験してみました。

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ネットで調べてみると、漆喰やモルタルに混ぜる様々な色の顔料があります。
それぞれの顔料を混ぜ合わせることで、なかなか難しいですが、色の調合も可能です。

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塗り方も、漆喰は通常はコテと呼ばれる左官屋さんが使う道具で塗りますが、刷毛で塗って刷毛目をデザインしたり、鍋つかみや布でポンポン
たたいてみたり。
色々な表情が。

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これも混ぜてみましょうーよ?
とコーヒーやお茶を持ち寄るスタッフ達。
写真手前のブレンディーはまるで土壁のような表情に。
インスタントコーヒーを混ぜると、茶色い細骨材のように。

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匂っている人。
香る壁。いいかもしれない。

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やりすぎた感のものもありますが、
並べてみると、現代アートのようですねー。
なんてご満悦。

試してみますか、セルフ漆喰塗料?


2015/07/08

海街diaryを観て来ました。
TVやCMで、公開前後によく宣伝していたので皆さんご存知かと。

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とても面白い映画でした。
うーん。面白かったというより心地良かったといったほうが的確かもしれません。

鎌倉と古民家、そこで暮らす4姉妹のお話です。
あらすじは飛ばしますが、3姉妹が腹違いの妹を引き取って4人で暮らすことになるという始めの設定がすべてで、あとはその日常が淡々と描かれています。
これといった映画的な事件は起こりません。
むしろ、そこをあえてさらっと流している感さえあります。
おそらく一年を通して撮影された、四季折々の鎌倉のうつくしい風景と、説明セリフではなく俳優の表情や立ち振る舞いで物語が進められていく様子に、物語の中にどんどん引き込まれていきます。
ずーとこの家族を観ていたい、ずっとこの空間にいたい、そんな気持ちにさせてくれる映画でした。

以前、俳優さんの住宅を建てさせていただいたことがあります。
そのお施主さんいわく、映画づくりと家づくりはそっくりだと。
脚本家や監督は、設計者や現場監督という立場で、その廻りにはカメラマンや音声さんなど様々なスタッフがいるそうです。もちろんスポンサーや役者さんもいます。
建築でいうとそれは職人さんやお施主さんですね。
そこにはきびしい予算があり、みんなが一丸となってひとつの作品を作り上げてゆくそうです。

海街diaryは細かなディテールがすごく良く出来ている作品だとおもいます。
建物でいうと、細部の納まりでしょうか。
奇抜なことを狙うのではなく、日々の生活や住む人、その町のことを考え、丁寧に設計・施工された家でしょうか。
一見、面白みがなく平凡な作品になりそうですが、それぞれの職人が細かいところまでとことんこだわり抜いた上でのチームワークと、それをまとめる是枝監督が「家族とか、血縁関係、一緒に住むこと、成長」といったひとつのテーマを一貫して表現していることが、この作品を奥行きのあるものにしているのだとおもいます。

鎌倉の景色同様、家族はうつりゆくものです。
浜辺での姉妹の会話のあと、仲良く歩いていくラストシーンに、今の暮らしがずっと続くものではない(当然のことですが)ことが暗示されているように思え、この映画で切り取られた一年がより一層、いとおしいものに感じられます。

2015/07/05

東京都狛江市の家の地鎮祭を行いました。

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生憎の空模様で、予報では天気がもってくれそうでしたが、始まる直前からぽつりぽつりと雨が降り出してしまいました。
地鎮祭で雨が降ると「雨降って地固まるといいますし」と言い、天気がよければ「今日は晴天でよかったですね」と挨拶を交わします。
そう、どちらでもいいんです。
これから始まる工事に向けて、安全に良い家が建ちますようにと気持ちのこもった挨拶が神様に出来さえすれば。

しかし、神主さんがなんだかそわそわしています。
お施主さんの用意したお供え物をなんとなくぞんざいに扱い、お祈りする口調も早口です。
そしてひとつひとつの所作がなんとも雑なのです。
あれっ、生憎の空模様だし、早く終わらせようとしていないかな?
挙句の果てには玉串奉奠(玉串をお備えし、柏手をうってお祈りする)をひとりひとりではなく、お施主さんとわれわれ横に並んで一気にやらされる始末です。
これまで何度となく地鎮祭は経験して来ましたが、こんなことは正直はじめてです。

現在、川口のますいいRDRギャラリーで展示している茶室の考案者である藤森照信さんが以前行われていた地鎮祭の映像をなんとなく思い出しました。
藤森さんは日本で指折りの建築史家であり建築家です。
そんな方がどんな地鎮祭をするのかなと思ってみていると、お施主さん、設計者、施工関係者が集まり、円陣を組んで、地面に向かって
「おーーーーーーーー」
と叫ぶのです。
そこには神主さんの姿はありません。
「おーーーーーーーー」
というのは、神主さんが神様を土地にお招きする際の掛け声です。
「ねえ、なんだか繋がった感じがするでしょ。がっはっは。」
と藤森さん。
まさに藤森流セルフ地鎮祭。度肝を抜かれた感じです。

狛江の家は、まずはご夫婦二人で住むコンパクトな家です。

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お施主さんが始めに描いてこられた手書きのスケッチをもとにして、細やかな部分やおさまり、素材選びを丁寧に設計して来ました。
こちらから提案する素材だけではなく、お施主さん自らショールームをいろいろとまわられ、床材やタイル、設備機器、建具に至るまで、ほぼ使用するすべての仕上げ材の現物を見て
その雰囲気や素材感を確認し、それぞれの場所のそれぞれの素材にこだわりました。
中でも一階のリビングダイニングの床はアメリカンブラックチェリーのヘリンボーンという細かなフローリングを魚の骨のような形状に張っていく仕様を採用しています。

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当然、通常のフローリングよりも手間がかかりますし、アメリカンブラックチェリーは高価な材料です。
最初の見積もり提出の際は、全体の予算もオーバーしてしまい、その調整に約二ヶ月間費やしましたが、この部分には一度も減額の手をつけませんでした。
その分、セルフ工事は壁・天井すべての漆喰塗り、キッチンや玄関のタイル貼り、各所塗装等々、膨大な量になってしまいました。
こだわりの部分を大切にする気持ちは共感できますし、自ら選び抜いた材料を出来るところは自分の手で施工することは楽しいと思います。
もちろんお施主さんにとっては初めてのことですので不安もあると思いますが、やると決めたからには僕達も可能な限りバックアップするつもりで意気込んでいます。
何より、私もヘリンボーン施工は初めてで、お施主さん同様その姿を見ることを楽しみにしています。

地鎮祭はこうして半年間丁寧に設計してきた内容が、いよいよ現実のものとなるべく踏み出す最初の一歩です。

神主さん。
あなたにとっては、数ある地鎮祭の何気ない一日かも知れませんが、私たち、ことお施主さんにとっては一生に一度の、そしてこんな思いのこもった大事な日なんです。

その高価な祈祷料でキッチンのタイル貼れちゃいます。
その気持ちを汲んでください、とまでは言いませんが、自分の仕事はきっちりしてください。
 今度からは藤森流、いや「ますいい流セルフ地鎮祭」真剣に考えようかなー。
ともあれ、地鎮祭終了後、まるでドリフでも見たかのように、その様子をおもしろおかしく笑っているお施主さんご夫婦の心の豊かさには救われますし、
きっと良い家が出来上がるだろうなーと思います。

2015/07/03

横浜市東戸塚のマンションリフォームでは、いよいよ大工工事も大詰めをむかえています。
スケルトンリフォームのうえに、床面積も大きな部屋ですので、大工工事も随分時間がかかりました。
今回リフォーム工事をしているマンションは、28階建の21階部分にある一室です。
このくらいの高層マンションになると室内に出てくるコンクリートの柱や梁のサイズも大きく、今回の部屋はLDKの真ん中に85CM角の柱がどーんと存在しています。

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通常の住宅ではもちろんですが、小規模なマンションではここまでの大きさの柱、梁は出てきません。
設計当初からこの柱や梁、またはコンクリートの天井をむき出しにして、建物自体の持つ通常の住宅では体感できないスケール感(構造体の大きさ)を感じれる空間に出来ないか考えていました。
私のすんでいる団地もそうですが、通常はこうした柱はなるべく壁の一部として隠され、梁と一緒にクロスで仕上げられています。
そうすると柱や梁は、ただの壁や天井の出っ張りとしか認識されません。
今回のように解体しコンクリートの塊として現れてくると、それが逆に倉庫のような開放感、いやそれ以上の空間の魅力を生むのではないかと考えています。

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しかしもともとはその柱や梁に天井が貼ってあったり、壁が出来ていたり、クロスが貼ってあったりするので、そもそもボコボコですし、接着剤がついていたり、施工を指示した際の文字が書いてあったりします。
これはこれで、竣工時の工事跡として残しても魅力的な感じはするのですが・・・
あら隠しの塗装するのも何かもったいない感じもするし。
でもこのままだと、床や他の部分がきれいに仕上がってくると浮いてしまうかな?
などと考えながら、現場でぼーっとその柱や梁を眺めていました。

以前、設計施工した木造住宅、鎌倉のリフォームや生田のリフォームでは解体時に現れた古い柱や二階の床を支えるざら板をそのまま化粧で見せています。

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こちらも、当時の印字や釘のあと、柱を彫った跡などボコボコですが、それもこの住宅の歴史と思い、そのまま使っています。
この二件は、新しくつくった部分とそうした古い部分が違和感なく存在する、リフォームならではの奥行きのある住宅になりました。

今回のマンションリフォームのコンクリートの柱、梁・・・
さて、どうしたものか。

2015/07/01

日曜日、ますいいで家を建てようか検討いただいているMさんと一緒に横浜市港北区大倉山に建てた住宅を訪問させていただきました。
一件目は、大倉山の家で二階リビングの吹き抜けとロフトの感じが今回提案させていただいている案のイメージに近く、
二件目のダンススタジオのある住宅は、用途は違いますが一階に店舗併用という共通点があり、ご紹介させていただきました。

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下の写真は以前撮影したダンススタジオのある住宅のリビング(竣工後の様子)

日曜日だというのに、両ご家族とも快くご案内いただき、セルフビルドの際の様子や家作りのこだわりの部分などを直接ご説明いただいた。
出来上がった建物を見ることも十分参考になりますが、ますいいで一緒に家づくりをしたお施主さんから生の声を聞けることが、こんなにも私たちの家作りの本質が客観的に聞ける機会であることを、私自身改めて気づかされた一日でもありました。
それは設計や予算のやり取り、セルフビルドの面白さや大変さ、職人さんの現場での様子やお施主さんとのかかわりなど、面白おかしく、ひとつの物語のよう。
また、こちらが恥ずかしくなるほど、ますいいに頼んでよかったことや褒めていただくこともたくさんで、Mさんからもまるで、さくら(笑)かと思うくらいのプレゼンでしたね、と。

実際に私たちは設計や施工管理をしているときは、目の前のことに無我夢中で、いつも気がつくと「あれよあれよ」という間に竣工を迎えてしまいます。
引渡しの際にはいつも、もっと出来たことがあったんじゃないかな?
とか
あそこはもっとこうしたほうが実は良かったかも・・・
などと考えてしまい、達成感のようなものは80%くらいな感じです。
それはどの物件も同じで、その時もてる力を100%、いや120%出してもいつも同じ思いです。
本気でものづくりをしている人は皆そんなものじゃないかなとか、その思いがモチベーションの持続に繋がるのかな、などと勝手に思っていますが、
今回のような竣工後のお施主さんのお話や大切に使っていただいている様子を見ると、足りなかった達成感や満足度は200%くらいになります。
もちろん目指しますが、完璧な人間がいないように、人がやる以上完璧な仕事なんてないと思いますし、足りない達成感はこうしたコミュニケーションで埋められていくのかもしれません。

2015/06/29

横浜市戸塚区で施工中のマンションリフォームのお施主さんと共にポーターズペイントのワークショップに参加して来ました。

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ポーターズペイントとはオーストラリア発祥の特殊塗料です。
主に室内の壁や天井の仕上げ材ですが、通常の塗料とは異なり、石英や細かい大理石が入っている塗料などがあり、仕上がりの質感を楽しむことが出来ます。
セルフビルドが可能な材料ですが、塗り方によって質感の出し方が違うことやそもそもの塗り方が通常の塗料と異なるため、販売元のNENGOさんがセルフビルドユーザー向けにワークショップを開いています。

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その製造方法も特殊で、様々あるカラーはお客さんからの発注を受けてから、一階の工房で調合し必要な分を缶に詰め替えて、販売しているそうです。
また、その作業がすべて手作業でアナログな感じが、ますいいの家作りと通じる部分があり面白いなあ、と思います。

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ワークショップでは、若い女性スタッフの方が指導、説明、相談にのってくれました。
当日の参加者は私たち含め8人でしたが、実にハキハキとしていて、さりげなく会社の理念などもおり交ぜながらのワークショップ進行は実に見事でした。
聞いてみると、まだ入社一年くらいだそうです。
オフィスの一角にワークショップスペースがあるのですが、他のスタッフやオフィスの雰囲気を見ても、ひとめに、働きやすく、いい会社なんだろうなーと思えます。

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ふと、ますいいでこんなにハキハキと会社の理念や存在意義みたいなものを、お施主さんに対して言えるスタッフいるのかなあ、と。
怪しい・・・
もしかしたら私も。

私は、ますいいは「製図室」のような会社だなと思いますし、そうありたいと思っています。
「製図室」というのは大学にあった建築学科の学生のための部屋です。
他の大学は分りませんが、私の通っていた大学では「製図室」は常に開放されていて、そこに行くといつも誰かいる、サロンのような場所でした。
建築や設計が好きな学生が集まり、熱い建築のトークやたわいない話で盛り上がり、課題提出前にはずっと泊まりこみで図面を描いたり、模型をつくったりしています。
時にはお酒を持ち込んだり、鍋をしたり。(本当はいけなかったかも知れませんが)
勉強なんだか、趣味なんだか、遊びなんだか分らない。
ただし、同じ目標を持った仲間が集まり、わいわいと切磋琢磨しています。

ますいいのスタッフは、よくもまあと思うほど、みんな建築好きです。
休みの日でもセルフビルドにいつの間にか手伝いに出かけていますし、気がつくと建築物や展覧会なんかに足を運んだ話をしています。
そうです、仕事なんだか趣味なんだか、遊びなんだか分らない。
若いスタッフが多くキャラが立っていて、お施主さんにいつもかわいがってもらっています。

まあ、会社の理念や存在意義などをハッキリしゃべれなくてもいいか。
不器用でも、たどたどしくても自分の言葉で建築を語り、建築が好きで、楽しんで仕事をしている雰囲気が周囲の人に伝われば。
なんだか都合のいい話になってしまいました。

2015/06/26

打ち合わせ前の風景。

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東京都東大和市で基本設計中の住宅です。
スケール1/100の小さな模型が並んでいます。
1/100の模型では、建物のボリュームや配置を検討し、周辺環境や周りの住宅とどのような関係性をつくれるかを考えます。
「みなさん、こんにちは。今度こちらでお世話になる〇〇です」
といった感じです。
人もそうですが、建物もその周囲の環境になじまないと居心地が悪いと思います。
まずは謙虚さが重要。
周囲の建物の日射や風の通りなども気にかけながら、その建物自身も気持ちよくが理想です。
むしろ建物が建つことで、周囲の環境もより良くなるような。

今物件の設計は、中村君です。
親子三人の住むコンパクトな住宅。
様々なプラン、ボリュームを検討し並べられた模型はとてもかわいらしいです。
このほかにも、お施主さんにお渡ししている模型が3つあるようです。
基本設計は建物を計画する上で一番大切な部分ですので、お施主さんも設計者も十分納得いくまで、とことんやって欲しいと思います。

2015/06/23

ますいいリビングカンパニー町田分室に待望の看板が出来ました。
早いもので、9月で町田分室は5年目を迎えます。
おかげ様で、毎日忙しくさせていただいている中で、事務所には看板がありませんでした。
ガラス張りの事務所のため、中が丸見えのことや、庭で作業をしていることも多いため、ご近所の人や通りすがりの人にも何をやっている会社かは、きっと分っていただいていると思いますが、おそらく会社名を知っている人はほとんどいなかったにちがいない・・・
日々の忙しさにかまけて、「会社の看板ないけど大丈夫かな?」と頭の片隅にはあったはずですが、あっという間に4年も経ってしまいました。

きっかけは、ひょんなことからです。
川口本社から、現場の足場養生に掛ける会社看板をつくったから取りに来てと。
持って帰ってくると、これが結構立派なものです。
「あれっ、もしかしてこれ分室の看板にもつかえるかも。」
という具合。

しかしあくまでも、足場に引っかける用のものですので、ただの板で自立はしません。
そこで、いつもお世話になっている近所の材木屋さんへ。
「吉川さーん(番頭さん)、看板立てようと思うんですが、何か杭みたいなものないですかー。」
いつもの、たかりである。
「うーーん。裏に檜の丸太があるから使っていいよー。」
長さ2Mほどの皮付きの丸太です。
「こんな立派なのいいんですかー」
といいながら、適当に6本ばかり拝借。

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これで素材は揃いました。
あとは、どう料理するかです。
まずは、檜の皮をむき、並べてみます。
「やっぱり、丸太は積み上げるべきでしょう。ログハウスの壁のように。そこに看板を張っては?」
「普通に二本立てて、看板をつけてもつまらないから、6本並べて立ててみては?」
などとスタディーしますが、スタイリッシュな看板と丸太のざっくり感がどうもしっくりきません。

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あーでもない、こーでもないと。
結局看板はアルミのL型でフレームで補強し、丸太を転がしてささえることに。
イメージはフォトスタンド。

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あんまり、こんな事務所看板見たことないね。まあ、うちらしくていいでしょ。とこんな感じです。
出来てみると単純な看板ですが、やはり物づくりは楽しいです。
はじめは堤君と二人でやっていましたが、いつの間にか図面を書いていた二人も出てきて、最後はみんなで作業に。
なんだか、出来た達成感と適度な疲労感から、最後は斜向かいの焼き鳥屋さんで打ち上げまでしてしまいました。

「交差点で何かやってたね」
焼き鳥屋のおばちゃん。
「うちにも、とうとう看板が出来たんです。」
少しの気恥ずかしさと同時に、なんだか身の引き締まる思いです。

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2015/06/21

世田谷区尾山台の現場では、リビングのフローリング貼り工事が行われています。

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写真のシルバーの部分は温水型ガス床暖房です。
今回はリビングに床暖房を設置しているために、仕上げフローリングは複合フローリングと呼ばれる、木の積層材の上に薄く削られた無垢材を貼っているフローリングを使用しています。
床暖房の場合、熱によって仕上げ材に影響が出るために、ますいいのお施主さんが良く好まれる、さわりごこちがやわらかく、温かみのある杉やパインなどの針葉樹系のフローリングの仕様は難しくなります。
もちろん無垢材のフローリングでも使用できるものはありますが、一部の広葉樹系のフローリングのため、たいへん高価なものになってしまいます。
今回はアッシュの複合フローリングを使用していますが、表面の2mmが無垢の部分になっていて、このくらいの厚さがあると、貼り終わった際の表情や肌触りはほとんど無垢材と変わりません。

また、事務所では担当の堤君がスケール1/30のリビングの部分模型を作っています。

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そう、もう既に工事中なのにまだ模型をつくっているのです。
設計は着工までにすべて完了するのではないの?と一般的には思われるかもしれません。
もちろん、平面の計画や大きな部分は、着工までにすべて図面を書き上げ方向性は確定しています。
しかし、私たちの家作りは、あまり既製品を使用せず、ほとんどが手作りです。
ひとつひとつ、詳細な部分を検討し、この部分をすっきりと見せるためには、、、ここはもうちょっと出したほうがかっこよくない、、、
などといいながら、大工さんが作り出す直前まで、ああだ、こうだと検討しています。

今回は、リビング正面の壁にはお施主さんがお持ちの階段ダンスが置かれる為に、その重厚感ゆえにそこだけ浮いてしまわないように奥面を濃く色をつけてはどうかとか、
リビングの一角にあるサンルームには天井に木を貼ると、繋がっていながらも別の雰囲気の場所にできるかも。
などと、ご要望もないのに勝手に模型をつくってプレゼンの準備です。

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こうした検討が、住宅により奥行きを与えてくれると信じていますが、毎回、毎回文句も言わず、それに付き合ってくれる大工さんには本当に頭があがりません。

2015/06/16

まだ6月なのに、じとじとと暑い日が続きます。
世間では衣替えシーズンです。
人に衣替えがあるのなら、建物にだって衣替えがあったっていいじゃないか、ということで町田分室の事務所も衣替えをしました。
事務所の南面は、道路(歩道)を行きかう人から事務所の雰囲気を感じてもらえるようにと、ほぼ半分の面積がガラス面になっています。
しかしその窓面から、この時期から夏にかけ直射日光が入ってきて、床のコンクリート土間を暖め、室内の温度がぐんぐん上昇してゆきます。
そこで今年は、日射をさえぎるために南面全面にすだれをかけました。

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また事務所の南北面ともに、1.8M×2.2Mのセメント版でつくった扉が2箇所引き戸になっています。
全開口すると事務所内がまるで外部空間のようになり、風も通って気持ちよいのですが、さすがに歩道からの距離も近く丸見えで恥かしい。
すだれはちょうど良い目隠しにもなってくれます。

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1.7M×1.8Mのすだれを5枚。
近所のホームセンターで一枚1700円×5枚、しめて8500円です。
これで、夏のエアコンの使用量が半分くらいになってくれたら、かなりエコロジーなんですが。
実験です。
何より、すだれは見た目に涼しく、気持ちよく仕事が出来そうです。
そして、通りすがりの人にとっても涼を感じる風景となってくれるといいなと思います。

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2015/06/15

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どこの小料理屋さん??
ではありません。
昨年末に竣工した、世田谷区砧の家での餃子パーティーに呼んでいただきました。
引渡しから半年、春を迎えデッキの植栽も植えられました。

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素敵な小物達も飾られ、訪れるたびにどんどん心地よい空間になっていきます。

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設計や施工当時は、寡黙に遊んでいた弟のもっちゃんが、いろんなおしゃべりをしてくれるようになり、お兄ちゃんのみっくんはピアノの演奏をしてくれました。
たった半年しか経っていないのに、子供の成長は本当に早いなーと思います。

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ますいいからは、たこ焼き道具を勝手に持ち込み、中村、関野の関西コンビがたこ焼きを披露しました。
子供達も興味津々です。

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みんなの見ている先は

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プロジェクターで漆喰の壁に映画を映しています。
音もスピーカーにつながれ、シアタールームのようです。
羨ましい。

砧の家の奥さんは、以前、建築雑誌のライターをされており、ますいい本社を取材していただいたこともあるそうで、増井とは「ますいい」を始めた時からのお付き合いです。
「他にも多くの建築家や工務店もご存知の中、どうしてうちに頼んでいただいたのですか?」とずっと気になっていた質問を。
予算の問題もあるけれど、旦那さんは建築家の方には、自由に注文を言えないイメージがあったとのこと。
奥さんは、工務店の設計は、いまひとつ面白みにかけるところがあると。
まとめると、「ますいい」がちょうどいいバランスだったということかなと。

住宅は住むための人のものです。いくら私たちががんばって良い家になっても、当然ですが私たちのものにはなりません。
お施主さんとこれからの生活や住宅について話し合い、時には一緒に作業をしたりしながら作り上げていく。
設計だけではなく、つくる過程も含めて家作りだと考えていますし、そんな家づくりを一緒に楽しみたいと思っています。
その上で、設計だって建築家にも負けたくないなと思います。
目指す山は高いな、そんな気持ちになりました。

Kさん遅くまで楽しい時間をありがとうございました。

2015/06/12

床材や家具材に着色する際は、実際に使っている材料に塗装をし、サンプルをつくります。
木部に塗装する場合は、着色する色が同じであっても、木本来の持っている色によって仕上がりは変わってきます。

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写真手前は、横浜市戸塚区で行っているマンションリフォームに貼っているパインフローリングです。
お施主さんと話し、パインの白いきれいな仕上がりが、もう少し深みのあるあめ色に出来ないかとなりました。
塗装をする場合、はじめから濃い色を塗装してしまうと、いかにも塗りましたという感じになってしまい、あざとくなってしまうこともあるので、今回は柿渋をご提案しようと思います。
柿渋は日本の伝統的な天然塗料・染料です。
渋味の強い(タンニンの多い)渋柿の青い果実を搾汁し、長期間熟成させたもので、腐食、消耗、防水効果があります。
また、タンニンが酸化し、徐々に赤み帯びてきます。
柿渋の程よい赤みと、無垢の床材ならではの経年変化によって、使っているうちに深みのある、あめ色になってゆく計画です。

奥の黒色は、大倉山の外部木製パーゴラのサンプルです。
こちらは外部なので紫外線と雨による腐食防止のため、濃い色で仕上げ、エントランス前のアクセントになるように考えています。

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