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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
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増井真也日記

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2016/09/14

午前中は事務所にて各プロジェクト打ち合わせ。

埼玉県伊奈町にて設計中のWさんの家についてのスタディーでは、19日に控えている打ち合わせに向けての最終的な指示を出した。実施設計に入って初回の打ち合わせということで、平面・立面・断面・そして主要部分の展開図を作成する予定である。これまでの外線だけの図面から、寸法の入った細かい図面に書き込んでく段階ということで、玄関ポーチの有効寸法やら、洗面室や玄関スペースの有効寸法などについて詳細の指示を出した。この図面に書いた通りに家は建つ。すべての寸法が程よく調和しているか、細やかに見ていく必要があるのである。

途中、早稲田大学校友会関係の打ち合わせに砂沢さん来社。一緒に昼食を食しながらの打ち合わせ。

夕方、予想に反して天候が良いので畑に向かう。前回種まきなどの作業は終えてしまっていたので、今日は草むしりと除草のための耕運機作業を行った。畑に付いたのが17時30分、作業を出来たのは18時20分まで。次第に日が短くなって来たので、早く畑に行かなければ十分な作業時間を確保することはできない。仕事との両立はなかなかに大変である。やめてしまったらどんなに楽か・・・、でもやめたくはない。やっぱり出来る限りこのライフスタイルは続けていきたいと思うのである。

なぜ、・・・続けていきたいのかを考えてみた。僕は何でも考えて、そして自分で納得が出来ないと体が動かないタイプであるのだ。

少々話はそれる。

世界史に関する書籍を読んだ。ちょうど第2次世界大戦の被害を解説するページに戦争による死者の数が掲載されていた。
日本・310万人
ドイツ・690万人
ソ連・2060万人
イタリア・43万人
イギリス・38万人
中国・1300万人
ポーランド・600万人
フランス・60万人
アメリカ・29万人・・・・・・・・・・・
とにかくものすごい数の人が犠牲になった戦争の時代を生きた人々のなかで、ごく一部の人が何かを表現することで世界を変えようとしたり、世の中を少しでも良い方向に導こうとする行為がその時代の力強い芸術となった。先日、上野の東京都美術館で見たポンピドゥーセンター傑作展では、1906年から1977年までのタイムラインにそって1年ごとに1作家の1作品を紹介していたが、この作品群の中でも戦争とアートとのかかわりは嫌でも感じるものであった。

今、僕たちはテロという戦争の時代を生きているけれど、これについてはアンリアルな感覚だ。でも、テロよりももっとリアルな気持ち悪い物、なんとなくわかっているのに変えることが出来ない良くない状況というのがある。

例えば実態の労働の価値が低下していく様子とか、実態の人間同士の交わりが不可視化していく様子とか、そういう今の経済至上主義社会・資本主義社会の制度設計というか、技術開発の進度とその利用方法の普及に応じるように失われていく何かというか、・・・とにかく理想的な状況ではないのではないかと感じる状況が目の前にあるのだ。

そういうものに対して何らかの手段で抗いたいという欲求がある。納得が出来ない現状の波に乗らなくとも、波が来ない穏やかな浜辺で、ひっそりと自分だけの理想的状況を創作できないものかの抵抗をしてみたいというような感覚である。

この感覚は、大戦の時代を生きた先の芸術家群と同じなのではないか。

自分の力だけではどうにも変えることなんてできそうにないけれど、でも理想的ではなさそうな現実を見た時に、そこに非現実的な夢想を語り続けることこそ芸術の意味である。

その効果は政治家の立法のように即効性はないけれど、でも政治家にはできない持続的・革新的な手法で時には世界を変革するに至る力を持つことがある。その結果がきっと今の表面上の平和であり、この表面上の平和は大戦の時代よりは各段に進化した時代と言えるのだ。

畑で草むしりしながらこんなこと考えて・・・、俺は馬鹿かと思いつつ、でもこの草むしりの意味はきっとこんな考えからきているんだと思うとなんとなく続けたくもなるのだ。茶道もしかり、ただただお茶を飲むだけ行為の中に、何か思うところがあるからこその茶道なのである。

2016/09/12

午前中は各プロジェクト打ち合わせ。


10時過ぎ、埼玉県さいたま市にて計画中のYさんの家の打ち合わせ。前回の打ち合わせでの変更事項を反映させたプランについてプレゼンテーションをさせて頂いた。基本設計を重ねること数か月、大きなベランダが生まれたり、吹き抜けが出来たり、渡り廊下のブリッジやロフトが出来たりの変更を重ね少々住宅が大きく成長した感もあるということで、最後に一回無駄なスペースはないかのスリム化を検討してみることとなった次第である。

単純な比例関係というものではないけれど建築のコストはやっぱり大きいほど高くなる。そして、これまたすべての人に共通することとして、打ち合わせを重ねれば重ねるほどに住宅は大きくなりがちなのである。基本設計の最終段階、本当はそんなに広くなくともよいという部分があるのであれば、そういうところは縮小しておいた方が結果的にコストを抑えることが出来るわけなので、多少の時間を割いたとしてもやっぱりやってみるに越したことはないのである。

2016/09/11

日曜日。今日も朝から畑作業に出かける。先週はにんにくの植え付けを行ったので、今日はそれほどやることが無い。ということで、時期を終えた大葉を片付けることに。大葉はわざわざ種をまかなくとも、自然に生えてくるようになる。つまりは雑草のごとき繁殖力を持つ野菜で、ある範囲を大葉が生い茂っているような状況を作っていた。背丈が60センチほどになり、大量の大葉を提供してくれた株もだいぶ疲れてきたようで、株全体が黄色くなりかけている。こうなると一枚一枚の大葉にもみずみずしさが無くなってしまい、おいしい葉は採れなくなってしまうのである。

続いて、種まき。この時期は小松菜やらダイコン、レタスやらカブなどなど様々な野菜の種をまくことが出来る。日持ちがしない野菜はいっぺんにまくといっぺんに出来上がり、そうすると当然食べきれるはずもなくなってしまうので、1週間に一畝くらいずつ、少しずつ種まきを行うようにしているのである。

最後に、草むしり・・・。畑作業の半分はこの作業である。まるで瞑想のごときこの作業、僕にとっては結構良い時間なのだ。何も考えずに草をむしりること約1時間、全身に汗をかき、心地よく家路についた。

夕方、娘と一緒に3キロのジョギング。途中公園で遊んだりのほのぼのとした時間を過ごす。

夜、地元知人と赤羽にて会食。23時ごろ帰宅。


2016/09/09

今日は一年に二度の協力会を開催した。協力会の会長は板金屋さんの山内さん、ますいいでは全ての板金工事を山内さんに依頼しているので会長さんというわけである。板金屋さんというのは、屋根のガルバリウム鋼板を張る工事や、外壁の板金やサイディングを施工してもらう業者さんである。ということは、万が一の雨漏りの原因を作るのも板金屋さんということになるし、またそれを補修するのも同じ板金屋さんの仕事なのだ。

こういう要となる職人さんは変えない方が良い。だから一人の職人さんに全ての現場の屋根工事を任せているというわけである。以前、少しでも安くするために、同じ業者は二度と使わないという工務店の社長と会ったことがあるが、長く住宅に責任を負わなければいけないという意識が足りないとしか思えない思考である。

今日は約50人ほどの盛会となった。板金屋さんだけでなく皆大切な仲間である。皆がいなければ家を作ることなどできないのだ。この先もみんな変わることなく仲良くやっていきたいものである。

一番下の娘が、道端で拾ったゴミを使って工作を作っていた。ゴミで何かを作る、、、普通の親なら起こるかもしれないけれど、建築家の僕はちょっと感動してしまったのである。ゴミというのは、その瞬間までは価値があったものがあるときに経済的価値を失ったものたちである。経済的価値がないけれど、ものとしては存在していて、もしもそういうものを使って建築の一部でも作ることができたらそれはとても価値があることだと思うのだ。だってタダですよ。これはセルフビルドにも通じる可能性を持つ、そんなことを考えながらご紹介しよう。

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2016/09/08

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。埼玉県久喜市にて検討中のIさんの家のスタディーなど。現在土地の購入をするかどうかを検討しているIさんの土地に中庭型の住宅を設計してみた。

アメリカの広大な住宅で暮らしてきたIさんが理想とする住宅のごときを、この土地で作ることが可能なのだろうか相談を受けた。45坪+旗竿地という条件は、日本の住宅事情の中であればそれほど悪いものではない。でもアメリカの住宅街と比較してしまえば狭いのは当たり前である。今回は45坪の整形地部分を余すことなく住居の一部として取り入れるべく、中庭型のプランを考えてみた。周囲をすべて他の住宅に囲まれていることによるプライバシーへの配慮の面も考えている。

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中庭型の住宅と言えば2015年に埼玉県さいたま市にて完成したWさんの家がある。この住宅は設計事務所に勤めるWさんが自ら設計した住宅である。中心部に大きな中庭を配置し、両側にLDKと寝室を配した。中庭の奥にある部分には2階を配置し、子供部屋として利用される予定である。周囲に対して閉じられた中庭は、まるで住宅の一部のように感じられるので、室内がとても広く感じられる。それでいてあくまで外部としての光や風が入り込む、とても豊かな空間となっている。Iさんにも気に入っていただけることを願うばかりである。

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2016/09/06

午前中は事務所にて雑務。

午後より茶道稽古。今日は珍しく生徒一人での御稽古である。基本に立ち返るということで、濃茶薄茶の平出前を行った。基本に立ち返る・・・というものの僕の頭の中にはその基本すら定着していない様である。9割がたは体が覚えているものの、残りの1割、所々で間違いを犯す、そして先生に指摘されるのまるで初心者のごとき状態が相も変わらず続いている。一体いつになったら体に染みつくようになるのやら・・・、仕事の合間にやっている茶道では限界もあろうが、いつかは先生のようになりたいものである。

2016/09/05

朝礼終了後、埼玉県寄居町の現場確認。今日は上棟工事。朝から大工さんとビケ足場の職人さん達4人で上棟作業を進めている。幸いにして天候は良好。平屋の40坪ということで、高所での作業は無いものの、やはり雨天での作業は危険が伴うわけなので、晴れてくれたのは何よりである。

途中、東松山で住宅を造りたいというKさん来現場。近所の御実家があるということでますいいの会社ではなく寄居の現場にて待ち合わせをし、これまた近くにあるレストランにて打ち合わせを行った。1時間ほどお話をして辞退プレゼンテーションの再会をお約束。

上棟作業というのは、家づくりの中で初めて木の構造が組みあがる瞬間ということで、やはり花形の場面というか、家が出来上がっていく実感がわき上がる場面である。この後屋根を造り、筋交いやらの構造を固めていき、金物の取り付けを行うわけだけれど、これらの作業を行う約1か月ほどの期間が、つまりは丸裸の住宅の骨組みを見ることが出来る間が、建築現場の最も面白いところのような気もするのである。

15時過ぎ、事務所に戻り雑務。

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2016/09/04

日曜日。今日は家で大掃除。1階にアトリエのごとき部屋と茶道を行う和室を整備。アトリエでは建築についてのみならず、様々なことを考えることが出来るようにと思っている。物はなるべく少なく、簡素なしつらえとした。

あれやこれやの整理整頓をしていたら、ごみ袋20袋程度を生み出す大掃除となってしまった。初めはちょっと掃除をしようと思っただけだ。いつの間にか範囲が広がり、ごみの量が増え、そして一日が終わった。

20代のころから持ち続けてきたスキューバーダイビングのセットやら、大学生の頃に購入した壊れたテント・・・。なぜこんなものがあるのかさえ忘れかけている。

僕は大掃除が好きだ、ということは前に書いた。ちなみに引っ越しも大好きで、今は子供がいるのでできないけれど、つまりは自分自身をリセットできるような感覚が好きなのである。

モノに囲まれていると息苦しくなる。人間が生きてゆくのには実はそんなに大量の物が必要なはずはないのだ。生きていればいつの間にか油汚れのごとく物が増えてくる。その物達はべっとりとまとわりついて身動きを阻害する。だから僕は定期的に掃除をする。一日中しているととても疲れるけれど、でも終わった後の爽快感がたまらないのである。

2016/09/03

午前中は事務所にて雑務。

午後、埼玉県久喜市にて新築住宅を検討しているIさんご夫妻打ち合わせ。久喜市内で購入を検討している土地があるけれど、購入に踏み切る決断がつかないという状況でのお話である。土地の購入はなかなか決断をするのが難しいもので、こればかりはタイミングの良い出会いと思い切り、つまりは恋愛のようなものであるような気もするのである。とまあこんなはことを言ってみたところで全く説得力の無い話であるので、ご希望の住宅像を送っていただき、検討中の土地に実現可能かどうかを検討してみることにした。

実はIさんの奥様は設計事務所勤務の経験もあるという。つまり自分の家を自分で考えることが出来る人なのである。自分の家を自分で考えるという行為はとても大切なことだと思う。自分にとって何が大切で、何にお金をかけるけど、何は節約する。そういうことを自分で考えることが出来るだけの知識を建築全般において取得するのは難しいことだから、当然僕たちのようなプロの助けが必要になるわけだけれど、それでも素人でも考えられる部分はたくさんあるわけだし、実は本当は簡単なことをハウスメーカーなどはブラックボックスに隠していたりする事実もあるわけである。

夕方、会合の為大宮へ。11時過ぎ帰宅。

2016/09/02

朝礼終了後現場打ち合わせなど。

スタッフの渡邊君と、ローコストでの納まりについて話をしていた。僕はローコストでの家づくりの中でいろいろと頭を悩ませ、でもその状況を楽しみながらいろいろなものを作ってきた。そういう状況下で造ったものは、どこか普通の既製品とは違うものになる。普通にお金をかけてしまったらできない事を力技で推し進める感じ、そんな感じが面白い。

下の写真はさんかくの家である。土地の広さが16坪しかない狭小地に三角形の住宅を造っている時点でかなりの変わりようなのだけれど、写真のごとき工夫も施している。これは三角形の頂点に位置する浴槽である。普通の浴槽では三角形の頂点に設置する事は出来ないから、左官屋さんにお願いしてモルタルで作ってもらった。せっかくお風呂をモルタルで造ったのだからということで、ついでに洗面化粧台も作ってもらった。ちなみにキッチンもモルタルである。今ではますいいの定番となっているモルタルのキッチン、実はこのさんかくの家の現場での思い付きからスタートしたのだ。

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下の写真は玄関ドア。この扉にも重ーい思いが詰まっている。とにかく予算が無かったから、玄関ドアもそんなにデザインすることはできないなの感があったのだけれど、何がきっかけだったのかわからないが突然ドアノブを作ることにした。どうせ作るのだったら大きい物を、ということでタモの棚板材のサンプルから彫刻刀やらのみやらを使って削り出した。赤い色は弁柄を使って染めてみた。弁柄はそのままでは色落ちするので、桐油で保護している。シナフラッシュにアルミ板を貼った簡素な扉だけれど、その周りにある亜鉛メッキの枠も鍵を固定するための箱もすべて手作りである。

渡邊君が設計している伊奈の家では詳細部分の設計に移行しつつある。楽しみながら設計を行うことは住宅を魅力的なものにするうえでとても大切なことだと思う。参考になればよいと思って昔話をさせて頂いてみた次第である。

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上はタモの板から、のみで削り出している作業中の私。下は完成後のドアノブ。

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2016/09/01

朝7時、事務所出発。今日は埼玉県寄居町にて進行中のMさんの家の現場確認。基礎工事が終わり、いよいよ大工さんが乗り込んでの土台敷きである。大工さんは親子でやっている馬場さん、埼玉県川島町の大工さんだ。川島にはいろいろなご縁があって、アスタリスクカフェを作ったことがきっかけなのだろうか、和紙職人の岡崎さんも川島町だし、鉄の作家さんの中澤さんもしかり、そして僕の好きな遠山記念館も川島町なのである。埼玉県というのはなんとなく西と東で分断されていて、交通の便もなんとなく悪いわけで、だからこそ職人さんも西と東で分担することになるのである。

平屋の40数坪、やっぱり気持ちが良い。

土地の制限がある場所ではなかなかできる設計ではないので、職人さん達も楽しんでくれているようである。裏山があって、畑があって、平屋で、・・・何とも理想的な住まいなのである。

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2016/08/28

午前中、埼玉県伊那町にて設計中のWさんの家打ち合わせ。実施設計に移り初めての打ち合わせということで、全体的にプランを整え、プレゼンをさせて頂いた。下の写真は1/30の模型である。1階部分だけを抜き出して、作成されている。この模型はキッチンとダイニング、リビングの広さの感覚や、壁の位置などを把握するために作られているのだけれど、今日の打ち合わせでは大方の賛同を頂けたようである。

こういう大きな縮尺の模型は見ていて楽しい物である。とてもリアリティーがあるし、空間を容易に想像できる。まるで建物の中にいるような感覚になれるので、実際に家具を動かしたりの操作をしてみると、暮らし方のバリエーションが浮かんできたりもする。今日の打ち合わせを経て、造り方の方向性が決まってきたらいよいよ実施設計の作図作業に移ることとなる。こちらの作業も楽しみながら進めていきたいと思う。

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2016/08/27

午前中、埼玉県さいたま市にて設計中のYさんの家打ち合わせ。今日はYさんの家にて打ち合わせを行った。

この住宅は木造の2階建てで、1階にLDKを配置している。リビングの隣には、家で仕事をしている奥様のための仕事スペースがある。キッチン、食品庫、仕事スペースの動線が1か所に集中している様に、いかに合理的な動線を確保できるかの工夫をしている。リビングには吹き抜けがあり、その上には子供が勉強をしたりできるようなスタディーコーナーがある。奥には将来子供室となる多目的スペースと寝室が配置され、それぞれの部屋の前には大きなバルコニーがある。風炉などの水廻りは2階にあり、こちらでは洗濯における動線の合理化に配慮がなされている。

女性が仕事をするのは今では当たり前の状況である。会社で働く人もいれば、在宅で働く人もいるし、その時間の長さも人それぞれだけれど、でも仕事をする女性にとっては家事の負担をどれだけ減らすことが出来るかというのはとても大切なことと感じる。掃除、洗濯、食事の準備、これが主な家事であろうが、風呂を沸かしたりの作業も意外と侮れない。もちろん家族の協力なくして、すべてを完ぺきにこなすなど、あまりにも大変すぎるわけであるけれど、それでも設計の工夫で毎日のストレスが少しでも軽減できるのであれば、そういう工夫は施しておいたほうが良いと思うのである。

僕自身はほぼ毎日、洗濯器を回す→前日に部屋で干した洗濯ものを畳む→洗濯物を干す、の作業を行っている。これは夕食後、軽いトレーニングをしたり、読書をしたりの合間に行う習慣となっているから、会合などで出かける週に2日ほど以外は、必ず行うようにしている。僕の寝室には、軽いトレーニングができるベンチプレスなどのセットがあって、そこには懸垂を行うことが出来るバーがあって、そのバーが洗濯物を干す場所となるのである。懸垂は、洗濯物を取り込んでから今日の分を干すまでの間に行うようにしている。何とも都合の良いリズムが出来ているのである。

とまあ、私の夜の過ごし方などというどうでもよいことを書かせていただいたけれど、大切なのはこういうリズムが誰にでもあるということ、そしてちょうど良いリズムが出来るには、その状況を想定したちょうど良い設計が行われていることが大切だということなのだ。僕自身も3人の子育てをしている真っ最中である。もちろん夫婦共働きの状況である。こういう経験をしたからこその設計を大切にしていきたいと思う。

夜、川口市における6大学のOBが集まってのボウリング大会に参加。老若男女、和気藹々の時間を過ごすことが出来るのがこのような会合の良いところだ。スコアも思いがけずよろしい。150・189で2ゲーム合計が339の結果である。おまけに81人中個人3位、団体優勝とあってはさらに楽しさも増すバカリ・・・。結局夜中の1時ごろまで仲間と飲み明かしてしまった。

2016/08/24

午前中、川口市内某所にて打ち合わせ。公共建築のリノベーション計画について。

14時、私の家のすぐ近所にご実家のあるMさんより、御実家の敷地にて既存家屋の一部を解体し、築30年ほどのRC住宅に増築する形で新たな住まいをつくりたいというご相談を受ける。RCに対して木造住宅を増築するということで、構造的には縁を切った形での計画となる。その場合には既存部分の構造について現行の耐震強度を持つことが義務付けられるわけではないので、比較的スムーズに計画を進めることが出来ることが予想される。

とはいえこのMさん、70坪近いとてつもない広さを3000万円くらいで実現したいという少々現実離れしたご要望をお持ちの方である。正直言ってたぶん1000万円は足りないであろうととの予想をしたものの、でも広さと予算のバランスがここまで崩れているということは当然ながら積極的なセルフビルダーであり、いろいろなものを自分自身で工事をしたりの願望も技術も持ち合わせている人種ということになる。つまりは自分の家は自分で造ろうとしている人なのだ。

こういう現場は面白い。Mさんは設備の専門家である。すでに熱源機などを自分自身で購入しているらしい。熱源機だけ買ってどうすれば利用できるのか僕にはよくわからないけれど、そういう点はMさんに任せればよい。1階はがらんどうのガレージを欲しいという。ご自身で内装などを作りながら仕上げていきたいとのことである。何とも楽しみな計画なのだ。

2016/08/23

朝一番で埼玉県川口市にて設計中のNさんの家現場確認。今日は構造設計事務所の大沼さんがNさんの家の耐震診断をしてくれるということで、ご挨拶もかねて現場の確認に出かけた。現場に付くとちょうど大沼さん親子が現場に到着して準備を始めている。構造事務所の親子、ますいいも社長が僕の母だけれど、小さな会社はこういう風に家族で切り盛りしている例がとても多いものである。最近では僕の妻も一緒に設計をしているし、妹だってギャラリーの運営や経理事務を担当している。あたらめて考えてみるとこういう状況が続いていることはとても素晴らしいことだと思うのである。

耐震診断は3時間ほどで終了。僕は一足先に事務所に帰ることとした。

12時、事務所来客。

15時過ぎ、新宿パークタワーオゾンにて打ち合わせ。

19時、茶道稽古。今日は先週に引き続き茶箱のお点前。花のお点前を先輩のまねをしながらやってみるもなかなかのむずかしさである。茶碗、薄器、茶杓共に仕服に包まれているので、その扱いが出来ないとその都度前に進まない状態になってしまう。なんとなくのウル覚え・・・そんなに完璧に記憶できるはずもなく、指導を受けながらのお点前であった。21時すぎ帰宅。

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