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田村和也雑想

2018年5月アーカイブ

2018/05/25

この仕事をやっていて本当に良かったなーと思うときがいくつかあります。
そのひとつは、家を建てたお施主さんから、友人など、新しいお施主さんを紹介いただいたとき。

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昨年夏に完成した横浜市港北区綱島の家に、先日、写真撮影に伺いました。
めでたいことに、お引越し日と初めてのお子さんが生まれた日が同じ日という偶然もあり、引き渡し間際はバタバタ。
落ち着かれてから撮影させてくださいと言いつつ、こちらの事情もあり、一年近く経ってしまいました。
まあ、ゆっくりなのはいつものことですが。

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「先日友達が遊びに来て、
 素敵な家だねー。今、我が家も家づくりを計画中だから、良かったら紹介してくれない」
と言われたんですが、田村さん大丈夫ですか?
と。

「そりゃー、もちろん。」
素敵な家なのは、ご夫婦が楽しそうに、そして本当に素敵に住んでいただいている部分が大きいからなんだけどな。
と本当は思いながらも、自信ありげにひとこと。

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しばらくすると、本当にそのご友人から連絡があり、あれよあれよという間に計画がスタートしました。
住宅はおそらく多くの人にとって、人生で一番大きな買い物。
何件も設計事務所や建設会社を回り、プランや概算見積もりをもらって、しっかり比較検討し、決められるのが一般的です。

もちろん、比べられる立場の私からしても、それが一番だと思います。
良い家づくりは、良いプランだけでもないですし、もちろん価格だけの問題でもない。
お互いの相性やコミュニケーションの取りやすさなどが、もしかしたら一番重要なことかもしれません。

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それなのに、そのご友人は、会っていきなり私たちを家づくりのパートナーとして決めていただきました。
相当、綱島の家を気に入っていただけたのかな、同じようなテイストを求められるのかなと思って打ち合わせを進めていると、どうもそうではありません。

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綱島の家の壁や天井に貼っている木の板はラワン合板という材料です。
お施主さんの趣味や趣向を考慮し、一緒になって選び、仕上には柿渋をセルフ塗装しています。
塗装屋さんをやられている、奥さんのお父さんも参加し、こだわりの色合いの仕上げになっていて、
置かれている家具や飾られている絵ともとても良い感じに溶け合っています。

しかし、一般的にはべニアと呼ばれる安価な材料です。
結果的にこの雰囲気を作り上げることができたのは、それまでの長い打ち合わせによるお互いの意思疎通、それを使いこなす、お施主さんのセンスのたまものです。
そして写真に写る細かいところすべてが、そうした過程の結果だと改めて感じます。

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打ち合わせを進めていると、ご友人がこの家を見て感じていただいたことは、ただこの家の表面的な部分ではなく、そうした私たちの家づくりの総体ではないかと思え、とてもうれしく思うのです。
そして、また一つ楽しみな家づくりができることを、綱島のお施主さんに感謝してもしきれません。


2018/05/18

ゴールデンウィークに休みをくっつけて、連休をいただき、アメリカへ行ってきました。
アルバカーキというニューメキシコ州の都市に入り、そこから北へ、サンタフェ、タオスと周り、一気にメキシコとの国境付近まで南下しました。
サンタフェで、シアトルに転勤中の友人と合流し、レンタカーを借りて、アメリカの映画やドラマに出てきそうな何もない広大な大地を何時間も走ります。

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基本的に本当に見たいものはひとつか、ふたつ、わりと行き当たりばったりな旅行をするのが好きです。
見たものをすべて紹介することは、日記におさまらないので、写真のみ羅列させてもらいます。

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学生のころから、旅行に行くことが好きで、国内ももちろん、海外の一人旅にもよく出かけました。
社会人になってからは、あまり時間が取れないのですが、ここ数年は、ゴールデンウィークに重ねて休みをいただき、海外へ。
時間が限られていることもあって、何年かアジアを回っていたのですが、昨年は北欧、今年はアメリカへと足を延ばしました。

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旅行の目的と楽しさの一つは、何と言っても、日本ではなかなか味合うことのできない文化に触れられること。
そこには様々な人々、食事、建物、都市があり、そして生活があります。
もちろん、こんな短期間の旅行では、ほんの一部を垣間見る程度しかできませんが、何かを考えるきっかけにはなり、
そうした体験の積み重なりから、生まれてくるものもあるかもしれません。

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そして、もう一つの目的は、ひとりのまとまった時間を作ること。
今回も友人とはアルバカーキで別れ(最も友人は仕事で帰ったのですが)、そこから一人ロサンゼルスへ。

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私は、全く自慢にはなりませんが、ほとんど英語がわかりません。
それなりに勉強してきたはずなのに、一体、学校で何年間も何をやっていたのだろう、とあきれるほどです。
しかし逆に、土地勘もない、言葉もわからない異文化に一人で身を置くことは意外と良いものです。

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日本では、ありがたいことに、本当に多くの人たちに囲まれて生活をしています。
友人や同僚、職人さんにお客さん、家族もそうです。
これらの人に合わない日はありません。

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学生時代、恩師から、
「孤独は大切にした方がいいよ。だって、いくら祝福されても、いくら悲しんで見送られても、ひとは一人で生まれてきて、結局一人で死んでいくんだから」
こんなニュアンスのことを言われたことがあります。

もちろんそんなに高貴なものではありませんが、
一年に一回くらい、そんなリッチな時間があってもいいなじゃないか、と思うのです。


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