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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
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ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2016/12/07

午前中は近所にある川口済生会病院にて健康診断。3月に禁煙したおかげであろうか、健康状態はおおむね良好である。あれだけ好きで、二十数年間吸い続けた煙草をやめた時は、正直言ってどうなることかと思ったけれど、のどや鼻、動悸などの症状がすべて消える事を経験するとやっぱり禁煙は正解だったような気がする。煙草が原因で蓄膿症になり、その症状を緩和させるための手術のあとに、全身麻酔から目覚めた時、その直後に点滴を引きずりながら喫煙所まで歩いて行ったりの愚行がとても懐かしい限りである。そういえば30歳の時にラグビーの試合で靭帯を断裂し、腰椎麻酔をして再建手術をした時は、動いてもよいと言われるその瞬間に屋上にある喫煙所まで松葉づえで移動した。ここまで来るとわれながら馬鹿としか言いようがない。健康診断など本当にうっとうしい限りではあるけれど、1年に1回くらいは仕方がないのであろう。

12時過ぎに事務所に来ると、埼玉県寄居町にて工事中のMさんが打ち合わせをしている。仕上げに関する詳細事項の確認作業ということで打ち合わせに急遽参加することに。

終了後、スタッフの和順君と一緒に東京都の両国にて工事中のMさんの家の現場確認。この現場では築40年の古い住宅をリフォームし、和の雰囲気を生かしながらの新しい生活空間を造り出した。Mさんはこの家をご両親から受け継いだ。この家の隣ではシェアハウスを運営しており、そのシェアハウスも和の雰囲気をうまく取り込んだデザインとなっている。今回の計画では、2階をリビングとして新たにキッチンなどの設備を設置した。写真はその様子である。

この写真にあるように、リビングの天井部分は古い梁が表しとなっている。こういう現場ではたいてい古い梁に丸太が使われていたりするのだけれど、こういう材料が古くなって味を出している状態は新築では作り出すことが出来ない魅力となる。子上がりの部分にはこの後、畳が敷きこまれる予定である。お仏壇や神棚などが所定の状態になるといよいよ完成となる。

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2016/12/06

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

15時ごろ、埼玉県さいたま市にて計画中のYさんの家の打ち合わせ。今回は実施設計の2回目の打ち合わせである。前回に引き続き、展開図やキッチン部分の詳細図、電気設備図面などについてご説明をさせて頂きながら、ご要望の確認作業を行った。

2016/12/05

朝礼終了後事務所にて各プロジェクト打ち合わせ。

埼玉県伊奈町にて設計中のWさんの家では見積もりの減額案の作成や、追加で見積もりをしている項目がある。まだすべて出そろったわけではないけれど、途中経過を確認のうえ追加の作業を指示した。

東京都世田谷区にて設計中のKさんの家の現場では、地盤の中にある地中障害物を売主さんの責任で撤去してくれることが了承されたようである。土地の取引につきものの地中埋設物であるけれど、これが見つかったときには速やかに対処しないと建築の工事に影響が出てしまう事となる。そもそも売主さんが瑕疵担保責任を履行してくれる期間というのが1年から2年という規則があるので、それを超えてしまう前に調査をしたりの注意も必要となる。(売主が業者さんの場合には2年となる。)

今回は土地の地盤調査を早めに行ったところ、スェーデン式サウンディング試験の棒が打ち込めないくらいの障害物に突き当たってしまったことで、地中傷害の存在に気が付いたわけだけれど、こういうケースが何となく増えているような気がするから、土地を購入した場合にはなるべく早く調査をしたほうが良いのかもしれないとも思う。それにしてもすぐに対応してくれそうな売主さんでよかった。

昼前に川口市でお世話になっている知人の会社事務所の扉と天井のクロスの張替え相談に出向く。こういう小さなお仕事も有難い限りである。
そういえば僕が独立して最初にやらせていただいたお仕事は小学校の頃の同級生の実家の床フロアリングの張り替え工事だった。次のお仕事は、東川口のFさんの家のキッチン前タイルの張替えとリビングの漆喰塗であった。Fさんからは16年たった今でもたまにお電話をいただいている。ご主人を亡くし、お嬢様までなくしたFさんがくれるお電話は、大体がちょっとした世間話なのだけれど、でもそういう関係が今でも続いていることがちょっとうれしいのである。

夕方税理士さんとの打ち合わせ。お金の話はやっぱり苦手なのだけれど、でも僕が理解していかなければいけない事でもあるのできちんとやらなければ・・・。

2016/12/02

朝礼が終わる頃、茶道具屋さんの増幸さんがロダン受けを持ってきてくれた。著名な彫刻家のことではない。ロダン受けというのは漢字で書くと、炉壇受け、つまりは和室に炉を作るために使う受け金物のことである。とてもマニアックな金物なのだけれど、でもこの金物が無いと銅製の炉壇を取り付けることが出来ないからとても大切な金物でもあるのである。

実はこの炉壇というもの、本当は左官で作るものである。左官屋さんが作った竈というかまどのごとく、昔はこの炉壇も左官でできていた。今でももちろんそういう炉壇を使っている茶室はある。しかしながら金属よりも左官職人の人件費のほうが高くなってしまった現代社会では、よほど予算に余裕がある場合でなければ銅でできたものを取り付けるようになっているのである。早速担当の土田君の手によって現場に運ばれる。現場ではこういう風にいろいろなものが集まって一つの建築になるのである。

この和室、実は畳のサイズが普通と違う。茶道に使う部屋では京間と言われる大きいサイズの畳が使われることが多く、(もちろん絶対にそうでなければいけないというわけではなくって、マンションの中のように制限がある場合には普通の畳の場合もある。)そのほうがお茶のお点前をやりやすいということになる。普通よりも大きな畳を使うためには、普通のモジュールを崩さなければならないわけだけれど、この現場でも当然ながらモジュールを崩して、大きくして畳を割り付けているのである。

おまけに言うと茶室には変な釘がたくさん取り付けられる。釜を吊るす釘、花をかける釘、掛け軸の釘にお正月に柳をかける釘・・・、もう何のことやらであるけれどこういう設えも、日本らしい文化を実行するための住宅では大切な要素の一つなのである。

2016/12/01

ついに今年も12月。時のたつのは早いものである。朝晩の冷え込みもそうだけれど、日が短くなったなあの感が冬を感じさせる。朝礼後皆で大掃除。あるものは落ち葉掃き、あるものはコンテナの金物整理・・・ますいいの庭には桜、柿、そして栗の木が植わっているのだけれど、これらの木は毎年大量の落ち葉を放出する。どこからこんなにもたくさんの物質が出てくるのだろうかと不思議になるほどたくさんの葉っぱが落ちてくる。太陽の光、水、そして空気中の二酸化炭素、土の中の養分、そういうものからこれだけたくさんの物が作られるのだから本当に不思議なものである。

13時、リビングデザインセンターOZONにて世田谷区で設計中のKさんの家の打ち合わせ。今日は実施設計の1回目である。主に縮尺を1/50に拡大した平面図をもとに打ち合わせを進める。途中階段の勾配についての考察となったのでビルの中の階段を測ってみると、意外といろいろな勾配の階段があることに気が付いた。この階段はこんな寸法ですよ・・・の説明は図面だけよりも分かりやすい。こういう実物模型があっても面白いかもしれないな等と考えてみた。打ち合わせは15時ごろまで。その後は新宿紀伊国屋にて、設計の参考資料を購入し17時過ぎ帰社。

2016/11/30

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。今日は少々微熱があるようでなんとなく具合が悪い。この時期には子供がいろいろな風を運んできてくれるので、どうしてもその影響を受けてしまう。インフルエンザだけは避けたいものだが、世間の流行を聞くと避けきれるものかどうか・・・。

11時、扶桑社「住まいの設計」取材。今日は僕を対象にした取材ということである。家づくりの考え方、いま興味があること、これからの展望、家づくりの工夫・・・・話は尽きることが無い。様々なお話をさせて頂くことが出来たと思う。

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2016/11/29

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

10時ごろ、東京都東久留米市にて土地の購入を検討しているNさんの土地の下見。土地は小さな川に沿った場所にあって、その川のおかげで南側に開けている。その川の向こう側は5mくらいだろうか、高台になっていてその上にはたくさんの家が建ち並んでいる。上から見下ろされるのは嫌かなと思ってみたけれど、結構離れているし、それらの家にとってこちら側が北側であるのであまり窓はないことからそれほど気にならないようだ。それよりも南側に何の障害物もないのでとても明るく、日当たりが良いのが何よりというところだ。

土地の下見をしていると隣の家の70歳のお母さんが出てきて僕に話しかけてきた。僕が家を建てると勘違いしているようで、僕の家族のことをいろいろと聞いてくるものだから、僕は設計を依頼された建築家で、僕の友人がここに家を作ることを検討しているんですよ・・・という説明をしてあげた。やっぱり隣に引っ越してくる人がどんな人なのかは気になるのであろう。

この土地に住んでいた人の息子さんが昨年亡くなったらしい。朝買い物に行って帰ってきたら急に具合が悪くなって・・・というお話をしていた。ご両親は高齢であるという。隣の家のお母さんも70歳くらいと言っていたので、同じような時期にできた住宅なのであろう。皆一緒に年を取り、皆一緒にこの土地を出ていく。いろいろあって子供たちもいなくなり、またそこに新しい世帯が住み始める。こういう転換がされる健全な住宅街であるということである。今の日本ではこういう転換がなされなくなってしまう、つまりは高齢化とともに過疎化してしまう住宅地が少なくない。地方だけではなく駅からものすごく遠いニュータウンのような住宅地では埼玉県などの比較的都心に近いエリアでも過疎化が進んでいるような場合もある。でもここは東京都、さすがにまわりにはきれいな家が建ち並び、まちの活気も勢いがあるようである。

土地の下見後、車の中で帰りの準備そしているとちょうどNさんから電話が入ったので折り返す。とても良い土地である旨をご報告。来てよかったの一日であった。

2016/11/27

今日は埼玉県さいたま市にある茶寮にて茶事を行った。茶事というのは炭をおこして、懐石料理を食し、その後に御菓子・濃茶・薄茶をいただくという一連の流れのことを言う。普通は茶道を初めて6年程度の初心者が行うことではないのだけれど、今回は普段僕が茶道を習っている社中の先生の計らいで、僕が取得した茶名披露の茶事を行うこととなったのである。

朝は8時30分に茶寮にて準備を開始。何分初めてのことなので何から手を付けてよいのやら・・・という中で茶寮のOさんが手取り足取りの指導をしてくれながらの準備であった。事前の稽古をしてきてはいるものの、どうしたって実践の中でわからないことも出てくるもので、まあそういうことを一つ一つ乗り越えてこその実現である。

11時には社中の仲間がお客様として到着。茶道のお点前については一応は記憶しているものの、それほど流暢にというわけにもいくはずもなく、なんとなくたどたどしい雰囲気の中ことが進んでいく。初炭点前、懐石、続き薄茶の流れで終了。15時過ぎすべてが終了して解散となった。

僕にとっての茶道は失われつつある日本文化をこの国に残すための手段である。文化というのは形があって形が無い。文化という商品をどこかで買いそろえるなどということはできるはずもないのである。

明治の時代にはそれまで栄えた江戸文化を否定しつつ、西洋の技術や文化を取り入れることに躍起になった時期もあった。今でこそ西洋一辺倒の時代は終わり、建築においてもモダンをやる人もいれば、日本的なものを作る人もいる。これこそ正義であるというような一つの様式は存在せず、商業的だったり、国家的だったり、前衛的だったり、近未来的だったり、懐かしかったり、・・・そういう様々な価値観の中で物が作られている時代が今と言えるだろう。

そういう中で僕はこれからも日本の文化と言えるような住宅を造っていきたいと思っている。住宅は人が暮らす箱であるから、人に対してとても大きな影響を与えると思う。今の時代に合った文化的な暮らし、それは決して数寄屋建築というわけでもなく、あくまで現代の暮らしを寛容に受け入れてくれる文化的な建築を生み出すための、様々な知識や経験や人とのつながりを得ることが出来る手段としての茶道に可能性を感じているのである。

2016/11/26

朝礼終了後10時より、埼玉県伊奈町にて計画中のWさんの家の打ち合わせ。今日は弦楽のための見積もり調整1回目である。コストダウンのための見積もり調整では、予算に近づけるために行ってもよさそうな変更事項について、その変更を行った場合の減額金額をはじき出すことになる。今回の打ち合わせにおけるコストダウンのポイントは以下のようであった。
・収納用に作る背の低いロフトをやめた場合
・セルフビルドによる壁面仕上げを取り入れた場合
・仕入れや施工の業者さんによる値引き・・・・

打ち合わせの中では逆にコストアップにつながる点についても話をした。今日の場合で言うと、
・物干しのテラスを屋根の上に作った場合のコスト増
・1階のサッシに防犯合わせガラスや面格子を取り付けた場合のコスト増
・地震の揺れを防ぐためのオイルダンパーを取り付ける場合のコスト増・・・・

打ち合わせの最終段階ではこのような細かな部分についての数万円単位の価格まで調整を行うことになる。内容の決定までもう一歩である。その後の着工に向けて作業を進めていきたいと思う。

続いて東京都東久留米市にて土地の購入を検討しているNさんご家族打ち合わせ。防水の職人さんをしているNさんは当然ながらセルフビルドを行いたいの願望がある。どこまでできるか、どこまでのセルフビルドが許されるかのお話を中心に、アスタリスクカフェの事例などを交えながら説明をさせて頂いた。

職人さんの家は当然のようにセルフビルドの対象になる。だって施主が職人さんなのだから当然である。これまでも水道屋さんの家、板金屋さんの家、基礎屋さんの家という具合に造り上げてきたけれど、当たり前のようにセルフビルドは行っている。水道屋さんに至っては、不動産の物件がきっかけで知り合った後に、この仕事をさせて頂いたことがきっかけで、数年後にますいいの家づくりの水道工事をほぼすべて行っていただくという風になり、今ではとても心強い協力業者になっていただいているのである。つまりのところ、僕は住宅のデザインや工事のまとめ役の仕事をしているわけで、そのまとめ方さえ工夫すればセルフビルドを取り入れることは可能なのである。

2016/11/25

午前中、埼玉県さいたま市にて設計中のYさんの家打ち合わせ、今日は1/50の模型を作成しプレゼンを行った。この住宅は、北道路の敷地に計画している。南側には両親の暮らす住宅があり、その2件の住宅の間には庭が設えられている。今回の計画では南側に面する庭からの採光に十分配慮することはもちろんのこと、建物の中心部において天空からの光を1階まで届かせるための格子状の光床を計画し、北向きの敷地に建つ細長い住宅でも、1階部分で家の奥の方まで明るい住宅となるように計画をした。プレゼンは概ね気に入っていただけたようである。次はもう少し細かい設備や照明計画に歩みを進めていきたいと思う。

夕方、東京都港区六本木にある国際文化会館へ。今日はますいいリビングカンパニーの生みの親である石山修武先生の出版記念パーティーということで社長と二人でお祝いに出かけた。会場には知らない人がいないであろう安藤忠雄先生や、東京武道館の設計で知られる六角鬼丈先生、渡辺豊和先生に難波和彦先生、長谷川逸子先生、古谷誠章先生、中谷礼仁先生といった建築界の大御所が勢ぞろいしていた。

ご挨拶はまるで大学の授業のごとき熱気であり、渡邊先生などは会場にいる若手に向かって「今の若手建築家はけしからん!君たちは真剣に建築を作っているのか!」と罵倒する始末である。あまりの熱さに打たれた僕は、すぐさま渡辺先生のもとに駆け寄り、今度奈良県にあるご自宅に伺う申し入れをしてしまうほど。これだけの勢いで人にぶつかってくれる先生がまだいたのかの感動である。まるでスクールウォーズ状態の心境であった。(もちろん快く受け入れていただいた。)

他にも様々なユーモアあふれるお話を伺うことが出来て、自分自身もまるで25歳の仕事を始めたころに戻っての素直な気持ちで、話を聞くことが出来たから不思議である。野武士世代と言われたこの先生方が、70年代にそれぞれ強烈な個性を放ちながら建築を作っていた時代にタイムスリップしたかのようなそんな一時であった。

もう一人お話を伺っていてなるほどの感を感じさせていただいたのが、お祝いに駆け付けた石山先生の友人の僧侶、馬場昭道三さんである。何もないところに寺を造り、僧侶としての活動をスタートした方である。何もないところに、寺=建築をつくる。そこに花が咲き、鳥が集まり、そして人が集まるんです。初めは建築です。建築が無ければ人は集まりません。・・・・なんだか忘れていたことを思い出さされるような言葉だ。

最後にベイシーの菅原さんの話である。菅原さんは日本一のジャズバーの店主である。風貌はまるでミスターマリック、そんな菅原さんに今度来店すると伝えると快く受け入れていただいた。22時、夢見心地で帰宅。42歳にしてまたスタート地点に戻されたような夜であったが、きっとこんなことはもうないんだろうなと思うと同時に、僕もこういうことが出来る本物になりたいなと思ったしだいである。

2016/11/23

今日は祭日なので会社にはほとんど誰もいない。数人は現場に行っているが事務所には閑散としているので、普段とはなんとなく空気が異なるところである。朝一番でスタッフの橋本君と埼玉県川口市にて設計中のIさんの家のリフォームについての打ち合わせ。Iさんお家は古い鉄骨造3階建ての住宅をリフォームするという計画である。特に断熱性能に問題があり、今回のリフォームではその断熱性能を向上させることを中心的な課題として取り組んでいる。

Iさんの家の断熱計画は主に以下の項目について進めている。
・屋上の断熱性向上
・トップライトの遮熱
・アルミサッシの断熱性向上
・外壁の断熱性向上

上記の計画について、明確な数値でその効果を表すこと、その効果が省エネ基準などに照らし合わせてどの程度のレベルなのかを検証することを指示し終了した。

午後、大学時代の早大理工ラグビー部の同期家族と共に、秩父宮ラグビー場にて早慶戦を観戦。去年からこの試合を同期会の機会にしようということで集まることにした2回目。今年も総勢15名が集まることが出来た。試合の内容も上々、去年に引き続きギリギリの勝利である。母校の勝利はいくつになっても気分が良いものである。そして年齢を重ねるたびにこういう集いを有難く感じるようになるものなのである。

2016/11/21

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

12月に川口市立西中学校にて行うふれあい講演会の原稿作成について担当スタッフの林君と打ち合わせをした。この講演会自体は、子供たちに「ある職業」を理解してもらうためのものである。今回はその「ある職業」が建築家となり、そのお話を僕がすることになったわけだ。こういうケースでお話を依頼されるのは初めてのことで、若干のプレッシャーも感じるのだけれど、子供たちの将来の為という大義のもと引き受けさせていただくことにした。

とはいえ僕は人に物を教えることを生業とするプロフェッサーアーキテクトではないし、そういう人たちのように体系的に建築の歴史や、建築家という仕事の系譜を話すことは出来ない。というわけで、今回の話の内容はますいい建築圏で考えた様々な事、これまで作った住宅の一例の紹介を通した家づくりの手法の解説(設計から現場まで)、その住宅が渡辺篤史の建物探訪で紹介されているときの様子、というような流れで話をすることにした。時間はわずか40分、たぶんすべてを話すことはできないので社内でリハーサルをしてみるつもりである。この講演を通して一人でも建築という職業に夢をもってくれたらと思っている。

2016/11/20

今日は朝から、僕の妻と娘に、妹の旦那さんと甥っ子の二人を加えた合計5人で、サトイモ堀の作業を行うために畑に出かけた。正確に言うと半分はサトイモで半分は八つ頭である。種芋をたくさんいただいた関係でいつもよりもたくさんの芋を植えたものだから、当然のことながら収穫量もいつもより多い。そして、サトイモの収穫はとても大変である。というわけで今日は助っ人をお願いすることにした。

当然助っ人に来てもらったからには食べきれないくらいのサトイモを差し上げる。買い物袋にパンパンに合計5袋、きっと芋を見るのも嫌になってしまうであろうくらいの量をプレゼントさせていただいた。

年少さんの甥っ子も初めて体験する畑作業をとても喜んでくれたみたいだ。大きなカマキリやバッタ、いろんな虫の幼虫や青虫、カナヘビや蛇、様々な小鳥等々、とにかく畑にはいろんなものがいる。川口市にある小さな畑でも普通に見ることが出来るそれらの物たちは、「都会」という、世界でとても小さな限られたスペースでしか生きていない人たちには、まず接することができない者たちである。そして、そういうものを見たことが無いというのは、人間から大切な何か、それは「僕たち人間もそういうものとそれほど変わらない地球上の生き物である」というような感覚を失わせているような気もするのである。

収穫の秋、台風の影響で前半は大分荒れていたのだけれど、ここにきてからは穏やかな実りの秋の状況が続いている。大したこともないのだけれど大切な気がする日常の当たり前の状態、こういうものを創り上げることへの情熱だけは失いたくないと思う。

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ちなみにこの泥だらけの根っこの部分がサトイモである。葉はトトロのかさのように大きくて、根はは僕がギリギリもてるくらいの重さがある。これをばらして洗って、ようやく家に持ち込めるようになる。

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2016/11/17

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。土曜日に打ち合わせを控えている埼玉県久喜市にて設計中のIさんの家のスタディーなど。

夕方、鈴木君と田部井君の二人を連れて川口駅東口にある寿司「車」へ。地元ではとても評判のよいお寿司屋さんである。とはいえ僕もこれで2回目。なんとなく緊張しながらも、スタッフを連れて暖簾をくぐる。知人に予約しておいてもらったので席にはすでに3人分の箸が並んでいる。待っていていただいたような気がしてなんとなく嬉しい。

酒は日本酒、料理はお任せ、至福の時を堪能した。若手と別れて2回に分けた社員との食事会もこれで一巡した。結婚もして子供もいて比較的年齢の近い二人とは、この年齢のパパさんにありがちな悩みなどの話が合うものである。そして、僕はほんの少しだけそういう経験を先にしているから、失敗例ばかりだけれどアドバイスのようなものも出来る。結果それなりに二人も喜んでくれたようであった。

2016/11/16

朝礼終了後、埼玉県東松山市にて設計中のKさんの家の打ち合わせ。基本設計の打ち合わせである。

設計の初期の段階を基本設計と呼ぶ。この段階では敷地に対してどのようなボリュームの建築を配置するか、つまり敷地を読むこと、そしてそれにしたがってその他の条件を加味しながらプランニングを決定することが重要な作業となる。

敷地には法律による規制、形状、方位、周辺環境、高低差、などの様々な条件がある。これらの条件をしっかりと認識し、それに合った建築の姿を生み出さなければ魅力的な住宅を造ることはできない。そういうことを認識せずに、ただ単に10畳のリビングに8畳のダイニングキッチン、3部屋の個室と水廻りに玄関というように必要な部屋を繋げていっただけでは、生活に影響を及ぼす敷地の周りの様々な要因と全く結びつくことの無い、隔離した住宅となってしまうであろう。でも僕たちが住宅において魅力と感じる要素というのは、光や風、静けさや窓からの眺めなど、ほぼすべて敷地の要素と結びついているのである。だからこそ敷地をしっかりと読み込むことが重要なのだ。

僕はその敷地に初めて訪れた時にまず周りをきょろきょろと眺めることを大切にしている。僕が住んでいる埼玉県南部の住宅街では、たまたま隣が公園だったりの好立地でもない限り、なかなか開けた眺望がそこにあるというような恵まれた条件はない。でもそうはいっても、それぞれの敷地にはそれ相応の魅力があるものだ。家の裏側の区画との少しのずれのおかげで隙間から入り込む光があるなどの、細やかな条件も見逃すことなく大切にする。その結果得た情報をもとに、まずはその住宅がどこに対して開く住宅なのかの検討をすることを第一歩としている。

Kさんの家では、中庭の案を考えてみることにした。これまでは隣地における南側の開けている部分にリビングを配置するという設計を提案してきた。中庭の案ではまた違ったプランが生まれることであろう。

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