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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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田村和也雑想

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2016/10/03

東京都世田谷区喜多見の家が竣工をむかえました。

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毎回のことですが、竣工をむかえ、完成写真を眺めていると設計当時のことや工事中の出来事を懐かしく思い出します。
喜多見の家のお施主さんは、当初、他の設計事務所さんでお話を進めていました。
初めて、ますいいに来られた時には、既に図面も、本見積もりも出来上がっているというお話でした。
そして設計図は気に入っておられると。
では、何が問題だったのか?

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それは、お施主さんの話を聞いているとひとえに、細かい部分の説明、コミュニケーション不足だとわかります。
一言コミュニケーションと言っても、お施主さんとのコミュニケーションだけではなく、設計者、営業をする人、積算をする人、工事を監督する人と通常分野分けしている社内体制の中でのコミュニケーションも含まれます。
設計者には伝わっていても積算する人には伝わってない、営業の人には言ったのに・・・
ひとつひとつは小さなことでも、それが積み重なると、大きな問題につながってきます。

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ますいいでは、そうした社内体制をシンプルにするために、設計・施工を行う工務店として、設計・積算・現場管理とすべて担当の人間が行っています。
実際に建物をつくる職人さんとも常に一対一、直接のやり取りをしています。
とはいえ、こうした問題はもちろん他人事ではありません。
住宅という建築物の中では小さなものでさえ、本当に多くのことを決め、多くのことを話し合いながら作り上げていきます。
設計期間半年、工事期間半年という決して短くない時間の中で、重要なことからくだらない世間話まで、本当にたくさんのことを話します。
その一つ一つの積み重ねが、信頼となってお互いに満足のいく家が出来上がるのだと思います。

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喜多見の家のお施主さんは、満足のいく家ができたのだろうか。
僕たちに頼んでよかったと思っていただける家づくりができたのだろうか。
どの物件でも竣工の際は、そんなことを考えてしまいます。

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今回も内装漆喰や塗装など、多くのセルフビルド工事を行いました。
終盤は忙しい会社の合間を縫ってご主人が壁を塗りに現場に来られます。
週末は、お子さんも含め家族全員で現場に来れれます。
本当に終わるのかなと途中、僕でさえ心配になった大量のセルフビルドを現場を担当した関野さんと一緒になって、とうとう仕上げました。

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おかげで、内装の壁、天井はすべて漆喰、床は無垢の杉フローリングなどすべてが自然素材の気持ちの良い家が出来上がりました。
リビングの壁や子供室の壁はアクセントに色をつけ、室内に奥行きが感じられます。

手のついていない外構工事などまだまだやることはありますが、ひとまずここでお引越しです。
これからも長い付き合いをさせていただけそうでが、まずは新しい家を楽しんで欲しいなと思います。

2016/09/08

横浜市泉区の家の完成写真を撮影しました。
撮影者は、現場管理を担当した中村君。
なかなかきれいに撮れています。

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泉区の家の基本設計は実は奥さんがされています。
建築関係の仕事をしていた、などではなく全くの素人です。
設計当初より、シングルラインの簡単な図面とイメージ写真をお持ちになり、
こんな家がいいんですがと。
僕たちもいくつか案を提案したのですが、
なんだか奥さんの図面が一番しっくりきますね・・・
なんて会話をしながら、構造的なアドバイスや窓の配置・建物のボリュームなどの提案を。
奥さんにはきっとこれから暮らしてゆく場所に対する、しっかりとしたイメージがあったのだと思います。
完成写真を見ながら、そのイメージに近づけたのかなー、超えられたかなーとなんとなくこれまでのやり取りを思い返してしみじみしてしまいます。

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二階の個室。
羽目板を白く塗装している写真を持ってこられ、こんな感じにしたいのですがと。
羽目板で天井を貼ると、それなりの金額になってしまいますので、白く塗装してしまうならば、
リーズナブルなラワン合板、いわゆるコンパネを細く切って、羽目板風にしてはどうかと。

「天井が貼れました」という話を聞いて、現場に行ってみると、なんと・・・
大工さんが気を利かせ、赤っぽいものと黒っぽいものと色身の違うコンパネを交互に貼っているではありませんか。
それが、なんともかっこいい。

奥さん的にはもう少し羽目板っぽく隙間を開けて貼るイメージだったということですが・・・
私の伝え方が悪かったようで・・・
しかし、大工さんの粋な計らいに、いきなり白くするのももったいないということになり、しばらくはこの天井を楽しんでもらうことに。

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旦那さんの部屋です。
白い壁は物足りないと、自ら杉板を壁にセルフビルド。
ここまで木に囲まれた部屋を作ることは稀ですが、杉板の粗々しさと少し暗めの落ち着いた雰囲気がまさに男の隠れ家という感じでかっこいい部屋になっています。
先日の日記でも書きましたが、旦那さんは鉄骨の階段を作るほど、器用になんでもこなされます。

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一階には6畳の作業部屋があり、子供部屋の本棚制作など、これからどんどん家を作りこんでいってもらう予定です。

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このキッチンは美術部に所属する中学生の娘さんのパースをもとに製作したもの。
ご家族総出で家づくりに参加して、頭や手を使い、体を動かし、みんなで作った素敵な家になったと思います。


中村君の撮影した完成写真の中に変わった写真が・・・

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通常外観写真はその建物だけをメインで写すのですが・・・

「よくわからないけどいい写真だね」
「そーなんです。なんか周りが地続きで面白いんです。」
そうか!!

泉区の家は、奥さんのご実家の所有していた土地の一角に建てています。
左の黄色い住宅は、お姉さん家族の家、右隣は今はレンタルしているそうですが、もともとはご実家の蔵だそう。
明確な塀や仕切りもなく、ご実家も含め、ご家族みんなが集まって住んでいます。
はじめて見たときに感じたこの写真から受ける良い印象は、そうした住まい方の形態が表れているのだと。

今まで空き地だったこの場所に、新参者のこの建物が、隣の切り妻屋根形状に合わせてちょこんと建っている。
なんだか、いい風景が出来上がったなーと思います。


2016/08/24

さて、ずいぶん久しぶりの日記になってしまいました。
ここ最近、新規で訪れていただいたお施主さん候補、またいつもお願いしている建具屋さんから思いがけなく日記の話題がでました。
こんなつたない日記なのに、みなさん読んでいただいているのに、申し訳ない・・・

現在、三つの現場が大詰めで、セルフ工事、仕上げ工事の真っ最中です。
久しぶりですので、三つ一気にご紹介。

横浜市泉区の家では、鉄骨階段を旦那さんがセルフビルドで作っています。

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ご主人が溶接ができるということで、はじめは冗談で
鉄骨階段作ってもらえません?
なんて言っていたことが現実に。
それも仕上がりがとてもきれいなんです。
いやー、言ってみるものですね。
吹き抜けにとてもスッキリ、印象的な階段になりました。

世田谷区喜多見の家では、大工工事終盤、壁の漆喰セルフ工事を同時進行中。
まるで家具のような本棚階段を制作。

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スッキリした鉄骨階段も素敵ですが、こちらもリビングのアクセントとなり、本や写真、観葉植物などを置くと奥行きのある場所になるでしょう。

東京都江戸川区の家でも、セルフ工事真っ最中。
壁のパテ塗り、二階バルコニーに使う木材の塗装をしています。

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お父さんに指導してもらい

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誰よりも職人っぽい。


どの現場ももうすぐ完成です。

2016/06/25

先日、リビングデザインセンターOZONEにてDIYワークショップとDIYにおけるますいいの日頃の取り組みについてお話しさせていただきました。
お話を一時間、住宅の屋根などに使う板金や銅板を使った塵取りを作るワークショップを一時間、二時間にわたり開催させていただきました。

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事前の準備段階で、スライド用にこれまでの家づくりのDIY風景の写真を集めながら、
人前で一時間も、話せるのかなー?
なんて心配していましたが、いざ話してみると一時間なんてアッというまでした。

とはいえ、ひたすらこれまでのお施主さんとの思い出話をお話ししたまで。
終わってみると、もっと話せることいっぱいあるなーと。
それだけ多くのお施主さんと家づくりをさせていただいたのだなと改めて思うと同時に
それぞれの家に本当に多くの思い出とストーリーがあるものだなーと。
もちろん、失敗も成功も。
その両方が思い出としていつまでも話せるような関係性をこれからのお施主さんとも築いていかなければいけないなと改めて思える一日となりました。

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ワークショップのほうも、堤君、本社の橋本君とともに、参加いただいたみなさんとお話ができ、楽しく良い経験をさせていただきました。


2016/04/03

世田谷区尾山台の家に竣工後の定期点検に伺いました。

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まだ半年なのでもちろん大きな問題点もなく、とてもきれいに丁寧に使っていただいて、うれしく思います。

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リビング一面に設けた、本棚や飾り棚にもしっくりものが収まり、竣工後とは違う表情を見せてくれています。

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リビングの一角に設けた、サンルーム。
はじめはバルコニーにしようかと考えていた空間ですが、外でも中でもないような中間の雰囲気の場所にしたい。
部屋としても使えて、バーベキューもできるような。
そんな要望から生まれた場所です。
さすがにバーベキューはまだしていないようでですが、趣味部屋のようなサンルームのような、リビングとは雰囲気を変えて、木の温もりのある落ち着きのある場所になっています。

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こうしてみていると、やはり家って住むための場所なんだなと改めて思います。
竣工時は竣工時で何もなくすっきりきれいな写真が撮れますが、家具が入って人の思い出やぬくもりが映し出されて、はじめて
設計時にあーでもない、こーでもないと打ち合わせてきた内容やセルフビルドをがんばっていただいた跡などが生き生きと表れてくるように思います。

おいしいケーキとお茶をいただきながら、生活している様子のお話や、使い勝手のよいところ、設計時には考えが及ばなかったところ、セルフビルドの思い出などなど、
話は尽きません。
どれもこれもが僕たちにとっては、勉強になることばかりです。

そー言えば、今月号のモノマガジンに尾山台の家の書斎の写真を、男の居場所として紹介していただけるそう。
どんな紹介の仕方か、紙面などはまったく不明ですが、楽しみです。

2016/03/22

横浜市戸塚区のマンションリフォームをリノベーション雑誌「リライフプラス」に掲載いただきました。

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今回の特集は
どうする?家族との距離。
ということで、マンション内同居の事例として紹介いただいています。

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戸塚区のマンションリフォームでは、奥さんのご実家のあるマンションの一室を購入され、リフォームを行いました。
共働きのご夫婦の子供たちは、学校からご実家へ帰り、夕飯をすませ、お母さん、お父さんが帰ってきてから家に帰ってきます。
たまには、ご実家で寝てしまい朝帰ってくることもあるそう。
休日には、おばあちゃんさんたちもリフォームされた新居に顔を出すことも多いそう。

二世帯住居とは異なる、マンション内同居。
おそらくお互いの家族にとってちょうど良い距離感、これも家族のひとつの住まい方です。

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実は、戸塚のマンションリフォームは私にとってはじめての大規模なマンションリフォームでした。
戸建てのスケルトンリフォームやマンションではちょっとした、水周りの交換などのリフォームの経験ありましたが、スケルトンリフォームははじめて。
そのうえ、140㎡近くもあり、高層マンションの21階・・・

もちろんはじめてのことはお施主さんにも話した上で、いまさらながら、よく頼んでいただけたな・・・と。
高層マンションならではの材料搬入の大変さや、ご近所さんへの配慮など、普段の戸建て以上に気を使う部分も多く
職人さんにもいつも以上に協力いただいた部分も盛りだくさん。
しかしそのおかげで、お施主さんも、もちろん私たちも納得のいく仕上がりになりました。

そしてひとつの仕事が成果になると、次の仕事もおのずとついてきます。

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模型は、新宿で提案中のRC4階建ての二世帯住宅だった建物を賃貸住宅にスケルトンリフォームするプランです。
実績がまた次の新しい、面白い仕事へとつながります。

これも戸塚のお施主さんが経験のない僕たちを信用してくれて、リフォームを任せてくれたからこそ。
僕たちの仕事は、もちろん戸塚のお施主さんだけではなく、これまでのお施主さんの信用の上に築かれていることを改めて感じさせられます。
決して足を向けては寝られません。

2016/03/12

横浜市泉区の家では、基礎工事が着々と進んでいます。

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鉄筋検査の様子ですが、整然と並べられた鉄筋は美しく、コンクリートを流して隠してしまうのがもったいなくすら感じてしまいます。

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泉区の家は、お隣が奥さんのお姉さんのお宅で、斜め向かいは奥さんのご実家という立地に建っています。
現在進行中の町田市相原の家は、ご主人のご実家の敷地の一角に建築中です。
たまたまかも知れませんが、こうした例は最近増えてきているように感じられます。
同居や親戚などの家族が集まって近くに住む。
僕が育った田舎では、よくある光景でしたが、そうした家族の住まい方を考えるよい機会になります。

2016/03/01

東京都江戸川区の住宅の地鎮祭を行いました。

実はこの計画が始まったのは、一年4ヶ月くらい前。
通常、ますいいの家作りは、設計半年、現場半年の計一年を目処に行っています。
目処というのは、それぞれのお施主さんのペースに合わせて設計を進めていくために、期間は人によって違うからです。

しかし、設計期間1年4ヶ月はけっこう、長い。
とはいえ、ずっと設計していたわけではなく、前面道路が但し書き道路という特殊な道路になってしまって設計が止まってしまい、一時は計画自体がなくなりかけたり、その後、再スタートさせた後も道路の申請に何ヶ月も期間がかかってしまったりと、ほぼ土地(不動産屋)の問題。

その間に、二人目の娘さんも生まれ、当時ヨチヨチ歩きだった男の子もすっかりおにいちゃんになりました。

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子供の成長ほど、私が生長しているとも到底思えませんが、この熟成期間を経たことで、計画が良くなった箇所もきっとあるはず。

今回は、壁に手漉き和紙を貼る計画や、一辺が3M近くにもなる大きな製作スチールFIX窓など、いろいろな新しい挑戦もする予定です。
現場が始まるのが楽しみです。

2016/02/23

そういえば・・・
少し前に、以前ますいいで一緒に働いていた佐野さんが町田分室へ遊びに来てくれました。
今は独立し、地元の静岡で工務店を営んでいます。
http://sano-sano.jimdo.com/

なんでも、こちらに来る機会があったから寄ってくれたとのこと。
佐野さんとは、僕が町田に来たこともあり、実際に一緒に働いたのは2年ちょっとだったと思います。
そのすべてにおいてキッチリしている性格は、優柔不断な僕とはまるで正反対。
見識も広く、いつも良い刺激を与えてくれる人のひとりです。

今回は、昼から来てもらい、現在計画中の物件や今度行われるますいい展の作品についてプレゼンし、いろいろと意見をもらいました。
僕ももちろんですが、スタッフの堤君や関野さんには佐野さんの熱い言葉がとても良い刺激になったのではないでしょうか。
やはり、幅広くいろいろな人の意見を聞くことはとても大事だと思います。
堤君も関野さんも実務をはじめてまだ2~3年程度。
今が一番、いろいろと吸収する時期かもしれません。
こういった機会ができることはすごくありがたいことです。

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夜は近所の居酒屋に。
なぜだかこういうときは、大工の山中さんも呼びだされます。
こちらでも、くだらない話から熱い職人論まで。

また寄ってください。


2016/02/19

町田市相原で新築工事中のお施主さんに上棟式を開いていただきました。

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上棟式と言っても、寒いので屋根ができて、外部がある程度囲われてから。
ご主人の実家がお隣にあることもあり、おじいちゃん、おばあちゃん、甥っ子さんも集まっていただき、総勢11人、にぎやかな上棟式になりました。
食事はお寿司の上に、おじいちゃんの作ってくれたおでんや、ご主人の豚の角煮、女性陣のから揚げ+ポテトサラダ、などなど、盛りだくさん。
普段、手料理に飢えている町田スタッフにとってはありがたい限りです。
食べ貯めできないのが、残念...

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途中から子供たちは、スタッフの関野さんと一緒に自分たちの部屋になる、屋根裏部屋に上がって大騒ぎです。
気に入ってもらえたようで、何より。

すこしづつ、暖かくなってきましたが、まだまだ大工工事も中盤。
素敵な仕上がりになるように、気を引き締めてがんばっていきます。
ご馳走になりました。


2016/02/09

東京都世田谷区喜多見で計画中の住宅の見積もり調整をしています。
見積もり調整とは、これまで約4ヶ月かけて設計してきた計画の見積もりを取り、予算よりもオーバーしてしまった部分を調整していく作業です。

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注文住宅の場合、ハウスメーカーのように坪単価○○円というような単純な計算はできません。
それは床のフローリング、壁の仕上げ方、大工さんが作っていく作業費などなど、あくまでも見積もりはそれぞれの材料コスト、作業費の合計だからです。

お施主さんと一緒に設計から作り上げていく私たちのような家作りはひとつとして同じものはありません。
それは、設計と仕様がある程度出来上がらないと建物の費用が出ないことを意味します。
もちろんそれまでは、今までの実績と経験で概算をつかみながら進めるのですが、最初の見積もりは大体予算オーバーしてしまいます。
それは、設計が進むにつれてのお施主さんのご要望、私たちの設計がより快適性を求めて進んでしまうからだと思います。
その敷地に、より快適なそして希望にかなう家作りとしては必要な作業だと思っています。
しかし、そのままでは家は建ちませんので、ここから今回の計画にとってそれぞれの希望が本当に必要なものかどうか、素材や作り方を含めてもう一度計画を見つめなおしていきます。

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そのために、ますいいで採用している方法は、価格の透明化です。
それぞれの材料、作業費をすべてオープンにすることでお施主さんとともに予算も含めた計画を見直してゆきます。

「このコンロやトイレの機器を注文するのいつぐらいですか?」
とお施主さん。

「半年後くらいじゃないですかね」

「じゃ、これから少し外食を控えてグレードが上げられるように節約します。」

なんと・・・
でも本当はこれが普通じゃないかと。
だって皆さん、何かお買い物をされる際は、いつもこんな感じで何かと天秤にかけているんじゃないかと。

住宅はとても高価で、素人にはわかりづらく、ましてや坪単価などでまとめられるとよりいっそう。
でもやっぱり理想は、住宅だってスーパーで野菜を買ったり洋服を買うように、素材や形態を価格と相談しながら作れたら。

とはいえ、予算調整はなかなか大変ですが、この先にきっと満足のいく家が出来上がるはず。
がんばっていきましょう。

2016/02/05

先日、ロシアンバーチ合板を扱うテツヤジャパンという会社から、寒中見舞いが届きました。
今年はじめに国分寺市本多の家で作業机の天板に使った素材です。

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おそらく、はがき用に耐水?加工された和紙に手書きの味のある字で、しかも毛筆です。
仕事上、年賀状や寒中、暑中見舞いなどの便りを関連業者さんからもらうことはよくあるのですが、ここまでユニークなものはなかなか珍しい。
きっと、楽しく仕事をして、風通しのいい会社なんだろうなと。

すると昼前、電話がなり、対応したスタッフの堤君から
「テツヤジャパンの方から電話で、今、町田の近くに来ているので、昼過ぎに挨拶したいとのことでした」
と。
お昼休みが終わりしばらくすると、大きなバンから一人の女性が降りてきます。

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屋根の上には、ロシアンバーチ合板で製作したベンチが乗っかっています。
そこから、この素材を使った床板材や建具、電気のコンセント、スイッチプレートなど、さまざまな取り組みのサンプルがでてくる、でてくる。

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ロシアンバーチ合板は通常、われわれが使う(一般に市場で出回っている)ラーチ(針葉樹)、ラワン、シナなどの合板に比べて、強度が強く耐水性に優れている特長があります。
バーチという表面仕上げのきれいさもあり、その特徴を生かして通常の合板では考えにくい使い方が可能な、設計者を刺激してくれる材料のような気が以前からしています。

しかし大きなベンチを屋根に積んで、しかも大きなバンを運転して営業周りは大変ですね?
そうなんです、高速道路の運転は大変でしたよ・・・
そうですよね。どこからこられたんですか?
神戸です。
えっっ!神戸?これに乗って?一人で・・・・
はい。
そういえば、テツヤジャパンは神戸の会社だ・・・

これからしばらく滞在して、関東のお得意先を回られるそう。
なんだか僕もロシアンバーチの面白い使い方を考えたくなりました。

やっぱり、なんだかんだ、人なんですね。

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2016/01/30

5月に行う、ますいいリビングカンパニー21周年展示のチラシを作成しました。

普段私たちは設計の仕事をしていますが、設計とチラシをつくることは似ています。
設計は、まずは敷地を見て、配置を検討し、ここにリビングあったら気持ちいかな、こんなボリュームだったら光とか風が取り込めるかな・・・
などと想像を膨らませ、図面や模型を使ってみんなの共有できる「かたち」にしてゆきます。

さて、チラシはというと、こんな雑なスケッチから。

参考添付B.jpg


実際に展示作品をおく会場の配置計画をもとに作品のイメージ図を並べ、
それぞれ無関係に見える作品の全体像を概念上の補助線を入れて結んでいくイメージです。
実際に当日の会場マップのようにも見え、多岐にわたるますいいのプロジェクトを概念上の地図のように表せないか。

まずはたたき台案

参考添付C.jpg

一同、うーーーん。
なんか違う・・・

もっと文字や写真の大きさにメリハリをつけてしっかり見せたいものとそうでないものと区別してみよう。
もっと地図っぽくなるように。
そもそものレイアウトはこれでいいのか。

みんなで好き勝手言い合いたたいてゆきます。

二案目を飛ばして三案目

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大分、良くなってきたけどなあー・・・
もう少し、それぞれの作品に関係性があるように見せれないかなー。
地図的要素が全然ない。
見た目だけ華やかになっただけでは・・・


四案目

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うーーん。
少しは地図っぽくなったかな?
でもナー、ピンとこないね。
なんかダサくない?
もっとキャッチーでポップな感じが・・・・
そもそも文字の大きさとかレイアウトが悪くない??

完全に行き詰ります。
今日はこれ以上良くなんないな。たぶん・・・
帰るか・・・

次の日、会社に来ると机の上に文字をレイアウトされ直したものが。
おっっ、なんかいいじゃん。
スタッフの関野さんが昨日の夜、レイアウトし直した模様。
やるなー。

そこからはとんとん拍子に。
会場の動線を工務店ならではの物流のイメージとしての川で表現してみよう。
船やトラックも書いちゃえ。
川の表現があるなら、バックは茶色で台地を表現しよう。
なんだか地図っぽくなってきた。
いいんじゃない。

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よし、これで川口本社の人や共同でプロジェクトを進めている早稲田大学の渡邊先生に意見をもらおう。
なんだか、こんなことをみんなでやっていると楽しいものです。

2016/01/28

上棟後の金物チェックで町田市相原の現場へ。
金物チェックは、柱や梁に補強のためにつけている金物が、設計どおりについているか現場で確認していくことです。
柱や梁、ひとづつチェックしていると、現場には似つかわしくない寄せ書きが柱にかかっています。

「これどうしたんですか?」

「いやー、お客さんがもって来てくれたんだー。」
とニコニコ顔の大工さん。

そこには

いつもさむい中、家をたててくれてありがとうございます。
家族の命を守る家を安心して山中さん(大工さん)にお任せしています。
等など

なんだか、うらやましいなー。
とても寒いなんて言ってられませんねー。

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2016/01/26

国立近現代建築資料館で行われている展覧会
「みんなでつくる方法-吉阪隆正+U研究室の建築」を見てきました。

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-みんなでつくる方法-
なんていい言葉だろう、と。
一部の天才的な人を除いては、特に僕のような凡人・・・
決して卑下しているわけではなく、
誤解を恐れず言わせてもらうと、おそらく世の中ほとんどの人は凡人で・・・
みんなでつくるしかないと普段から思っています。

だから、僕たちはお客さんを巻き込んで、職人さんを見方につけ、
あーでもない、こーでもないと議論とフィードバックを繰り返しながら、
住宅をつくっています。

吉阪隆正という人は、ル・コルビュジエという20世紀を代表する建築家のもとで学んだ建築家でありながら、教育書、アルピニスト、文明評論家と幅広い分野にまたがって活躍した人です。
赤道アフリカ横断や早稲田大学アラスカ・マッキンレー遠征隊を隊長として率いたことも。

建築家というとピラミッドの頂点にいて、その人の思想やイメージをまわりの人たちが一生懸命具現化しているイメージがあります。
吉阪隆正は、そうした一人で何かを成し遂げることの限界を知っている人だったのかもしれません。

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今回の展示は、吉阪隆正とU研究室の残した言葉、図面、模型などが展示されています。
U研究室は吉阪を筆頭とした設計者集団です。
そこには建築家や学生がどこからともなく集まった、ものづくりの場があったようです。
人手が足りない時には近所のクリーニング屋さんや水道屋さんなども参加し、手書き図面の外構の砂利などを描いていたそうです。
なんとも活気に溢れた、魅力的な場所だったのだろうなと思います。

そして今回の展示を見ていると、その魅力的な場所はこうした言葉や図面、建築などの「かたち」を媒介させて生まれてくることがわかります。
魅力的な「かたち」にはみんなを集める、みんなが参加したくなる力があるということです。
それは決して、同じ意見や考え方をもった人々が集まるということではなく、意見や思想はちがうけれども、というような。
 
場があるから「かたち」が生まれるのか、「かたち」があるから場が生まれるのか
鶏と卵の関係のようですが、相互作用だと思います。

とても刺激になりました。

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