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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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田村和也雑想

2011年6月アーカイブ

2011/06/29

赤羽の家の旧家屋解体工事が始まりました。

赤羽の家の敷地には、隣地との境界部分に1m60cmくらいの高さのブロック塀が建っています。
しかし、先日の東日本大震災の影響で今にも倒れそうな、ぐらぐらの状態になってしまいました。
そんな状態ですので、すぐにでも解体したほうが良かったのですが、赤羽の家のお客さんを含め、三つの敷地に隣接しているため、ブロックが誰のものかわからない状態でした。

先日、その三者立会いのもと、確認をしたのですが、赤羽のような都内の込み合った土地では、昔の資料もなく、隣地境界線も曖昧で、ブロック塀の所有者が誰かなど分からなくなっている例がしばしばあります。
土地家屋調査士に入ってもらい、敷地の境界確定をしていただく方法もあるのですが、結構な費用がかかるため、とりあえず建物解体の際に、隣地境界の杭がブロック下に隠れてないか、壊す前に確認することになりました。

そして本日、解体初日に確認を行いました。

nikii-kaitai.jpgすると、ブロック塀の基礎の下から境界の杭が出てきました。
ちょうどブロック塀の芯に入っていましたので、三者共有のブロック塀ということです。

nikki-kaitai2.jpg少し見づらい写真ですが、こんな感じで隠れて入っていることもあります。
これで、心おきなく塀を解体、新築工事へと進んでゆけます。

2011/06/26

日曜日は、朝から草野球チームの試合に行ってきました。
普段、運動不足になりがちなので、たまには運動をしようと思い、昔やっていた野球を去年15年ぶりに再開しました。
もちろん、昔のように体は動かないのですが、試合中、声を出したり、走ったり、汗をかいたりするだけで、気持ちがいいです。

昼からは赤羽の家の打合せに行きました。
設計も大分進み、今回は電気設備や外壁の仕上げ工事の打合せを行いました。

夜は、神宮外苑のビアガーデンへ。
生憎の曇り空だったのですが、外でビールを飲むのは気持ちいいですね。
住宅の設計をしていると、都内などの密集地では大きめのバルコニーや屋上、郊外ですと中庭型のウッドデッキなど、外部で楽しめる空間を作るのですが、お客さんがそうした空間を大事に思う気持ちが良く分かります。

野球に打合せにとなんだか忙しい一日だったのですが、いっそうビールがおいしく感じました。

nikkibiaga-den.jpg

2011/06/25

三鷹の家の現場では、二階部分の配筋工事が進んでいます。

今日はその二階部分のコンクリート打設に向けて、一緒に設計・現場管理を行っている田山君と、躯体工事をお願いしている会社の番頭の小島さんの三人で打設計画の打合せを行いました。

三鷹の家では、外壁がコンクリートの打ち放し仕上げになります。
現場で打設したコンクリートがそのまま仕上げになるわけですから、きれいなコンクリートを打たなければなりません。
そのため事前の打設計画が重要になってきます。


梅雨のこの時期は、湿気が多く曇りの日も多いので、コンクリート打設にとっては条件は良いのですが、三鷹の家では壁がRで外回りと中庭部分が一続きになっているので、打設は四角い箱型の家より難しくなります。
また、リビング部分の天井を3200mmと高くしていることや最近気温も高くなってきていますので、硬化が早くなり打ち継ぎが出てきやすくなります。

そこで今回は、ミキサー車の台数・発車時間を計算し、下のような計画での打設順序を決め、鉄筋が密に入っている部分や窓下の部分のコンクリートが流れていきにくい場所の確認を行いました。

nikidasetu.jpgまた当日の人の配置や打設時間の管理を誰が行うかなどを決めます。

コンクリート打説は型枠の上からコンクリートを流し込む人、バイブレーターといって振動する道具を突っ込んでかき混ぜる人、型枠の下でコンクリートが流れていくように木槌でコンコンたたく人、ミキサー車の管理をする人などなど、当日は総勢15~20人くらいの人で行います。
コンクリートの硬化は待ってくれませんので、当日はチームワークが大切です。
打設している間にコンクリートが硬化しないように俯瞰的に時間の管理と指示を出す役に田山君、型枠の内壁で木槌を叩く役を小島さん、外枠を叩く役に弊社の池上君、ミキサー車の交通整理と誘導、時間管理を弊社の増田君、以上の四人をリーダーにしてリーダー同士がコミュニケーションをとりながら、打設を行ってゆきます。

後は、当日雨が降らないようにと、うまく打設が終わるように願うだけです。

2011/06/23

足立区舎人の美容室兼住宅が完成しました。

本日、引渡書類のやり取り、保障関係のご説明、鍵をお渡しし、無事引渡しが終わりました。

引渡しの際、いつもお施主さんに言われる
「まだ、自分の家じゃないみたいで、ここに住むという実感がないんです」
という言葉がいつも印象的に残ります。

実は、逆に私たちは設計から現場で建てている工程の中で、約一年という長い時間を通して、いつの間にか自分のもののように愛情が生まれてきて、引渡しをしてもいつまでも自分の家のような不思議な感覚を持ってしまいます。

舎人の家では、一階の美容室の設計に特に気を使いました。
お施主さんが仕事をする場所で、お客さんに来ていただくところなので、美容室としての店の雰囲気や居心地の良さは重要です。
今回は、鉄骨の梁や柱、デッキプレートなどの構造材を白く塗装し化粧とした天井の高いざっくりとした空間に、奥の壁に貼った柄尽きの壁紙や、落ち着いたシャンプールームとなるように貼った、こげ茶の麻クロスをアクセントにしました。
下がり天井の上に設けた間接照明もすごく良い雰囲気に仕上がりました。
今後、オープンに向け鏡や椅子がセットされるとますます、雰囲気のある美容室になるのではないかと思います。

追加でお願いしていただいた、受付カウンターやクローゼットもあるので、オープンまでいろいろ相談をしながら、全体の雰囲気をまとめていけたらいいなと思います。

8月オープンですので、お近くの人がいたらぜひいらしてください。

nikkiboyousitu.jpg

2011/06/22

三鷹の家では、2階の型枠工事が進んでいます。
暑い中、型枠大工さんにがんばってもらい、屋上の床の型枠が出来上がりました。

三鷹の家は鉄筋コンクリート二階建ての家です。
設計当初は木造で考えていたのですが、基本設計プランを提出し、お施主さんと打合せをしていくうちに、出来上がったプランやお施主さんのご要望を踏まえると鉄筋コンクリート造が妥当だろうという話になりました。

その理由は中庭を中心として、ぐるりと回遊できるがらんどうの平面と、ぐるりと回りながら屋上へと上がってゆける平面構成にあります。
木造では構造的に柱や壁が必要となり、このような自由な平面はなかなか難しいです。また、大きな屋上(陸屋根)は防水上の不安もあります。

MITAKA~1.JPG出来上がった屋上の型枠の床に上がってみると、周囲には高い建物もなく遠くまで見渡せ生産緑地の緑の広がった気持ちの良い眺めが広がっていました。

nikkimitaka1.jpg

2011/06/12

日曜日、ますいいリビングカンパニーのOBで、山崎壮一建築設計事務所の山崎さんが設計した「こばとこどもえん」の内覧会へ行ってきました。

山崎さんには、大学を卒業し、ますいいへ入社して実務的なことが何も分からない私に、図面の書き方から細かい納まり、またいろいろな建築の話を教えてもらいました。
そんな山崎さんの独立後、最初の大きな仕事なので楽しみにしてゆきました。

子供園は、文部科学省と厚生労働省の管轄の違う幼稚園と保育園を合わせた施設です。
そのため、年齢の違う子供や幼稚園と保育園などそれぞれの部屋を用意しなければならないようです。
今回の計画は、そのような部屋を壁で明確に分節するのではなく、部分部分に置いたアルコ-ブのような構造のコアとなるスペースとそこからかかる天井やたれ壁の組み方でやわらかく部屋どうしを分節していました。
全体としては、そうした部屋が連続して続いてゆくような、構造とプランのマッチした非常に面白い内部空間を作っていました。

nikki%20kobato.jpg外観はそうした連続してゆくボリュームをどこで切るか、という作業だったようです。
現れた切り口は、イスラムの教会のような不思議なかたちをしています。

nikki%20kobato2.jpg当日は、お休みで子供たちはいなかったのですが、子供たちの走り回っている姿や笑い声の聞こえてきそうな楽しそうな建物でした。

2011/06/09

ますいいリビングカンパニーに入社して、4月で7年目になりました。

忙しい毎日のなかで、日々の作業に追われ、なかなか振り返ることもなかったのですが
今回、神奈川分室のホームページを作成するために、私のかかわった物件を整理していると
あらためて、多くの住宅に関わらせていただいたこと
客観的に並べて見ると、実にさまざまな住宅を手がけさせていただいたことに気づかされます。
構造でいうと、木造、鉄骨造、RC造、RCと木造を組み合わせたもの
シンプルでモダンに仕上げたものや、木造ならではの屋根の軸組みを表現したものからレトロなヨーロッパ風なものまで。
フラット屋根でモダンなもの、きのこのような家型をしたもの、中庭を一周できる美術館のようながらんどうの家。

一見、ひとりの設計者が設計したようには見えないかも知れません。
設計者のゆるがないこだわり、意図はどこにあるのだと。

しかし、これらの作品は、その時その時
住み手の本当に大切にしているものは何なのか、
その土地に建てる住宅として、本質的なかたち、構造とはどんなものなのか、
かかるコストとパフォーマンスのバランスは適切か、
様々な事柄を真剣に考え、悩み、住み手や実際に作る職人ととことん話し合った結果です。

職人が作業をしている横で、お客さんと一緒に左官壁を塗ったり、木部の塗装をするなどのセルフビルドの手伝いをしたり、休憩のときに職人も交えて他愛もない話をしたり。
そうやって作り上げたもので、つくり方やかたちは違うけれど、どの家にも様々なエピソードや思い出とこだわりがあります。

そして出来上がった住宅は、人の顔がそれぞれ違うように、自然とそれぞれ違った表情をしています。
そんな一風変わった家作りは、設計から施工管理、アフターケアーまでトータルで考え、作業してゆける工務店というスタイルならではの強みであると思います。

先日、昨年完成した仙川の家にお邪魔したときに、小学生になるお子さんの友達が遊びに来ていました。
仙川の家では、明確な子供部屋を作らず、細長い一室空間にお施主さんと共に作った手作りの机兼ベッドを置くことで、LDKと子供室を緩やかに仕切っています。
そこで子供たちが、リビングや子供室を行ったり来たり、楽しそうに走りまわって遊んでいました。
子供にとっては細長く広い空間や吹き抜け、屋上へと続く螺旋階段は格好の遊び場なのでしょう。
私も少し一緒になって遊んでいると、そのうちの友達の一人が
「この家お兄さんが作ったの?この家大好き。」
と話かけてくれたことを印象的に覚えています。
島根の田舎の自然の中で育った私にとって、都会の子供は遊び場も少なく窮屈でかわいそうな気がいつもしていたのですが、自分のやってきたことに少し自信が持てた瞬間でした。

これから、町田という土地で分室を始めますが、お客さんのこだわりの家を一緒に楽しんでつくれるような、地域に根ざした組織・工務店を目指してゆきたいと思います。

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仙川の家 (手前が間仕切り収納,子供スペース)

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