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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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田村和也雑想

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2015/12/09

東京都世田谷区砧の家に一年点検へ。
一年点検へ行くたびに、一年なんてあっと言う間だなと思う今日この頃。

建物に変化がないか、ぐるぐると家を見回っていると
ちょうど昨年の寒い時期に、内装仕上げのセルフ工事の追い込みしてたなー、
その頃、ぎっくり腰になってしまい、使いものにならなくなってたナー、
そんなことを思い出します。

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庭には、目隠し用にシマトネリコが植えられ、

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室内はクリスマスモードになっていました。
手作りでつくられたという飾りも多く、なんとも素敵な空間になっています。

写真に写っている次男のもっちゃんは、割り箸でつくったゴム鉄砲に夢中です。
週末、おじいちゃんが遊びに来て
「最近の子供達は、遊び道具を自分達で作れることをしらない」
といって一緒につくってくれたという。

「子供達がまだ小さいこの時期に家づくりができてよかったです。
 これまで暮らしていたマンションでは考えられないほど、子供達といろんなことが出来るんです。」

「引っ越してから、キッチンが快適すぎて夫婦そろってのお酒の量が増えちゃいました。笑」

等など、いろんなお話をうかがえて
点検というよりお茶を飲みに行ったようになってしまいました。

2015/12/07

なんだか良い風景だったので、思わず写真を撮ってしまいました。

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お施主さんとの打ち合わせ後の事務所駐車場裏。
どんぐりを拾っています。
子供達はどんぐり大好きです。
大量に落ちて転がっていたどんぐりも、お施主さんや近所の子供達がち拾っていき、いつの間にか少なくなっています。

紅葉、落ち葉、どんぐり、枕木、
何気ない駐車場裏が、この季節になるとなんとも魅力的な空間にはやがわりです。

2015/12/05

東京都狛江市の現場で、養生はがしを行いました。
養生はがしとは、工事中に床や壁、家具などが傷つかないように貼っているカバーをはずすことです。
それは、今まで隠れていた床や家具、壁が見えてきて、一気に竣工へと向けてステップアップする瞬間でもあります。
お施主さんが初めて事務所に来られてから一年近く、ようやくここまで来たかーと私たちも感慨深くなってしまいます。

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この住宅でよく口にされていたキーワードは「懐かしさ」。
正直、「懐かしさ」をデザインするなんて、最初は難しくてよくわからなかったです。
今でもよくわかりませんが。
これといった基準があるわけでも、アンティークなものを使えばいいという単純なものでもない気がしますし。
人それぞれの気持ちの感じ方のような気もします。

しかし写真で伝わるかどうかはわかりませんが、養生をはがしてみて室内を見渡してみると、確かに感じるんです。
「懐かしさ」

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それは、お施主さんがこだわって床材やタイル、建具や取っ手、その中のアクリルガラス部分、スイッチプレートにいたるまで、徹底的に選び抜いたこと。
その気持ちに答えて、設計・現場を担当した中村君が細かな部分の取り合いや納まりを一生懸命考えたこと。
一緒になってセルフビルドをがんばったこと。

決して奇抜な家ではないけれど、そうした思いの集積がこの住宅にあるなんともいえない心地よい雰囲気をつくりだしているのだと思います。
そこに僕達はなんとなく「懐かしさ」のようなものを感じているのかもしれません。


2015/12/03

調布市小島町の家の竣工写真撮影を行いました。

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竣工写真といっても引渡しをしたのは3月末、そこから半年以上経っての撮影となりました。
というのも、引渡し・引越しのときの状態はこんな感じ。

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まるで工事中、内装の壁仕上げ工事が一切行われていません。
外壁の板張り工事や内装のタイル貼り工事など大量のセルフビルドを行ったこの家では、住んでからでも行える内装工事は後回し。
お子さんの学校の関係で、3月中に引越しをしなければならず、まずは出来るところから。

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しかし私も引渡しのときに、一切壁の仕上げが行われていない現場は初めて。
本当に住みながら仕上げなんて出来るんだろうか。
引越しの荷物整理などもあるのに・・・
との心配顔をよそに、お施主さんは「大丈夫ですよ」とニコニコ顔。

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いやー、本当にできあがりましたねー。
そして、写真でも伝わるほどに温かみがあり、楽しげな素敵な場所になりました。
まさに、お施主さんの人柄そのままの空間です。

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写真撮影は現場を担当した堤君。
引渡し前は、休日返上でお施主さんと一緒になってセルフ工事を手伝っていました。
こちらも思いのこもったいい写真が撮れています。

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2015/12/01

町田分室では、毎朝30分間の掃除をしている。
事務所は、外壁の一間おきにガラス張りとなっており、横の歩道を歩く人や近所の人からは中が丸見えです。
そう、事務所内や庭が荒れていると、この事務所大丈夫かな?とご近所さんに心配されそうな感じのつくりです。
そんな訳でスタッフには申し訳ないが、始業の30分前に集合し、半年前くらいから始めています。
その代わりといってはなんですが、集中して仕事をして夜はなるべく早く帰ろうと。
なかなか、思うようにはいかないことが多いですが。

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そんなか、先日読んだある本で建築家の大野勝彦さんがおっしゃっていたという、こんな文章が紹介されていました。

「町の工務店は町の掃除をしろ。朝ちょっと箒で掃いて、通りかかる人たちが
『いつも町の掃除をしてくれてありがとう。』
という風になればいい。
大きな企業になると、間接経費をたくさんかけても出来ないコミュニケーションが、毎朝掃除をするだけで出来るじゃないか。
(略)
その町で仕事をしているのだから、対価はないけれども、町でそういうことをしていることが仕事全体の流れの中に位置づいている。
そこに地域の工務店の強みがあるのに誰もきづいていない」

一見、そのような行為が新しい仕事につながるよ。
というような文章に読めるが、僕はこの言葉は公共性の話をしているのだと思う。

分室をはじめた頃、通りがかりのおじいさんがスタッフに
「毎年春になるとここに生えていた桜の木を見ることが楽しみだったのに切ってしまったのですね。」
とさみしそうに声をかけたという。

それは、町田事務所を建てた土地に、以前あった桜の木の話。
当初は残そうと計画して工事を始めたが、基礎工事をしているときに思ったより根がひろがっていて倒してしまった。
当時は、あちゃー、しょーがないかというくらいの気持ちだったが、
おじいさんのお話を聞いたときは、なんだかものすごく申し訳ない気持ちになったことを覚えている。

つまり、僕達のできる公共性とはそんなこと。
工務店も住宅も庭木でさえも、自分達だけのものではなく、町の一部であるということ。
そうしたコミュニケーションの中に僕達の生活や仕事があるということ。
そうした気持ちや行為によって豊かな町がつくられていくということ。

なんだと思います。

2015/11/27

川口本社へ。
今日は以前から何度かご紹介している、2016年5月に川口市立アートギャラリー・アトリアと7月に相模原市民ギャラリーで行う、ますいいリビングカンパニー設立21周年記念展示の全体打ち合わせです。
これまで川口メンバーで考えていた展示プロジェクト案と町田分室で考えていた案の発表と意見交換、今後に向けてのすり合わせを行いました。

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現場や打ち合わせの都合で全員参加とはいきませんが、10人参加で会議。
これまで、川口で考えていた案と町田で考えていた案は全く別々、その内容もほとんど知らずに進めていましたが、
さすがに同じ会社に、同じような目的をもって集まった仲間達、
なんだかんだで同じような方向性のものを考えていました。
川口案、町田案を組み合わせると広がりが生まれそうなプロジェクトが2つ出来上がりました。
チームも川口スタッフと町田スタッフが混ざり合い、
日常業務では、同じプロジェクトを一緒に進めることのないメンバー編成となりました。
これはお互いに良い刺激になりそうです。

僕がしみじみとするのも変な話ですが、ますいいも僕が参加した頃に比べると、人数も増え、町田分室もできて少しづつですが組織のようになって来ました。
しかし、こうしてみんな集まって話をしているとあの頃のままだなーと思います。
建築好きの人たちが集まって、ワイワイと設計して現場に行って、時には職人さんに怒られて。。。
なんだか学生時代の延長。よい意味で。
そんな楽しさが、家を建てようとするお施主さんにも伝わるような、
お施主さんも一緒にワイワイ家がつくれるような
そんな環境がますいいらしさ、これからも変わってはいけない重要なところではないかと思います。

2015/11/24

オープンハウスに行ってきました。
オープンハウスとは、住宅の新築披露会のようなものです。
今回、お邪魔したのは設計事務所designSUの白須さんが川崎に設計した住宅です。
白須さんとは今回はじめてお会いしたのですが、卒業した大学の先輩ということもあり、間接的な知り合いも少小、お噂もちょこちょこ。
さてその住宅はというと、新築住宅の立ち並ぶ高台に造成された住宅地の一角にありながら、南側に竹やぶ、西側には畑の広がる気持ちの良いロケーションにかわいらしいボリュームでちょこんと建っていました。 IMG_1743.JPG 中にいらっしゃったお施主さんに話を聞いてみると、緑豊かなロケーションを探して土地探しには2年間を費やしたということです。 そんな敷地に敬意をはらうと設計者は表現し、二階のLDKは南、西、北にぐるりと腰壁がまわり、上部はすべて連窓となっています。 IMG_1750.JPG IMG_1745のコピー.jpg IMG_1749.JPG ポイントは南の竹やぶ、視界の広がる畑のここちよい南西だけに開くのではなく、隣家の迫る北側にもおもいっきりオープンなこと。
ある意味、設計者の居直りのようでもありますが、この周囲の雑居感が、視界的にも精神的にも内と外、こちらとあちらの境界をあいまいにさせ、なんとも言えない奥行きを出しています。

南側の竹やぶは、地主さんの裏庭となっていてその足元には先祖代々のお墓がいくつか並んでいました。
それは、都会の住宅地にはめずらしい光景ですが、僕の育ったような田舎ではたまに目にします。
そもそも、私の実家のような田舎の住宅には仏間という仏様の帰ってくる場所があったり、なんとも暗くじめっとしたお化けが住んでいそうな子供心には近づきたくないような部屋がいくつかありました。
そう、私にとっての住宅とは、ただ家族の住む場所ではなくそんな雑多なものたちの集合体のイメージです。
ツルツルぴかぴかでどの部屋も明るくすべてがフラットないわゆる雑誌に出てくるような建築家のサクヒンではありません。

そうした意味で今回見学させていただいた家は、そんな住宅作品達に一石投じているような気がします。
一見、白く塗られた内部の壁と南の緑とのコントラストは芸術作品のようにきれいですが、でも竹やぶって本当はなんだか不気味で怖くないですか。
でもそこがなんだか魅力的。
そして、生産、生命力を感じる美しい畑、恐ろしくぶっきらぼうな建売住宅の北側外壁。
まさかこんなに毎日眺められることになるとは夢にも思っていなかったでしょう。

ローコストな小住宅。
それでも周囲の環境を読み取り、うまく取り込むとこれだけ奥行きのある場所が作れるのかとよい勉強になりました。
なんだか失礼な文章になってしまった気がしますが。。。

2015/11/19

4月に竣工した、東京都杉並区天沼の家へ。
今日は、雑誌「すまいの設計」の撮影・取材の立会いです。
本当にたまたまですが、なんと、一月に発売される3・4月号に川口本社で行った新築と今回の町田分室で行ったリフォームの二物件が同時に掲載いただけることになりました。

天沼の家は、東京ガスの主宰するOZONEの家づくりサポート紹介コースからのご紹介物件ということもあり、ozoneから3名、編集者、ライター、カメラマン、そしてますいいから私と担当した中村君の総勢8名でお邪魔し、にぎやかで楽しい取材・撮影となりました。

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前日の天気予報では、曇りのち雨でしたが、外観撮影の時には晴れ間ものぞき、とてもラッキー。

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こうした雑誌に掲載いただくことは、私たちの家づくりをより多くの人に知っていただける機会です。
それと同時に竣工後、しばらくして家づくりを一緒に進めたお施主さんや、ご紹介いただいたOZONEの方々、雑誌社の皆さんから色々な感想やコメントを頂き、取材をされていく中で、客観的に家づくりを振り返ることの出来るすごく良い機会になります。

そして今だから話せる裏話も。
ozoneの紹介コースとはいえ、はじめお施主さんに紹介されたのは、設計事務所2社、工務店2社の4社競合であったこと。
その中で、なぜ、ますいいを選んでいただけたのか。
最後、設計事務所一社とますいいのどちらにするか、お施主さんが悩んでいたときに、
「解体してみないとわからない臨機応変さの求められるリフォームということや予算のことを考えると、設計にも力を入れながら、見積もり・施工まで面倒を見てくれる、ますいいさんがいいと思いますよ」
というOZONE担当者の方からの、ありがたい、ますいいプッシュがあったことも。
もちろん、状況が違えば逆の結果になることもあるとおもいますし、コーディネーターとしての立場からプロの目で、冷静な判断なのだとおもいます。
そして家づくりのパートナー選定で一番重要なことは、設計者や施工会社とお施主さんとの相性であり、家づくりの様々なケースを見てきて、コーディネートしている方のアドバイスは大変貴重なのだとおもいます。
なんせ、みなさん初めての家づくりの方々ばかりですから。
おおきな買い物ですし、専門的でわからないことばかり、心配なこともいっぱいありますし、基本的に営業している人はいいことしか言わないですからねー。

まあ、そんな話がいっぱい飛び交い、一軒の家のリフォームの中に、私たちの考えや思いの他にも、こんな色々な方達の考えや思いがこめられているんだということも改めて感じられました。
そして、そうした家だからこそ、素敵な家が完成し、大切に楽しくつかっていただけるんだろうと。

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お施主さんが足と天板をバラバラに購入し、組み立てたローテーブルとアンティークショップで買ったという子供用椅子。
窓辺にも素敵な小物が並べられ、家の雰囲気に良く合っています。

2015/11/17

東京都狛江の家のセルフビルドをお手伝いしてきました。
現場の状況は外部足場がはずされ、内装のセルフビルドが着々と進んでいる感じです。

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狛江の家のセルフビルドは、内装すべての壁、天井の漆喰、キッチン床・壁、玄関床のタイル工事と盛りだくさん。
お休みのたびに、お施主さんは現場に来られ、キッチンのタイル工事、漆喰壁の下地処理を進めていただいています。
下地処理とは、内壁に貼られた石膏ボードの継ぎ目やビスを打った跡をパテと呼ばれる粘土のようなもので平らに埋めていくことです。
下の写真の線や点のようになっている部分ですが、これが平らになっていないと漆喰を塗ってもきれいに仕上がりません。
漆喰セルフビルドというと、コテで漆喰を塗っていくだけの作業のように思われがちですが、この地味でたいへんな作業がかなり重要です。
下の写真は、最後、紙やすりで仕上げているところ。
丁寧にきれいにやっていただけました。

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セルフビルドの量も多く大変だと思いますが、
「日に日にわが家が出来上がってきて、本当に楽しい毎日です」
とうれしいお言葉も。
この住宅では、お施主さんのがんばりによってセルフビルドでコストを落とせた分、フローリングやタイルの素材にはこだわっています。
養生がはがされ、それらが見えてくる日が待ち遠しく感じられます。

2015/11/12

来年の5月に川口市のアトリアギャラリーと8月に相模原市民ギャラリーでますいい21周年記念展示を計画しています。
ますいいのこれまでの歩み(作品展示)やこれからの工務店としてのあり方や取り組みを展示予定です。
町田分室では、ワークショップ・セルフビルドを紹介するコーナーとこれからのますいいプロジェクト案を担当することになりました。

とはいえ、いきなりこれからの建築みたいなものが、ぱっと思いつくはずもありません。
まずは分室のスタッフそれぞれが、日頃こんなこと出来ないかなとか、こんな仕組みがあったらいいなと思っていることや、単純にこんな建築つくりたい、
最近見たり聞いたりした、面白い事例など出し合うことにしました。

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どんなかたちにアウトプットされるか全然検討もつかないものから、なんとなくかたちになりそうなものまで、ざっくばらんにいろいろな意見が出てきました。
どれも夢物語のようですが、普段の実施の仕事におわれていると、なかなかこんな話をじっくりする機会はありません。
実務をやる上で窮屈に思っていることや、なんだか当たり前に思われている物のつくり方や制度みたいなものの視点をかえれるような提案が出来たらいいなと考えています。

はっきり言って、ますいいのような小規模な会社が公のギャラリーを借りて、しかも巡回展をするなんて話は他では聞いたこともなく、私自身びっくりしましたが、
大げさに言うとこれからの建築、工務店のありかたは何かをみんなで考え、ひとつのものを作り上げる良い機会になっているような気がします。
展示の内容もそうですが、これをきっかけに少しでも会社や私たち自身がステップアップできれば、今回のプロジェクトは成功なんだろうなと思います。


2015/11/09

横浜市泉区で住宅の設計をしています。

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設計をしていると言っても、実はこの住宅のプランはクライアントの奥さんが描いたもので進めています。
当初、相談に来ていただいた時から、こんな感じの家がいいんです、とスケッチをご持参。
このプランが、なかなかにいいんです。

とりあえず最初は、私たちもプランをとご要望を伺ってつくってみたのですが、
「うーーん」奥さんのプランの方がいいですね。という感じ。
その後も、打ち合わせの際には、やっぱりこの方が使いやすそうなので、変えてみました。
とどんどんブラッシュアップされて、結局、奥さんがプランをつくりあげてしまいました。
私たちはというと、構造のことを考えるとこっちのほうがいいですよとか、このほうがスッキリ屋根が組めますよとか、専門的なアドバイスを行っていく、赤ペン先生のようです。

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出来上がった、内観はこんな感じです。
キッチン部分は土間になって一段下がり、立って作業するキッチンと座ってくつろぐ居間部分の目線が合うように計画され、段差を利用しておかれたテーブルを居間側から使うと掘りごたつのようになっています。
またリビング奥は、階段と二階の廊下部分をつなぐ吹き抜け空間となり、採光と風の抜け道になっています。
完全にプロ顔負けです。
ちなみに奥さんは、全くの素人です。

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写真の上は、美術部に入っているという中学生のお嬢さんが、描いた造作キッチンのスケッチ。
「うまい・・・助かります!って感じです」

そして鉄を扱えるご主人には、階段の鉄骨ササラと造作キッチンのステンレス天板を造ってもらおうかと。
なんだか、今までにない家づくりになりそうです。
そして、自分の家は自分達で考え、できることは自分達の手で、といった理想的な家づくりのような気がします。

2015/11/05

リビング・デザインセンター・オゾンで行われていた、OZONE HOUSE MEETINGに行って来ました。

難波和彦×ニチハ
安東陽子×三協アルミ
伊礼智×タニタハウジングウェア
松村秀一

松村さん以外は、建築部材メーカーと建築家、デザイナーの対談形式の4部構成となっていました。
夕方から、同じくオゾンの登録工務店・建築家を集めた年度報告会・懇親会もあったため、一日中オゾンの中に。
さすがに疲れましたが、実りのある一日になりました。

第一部の建築家の難波和彦さんは、当時、私の通っていた大学の教授をしていました。
建築のことなど何もわからず、ただただデザインという言葉にあこがれて、建築学科に進んだ先で行われていた先生の講義はとても刺激的で、
その奥深さに大きな期待と不安をもったことを今でも思い出します。
なんだか、久しぶりにお話を聞いているとその頃の懐かしい気持ちになりますし、私が今でも建築の設計の仕事をしている礎はあの頃にあり、先生には大きな影響を受けていると思います。

今回の公演の中で一番印象に残ったのは松村秀一さんのお話でした。

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僕の要約が間違っていなければ、大量生産、大量消費の時代が終わりに向かい、建築のつくり方からイノベーションしていかないといけない時代が来ているし、その方向に動き出してきているということだと思います。
それは、いわゆる建築の意匠やデザインの話だけではなく、部材や製品の流通や職人の人手不足の問題、町や建築のストックの問題などなど、そうした変わりつつある世の中、人の考え方の中で、いかにこれからの建築をつくる仕組みを形成していくかという話。
ますいいも、クライアント参加型の家づくりやセルフビルドなどの取り組みの中で片足を突っ込みながらも、なかなか踏み込めない難しい問題ですが、設計・施工監理をしている工務店だからこそ出来ることもいっぱいあるようにおもいます。

今回行われたシンポジウムに参加した企業も、建築家やデザイナーとコラボした商品をつくったり、コンペを企画したりとある種の豊かさや独自性を求めて、これからの方向性を模索しているのだと思います。

2015/11/03

東京都八王子市で住宅を計画中のお施主さんと一緒に、大倉山の家を訪れました。

先日、増井さんが日記で詳しく書いていましたが、ますいいにはモデルハウスやショールームみたいなものはありません。
これといった営業、広告活動もしていません。
それは、そうしたものの建設や維持、活動に費用をかけず、クライントの予算を純粋に自身の建築費にあてられるよう考えているからです。
しかし、それはこれから家を建てようと思っているクライントにとっては不安要素かもしれません。
ますいいは、クライアントと一緒に考え、時にはセルフビルドなど一緒に体を動かしながら世界にひとつだけの家を造っていきます。

でも、自分達の望む家って何だろう、本当にセルフビルドなんてやって家は建つのだろうか?
そもそもそんなこと、自分達に出来るだろうか?
自由設計というけれど、すべて自分達で決めるのは無理なのでは??
家づくりは、ほとんどの方がはじめてです。
考えれば考えるほど、不安になる気持ちはわかります。

「完成した住宅のお施主さんのお話を聞いてみたい。」
今回はそんなご要望を頂き、完成してちょうど一年になる大倉山の家にお邪魔して来ました。

そーですよね、ますいいと一緒に家づくりをした、先輩達に話を聞くことが一番参考になりますよね。
ますいいのような家づくりをしていると、家のかたちや使う素材は、それぞれです。
しかし、家づくりの進め方や考え方はどの住宅も一貫しています。
完成した家を見てもらうことももちろん参考になりますが、やはりクライアント同士話していただくことが一番参考になると思います。

そんな訳で、大倉山の家のお施主さんに家づくりで不安だったこと、予算やセルフビルド、設計や工期、実際に住んでみて感じること等々、
もちろん、良かったところもたくさん。さっくばらんにいろいろなお話をしていただきました。
これから家づくりに取り組むクライアントにとってはもちろん、僕達も聞いたことのない思いや裏話まで、なんだか家づくりを終えてある意味客観的な気持ちで聞けて、こちらもとっても勉強になりました。

そしてその後、お礼という訳ではないのですが、一年経って少しはげてきたデッキの塗装をお手伝い。

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仕上げは、長男のコウちゃんもお手伝いして、きれいに完成。

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大人たちが集まり、体をくねくねさせていると思ったら

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マリオカート大会が始まり、最後は食事までご馳走になって、結局、休日のような楽しい一日になってしまいました。

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2015/10/30

建築現場では、いつも大量のゴミが出てきます。
材料を保護している養生材や材料を切り回して出た端材など、など。
私たちは、現場から出たゴミを事務所に下げてきて、分別をし、産廃屋さんへ運びます。
作業をしていると、いつもこのゴミを少しでも減らせないかと考えてしまいます。
まだ使えそうな少量の余ったタイルやフローリング材、合板の切れ端など、捨てるのがもったいない気がして倉庫にとって置くこともあるのですが
大抵は倉庫の場所をとるだけで、使い道がなく年末の大掃除で捨てるのがオチです。
そんな中、そうした端材や余り材を少しでも有効活用できないかと、余り材を入れておくBOXをつくって入れて置き、近所の人たちに配っています。

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建築現場ではゴミになってしまうそうした材料も、近所の人達にとってはちょっとした工作の材料になるようで、木工事終盤など、BOXいっぱいに入れておいても
次の日の朝には、ほとんど空になっています。
捨てるとなると費用がかかるそうした材料を有意義に使ってもらい、私たちにとっても近所のセルフビルダー達にとっても一石二鳥です。

先日、近所のおじさんがいきなり事務所を訪れて、いつも木をもらって申し訳ないから、仕事の休憩にと茶菓子をもってきてくれました。

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そー言えば、やり始めた頃には、焼き芋屋さんが燃料がなくなったからもらいますと言って焼き芋をくれたこともありました。
こんなちょっとしたことが、ご近所さんとのコミュニケーションとなり、少しづつでも私たちの活動が地域に根付いていくとうれしーなーとおもいます。

 

2015/10/27

東京都国分寺市本多の家に、一年点検及び一周年パーティーに呼んでいただきました。

日々の生活に追われていると一年なんてあっと言う間ですが、こうして久しぶりに訪れると、時の流れを感じます。
竣工前にみんなで枕木を並べ、砂利を敷き、セルフビルドでつくったアプローチも、
植栽が成長し、人を招きいれる空間としてとても良い雰囲気になっています。

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設計時、よちよち歩きだったタロちゃんも弟が生まれ、すっかりお兄ちゃんになっていました。

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相変わらず人見知りもせず、良くしゃべり、楽しく遊んでくれます。

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家のほうは大きな変化もなく良好で、床のパインフローリングや化粧で表しにした柱、梁などがだんだんと焼けてきて、いい感じのあめ色になってきました。
新築時には予算の都合上、後回しにした書斎のテーブルや本棚製作のお話もあり、
まだまだ一年、だんだんと家の方もお施主さん色に育っていきます。

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