ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。
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2018/01/15
2018年、新年あけましておめでとうございます。
という間もなく、早くも一月が半分終わってしまいました。
新年早々お引き渡しの現場が2件、三月竣工にむけて昨年末から始まっている現場が2件とバタバタと年越しと新年を迎えた感じです。
いろいろと紹介したい物件があるのですが、まずは昨年末に上棟した神奈川県横浜市片倉の家をご紹介します。
計画は旦那さんのご実家の横に建っていたおばあさんの家を解体し、新築を建てます。
横浜市ではありますが、道路を挟んだ敷地の斜め向こうには、キャベツ畑の広がるどこかのんびりした雰囲気の残る場所です。
設計当時は、まだ存在していたおばあさんの家で打ち合わせを行いました。
そしてそのお宅の配置、見える景色などを参考に、どの位置に窓を取ればキャベツ畑の景色を気持ちよく取り込めるか、隣地の隙間をぬって光や風を取り込むことができるか、隣地であるご実家との関係などの検討を行いました。
おかげで、建物の位置関係、窓の配置などは建ってみても想像通り、とてもうまくいきました。
また外壁は、現在お住まいの都内住宅地を
「このお宅の外壁はなんという素材ですか?」
「このお宅の雰囲気好きですねー」
などとお施主さんと話しながら、ぶらぶらと何度か散歩し決めました。
ガルバリウム鋼板の小波板です。
一見、昔の倉庫や物置に使われていたトタンのようですが、建物の角がすっきり収まるようにコーナー材を入れずに折り曲げて納めていることや、
7Mもある長い一枚ものの材料を取り、一階と二階の間に継ぎ手を作らないように工夫することで、シャープな外観を作っています。
また、バルコニーの手摺を木製とすることでアクセントとし、シャープな中にも柔らかさのある外観を計画しています。
内装はまだまだこれからですが、すべての壁・天井が漆喰のセルフビルドです。
吹き抜けの勾配天井などもあり、本当にすべてできるのか不安もありますが、セルフの際は多くのお仲間が集まり、楽しそうな現場になりそうです。