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田村和也雑想

2016年9月アーカイブ

2016/09/08

横浜市泉区の家の完成写真を撮影しました。
撮影者は、現場管理を担当した中村君。
なかなかきれいに撮れています。

1  あ.jpg

泉区の家の基本設計は実は奥さんがされています。
建築関係の仕事をしていた、などではなく全くの素人です。
設計当初より、シングルラインの簡単な図面とイメージ写真をお持ちになり、
こんな家がいいんですがと。
僕たちもいくつか案を提案したのですが、
なんだか奥さんの図面が一番しっくりきますね・・・
なんて会話をしながら、構造的なアドバイスや窓の配置・建物のボリュームなどの提案を。
奥さんにはきっとこれから暮らしてゆく場所に対する、しっかりとしたイメージがあったのだと思います。
完成写真を見ながら、そのイメージに近づけたのかなー、超えられたかなーとなんとなくこれまでのやり取りを思い返してしみじみしてしまいます。

9 あ.jpg

二階の個室。
羽目板を白く塗装している写真を持ってこられ、こんな感じにしたいのですがと。
羽目板で天井を貼ると、それなりの金額になってしまいますので、白く塗装してしまうならば、
リーズナブルなラワン合板、いわゆるコンパネを細く切って、羽目板風にしてはどうかと。

「天井が貼れました」という話を聞いて、現場に行ってみると、なんと・・・
大工さんが気を利かせ、赤っぽいものと黒っぽいものと色身の違うコンパネを交互に貼っているではありませんか。
それが、なんともかっこいい。

奥さん的にはもう少し羽目板っぽく隙間を開けて貼るイメージだったということですが・・・
私の伝え方が悪かったようで・・・
しかし、大工さんの粋な計らいに、いきなり白くするのももったいないということになり、しばらくはこの天井を楽しんでもらうことに。

10 あ.jpg

旦那さんの部屋です。
白い壁は物足りないと、自ら杉板を壁にセルフビルド。
ここまで木に囲まれた部屋を作ることは稀ですが、杉板の粗々しさと少し暗めの落ち着いた雰囲気がまさに男の隠れ家という感じでかっこいい部屋になっています。
先日の日記でも書きましたが、旦那さんは鉄骨の階段を作るほど、器用になんでもこなされます。

11 あ.jpg

一階には6畳の作業部屋があり、子供部屋の本棚制作など、これからどんどん家を作りこんでいってもらう予定です。

5 あ.jpg

このキッチンは美術部に所属する中学生の娘さんのパースをもとに製作したもの。
ご家族総出で家づくりに参加して、頭や手を使い、体を動かし、みんなで作った素敵な家になったと思います。


中村君の撮影した完成写真の中に変わった写真が・・・

13 あ.jpg

通常外観写真はその建物だけをメインで写すのですが・・・

「よくわからないけどいい写真だね」
「そーなんです。なんか周りが地続きで面白いんです。」
そうか!!

泉区の家は、奥さんのご実家の所有していた土地の一角に建てています。
左の黄色い住宅は、お姉さん家族の家、右隣は今はレンタルしているそうですが、もともとはご実家の蔵だそう。
明確な塀や仕切りもなく、ご実家も含め、ご家族みんなが集まって住んでいます。
はじめて見たときに感じたこの写真から受ける良い印象は、そうした住まい方の形態が表れているのだと。

今まで空き地だったこの場所に、新参者のこの建物が、隣の切り妻屋根形状に合わせてちょこんと建っている。
なんだか、いい風景が出来上がったなーと思います。


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