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ますいいでは、古くなった物件を壊すことなく次の世代に引き継ぐお手伝いをしております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2020/08/09

今日から1週間の夏季休暇となります。皆様もお気をつけてお過ごしください。

2020/08/07

午前中、チルチン人工務店会議。今月からチルチン人の工務店に入会した。この会は健康的な住宅を造るために20年ほど前に立ち上げられたもので、今回はコロナの影響で初のZOOM会議を行うこととなった。目的はますいいが行ってきた自然素材を生かした家づくりをさらに高めていくこと。素材を吟味し、化学物質の発生を抑えることで、長く健康に暮らすことができる家づくりを行っていきたいと考えている。

11時、川口緑化センター小川さん来社。現在依頼されているS邸の登録文化財についての打ち合わせ。S邸は川口市の本町というところにある築100年の母屋を含んだ建築群で、文化財に登録したのちに、大正時代に造られた離れをその魅力を生かしたカフェにリノベーションするという計画である。文化財登録というのは所有者の意志で建築がある市町村に申請し、そこから県、国へと手続きを進めるという少々難解な面がある。小川さんはこの方面に非常に詳しい方ということで今回お力をお借りすることとなった。この建築は間違いなく町の文化である。文化として建築を保存し、さらには経済的にもオーナーの満足につながる計画になるよう進めていきたいと思う。

夕方、東京都新宿区にて設計中のFさんの家の契約打ち合わせ。

2020/08/06

午前中、東京都新宿にて設計中のFさんの家の現場確認。現場の前面道路がとても狭いこの土地は軽トラックしか入ることができない。とはいうものの実際に入ったこともないので今日は実験してみることにした。反対側から侵入すると床屋さんの看板にぶつかる。壁にかかっている亀のぬいぐるみにもぶつかる。スタッフの山本君に頼んでそれらをよけながら奥まで侵入するとようやく現場にたどり着く。ここまで来るのは大変だったけれどそれ以外の障害はないのでこれなら何とかなりそうだ。近所の駐車場を貸していただけることになっている会社さんへの御挨拶も済ませ、事務所に戻る。

都内の現場はとにかく作業環境が悪い場合が多いのだが、それでも何とかしなければいけないのである。幸いこの現場の周辺は下町ならではのご近所付き合いがあるようだ。床屋さんもすごく協力的だったし、隣のおじさんも気軽に話しかけてきてくれる。少々狭いが何とも良い雰囲気の人付き合い、新宿という都会の中で昔ながらの雰囲気が残る中井という町の特徴なのかもしれない。

この住宅は民泊機能を持つ個人住宅である。一人で暮らしながら、民泊をやりたいときにやる。自由で可能性のある新しいライフスタイルのための住宅だ。全体的にデザインは和の風合いでまとめられ、1回には大谷石の貼られた共用の土間空間、2階には吹き抜けのある個室と水廻りが作られる。工事はセルフビルドがふんだんに取り入れられる予定だ。完成を楽しみに進めていきたい。

夕方、埼玉県川口市にて進行中のおばあさんのための避難場所兼茶室の打ち合わせ。このプロジェクトは千葉大学の名誉教授のIさんのためのもので、川口市内で荒川が氾濫し水深4mになっても、自宅の庭で非難をすることができるようにすることを目的としている。石山修武研究室の後輩であり建築家の佐藤研吾氏との協働で進めており、下のようなデザイン案で検討を進めている。現場で建物の出口となる窓の高さを図ったり、設置予定の地面の位置を出したりの作業の後終了。打ち合わせが終わるとIさん、おもむろにビールを取り出し座談会へと転換である。ベーコンをつまみに日本社会についての喧々諤々、楽しい時間を過ごさせていただいた。

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夜、本納寺の屋根の吹き替えの際にお世話になった川口市内の鋳物屋さん「モリチュウ」さんとの会食。ますいい初めてのお寺の本堂の屋根の吹き替えおよび耐震改修工事である。てっぺんにある銅製の宝珠、川口市の鋳物屋さんの技術力によって無事に取り付けることができた。まずは感謝感謝である。

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2020/08/05

午前中、川口グリーンセンターにて打ち合わせ。この施設とのかかわりはすでに5年ほど前である。現在の天皇陛下がお泊りになった部屋の改装工事の設計施工を担当する際に、その部屋があるシャトー赤柴という建築の利活用計画についての調査を行った。この建築は伊藤喜三郎という建築家が設計をした洋館風のRC2階建ての建築で、当時皇太子殿下が川口市にいらっしゃる際に宿泊するためだけに造られたのである。川口市には文化がないといわれるが、こういう建築はまさに文化となりうるものである。この先どうなるかはわからないけれど是非うまく保存活用をしていけたらと思っている。

文化財としての建築を保存した例として旧田中邸がある。これは川口のみそ問屋であった田中家の旧宅を、マンションディベロッパーから買い戻してまで作り上げた川口市が誇る近代建築であるのだが、残念なことに市民が誇るような使われ方もしていないし、経済効果につながる観光資源にもなっていないのが実情だ。建築文化はただそこにあるだけでも莫大な維持費がかかるから、経済効果がないものはどうしても行政のお荷物になってしまいがちだ。古きものを良いと思う感覚はほぼすべての国民に備わっているにもかかわらず、それらの建築遺産がうまく利用されないのはやはり利用できないようにしている行政側に問題があるのだろう。運営を民間に任せる事例が多いが、川口市のような東京近郊の住宅街の場合観光資源として十分は収益が見込めるわけでもないので、手を上げる民間企業がどこまであるかというと無いのが実情である。行政にいわゆる施設運営のプロがいるわけでもないのだが、これからの行政にはこういう施設の運営を専門にする人材が必要なのであろうと思う。

夕方、埼玉県上尾市にて設計中のHさんの家の打ち合わせ。開発申請に係る書類の説明など。

2020/08/04

11時、東京都文京区にて進行中のKさんの家の上棟式に参加。大工さんの川浦さんと担当の渡邊君、妻の美香と一緒に4名で参加させていただいた。まだ工事中ということで現場の2階のリビングスペースに材料の合間を縫うように祭壇を置き、近所の根津神社からいらした神主さんお二人の進行によって厳かに執り行われた。上棟式を神主さんまで呼んでやることは珍しいケースである。地鎮祭は大概行うけれど、上棟式は昼食会のごときスタイルで終わらせてしまうことのほうが圧倒的に多いのだが、やはり神事たるもの本来はこのようにやるべきなのかもしれない。終了後はご夫妻と一緒に昼食会である。しばし楽しいひと時を過ごさせていただいた。

夕方、数年前に造った蕨の家にて猫のための木柵工事の見積もり提出。バルコニーで猫が自由に遊ぶことができるようにするためのフレームを造ってほしいというオーダーである。家を造った後からさらにその家を楽しんでもらうための改造計画を相談されることは多い。家というものは造ったときが終わりではなく、むしろそこから始まるものである。当初の設計で7年も先のことまですべてが見通せるはずもなく、予想外に猫という新たな同居人が現れることもある。住宅設計というのはそいう変化に合わせて自由に造り変えながらフレキシブルに対応できるように考えるべきであるのだ。

2020/08/02

非常事態宣言が解除されて暫く経つけれど、なんだか最近の新型コロナウィルス感染者数は解除前の上回る記録更新の連続だ。GO TOキャンペーンなる観光産業の後押しのための施策もスタートしたけれど、東京都は除外されているし、お隣の埼玉県だって堂々と助成金を申請して旅行をするというのは少々気が引ける状況である。経済を回しながらも感染者を押さえるというのは、なかなか現実的なことではないということはわかってきてしまったが、でもそれを何とか実現しなければ医療崩壊などのさらなる惨事につながることが現実に近づいてしまっているような気もする。

日本ではこれまでのところ、人口10万人に対し0.8人が亡くなっているそうだ。とあるシミュレーションでは、新型コロナウイルスが現状の性格を維持する限り、どんなに広がっても10万人中3人以上死ぬことはないという。その一方で人口10万人に対して16人、全国で2万人強が自殺で亡くなっている。過去に景気が悪化したときは3万人を超えて10万人当たり24人が自殺で命を落としたそうだ。10万人対比で見て、新型コロナによって2人亡くなるのを防ぐために、景気悪化で8人の死者を増やすのか、というようなことを判断しながらバランスの良い施策を行うことが求められているのだけれどこれはとても難しいことだろう。重症化率の低い若年層は普通に学校に行くべき、50代くらいまでの労働者も普通に働くべき、そのうえでクラスターが起きたときには適切に対処してなるべく感染を防ぐ、これが今の時点での国の方針だと思う。70歳以上の重症化リスクの高い方はそれとなく注意を強いられているような気もするが、この辺は個人の対応に任されているのかもしれない。

様々な会合が中止され、高齢者だけが排除される状況が続けば世代間の断絶のようなものが起きてしまう気もする。世代間の交流が自由にできない状況では文化の継承などもなかなか難しいだろう。僕が所属している埼玉県の裏千家では、実際に集まって行事を行うことができないので、楽直入さん(利休が瓦職人に黒茶碗を焼かせたというその承認さんの子孫。当代のお父様)を講師として、ZOOMというWebシステムを利用した講演会を開催することにしたのだが、これも何とか交流らしき状況を作ろうという苦肉の策である。

僕の家では中庭を利用してのバーベキューが恒例となった。外食する機会がめっきりと減った代わりに、お肉や魚介類を買い込んできてのバーベキューを楽しむ、これもコロナの時代を楽しく生きるための工夫と思って実行している。SNSなどで同じようなことをアップしている人を多く見かけるが、皆それぞれに工夫をしているのだ。

今夜は国際宇宙ステーションのISSが東京上空を通過した。8時32分、僕たち家族も北西の空を眺めていると、ゆっくりと優雅に動く明るい星のようなものを見ることができた。運動場一つ分くらいの人類の科学の粋が地上400キロメートルン上空をゆっくりと移動している。あの中に人がいるんだと思うとなんだかとても不思議な感じがする。宇宙から見た僕たちはどんなふうに見えるのだろうか。向こうから見えるわけがないけれど、なんとなく手を振ってみたりした。

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2020/08/01

午前中、埼玉県川口市で設計中のKさんの家の打ち合わせ。いよいよ契約に向けての打ち合わせということで、確認申請図面の確認などの作業を行った。Kさんの家は1階に寝室と水廻り、2階にリビングと子供室を配置している。2階のリビングには長い階段があり、まるでベンチのように利用することができる。階段を上がると子供スペース、つまりは階段によって二つのスペースが区切られているという構成だ。リビングゾーンには、ペレットストーブを設置する予定である。これまでも小屋のような家のシリーズを数多く作っているが、これらの住宅のほとんどすべてに象徴のような存在としてストーヴを設置してきた。まるで森の中の別荘にいるような感覚を味わうことができる場所、「森の生活」なる住宅を造りたいと考えているが、やっぱりそれにはストーヴが似合う。揺らめく炎を眺めながら過ごす時間が何よりもの贅沢だと思うのである。

2020/07/28

大工さんを社員化して数年ほど経つ。今では4名の大工さんがますいいで木工事に腕を振るっていてくれる。その中の一人、本間さんは僕が最も信頼する大工さんの一人である。年は60歳ちょっと、人生のすべてを大工としてやってきたプロだ。無垢の板を加工する万能機の小型版を所有しているので、無垢の栗の板などを扉にするなどの仕事を現場でこなしてしまう。もともとは国産無垢材をこだわって使用する設計事務所の仕事をしていたということだが、数年前よりますいいに参加してくれている。つい最近では川口市にある氷川神社さんの「古神札納め所兼トイレ棟新築工事」の棟梁として腕を振るってくれた。この現場では北海道産のオニグルミ(ウェルナット)を使用して、建具を造ったりの造作までやってくれた。本間さんの名言、「僕は腕が良くなんかない。大工として当たり前のことをやっているだけだ。でも当たり前のことをできる大工が少なくなっているんだよね。」この言葉は、本間さんの言葉の中で僕が最も好きな言葉である。腕の良い本間さんが言うからこそ味わいのある言葉なのだ。

昨年より丸太で国産広葉樹を購入している。丸太で購入すると、自分の好きな寸法に製材できる。約1年乾燥させて建築に使用するのだが、自分で製材をした丸太材はいつどこで採れたかもわかるし、とにかく愛着がわく。写真はまさにこれから製材をしようとしているところだ。決められた角度と厚さで鋸が入れられ、板が挽かれるのにかかる時間はほんの数秒だ。すると丸太がまたもとの位置に戻って、そしてまた鋸が入る。この繰り返しである。こういう板を手に入れても、それを加工する人がいなければ意味がない。最近の家造りでは既製品の取り付け係のような大工さんが多くなっているけれど、やっぱり木を扱うことが好きな職人さんが良い。仕事とはいえ、楽しんでやってもらいたい。そのほうがお施主さんにも喜んでもらえるような気がする。一緒に家づくりをいているますいいの大工さんはみんな木を扱うのが好きな大工さんである。腕の良い職人さんと良い材料、僕たちはそういう環境を整えることをデザインすることからしっかりと手がけなければいけないのだと思う。

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2020/07/24

10時より、東京都新宿区にて設計中のHさんの家の打ち合わせ。今日は契約前の見積もり確認、最終的な図面確認などの打ち合わせを行った。今日の打ち合わせでは、床の仕上げ材として杉の厚さ30mmの床板をお勧めした。杉というのはとても柔らかい材料である。どこの地域でも植林されているので全国的に生息している素材ではあるものの、地域によって色合いだったり目の細やかさに特徴があり、特に秋田杉などは赤身の造作材として有名である。床材としても様々な商品が造られており、厚さ15㎜程度の薄板のようなフロアリングもあるのだけれど、その柔らかさゆえにやっぱり床に使用する場合には最低でも21mm以上は欲しいところだ。厚板の場合には、例えばロフトの床などの場合には合板下地や天井をなくして、床板の裏側をそのまま表しにするなどのデザインも可能である。

下の写真は杉の床板で仕上げをした浜田山の家のリビングである。キッチンは左官屋さんが仕上げたモルタルのキッチンだ。杉板の素朴な風合いとモルタルの色合いがとてもよくマッチしており、柔らかいリビングの雰囲気を造り上げている。

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2020/07/23

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

10時過ぎ、東京都杉並区にて計画中のMさんの家のリフォーム打ち合わせ。前回ヒアリングした内容に基づき、カメラマンさんのご主人のスタジオとして週に数日使用する兼用リビングでの、フレキシブルな暮らし方のご提案をさせていただいた。今回のご提案では、面によって仕上げの素材や色を変化させた3種類の可動式家具をアレンジすることで、様々な暮らしのシーンを造ることができるように考えている。僕の知人が運営している撮影スタジオの家具を思い浮かべながら考えてみたのだけれど、職住が一体化したこれからの住まいでは、このような可変性を設計に取り入れることも大切な工夫だと思う。職のスペースとはいうものの常に一定の形を必要とするわけではないし、しかも毎日そこで仕事をするわけでもない。個人で営む職業の場合、Mさんのように月の半分以上は外で撮影を行っているというようなケースも多いということを考えると、一つのスペースの多様な使い方の提案はこれからの大切な要素のような気もするのである。

15時過ぎ、埼玉県川口市にて設計中のAさんの家の打ち合わせ。今日は実施設計の1回目ということで、1/50にスケールアップした平面図と立面図を用いての打ち合わせを行った。

16時30分、スタッフとのバーベキュー。新入社員の歓迎会もままならなかった2020年度のスタートであるが、コロナのことを考えて屋外でのバーベキューを行うことにした。久しぶりの会食であるが、たまには外でもよいものである。早くコロナの影響が収まってくれることを祈りつつ、ようやく新人の歓迎会を開催できたことをまずは良しとしよう。

2020/07/21

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

午後1時より茶道稽古。今日はあんまり時間が無かったので、茶通箱のお点前を1回だけさせていただいた。茶通箱というのは白木の小さな薬箱の中に茶入れと棗の両方が入っていて、お客様から頂いた濃茶を棗の中に入れて持ち出し、濃茶を2服点てるというものである。茶事などに招かれた際に、濃茶を持参・・・、こういうシチュエーションに出会ったことが無いのであくまで空想の世界でしかないのだけれど、きっと格別の濃茶などが手に入ったときなどに持っていくのかなあなどと想像しながらのお稽古を行った。普段の僕にとってみれば、そもそも茶事に招かれることが少ないわけだし、さらに縁のある方から濃茶を手に入れることなど皆無に等しいわけで空想の世界なのは仕方がないのだけれど、でもそういう空想に身を置きながら、現代社会の中で伝統の作法を習得することはなかなか良いものなのだ。

16時、東京都北区にて設計中の木造3階建て耐火建築物共同住宅の打ち合わせ。木をふんだんに使用した共同住宅ということで設計を進めている。いよいよ9月からの工事に向けて進めていきたいと思う。

今日は川口裏路地計画の3つ目の掲示板の取り付け工事を行った。工事場所は本町1丁目商店街の浜田さんの家の前である。浜田さんはこの場所で代々商店を営んでいる方で、ご自身は数年前まで整骨院をやっていた。今ではお店を締めてしまったけれど、アートに精通し趣味の多彩な方なので、町への発信の掲示板を是非取り付けたいということになった次第である。今回の掲示板の素材は山桜。昨年丸太で購入し乾燥させておいた材料で作り上げた。デザインは佐藤研吾氏である。大工はますいいの棟梁・本間さんだ。山桜は栗とはまた一味違う質感で、落ち着いたしっとりとした感じがとても良い風合いである。近所の子供たちがすごいね!!の誉め言葉。早速通学路の子供たちの目に留まったようで何よりの出来事だ。街づくりはこういう一つ一つの積み重ねで進んでいくものだと思う。次は・・・もうすでにほかのプロジェクトもスタートしている。どんどん魅力的な街に変化していくことを期待しつつ、楽しみながら取り組んでいきたいと思う。

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2020/07/20

朝9時過ぎ、埼玉県川口市にて進行中の氷川神社「古神札納め所兼WC棟新築工事」の現場確認へ。今日は左官屋さんが塗り壁の仕上げを始めるにあたって、塗りパターンや珪砂、藁の混ぜ具合についての現地確認を行った。粒の大きな珪砂を混ぜると塗り厚さが増してごてごてとした質感になる。粒の小さな珪砂を混ぜると塗り厚さが薄くなり、金鏝抑えのようなフラットな感じになる。藁は小さく切ったものを使用しているので、粒の大きな珪砂のパターンではそれほど目立たなくなるのだが、それでもなんとなく質感は出てくる。この建築は大地の中から湧き出してきたボリュームの上に大きな屋根がかかっているというイメージでデザインをしているので、壁の仕上げとしては少々ごつごつとした大粒の珪砂の方を選択することにした。工事の方は順調に進み、8月には完成となる予定である。町の人々にお披露目できる日が来るのがとても楽しみだなあと思う。

夕方、群馬県前橋市にて設計中のMさんの家の打ち合わせ。大学時代の親友のご実家ということでしっかりと完成まで進めていきたいと思う。

2020/07/18

今日は妻と妹の真理子が7年ほど前に造った道祖土の家の撮影に出かけた。僕は打ち合わせがあって参加することができなかったのが、とても良い雰囲気の暮らしぶりだったというのでご紹介しよう。住宅自体もだいぶ味が出てきたようである。当時まだ小さかったお子様もだいぶ大きくなった。二人兄弟のお兄ちゃんはクィーンのフレディー・マーキュリーのファンだから髪を伸ばしていてピアノもとても上手に弾くそうだ。(写真の髪の長いお子様がお兄ちゃんである。)日々の暮らしをとても大切にしているTさんご夫妻だからこそ、こうしてのびのびとしたお子様が育つのであろうが、本当にうらやましくなるようなご家族であったという。家は家族が暮らすためのものだ。家族が幸せ肉r差うことができてこその住宅である。造ったときにはわからない未来の幸せをこうして伝えることができる住宅こそ本当に成功した建築作品と言えるような気がする。

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僕はといえば10時より埼玉県川口市にて設計中のKさんの家の最終打ち合わせ。現在は見積もりの最終段階であるが、いよいよ解体工事や水道の引き込み工事といった建築の準備段階に入るところだ。図面習性や確認申請の準備なども同時並行で進行予定。9月の着工を目指して頑張っていきたい。

14時、7年前に1000万円プロジェクトで家を造ったSさん来社。Sさんは都庁に勤める方なので当然もっと予算をかけることはできるのだけれど、家を造って余裕がなくなる現代の家造りに巻き込まれるのではなく、自分らしく楽しめる暮らしに適した家を造りたいということで、数百万円の土地に1000万円の家を造るという計画を立ち上げた。当時の僕もこの計画には大賛成で、実際には1100万円で家を造ることができた。この度増築計画のために隣の土地を購入したということでご相談に来ていただいたのだが、今日は増築計画についての全体的な話し合いを行ったところである。1000万円住宅プロジェクトの第2弾は800万円プロジェクトになった。さてさて次はどんな家が広がることやら‥楽しみなところだ。

2020/07/16

今日は雑誌「チルチン人」の編集長山下さんと、チルチン人工務店の響屋さんの渡辺社長さんが、ますいいリビングカンパニーのチルチン工務店会員入会の審査のために来社してくれた。チルチン人という雑誌は僕が好きなジャンルのことが掲載されていることが多いので、これまでも毎号とまではいかないけれど、大体は目を通したことがある。

昔は山本夏彦さんの工作舎が出版していた雑誌「室内」という有名な雑誌があって、大量生産大量消費社会の流れに反して、こだわりの家具を中心としたモノづくりに焦点を当てた記事を掲載していた。僕は石山修武先生の御縁で山本夏彦さんに一度ご紹介していただいたことがあるので、それ以来愛読書として毎号取り寄せていた。そういえば駆け出しのころに手に職というコーナーで取り上げて頂いたこともあった。

今回御縁をいただいたチルチン人も同様の現代社会に対する根本的な批判の上に成り立っている雑誌のように思えるからこそ、なんとなく僕にとってはあこがれの世界の一つである。

社会というのは現実的な運営をされなければすぐに壊れてしまうことは歴史の中で証明されているわけだけれど、でも目を覆いたくなるような現実の中で理想を追い求める活動をする人というのが一定数いることで、現実が理想に近づくということも確かであると思う。建築家というのは理想と現実のはざまでいったり来たりの存在であるわけだが、やっぱり理想を忘れた建築家に魅力はない。山岡荘八の家康の中に出てくるシーンで、小田原攻めの際に同行した本阿弥光悦が千利休に秀吉や家康の非情なまでの欺瞞に満ち溢れる現実主義に対する批判を問いただしたときに、政治家は明日の理想を追い求めるが、私たちは未来の理想つまり真理を追求する人種であるから相容れるわけがないのだ・・・、というような説明をしていたことを記憶している。チルチン人のような雑誌はまさに真理を追究するために存在しているもののような気がするが、そういう雑誌の持つ理念に少しでも近づくことができることは、より本質的な建築を造ることに必ずやつながると考えている。全国に58社のチルチン工務店との交流の中でさらなる成長を目指していきたいと思う。(審査には無事合格しました。)

2020/07/13

午後より埼玉県上尾市にて設計中のHさんの家の現地確認立ち合いへ。今日は土地家屋調査士さんが入るということで、開発許可申請に必要な情報の打ち合わせを行うために出かけたのだけれど、調査士さんは昔なじみの方のようですでに測量の作業に入っていた。20分くらいの立ち話で説明は終了。来週くらいには測量の結果を頂けるだろうとのことで帰路についた。

帰りがけに昨年作った桶川の家に立ち寄るも不在、そうそう偶然に会えるものでもないのだが、車で10分もかからないような距離なので立ち寄ってみた。この桶川の家には茶室を設えさせていただいたのだが、どんなふうに使ってくれているのだろう。お忙しい方だからなかなか茶会とまではいかないかもしれないけれど、趣味の茶道をやっていてくれればいいなあと思う次第である。

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