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田村和也雑想

2020年5月アーカイブ

2020/05/25

横浜市保土ヶ谷区で改修工事が進行中です。
と言っても私たちの工事はほぼ終わり、今は週末を利用してお施主さんがセルフビルド工事をしています。

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それにしても、今回の住宅もセルフビルドが盛りだくさん。
漆喰の下地や室内木部の塗装、外部ウッドデッキの塗装にキッチン・洗面のタイル貼りなどなど。
毎週末、お引越し先から現場に駆けつけていただいています。
コロナ禍ということもあり、リモートワークをされているお施主さんにとっても良い息抜きになっていれば良いのですが。

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この住宅は、ツーバイフォーでできている住宅です。
ツーバイフォー住宅は、私たちが通常建てている在来工法とは違い、既存の壁を動かすなどの操作がなかなかできません。
日本の伝統工法である在来工法は、柱と梁があってそれを頼りにして、耐力上必要な壁を作っていく工法です。
つまり柱や梁が建物を支えているので、壁を増やすことや位置を変えることもある程度、容易に行えます。
もちろん計算は必要ですが。
一方、ツーバイフォー住宅は、まず壁を建ててゆきます。
その上に二階の床や屋根をのせるように作るので、大げさに言うと壁を壊してしまうとそのまま建物も壊れてしまします。

今回のような全面改修をする場合、既存の構造(壁)を残しながら、これから若いご夫婦が住むために快適な間取りを作っていかなければなりません。
なかなか、難しい課題です。

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水回り、ダイニング・居間の位置はあまりいじらず、耐力としてきいていない壁を整理し、足りていない部分には追加していきながら、
奥にあるキッチンからパントリーを通って廊下、水回りにつながる回遊性のある住みやすいプランニングになったと思います。

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あまりツーバイの住宅に慣れていない私達。
こういう時にはベテランの大工さんがとてもとても頼もしい。
構造と意匠部分をその都度話し合いながら、根気よく仕上げてもらいました。

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これから、南面の大きな庭の工事に入ります。
ひと足先に外構屋さんと一緒に、庭に植える木も見にゆき、
あれやこれやと迷いながら、納得いくものを見つけることができました。

完成写真は、すべてが整ったらアップします。
楽しみです。


2020/05/08

毎年ゴールデンウィークは、休みを少しずらして、航空券が安くなったところを見計らって海外旅行に出かけていました。
見聞を広めるのも仕事の内、と自分に言い訳を用意し、気ままな旅を。
旅での現地の人とのやり取りや、偶然の出会いも、またひとつの魅力だった。

今年はというと、もちろんそういうわけにはいかず、家にいる日々。
なかなかまとまった休みも取れない日常の中で、こんな時にやりたいことをやるぞと、意気込み、
一日目は前から見たかった海外ドラマを一気見。
そして、二日目も朝から読みたい本を読み、のんびり生活のつもりが午後あたりから、そわそわ。
あーー、こんな天気の良い日にずーーと家にいるなんて・・・
外に出たい、友達と飲みにいきたい!

しかし、僕たちに与えられた外出は、必要最低限の食材の買い物と公園の散歩くらい。
それも人とは極力接触せず、立ち話をすることも罪悪・・・

改めてウィルスというものの怖さを知った。

それまでの日常も、もちろん、コロナ前とは違い、事務所での作業スペースに透明のフィルムを貼ってなるべくスタッフ同士の接触がないように、
お客さんとの打ち合わせはなれないWebを利用してTV会議等、様々な対策はしているものの、
基本的にお施主さんが待っている以上、現場は動かしていますし、自転車通勤のスタッフ達は、事務所で作業をしています。

それが休みになって、決して広くはないマンションの一室にいろと言われると・・・

そして、そんな折に考えることはこれまで作ってきた家たちのことです。
お施主さんたちの中にもリモートワークになったという話をよく聞きます。
こんな中でも快適に過ごしてもらえるような家を僕たちは作ってきたのだろうか。

Web会議は、ちまたで言われているように、無駄話も少なくなり、要点重視の打ち合わせになります。
それまでのお互いの移動時間もなくなり、効率的です。
しかし、家をつくるうえでは、無駄話からその人の考えや習慣などが垣間見えることもしばしば。
サンプルの無垢材を一緒に触れ、打ち合わせの際中、事務所の庭で遊んでいる子供たちの姿を眺めていることがヒントになることもあります。
家づくりとはそうした行為の積み重ねによってつくりあげられていくものの様に思います。

政府の出した、新しい生活様式。
もちろん、頭ではわかります。
しかし極論になってしまうかもしれませんが、触れ合うコミュニケーションのないバーチャルやオンラインの世界では、きっと家や建築、もっと言うと町や都市なんて
重要な存在ではなくなるでしょう。
まるでオウム真理教のサティアンのような。

そんなことを考え、もやもやしている中で、
「最近はリモートワークをしています。こんなことになる前に家を建てられ、家にいることが苦痛でないことがせめてもの救いです。」
とか
「コロナの影響で時間ができたので、手の付けられなかった庭の柵をセルフビルドしました」

と写真つきで、久しぶりのお施主さんから思いがけない連絡をいただき、少しづつ心が晴れてきます。

コロナ後の生活や住宅、僕にはとてもすぐにはイメージできませんが、何か考えるきっかけにしたいと思います。

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