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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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田村和也雑想

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2012/08/16

普段はTVのない生活をしているので、久しぶりに実家に帰ってTVをみていると、なんだか新鮮な感じがします。
お盆シーズンは、戦争をテーマにした番組や映画をよくやっています。
もちろん、終戦記念日の時期だからです。

なんだか幼い頃、よく祖父が戦争の話をしていた事を思い出します。
親戚のいとこ達が集まっているとき、
「おじいちゃんまた、戦争の話をしている」
なんて言いながら、隣の部屋へ遊びに行ってしまう光景がよみがえってきます。

祖父はまだ、健在ですが、最近は戦争の話をしなくなったような気がします。
単に僕が一緒にいる時間が、少くなったからかもしれませんが。

SMAPの中居正広主演の「私は貝になりたい」がやっていましたが、戦争を題材とした映画では、先日観た「この空の花-長岡映画-」を思い出します。

監督の大林宣彦さんが、ラジオで印象的なことを言っていました。

「大林さんが始めて自分の部屋をもらった時、その部屋を勉強部屋と呼んだ。
 しかし、今はみんな子供部屋と呼ぶ。
 子供部屋と呼ばれるようになってから、世の中がおかしくなってきた」

少し違うかもしれませんが、こんな感じでした。

確かに、昔は子供部屋を勉強部屋と言っていたような気がします。
何も、学校の勉強をしろという事ではないと思います。
自分の興味のあること、好きなことをしっかり勉強し、周りに流される事なく、しっかり考える事、想像する力を養う事が大切だと
いっているのだと思う。
もちろん、それは子供だけではない。

「僕達、戦争を経験した人間は正義というものを信じていない。正義が対立して戦争になるから。
 正気を信じている。正気とは戦争はいやだなと思うこと。芸術とは正気を問う事だ」
とも言っていた。

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2012/08/13

12日~19日までの一週間、長めの夏休みをいただきました。
大学時代を過ごした大阪によってから、実家の島根に帰ってきました。

関東から島根までの道のりは、岡山まで新幹線、岡山からローカル線を使うのですが、乗り換えなども含めると移動で一日かかってしまいます。
折角の機会なので、いつも途中で寄り道をして帰ります。
今回は、大阪で大学時代の友人と会い、松江で地元の友達と遊んで帰りました。
当初は広島県の尾道によって、観光をして帰ろうかと思っていたのですが、久しぶりに会った友人達と遅くまで遊んでいたら、めんどくさくなってそのまま実家に帰りました。

今考えると、何の話をしていたかさえ全く思い出せない程、くだらない話ししかしていないのですが、良い休日になりました。

2012/08/07

御相談をいただいている、東京都日野市の住宅の初回提案を考えています。
敷地の裏、東側には背の高い樹木の生い茂る緑地の広がる、気持ちの良い場所です。

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先日、クライアントと、はじめてお会いして話をする中で

・ 東側に広がる緑地をいかに住宅に取り込むか
・ 二人で住まう家のため、コンパクトでありながら、広がりのある家
・ 新しくピカピカなものではなく、はじめからエイジングのかかったような、懐かしさのある家

というテーマが浮かびあがってきました。

現在、着工前で、確認申請中の東京都国分寺の家もそうですが、20坪程度のコンパクトな家を提案しようと思っています。
建設時や使用時を含め、コンパクトな家は、それだけで省資源で、省エネです。
無駄な部分を無くし、必要以上に大きくしない。
それでいて、的確に吹き抜けなどを設け、周りの自然を取り込み、面積以上に広がりのある家にできればいいなと思います。

2012/07/22

川口市で進めていた、リフォーム工事が完成しました。
賃貸併用RC住宅におけるオーナー住居の玄関とダイニング・キッチンをリフォームしました。

使い慣れたキッチン、洗濯機、勝手口の位置など、基本的な作業動線は変えずに、従来のキッチンスペースでは納まらず、ダイニングスペースに、はみ出してしまった家電や食器、書類などを使いやすい位置にレイアウトしていきました。

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before

主にキッチンを使われる奥さんと話をしながら、ひとつひとつのものの位置を決めてゆきます。
こうした作業をしていると、設計作業は整理整頓に似ていると思います。
もちろん、このような詳細なものの設計もそうですが、敷地やクライアントの御要望、法的規制など様々な要件を整理整頓し、ひとつのかたちとしてまとめる作業が設計のような気がします。
そこには、光や風の抜けなど、一見かたちとしては現れない要件も含まれています。

今回の計画では、キッチンでの作業の様子をダイニング側から隠せるようにという御要望もあり、キッチンとダイニングの間にアイランド家具を 設置しました。

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また、RCならではの柱の凹凸部分に作り付け家具をはめ込み、凹凸を無くしすっきりとしたデザインとしています。

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アイランド家具によって回遊性と奥行きが生まれ、壁の凹凸をすっきりさせる事で、同じ面積ではあるのですが以前より、広がりが生まれました。
また、勝手口までを一室空間としたため、掃きだし窓から勝手口まで心地よい風が通りぬけてゆきます。

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リフォーム後の玄関の様子

2012/07/21

町田事務所の御近所の家で子供室の間仕切り工事を行ないました。

各所の納まりや、杉の登梁・丸太梁などを化粧で見せているところなど、設計事務所が丁寧に設計し、工務店も思いをこめて施工した様子がうかがえる、素敵な家です。
納まりも弊社と似ているところもあり、こうした、人の良い仕事を見ることは、すごく勉強になります。

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今回の仕事は、当初一室で作られた子供室に、間仕切り壁を設置する工事です。
私も、よく子供室一室提案をするのですが、当初子供部屋に間仕切り壁を作らないのは、部屋に可変性をもたせるためです。
子供の成長や、将来的な独立に備えて、部屋の用途や形状がその時々の使い勝手に合わせて変更できるように考えています。

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今回は、川口本社にいた頃にいろいろとお世話になった大工さんを呼びました。
仕事が丁寧なのはもちろんですが、町田の事務所を見てもらいたかったのと、自分でも設計し、工事を請け負う大工さんにも、この家のつくり方や雰囲気が参考になる部分があるのではないかと思ったからです。

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仕上がりはこんな感じです。
石膏ボード仕上げとして、この後、お客さんが漆喰を塗られます。
色粉を使って、子供たちの好きな色を塗ってもよいのではないかと思います。
自分の部屋の壁を自分で塗るというのは、子供にとっても良い経験になると思います。

現場では3時間くらいの簡単な工事でしたが、自分の部屋のできた子供たちのうれしそうな顔を見ると、なんだかこちらまでうれしい気持ちになりました。

2012/07/05

東京都稲城市の家の敷地で地盤調査を行ないました。

通常の木造建築の場合は、簡易なスウェーデン式サウンディングと呼ばれる調査を行なうのですが、今回の稲城の家では、一部半地下があるため、ボーリング調査を行いました。

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ボーリング調査は、65センチの高さからハンマーを落下させ、サンプラーが30センチ沈むのに、何回落下させるかを計測してゆきます。
その回数がN値と呼ばれ、地面の各深さの耐力を表します。
考え方はシンプルです。

稲城の敷地でのサンプル写真
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左から1Mごとの土のサンプルです。
多摩川に近いためか、表面の1Mを除き、細砂と呼ばれる割としまった砂質地盤でした。

2012/06/29

東京都あきる野市で住宅の設計が進んでいます。

敷地は約130坪。クライアントのおじいさんが畑を作っている敷地の一角に、木造二階建ての住宅を計画中です。
敷地北側には、雑木林(古墳)が広がるのんびりとした地域です。

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玄関を入ると、7.5畳の多目的な土間空間が北側の緑地を借景として広がります。
そこから雁行して緩やかにつながる居間は、南の畑に対して開いており、軒の深い縁側に続いています。
おじいさんが、畑仕事の際に縁側で一休みしたり、軒裏にたまねぎをつるしたり(勝手な想像ですが)、畑や北側の緑地と住宅がつながりを持った、モダンの中にも、昔の農家のようなゆったりとした空気感のある住宅ができたらいいなと思っています。

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2012/06/21

神奈川県横浜市港北区の住宅の基本設計をしています。

今はお母さん一人で住んでいる実家の建て替えで、2人の娘さん家族とお母さんが一緒に住む家を計画しています。
お母さん、お姉さん家族4人、妹さん家族4人と計9人がひとつの敷地で生活をすることになります。
また、妹さんの御主人のお仕事でもある、ダンススタジオ(賃貸)も併設するので、ダンスを楽しむ人々の集う空間ともなります。

先日、竣工した赤羽台の家も似た家族構成でしたが、震災後、このようなケースが増えているような気がします。
私自身も、団地や集合住宅なども含めて、人々が集まって住む空間やそこから生まれる日々の営みのようなものに興味があります。
あまり押し付けがましい空間や関係性を作るのではなく、それぞれの人(家族)のプライベートな部分は尊重し、みんな集まる時には、集まって楽しめる場所がある。
そのような緩やかな関係性が生まれるような場所になれば良いなと思います。

今回の計画では、お母さんとお姉さん家族、ダンススタジオと妹さん家族をそれぞれ分棟とし、それを中庭(デッキ)でつなげるような計画としました。

kouhoku5.jpg写真は、それぞれのボリュームのつなげ方のスタディーをボリューム模型で行なっています。

kouhoku3.jpgこのボリュームは、左側を妹さん家族兼ダンススタジオ、右側をお母さん+妹さん家族として、それぞれの二階リビングを中央の大きな共有デッキでつなげました。

kouhoku4.jpg二つ目のボリュームは、左側の住宅のリビングを3階、右側の住宅のリビングを2階とし、それぞれのリビングからつながるデッキを外階段でつなげています。
こうして階をずらす事によって、それぞれのリビングの視線が交わらず、プライバシーを保ちながら、階段を通してデッキ同士は
空間的につながっている関係を作っています。

kouhoku1.jpgこのボリュームは、左側1階のダンススタジオを半階地下に埋めています。
こうする事により、左側のボリュームと右側のボリュームに半階分の視線のずれを生んでいます。
それぞれの距離感が、先程の案よりは近い関係となります。
ボリュームとしても変化が出来て面白いですし、前面道路に対してボリュームが小さくなり、まわりへの圧迫感も無くなります。

kouhoku6.jpgこれは、立体的にではなく、平面的にそれぞれのデッキをずらしています。


このようなスタディーをしながら全体のボリューム、デッキとリビングの関係性などなど、様々な要件を整理していきます。


2012/06/16

新築工事の設計も進んでいるのですが、今回は町田事務所の初施工物件の外溝工事を御紹介します。

ある日、突然、事務所に奥さんが来られて、外溝工事の提案と見積もりの依頼をいただきました。
なんでも、通勤の際に町田事務所の前をいつも通っておられるという事で、事務所建物や周りの雰囲気を気に入ってもらえ、飛び込みで来ていただきました。

ホームページや雑誌を見ていただいて、電話やメールで問い合わせをいただく事が多い為、こうして、御近所の方がひょいと訪れていただいて、仕事が出来る事はとてもうれしく思います。

そのようにはじまった今回の工事は、主に駐車場の土間コンクリート施工と建物裏側(裏側と言っても南面で接道もしています)の土留ブロック、階段、そしてデッキの設計・施工です。
デッキを施工する部分の、当初の状態は下の写真のようでした。

GAIKOU1.jpg町田市や多摩などは、本社のある川口とは違い、非常に起伏が多く、高台を造成して住宅を建てているケースが多くあります。
この敷地のように検知ブロックを積んでいる場合は、検知ブロックが地中にも斜めに施工されているため、検知ブロックと道路境界に何とも使いようの無い隙間の土地が出来てしまいます。
今回はその隙間に柱を立て、デッキがなるべく広く使えるように施工しました。

まずは、掘削からはじめます。

GAIKOU2.jpg掘った部分に土留めブロックを積み、階段を作ってゆきます。
手前の低い部分は駐輪場となる予定です。

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大工さんがデッキを組んでいます。

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デッキの完成はこんな感じです。
目隠し兼手摺材を2,1,2となるように隙間を開け、表、裏と貼ることにより、意匠上のアクセントをつけ、通風を確保しました。

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デッキ下にも一面コンクリートを打設し、デッキに湿気が上がってこないようにしています。
木製デッキなので、床下のコンクリートを打設することで、水はけも良くなり、その後の痛み方は随分変わってくると思います。
階段上にはデッキへとつながる大工さん製作の木製扉がつきました。

もちろん、新築の依頼もうれしいのですが、今後もこのような仕事を通じて、地域のおかかえ工務店のような存在になれたらいいなと思います。

2012/06/13

大林宣彦監督の「この空の花-長岡映画-」を見ました。

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第二次大戦以降、平和と復興のシンボルとして打ち上げられる長岡花火を軸に、そこにこめられた人々の思いを実話をもとに描いています。
そこには、東日本大震災の復興、世界平和の願いがこめられています。

はずかしながら、私自身、この映画を見るまで長岡花火の事も、第二次世界大戦中に長岡が大きな被害に合ったという歴史も全く知りませんでした。

映画としては、事前に想像していたイメージとは大きく異なり、開始数分で「とんでもない映画だぞ」と思わされてしまいます。
映画の登場人物は、観客に向かって話しかけてきますし、時間軸も複雑に行ったりきたりします。
実話をもとにしたフィクションでありながら、いきなりモデルの人-本人-も登場しますし、撮影された映像と絵のようなCGが重ねられた不思議な映像が、すごい勢いででてきます。

登場人物も意味の分からないことを突然言いますし、はっきり言ってすごく「デタラメ」な感じがするのですが、その無駄のないテンポのよさと、映像の新鮮さや美しさにどんどん引き込まれていきます。
その構成力たるや、ものすごいものがあります。
2時間40分という長めの映画だとは思いますが、あっという間に終わってしまい、何か重たいものがズシンと残ります。
大林監督は70歳を超えていると思いますが、その活力、精神力はすごい。

印象的な場面や言葉はたくさんあるのですが
「人と人との隙間を埋めるのは想像力」(正確には違うかもしれません)
という言葉が印象に残っています。
背中におぶっていた赤ん坊を爆撃で亡くした母親が
「爆撃機からは、このかわいい子の顔が見えなかったんだわ。見えていたら爆弾なんて落とすはず無いもの」
みたいなことを言っていました。

もっと複雑な問題であるとは分かっていますが、そんな想像力が働けば、戦争が本当に無くなるかもしれないなどと希望が持てそうです。
また日常のコミュニケーション自体がそもそも想像力だという事に改めて気づかされました。

「テロリストだって自分たちの子供が飢えずに平和に暮らす世界を望んでいるということ。当ったり前じゃん。でもハンバーガーばかり食ってる脳にはそれが理解できないんだよね」
これは、コラムニストで映画評論家の町山智浩さんの言葉です。


2012/04/02

東京都国分寺市で住宅の設計が進んでいます。

今は基本設計の段階ですが、本日の打ち合わせで大分、方向性が見えてきました。
基本設計は、間取りや建物の形、ボリュームなどを検討する段階で、設計の根本となる一番大切な作業です。
ここでは予算や敷地の形状、周囲の環境等を考慮する事はもちろんですが、住み手のライフスタイルや住宅に関する考え方、価値観を共有する事が大切だと思っています。
それは打ち合わせの会話に出る何気ない一言やメールのやり取り、実際に今住まわれているお宅を見せていただいたりする中でおぼろげながら見えてきます。

・広い家はいらない。手の届く範囲、管理のできる範囲の中でコンパクトに収まった家
・ネコと一緒に暮らす家(部屋を分けるのではなく)
・趣味の本やCDがすぐ手に取れる家
・団地のような住まい(プライベートとパブリックのあり方)
・使いこんだような古びた趣の家

等などを手がかりに、今回は下のような提案をさせていただきました。

kokubunnji.jpg
写真では分かりづらいのですが、中央にある壁は本棚です。
1階床から2階天井まである本棚を中心に、少しづつ段差をつけた4つのフロアーと一間幅ある部屋のような階段をらせん状に配置しています。
6畳程度のそれぞれのフロアーと階段は、段差と本棚によってゆるやかに仕切られており、いろいろなところが居場所になります。
本棚は本やCDが収められるのと同時に、ネコの部屋(居場所)ともなればいいなと思っています。

コンパクトにまとめたボリュームは敷地の中央に寄せて置かれ、四周に庭(空地)をとり、プライベートともパブリックともいえないような豊かな空間になれば良いなと思います。

2012/02/29

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先日、庭の隅にふきのとうを見つけ、もうすぐ春だなと思っていたら、今日は一面、雪化粧。

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2012/02/26

『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(高橋栄樹監督)を見ました。
AKB48のドキュメンタリー映画第二段のようです。

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とりわけAKB48のファンというわけでもなく、第一段も見たことなければ、メンバーだってこの映画を見るまでは3人くらいしか知らない程度の知識です。
それまでのAKBのイメージといえば、高校や中学の時の体育祭や学園祭のノリだな程度の感覚で、あまり興味を持った事がなかったのですが、好きなラジオ番組で取り上げられていたので、たまには違った分野の映画を見るのもいいかなくらいの感覚でした。
しかし、その内容はアイドルのドキュメンタリー映画としてはあまりにも衝撃的です。

現代社会の中でアイドルというものを成立させるために大人たちの考えた仕掛け、TVなどでも特集されている「総選挙」に代表されるようなゲーム的なものの中での、少女たちの葛藤や苦しみをその舞台裏まで赤裸々に見せています。
その虚構のようなゲームの中での彼女たちの心の動きや行動はまさしくドキュメントで、非常に残酷ではあるけれども、見ていると心打たれるし、非常に面白い。
それはファンが応援すればするほど、それが彼女たちをいっそう傷つけ、またその様子をエンターテイメントとして楽しんでいるというような恐ろしい構造です。
無責任に言えば、それは残酷であればあるほど、面白いのではないかと思うほどです。

そして、そんな事までして成立させるアイドルって何だろうというひとつの着地点として、東日本大震災における復興チャリティーコンサートの様子、被災地での子供達や大人達の笑顔が描かれています。
それはトラックコンテナの荷台という通常のライブから考えると粗末な舞台であるにもかかわらず、まさに国民的アイドルであるAKBだからこそ子供たちに勇気を与えられるし、そこにいる大人やちょこっと写る被災地で救援活動をしている自衛隊の人たちにも希望が与えられる。
またそれは、この活動を通じて自分達の仕事は人々に勇気を与えられることが分かった、というAKB本人たちの希望でもあるというような。

しかしこの映画で見せられるこうした構造は、うまくいえないのですが、とてもあやういバランスで成り立っているような気がします。そこには現代の様々な問題にも共通して見られるような、何かひとつが崩れてしまうと全体が一気に崩壊してしまうような怖さがあるような気がします。

2012/02/24

12tのユニック車に載せられてコンテナが町田事務所にやってきました。

konntena.jpg現場を管理するのに必要な、道具や材料などを保管する物置として使用します。
あらかじめセットしておいたコンクリートの平板の上に、ユニックで吊り上げて、ただ置くだけです。
設置の作業時間は30分程。
たとえば木造や簡単な軽量鉄骨で物置を作ることを考えると、その施行時間は雲泥の差です。
もちろんそれは、コストにも反映してきます。


その施工性やコストに注目され、最近ではレンタルトランクルームや震災の仮設住宅、復興住宅などにコンテナを転用した事例をよく見かけます。
ますいい本社にも、コンテナを住宅に改造したコンテナハウスがあり、私が入社した頃、先輩がコンテナハウスに住んでいました。

http://www.masuii.co.jp/kensozai-kontenahausu.htm

また住宅がトラックに乗ってやってくるという観点から言うと、積水ハイムと建築家の大野勝彦さんが開発した、M1があります。一部屋を工場でユニットにし、トラックに乗っけて運び、現場で組み合わせてゆきます。
今でも、たまに建っているものを見かけることがありますが、画期的なプレファブ工法に見えます。

http://www.sekisuiheimm1.com/

また住宅への転用という例を挙げると、私が大学時代を過ごした大阪には、戦時中に作られた高射砲台を住宅に転用して住んでいる一角がありました。屋上を庭園としたり、まるでモダニズム建築のようだったことを覚えています。

houdai.jpgその時代時代や住み手の状況から必然的に生まれたこうした住宅は面白く、住むとはどういうことかを問いかけられているような気がします。

2012/02/09

ご相談をいただいている、西東京市の住宅の敷地調査へ。
敷地周辺の状況、接道と周囲の家の建ち方、水道やガスのの引き込み等のライフラインをチェックし、
新しい家のボリュームのイメージをなんとなく思い浮かべながらあたりをぐるぐると回ってきました。

帰りに、江戸東京たてもの園へ。
調査した敷地から車で5分程度のところにある、江戸時代や近現代の貴重な建物を移築、復元した施設です。
西東京市のお施主さんはそこに移築された、建築家前川國男の自邸が欲しいくらい好きという事で、調査という口実もでき、行ってきました。
若いご夫婦なのに日本の近代建築の大御所建築家、前川國男の自邸が好きだというのは、「つう」だなと思います。

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戦時体制化につくられたこともあり、既成が厳しく外観こそは和風ですが、サロンと呼ばれる吹き抜けのある大きな空間を中心として各個室がシンメトリーに配置されています。
まさしくモダンで、スカッとして気持ちよく、ところどころにある木造の無骨さもまたかっこいい。


その隣に、建築家堀口捨己の設計した、小出邸がありました。
こちらも近代を代表する建築家ですが、その様相は全く違います。
当時のオランダ風の建物に、日本のかやぶき屋根の家(小出邸は瓦ですが)を突き刺したような形をしています。
室内も仕上げや仕様もぜんぜん違う個室がパッケージされたように並んでいます。
また、家の建ち方も前川自邸が南北を正面にキチッと建っているのに対して、方位からも道路からも振れていて斜めに建っています。
一筋縄では理解できない建物ですが、キッチュな感じでかわいらしく、憎めない建物で奥深さをかんじます。

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こういう対照的なものが、並んで建っているところが博物館の面白いところです。
他にもたくさん建物はあるのですが、仕事の合間に見るには膨大なので、また休みに行こうと思います。

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