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top > 田村和也雑想 > 2018.09.04

田村和也雑想

2018/09/04

東京都渋谷区で大工工事が進んでします。

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都心の狭小地、木造三階建ての住宅です。
こういう場所で、木造の三階建てを建てるとなると、防火上の規制が厳しくなります。
外壁、天井、内壁等、万が一火事がおきてしまった時に、何分間燃え広がらず持ちこたえることのできる仕様にするか、
ひとつ、ひとつ決まっています。
一般的な考え方では、柱や梁、木の構造部分には、厚い石膏ボードを貼って、防火性能を上げていきます。
いつも二階建てでやっているような、柱や梁を表し(直接見せる)ような表現は、なかなか難しいんです。

しかし
計画当初、お施主さんの持ってくる、こんな家にしたいなーというイメージ写真は梁や柱が見えていて、
天井に木が貼られているような家ばかりです。

まーー、難しいだけでできなくはないんです・・・法的には。
お金は少しかかるだろうなあ。
一番の問題は、今まで僕も会社もやったことがありません・・・

「この家では、こんな挑戦をしました。」
それぞれの家にそれぞれ、そんな特徴のある家を設計したい。
せっかく注文住宅をやっているのだし、その方が絶対に楽しい。
しかしそれは、私の想像力の中からふつふつと湧き出るようなものではありません。
残念ながら。
それはいつも、お施主さんとの話し合いやご要望から生まれてくることがほとんどです。

要は木を見せても、燃えたときに人の逃げる、もしくは消防が助けに来てくれるだけ、持ちこらえればよいのです。
つまり、木のサイズを通常建物を支えるサイズよりも、燃えても大丈夫な分だけ大きくすればよい。
こう書くと、それだけなんだーと思いますが、そんな大きな木が見えていて果たして、かっこよいのだろうか?
となります。

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今回は、二階リビングの天井の梁をいつもの半分の間隔で並べ、なるべく一本一本の梁を違和感のないサイズに抑えています。
たくさん並んだ梁は、リズミカルで小気味良いですが、天井が近いとうっとうしく見えそうなので、リビングは梁上で3M近くの
開放的な天井高さにしました。
その代わり、高さ制限もあるので、一階と三階の個室の天井高さはぐっと押さえ、メリハリのある家に。

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建物北側に設けた階段室は、三層の吹き抜けを持った開放的な空間にして、そこから光を取り入れ、風の抜け道となる計画としています。
暑い夏がようやく落ち着き、大工工事もいよいよ終盤です。


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