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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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田村和也雑想

2015年10月アーカイブ

2015/10/30

建築現場では、いつも大量のゴミが出てきます。
材料を保護している養生材や材料を切り回して出た端材など、など。
私たちは、現場から出たゴミを事務所に下げてきて、分別をし、産廃屋さんへ運びます。
作業をしていると、いつもこのゴミを少しでも減らせないかと考えてしまいます。
まだ使えそうな少量の余ったタイルやフローリング材、合板の切れ端など、捨てるのがもったいない気がして倉庫にとって置くこともあるのですが
大抵は倉庫の場所をとるだけで、使い道がなく年末の大掃除で捨てるのがオチです。
そんな中、そうした端材や余り材を少しでも有効活用できないかと、余り材を入れておくBOXをつくって入れて置き、近所の人たちに配っています。

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建築現場ではゴミになってしまうそうした材料も、近所の人達にとってはちょっとした工作の材料になるようで、木工事終盤など、BOXいっぱいに入れておいても
次の日の朝には、ほとんど空になっています。
捨てるとなると費用がかかるそうした材料を有意義に使ってもらい、私たちにとっても近所のセルフビルダー達にとっても一石二鳥です。

先日、近所のおじさんがいきなり事務所を訪れて、いつも木をもらって申し訳ないから、仕事の休憩にと茶菓子をもってきてくれました。

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そー言えば、やり始めた頃には、焼き芋屋さんが燃料がなくなったからもらいますと言って焼き芋をくれたこともありました。
こんなちょっとしたことが、ご近所さんとのコミュニケーションとなり、少しづつでも私たちの活動が地域に根付いていくとうれしーなーとおもいます。

 

2015/10/27

東京都国分寺市本多の家に、一年点検及び一周年パーティーに呼んでいただきました。

日々の生活に追われていると一年なんてあっと言う間ですが、こうして久しぶりに訪れると、時の流れを感じます。
竣工前にみんなで枕木を並べ、砂利を敷き、セルフビルドでつくったアプローチも、
植栽が成長し、人を招きいれる空間としてとても良い雰囲気になっています。

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設計時、よちよち歩きだったタロちゃんも弟が生まれ、すっかりお兄ちゃんになっていました。

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相変わらず人見知りもせず、良くしゃべり、楽しく遊んでくれます。

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家のほうは大きな変化もなく良好で、床のパインフローリングや化粧で表しにした柱、梁などがだんだんと焼けてきて、いい感じのあめ色になってきました。
新築時には予算の都合上、後回しにした書斎のテーブルや本棚製作のお話もあり、
まだまだ一年、だんだんと家の方もお施主さん色に育っていきます。

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2015/10/21

住宅設計の仕事をしていると、ほとんどの土日、祝日が打ち合わせで埋まってしまいます。
当然、家を建てようとお考えのお施主さんたちも、土日、祝日のお休みの方が多いから仕方ないのですが。

設計、現場へと毎日同じことをぐるぐると考えていても思考の幅が広がらないので、今日は休んでも大丈夫かな?と思える日は平日でもいきなり休みをとってお出かけをします。
今日は、来年行う予定の「ますいいリビングカンパニー21周年記念展示」の企画を考えていることもあり、2つの展示に行って来ました。

まずは乃木坂にあるギャラリー間で行われている「アジアの日常から:変容する世界の可能性を求めて」展です。
アジア各地から5人の建築家を招いて、各建築家の模型や映像が展示されています。
その中でも一番目を引いたのが、屋外空間に展示された、竹を紐でくくるという単純な工法で建築をつくっているベトナムの建築家の作品です。

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こうした、ありふれた材料、誰でも出来そうな工法で大きな空間を造っていくことはとても魅力的です。
古代ローマの人が、レンガを積むだけでドーム状の建物や都市を造っていったように。
写真は展示用のパビリオンみたいなものですが、実際にベトナムではこの工法で大きな建築をつくっているようです。

続いて、東京ミッドタウンで行われている「フランク・ゲーリー展」。
フランク・ゲーリーは、ビルバオ・グッケンハイム美術館等、グネグネとした複雑な三次元の建築をつくることで有名です。

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一見、芸術作品のようですが、特筆すべきはその設計手順と工事完成までのそのプロセスの凄さです。
ゲーリーはまずは、ありふれた材料を使い、イメージしたものを模型におこすそうです。

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そしてその模型を、3Dデータに取り込み、そのまま3D図面に起こすようです。
確かに、こんな複雑な形を2次元の平面図や断面図に起こすことを考えると途方もない作業ですし、切断面ですべて形が違うのですから、そもそもそんな図面何の約にもたちません。

そして驚くべきことは、そこからその3Dを使って、意匠、設備、構造、見積もり、現場での作業工程等すべての作業をそれぞれのエンジニアが同時進行で行っていくそうです。
通常の設計作業は、意匠設計図がある程度できた上で、設備や構造を考え、それらがまとまった上で、見積もり作業をし、オーバーしたところを予算調整しながらフィードバックしていく工程です。
しかしながら、フランク・ゲーリーの組織する各エンジニアの集まったパートナーズは、コンピューターを駆使し、これほどの複雑な建築における、設計から完成までの工期を通常の設計のものより短期間で、そしてほとんどコストの読み違いもなく行っていくというのです。
そのためには、それぞれの計算ソフト開発から行うというのですから、まさしく建築のつくり方の革命です。

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これは、展示空間の壁に描かれていたゲーリーの建築設計の思考ダイアグラムです。
建物を建てるということは、あらゆる面からの考察、このくらいの思考回路が必要ということだと思います。
凡人であれば、時間をかけてフィードバックにフィードバックを重ね、作り上げられていくものでしょう。
これを最新技術を使い、その作業過程から設計し直すゲーリーはまさに天才なのだと思います。
今まで、ゲーリーの建物にはその奇抜なかたちに目がいきがちだった私にとって、むしろこのかたちを生み出す過程にその本質があったことを知るいい機会になりました。

そして住宅という小さな建物で、設計から見積もり、施工からメンテナンスまで一貫して行うとする僕達が大いに見習わなければいけない姿勢だと思います。
もちろん、ゲーリーのようにはいきませんが。

2015/10/18

4月に完成した杉並区天沼で設計・施工したリフォーム工事のお施主さんから、お引越し後の写真を送っていただきました。
お施主さんはプロのカメラマンです。
比べるのもおこがましいのですが、普段私の撮影している竣工写真とは雲泥の差。
楽しく生活されている様子が、素敵に撮影された写真からにじみ出てくるようです。

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こうして見ると、私たちのつくっているものは器であって、やはりそこでの生活が主役であることをしみじみと感じます。

2015/10/15

先週、社員研修で行ってきたバルセロナの写真を整理していると、やけに空を見上げた写真が多い。

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そういえば、気温は低いのだけど、日差しが強く、空が抜けるように高かったなー。
ともう随分前のことのようです。

建築の窓の前には、日差しを調整する可動式の外付けルーバーがついていて印象的なファサードになっているものもおおく、
ビル一面のルーバーの建物も。

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日本の木の文化に対して、石の建築文化。
歴史や重みはあるけれど、地震がきたら一気に崩れそうだなーなんて考えていると
改めて建築は土着的なものなのだなと思わされます。

勉強になり、色々と考えることも多かった今回の研修旅行。
一気にまとめると大変なので、小出しに感想を書いていこうと思います。

2015/10/02

東京都町田市相原で接骨院兼住宅の設計をしています。 

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今までも、美容室のある住宅やダンススタジオのある住宅など、店舗併用住宅の設計は何度か経験させていただきました。
基本的に住宅は個人の建物であるのに対し、店舗併用住宅は第三者、いわゆるお客さんといわれる方を招く場所がつきます。
住宅以上に、その建物がその土地の顔となるわけです。
別に美形な顔をしていなくてもいいと思いますが、「いい顔」をしている必要はあると思います。
誰にだって、また行きたくなる心地いい場所や落ち着く場所はあります。
私たちの作るその場所が、より多くの人たちにとってそういった場所となるように、考えながら、祈りながら設計します。
もちろん、建物だけでそんな場所が作られるわけではありませんが、ひとつのきっかけにはなると思っています。

今回、設計を進めている相原の接骨院兼住宅の特筆するべきことは、接骨院の隣に多目的室と呼ばれる、子供達にダンスや学研を教えたり、工作教室またはちょっとしたイベントを開けるような集会所のような場所があることです。
「町田市相原駅の裏、周囲に何もないところで商売をはじめるに当たって、接骨院と一緒にそうした場所が欲しいんです」
とはじめに相談にこられたお施主さんが言われました。
接骨院と集会所、なんだかおもしろい組み合わせだなと第一印象。
診療所がお年寄りの集まる場所になったり、会話をする場所になるなんてことはたまに聞きますが、そうしたものと子供達の集会所のような場所がセットになっていたら、、、
なんだか新しいパブリックスペースになりそうです。

話を聞いていると、なんだか予算はきびしそうですが、そんな建物のお手伝いが少しでも出来たらイイナーということで動きだした今回の計画。
案の定、予算で悪戦苦闘していますが、現在お施主さんと一緒に実現への可能性を探しているところです。

先日、オープンから一年半後に黒いパーゴラが完成した、大倉山のダンススタジオエントランスの風景です。

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こんな場所が街なかに増えてくると、きっとその町の様子も変わってくると思います。
そこには都会も田舎も関係ないと思います。
人が集まってはじめて、何かが出来るのですから。

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