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田村和也雑想

2012年8月アーカイブ

2012/08/28

計画していた、仙川の家のダイニング照明の試作品が届きました。
仙川の家は2年前に竣工した物件で、ダイニングの上部が、採光、通風のために吹き抜けになっています。

w-b-yamasita002.jpgこの高い天井からダイニングのペンダントライトがつるされると、少し野暮ったい感じになるのではないかと思い、この住宅に合ったオリジナルの照明を計画していました。

デザイン・製作は、大阪の中小企業とのものづくりをテーマに、プロダクトデザインをしている大学時代の先輩と同期が主宰する、山口白幡製作所にお願いしました。

壁からアームで持ち出すことで、吹き抜けの天井面がすっきりとします。
また、ダイニングの長いテーブル(3.5M)の上部を使い勝手に合わせて、アームが回転する設計となっています。

とりあえず、一度、組み立てて事務所の打ち合わせスペースにセットしてみました。

shoumei.jpgshoumei2.jpg■コンセプト

PIPE(仮名)
鋼製電線管の照明。

鋼製電線管は建築工事で電気配管が露出するときに使う鋼管です。通常、建築工事において、電線管は分電盤からコンセントまで電線を送り届けることが役目ですが、今回のプロダクトでは、コンセントからもう一度電線管を通して、電球まで電気を届けることにしました。

一見すると、コンセントから壁伝いに伸びていく鋼管は建築の電気配管のようです。しかし、壁が傾斜し始めると、鋼管はカーブしながら徐々に壁から離れていき、照明の一部となっていきます。

建築からプロダクトへと徐々に変化していくような、今ある建築に寄り添う照明を目指しました。

2012/08/25

国分寺の家の地鎮祭を行ないました。

天気もよく、というか、良過ぎる天気で、倒れそうなくらい暑かったのですが、御主人の勤めている港区の寺院から、お坊様を招いて仏式の地鎮祭を行ないました。

kokubunjijitinnsai.jpg通常、地元の神社から神主さんを招いて行なう神式の地鎮祭が多いので、仏式の地鎮祭は新鮮でした。
二人のお坊さんの御祈祷が、低音部と高音部に別れ、見事なハーモニーでした。

来月からいよいよ工事がはじまります。


2012/08/23

お盆休みも終わり、9月から始まる現場に向けて、いろいろと準備をしています。
昨年末に町田分室をオープンしてから、設計を進めていた稲城市の家、国分寺市の家、あきる野市の家の現場ががスタートします。
約半年あまりの設計期間を経て、お客さんと共に作り上げたプランが、これから実際の形に立ち上がっていく姿を思うと、いつもの事ながらワクワクします。
それに合わせ、9月からはスタッフが一人増え、三人体制になります。

夜は、DVDで「冬の小鳥」を観ました。

fuyunokotori.jpg2009年に公開された韓国映画です。
キム・セロン演じる9歳の主人公は、よそ行きの服を来て、ケーキを買ってもらい、何も知らないまま、大好きな父親に児童養護施設につれてこられる。
養護施設を案内されている間に、父親はそっと帰ってしまう。
そこから、里親に引き取られるまでの、施設での生活を淡々と描いた映画です。

はじめは、父親に捨てられた現状を受け入れられず、口もきかず、ごはんも食べない主人公が、この自分ではどうすることもできない現実を受け止めて、前に進んでいこうとする心情を、様々な描写を通して描いています。
これといった事件が起きるわけでもなく、施設の先生は心温かく見守り、子供同士のいじめなんかがあるわけでもない。
これだけ書いていると、それでドラマになるのかな?と思うけれど、そこがすごくリアルで、やりきれない主人公の心情が画面からあふれでてくる。
現状を受け止められず、駄々をこねることが「子供」だとしたら、現状を受け止め、前に進もうとすることは「大人になる」という事
かもしれませんが、逆に早く主人公が「子供」に戻れる日が来るといいなと思って観てました。
映画の最後に、その希望が持てる演出になっていて、すごくほっとします。

それにしても韓国映画はいい作品が多いなぁ。


2012/08/16

普段はTVのない生活をしているので、久しぶりに実家に帰ってTVをみていると、なんだか新鮮な感じがします。
お盆シーズンは、戦争をテーマにした番組や映画をよくやっています。
もちろん、終戦記念日の時期だからです。

なんだか幼い頃、よく祖父が戦争の話をしていた事を思い出します。
親戚のいとこ達が集まっているとき、
「おじいちゃんまた、戦争の話をしている」
なんて言いながら、隣の部屋へ遊びに行ってしまう光景がよみがえってきます。

祖父はまだ、健在ですが、最近は戦争の話をしなくなったような気がします。
単に僕が一緒にいる時間が、少くなったからかもしれませんが。

SMAPの中居正広主演の「私は貝になりたい」がやっていましたが、戦争を題材とした映画では、先日観た「この空の花-長岡映画-」を思い出します。

監督の大林宣彦さんが、ラジオで印象的なことを言っていました。

「大林さんが始めて自分の部屋をもらった時、その部屋を勉強部屋と呼んだ。
 しかし、今はみんな子供部屋と呼ぶ。
 子供部屋と呼ばれるようになってから、世の中がおかしくなってきた」

少し違うかもしれませんが、こんな感じでした。

確かに、昔は子供部屋を勉強部屋と言っていたような気がします。
何も、学校の勉強をしろという事ではないと思います。
自分の興味のあること、好きなことをしっかり勉強し、周りに流される事なく、しっかり考える事、想像する力を養う事が大切だと
いっているのだと思う。
もちろん、それは子供だけではない。

「僕達、戦争を経験した人間は正義というものを信じていない。正義が対立して戦争になるから。
 正気を信じている。正気とは戦争はいやだなと思うこと。芸術とは正気を問う事だ」
とも言っていた。

thCAQW4723.jpg

2012/08/13

12日~19日までの一週間、長めの夏休みをいただきました。
大学時代を過ごした大阪によってから、実家の島根に帰ってきました。

関東から島根までの道のりは、岡山まで新幹線、岡山からローカル線を使うのですが、乗り換えなども含めると移動で一日かかってしまいます。
折角の機会なので、いつも途中で寄り道をして帰ります。
今回は、大阪で大学時代の友人と会い、松江で地元の友達と遊んで帰りました。
当初は広島県の尾道によって、観光をして帰ろうかと思っていたのですが、久しぶりに会った友人達と遅くまで遊んでいたら、めんどくさくなってそのまま実家に帰りました。

今考えると、何の話をしていたかさえ全く思い出せない程、くだらない話ししかしていないのですが、良い休日になりました。

2012/08/07

御相談をいただいている、東京都日野市の住宅の初回提案を考えています。
敷地の裏、東側には背の高い樹木の生い茂る緑地の広がる、気持ちの良い場所です。

hinosikiti.jpg

先日、クライアントと、はじめてお会いして話をする中で

・ 東側に広がる緑地をいかに住宅に取り込むか
・ 二人で住まう家のため、コンパクトでありながら、広がりのある家
・ 新しくピカピカなものではなく、はじめからエイジングのかかったような、懐かしさのある家

というテーマが浮かびあがってきました。

現在、着工前で、確認申請中の東京都国分寺の家もそうですが、20坪程度のコンパクトな家を提案しようと思っています。
建設時や使用時を含め、コンパクトな家は、それだけで省資源で、省エネです。
無駄な部分を無くし、必要以上に大きくしない。
それでいて、的確に吹き抜けなどを設け、周りの自然を取り込み、面積以上に広がりのある家にできればいいなと思います。

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