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top > 田村和也雑想 > 2020/06/10

田村和也雑想

2020/06/10

先日、井垣農園さんの収穫・出荷のお伝いに行ってきました。
井垣農園さんは東京都西多摩郡瑞穂町で新規就農した、ご夫婦ふたりで営む小さな農園です。
近くの農地に農作業場所付きの住宅を計画していて、作業場所や生活スタイルの参考になればと思い、お手伝いに伺いました。
お手伝いと言っても、収穫や出荷に手を出せるわけもなく、いろいろなお話を聞きながら雑用を手伝い?というよりお邪魔をしてました。

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その日は午前10時に伺い、夕方までいたのですが、
井垣さんは朝4時から作業されていたようです。
「今は葉物が中心だから日に当たってしおれる前に収穫する」
そう。
僕たちが邪魔をしてしまうことも考慮に入れていただき、いつもよりは早めに作業を始めていただいていたようですが・・

無農薬、無肥料というスタイルをとる井垣さんから作業中におもしろい話も聞けました。

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収穫したキャベツのサイズが、普段スーパーでみるものから子供のこぶしくらいの大きさのものまで、本当にバラバラ。
「そんな小さなものも出荷するんですか?」
という僕のぶしつけな質問に対し、
「本来野菜の出来は、バラバラなものなんです。
 それを品種改良を進め、同じ大きさのできるキャベツを作っているんです。
 私たちは野菜本来の種から始め、毎年その種を採取し、育て、収穫する、農業を始めてから10年と少し、 そのサイクルをずっと続けています。
 自分たちの子供達にも安心して、おいしく食べられる、そんな野菜をもっと多くの人に食べてもらいたいと思っています。」

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収穫した野菜は、より分けられ段ボールに詰められ契約している各家庭に直接送られます。
その日は13箱の出荷でした。
入っている野菜の量から考えると、無農薬・有機野菜で多くの愛情と手間をかけているのに
スーパーに並んでいる通常の野菜よりも安いくらいの値段設定です。
世田谷あたりのスーパーでは、有機野菜コーナーにはびっくりするような金額で並んでいるのに・・・

「始めたころからの設定で、なかなか価格は上げれないんですよね・・」
と笑って説明してくれる井垣さん。

今の時代、ネットを使ってもっと・・・
なんて思ってしまいますが、ガラケーを使い、出荷に使う段ボールもスーパーからもらってきたバラバラのもの。
そんな世間の商売とは少し距離のある素朴さに、そのスタイルの持つ奥行きと勝手に親近感を感じます。

現在のお住まいから畑まで少し距離があることもあり、畑にはあまり顔出さなかった上のお姉ちゃん(小学5年生)が、
最近、畑のお手伝いをしてくれるようになったそうです。

そんなお姉ちゃんが、おばあちゃんの家にお泊りに行った際に、ログハウスのチラシを見て、
「これは大工さんが作ったものだけど、うちの家はお父さんとお母さんが積むんだよ。」
と少し誇らしげにこっそりおばあちゃんと話をしていたと、奥さんが少しうれしそうに話をしてくれました。

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そう、この家は夫婦二人で杉の無垢材を積み上げて作る家なんです。
長くなってしまったので、その辺のお話はまた今度。

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井垣農園さん、興味ある方はぜひ。

https://www.tokyoneofarmers.com/001-igakitakahiromiho/

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