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田村和也雑想

2016年1月アーカイブ

2016/01/30

5月に行う、ますいいリビングカンパニー21周年展示のチラシを作成しました。

普段私たちは設計の仕事をしていますが、設計とチラシをつくることは似ています。
設計は、まずは敷地を見て、配置を検討し、ここにリビングあったら気持ちいかな、こんなボリュームだったら光とか風が取り込めるかな・・・
などと想像を膨らませ、図面や模型を使ってみんなの共有できる「かたち」にしてゆきます。

さて、チラシはというと、こんな雑なスケッチから。

参考添付B.jpg


実際に展示作品をおく会場の配置計画をもとに作品のイメージ図を並べ、
それぞれ無関係に見える作品の全体像を概念上の補助線を入れて結んでいくイメージです。
実際に当日の会場マップのようにも見え、多岐にわたるますいいのプロジェクトを概念上の地図のように表せないか。

まずはたたき台案

参考添付C.jpg

一同、うーーーん。
なんか違う・・・

もっと文字や写真の大きさにメリハリをつけてしっかり見せたいものとそうでないものと区別してみよう。
もっと地図っぽくなるように。
そもそものレイアウトはこれでいいのか。

みんなで好き勝手言い合いたたいてゆきます。

二案目を飛ばして三案目

sekino.jpg

大分、良くなってきたけどなあー・・・
もう少し、それぞれの作品に関係性があるように見せれないかなー。
地図的要素が全然ない。
見た目だけ華やかになっただけでは・・・


四案目

sekino3.jpg

うーーん。
少しは地図っぽくなったかな?
でもナー、ピンとこないね。
なんかダサくない?
もっとキャッチーでポップな感じが・・・・
そもそも文字の大きさとかレイアウトが悪くない??

完全に行き詰ります。
今日はこれ以上良くなんないな。たぶん・・・
帰るか・・・

次の日、会社に来ると机の上に文字をレイアウトされ直したものが。
おっっ、なんかいいじゃん。
スタッフの関野さんが昨日の夜、レイアウトし直した模様。
やるなー。

そこからはとんとん拍子に。
会場の動線を工務店ならではの物流のイメージとしての川で表現してみよう。
船やトラックも書いちゃえ。
川の表現があるなら、バックは茶色で台地を表現しよう。
なんだか地図っぽくなってきた。
いいんじゃない。

0129  チラシ.jpg

よし、これで川口本社の人や共同でプロジェクトを進めている早稲田大学の渡邊先生に意見をもらおう。
なんだか、こんなことをみんなでやっていると楽しいものです。

2016/01/28

上棟後の金物チェックで町田市相原の現場へ。
金物チェックは、柱や梁に補強のためにつけている金物が、設計どおりについているか現場で確認していくことです。
柱や梁、ひとづつチェックしていると、現場には似つかわしくない寄せ書きが柱にかかっています。

「これどうしたんですか?」

「いやー、お客さんがもって来てくれたんだー。」
とニコニコ顔の大工さん。

そこには

いつもさむい中、家をたててくれてありがとうございます。
家族の命を守る家を安心して山中さん(大工さん)にお任せしています。
等など

なんだか、うらやましいなー。
とても寒いなんて言ってられませんねー。

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2016/01/26

国立近現代建築資料館で行われている展覧会
「みんなでつくる方法-吉阪隆正+U研究室の建築」を見てきました。

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-みんなでつくる方法-
なんていい言葉だろう、と。
一部の天才的な人を除いては、特に僕のような凡人・・・
決して卑下しているわけではなく、
誤解を恐れず言わせてもらうと、おそらく世の中ほとんどの人は凡人で・・・
みんなでつくるしかないと普段から思っています。

だから、僕たちはお客さんを巻き込んで、職人さんを見方につけ、
あーでもない、こーでもないと議論とフィードバックを繰り返しながら、
住宅をつくっています。

吉阪隆正という人は、ル・コルビュジエという20世紀を代表する建築家のもとで学んだ建築家でありながら、教育書、アルピニスト、文明評論家と幅広い分野にまたがって活躍した人です。
赤道アフリカ横断や早稲田大学アラスカ・マッキンレー遠征隊を隊長として率いたことも。

建築家というとピラミッドの頂点にいて、その人の思想やイメージをまわりの人たちが一生懸命具現化しているイメージがあります。
吉阪隆正は、そうした一人で何かを成し遂げることの限界を知っている人だったのかもしれません。

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今回の展示は、吉阪隆正とU研究室の残した言葉、図面、模型などが展示されています。
U研究室は吉阪を筆頭とした設計者集団です。
そこには建築家や学生がどこからともなく集まった、ものづくりの場があったようです。
人手が足りない時には近所のクリーニング屋さんや水道屋さんなども参加し、手書き図面の外構の砂利などを描いていたそうです。
なんとも活気に溢れた、魅力的な場所だったのだろうなと思います。

そして今回の展示を見ていると、その魅力的な場所はこうした言葉や図面、建築などの「かたち」を媒介させて生まれてくることがわかります。
魅力的な「かたち」にはみんなを集める、みんなが参加したくなる力があるということです。
それは決して、同じ意見や考え方をもった人々が集まるということではなく、意見や思想はちがうけれども、というような。
 
場があるから「かたち」が生まれるのか、「かたち」があるから場が生まれるのか
鶏と卵の関係のようですが、相互作用だと思います。

とても刺激になりました。

2016/01/21

以前、取材風景をご紹介した、杉並区天沼のリフォームが掲載された「すまいの設計」が発売されました。

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もちろん、私たちの仕事の成果は雑誌に掲載されることではなく、目の前のお施主さんと一緒に、一軒一軒丁寧に設計し、
職人さんたちの力を借りて、お施主さんも私たちも、もちろん職人さんも満足のいく住宅をつくることです。

そういう意味では、私たちの手がけたすべての住宅に思い出と思い入れがあり、どの住宅も雑誌に取り上げていただいてもおかしくないと思っています。
もちろん、竣工時期やその時の雑誌の企画に合うかどうかなど、いろいろあってそれは不可能なのですが。

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そしてこうして雑誌に取り上げていただくと、純粋にうれしい気持ちになります。
決して、これが目標ではないし、メディアに取り上げていただくことが結果でも、達成でもないことはわかっているつもりですが。

そしてぱらぱらとめくっては、今回掲載されている中で、やっぱり天沼の家が一番いいなー。
という気持ちになるのです。
もちろん、掲載されているどの住宅も素敵ですし、傑作ぞろいですが。
単なる親ばかです。
偶然にも川口本社の物件も同時に掲載されているのですが、やっぱり天沼の家が・・・
しつこいですね。

アマゾンでも売っているようですので、ご興味ある方はぜひ
goo.gl/7WKMI5
もちろん立ち読みでも結構ですよー。
でも出来れば一冊・・・


2016/01/20

所用があり、外苑前を歩いていると、変わった家が。

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小さな家と名づけられた、日本を代表する女性建築家の妹島和世さんが設計した住宅です。
ちょうど私が大学で建築を学びはじめた頃の作品で、当時、雑誌などのメディアでよく目にしました。
建物の真ん中を螺旋階段が貫き、面積の違う3つフロアーがくねくねと外壁で結ばれています。

まだ、建築のことなど何もわからずに、建築家っていうのはこんな斬新な設計をするのかーと当時感じたことを思い出し、
実物ははじめて見たのですが、とても懐かしい気持ちになります。
そのかわいらしい姿は見ていてあきません。
近づいたり離れたり、裏にまわってみたり、、、完全に不審者です。

そして近くには、搭の家という住宅があります。

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こちらは建築家、東孝光さんのアトリエ件住宅として建てられた、私の生まれる15年も前に竣工した作品です。
打ちはなしコンクリート、狭小住宅の先駆けのような住宅で、日本の現代建築を語る上でははずされない、名作と呼ばれる住宅です。
東京オリンピックの際、道路拡幅によって作り出された6坪の敷地、野菜で言うと食べられるところを切って残ったヘタのような敷地に建てられた本当に小さな住宅です。
今では、周囲の建物に囲まれて、こじんまりとした印象がありますが、
その荒々しいコンクリートはまるで石の塊のような独特の存在感があります。

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もちろん先に書いた小さな家は、歴史上は搭の家の延長線上にあり、歩いていて偶然にこれらの住宅に出会える東京は、本当に面白いなあと思います。


2016/01/14

東京都町田市相原の家の上棟をしました。

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上棟は設計や工事工程の中でもひとつの目標であり、区切りのような気がします。
これまで、半年以上かけてお施主さんと話し合い、設計してきたものが、いよいよ建物の骨組み、ボリュームとして立ち上がります。
ようやくここまできたかー、と感慨にふけると同時に、ここからが本当の勝負で追い込みになってきます。

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通常、設計というとプランをつくったり、建物のかたちを決めたり、
といった作業をすることだと思われると思います。
もちろん、それは設計の中でも大切な部分ですが、そうして設計された大枠のものが
きちっと意図した機能性をもたせられるかどうか、
実際に使いやすく出来るか、
見た目にスッキリ、かっこよくできるか
等など
そうした細かな部分だけれど大切な部分は、これからの納まり(部分と部分の取り合い)をいかに粘って設計できるかにかかってきます。
実際これからは大工さんと話し合いながら、これまで描いた図面の枚数以上の図面を描いてゆきます。

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それにしても、組みあがった骨組みは美しく、なんだか外壁を貼ったり内壁を貼ったりするのがもったいない気がしてきます。

2016/01/09

国分寺市本多の家に家具工事に伺いました。
昨夏の一年点検の際に相談されていた、書斎の机と本棚の製作です。

当初設計時には、図面に存在していた本棚と机。
しかし予算調整時に、ここは住んでみてから考えればいいかと減額対象になりました。
一年住んでみて、やはり本棚と机はあった方がいいとなったそうです。

本棚は、材木屋さんの加工場で大工さんが製作し、現場で取付を行いました。
壁面一面の本棚ですが、実は6分割されていて、必要に応じて移動すると、使いたい場所でひとつひとつ本棚として使えます。

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机は、一見、シナ合板のように見えますがシナよりはしっかりとした素材のロシアンバーチ合板を採用しました。
鉄の足は東京R不動産toolboxという通販のセレクトショップで購入。
天板は、メーカーにカットしてもらうと簡単に組み立てられます。
とてもスッキリシンプルな構造でセルフビルドも可。

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こちらも、幅のサイズ違いを2つずつ製作し、並べると書斎の壁・壁間にぴったりとはまると同時に、動かせばどこでも使えるようになっています。

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予算のこともありますが、新築時には作りつけすぎないという考え方もあります。
しばらく住んでみて、本当に必要なものを少しずつ足してゆき、長い月日をかけて住みやすいようにアレンジしてゆく。
はじめから、すべてが決まっているものよりも、こちらの方が豊かな考え方かもしれません。

2016/01/05

新年、あけましておめでとうございます。

早いもので町田分室も今年で5年目になりました。
町田市相原の家は年明け早々に上棟を予定し、現在申請中の2物件ももうすぐ工事が始まります。
また、進行中の設計物件もあり、おかげさまで今年も忙しい一年になりそうです。

お正月は島根の実家に帰り、何年かぶりに出雲大社におまいりし、甥っ子やいとこの子供達と凧あげなど。
出雲大社では遷宮やパワースポットブームから参道にあるみやげ物屋さんの多さやにぎやかさにびっくり。
なんと大鳥居の目の前にスターバックスまで出来ていました。
いあやー、随分とかわるものだなーという感じです。

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冬の日本海側は、例年天気の悪い日が多いのですが、今年は暖かく天気のよい日が続きました。
しかし、海へ出ると風は強く、凧もぐんぐんあがってゆきます。
最後は風にあおられて手を放してしまい、海へと帰っていきましたが。

のんびりとした良い休暇になりました。

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