ますいいの運営するノンプロフィットレンタルアートギャラリーとギャラリー。各アート作品の展示・販売をするショップとなっております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記
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増井真也日記

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2018/02/12

建国記念日の振り替え休日であることは、この日記を書くまで気が付かなかった。今日は祭日ということで、僕が部長を務めている裏千家の埼玉県青年部という組織の総会に参加した。会議に会食の組み合わせで朝から夕方までの長丁場である。一年に一度の行事ということで、懐かしい顔に合うこともある。着物を着ている女性達のパワーには少々圧倒されつつも、楽しい時を過ごすことができた次第である。

この中で「独座大雄峰」という言葉を紹介した。この言葉実はお家元に教えていただいた言葉である。だから思いっきり受け売りなのだけれど、でもとても良い言葉だと思うので紹介することにした。とある中国のお坊さんが、とある高僧に「いかなるやこれ奇特のこと=この世の中で素晴らしいものは何ですか?」と尋ねたところ、その高僧が答えたのがこの言葉だということである。「独座大雄峰=ここにこうして私が座っていることが最も大切なことですよ」という言葉は、つまりは今この瞬間を大切にしなさいとか、今こうしていられることに感謝しようとかの意味であろう。大震災の時に皆が感じた感覚である。のど元過ぎれば・・・の感覚は皆にある。でも健康で平和に過ごしていることの素晴らしさというのは、たまに見直して認識してみるとよいことであると思うのだ。

茶道というのは、茶を点てて飲むという単純なものである。その単純なものに流派があって、その流派の運営のために組織があって・・・これはいったい何のためにと思ったりもしてしまうわけだけれど、でも長い歴史とともに受け継がれているものっていうのはたいていの場合は何らかの組織によってきちんと運営されているものが多いのであるから、仏教でもキリスト教でも茶道でも華道でも、例えばそれが柔道やらのスポーツだって、はたまた建築学会のごとき職業組織であっても、人が行う行為の受け伝えのためには必要なものなのかもしれないなどとも思えるのである。18時過ぎ帰宅。

2018/02/09

午前中は東京都小金井市にて設計中のOさんの家の打ち合わせ。12時ごろまで。

19時、東京都板北区にて新築住宅を検討中のMさんご夫妻打ち合わせ。建売住宅のようなプランしか提案してくれないというこれまでの設計事務所が嫌だということでますいいにご相談に来られたということで、主に奥様がご希望している小さいけれど広がりのある20坪程度の光の箱のような建築をご提案させていただくことにした。住宅の基本設計をしているとどうしてもn-LDKの間取りの呪縛から逃れられないような感覚を捨てきれないもので、僕だって自然と考えるプランはそういう風になる場合が多い。でも、ふとした時にその普通のプランに疑問を感じる場合もあって、そういう時はあえてプランを造るのではなくって大きな空間をデザインするような意識にギアを変えるようにしている。

埼玉県伊奈町に造った伊奈の家では、ワンボックスの大きな箱に光を取り入れるための吹き抜けを設け、その上には棟屋を設けて光をふんだんに取り入れている。1階には土間を配置して、小上がりのリビングを中心に設けた。2階は子供スペースのように自由に利用することができるスペースを設け、細かい間仕切壁は夫婦の寝室以外に設けてはいない。大空間を自由に利用しながら暮らすための箱、いわゆるn-LDKの概念からは離れている住宅だ。どのような住宅を造りたいかのヒアリングはとても大切だと思う。そしてなるべくそのご希望に適した住宅を考えてあげたいと思うのである。

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2018/02/08

午前中は、埼玉県川口市に造ったアトリエKさんの打ち合わせ。数年前に造ったアトリエ兼住宅にカフェを運営するためのキッチンやシンクを設置したり、予算の関係で後回しになってしまっていた扉をつけたりガラスをはめ込んだりの小さな工事である。僕の息子も通っていた英会話で絵画を教えてくれるというとてもユニークなアトリエで、とても人気があるのでどんどん生徒さんが集まっているようだ。遠くから車で送り迎えして通っているお子さんも多いらしい。小さなころから絵画を習うなんて、なんだかとてもロマンチックな気がする。僕の幼少期にはなかった発想だけど、そういう経験をしている子供たちがちょっとうらやましい。

13時、埼玉県川口市にて計画しているYさんの家のリフォーム現場にて、荷物のお片付け作業のお手伝い。Yさんは僕の茶道の先輩で、そのYさんの義理のご両親が暮らしていた古い住宅を片づけて、お嬢さんご夫妻の新居にしようという計画である。すべてを壊してのリフォームではないので、一部の部屋はほとんど手を付けない。そういう場所を探して、洋服箪笥やらの大きな荷物を移動し、養生でぐるぐる巻きにして保護するという作業をお手伝いしてあげた次第である。15時ごろ終了。

2018/02/06

午前中、さと-トーヨー住器の岩崎さんとリクシルの今福さん来社。リクシルというのはサッシのトステムやタイル、住設のイナックス、キッチンのサンウェーブなどが合併してできた大住宅建材メーカーで、テレビでもじゃんじゃんとCMを出しているので知らない人はいないと思うけれど、こういう日本の建材を購入するには、メーカーから直接購入ができるわけではなくて、間に商社を挟まないと買うことができない仕組みとなっている。どのような商社があるかというと、もともとはトステムのサッシを販売していたサッシ系の商社案さんもあれば、もともとはイナックスの設備器具を中心に販売していた設備器具系の商社さんもあって、それが一つのリクシルというメーカーの商品を競って販売しているという状況である。どちらで購入してもカタログの品番のある商品なので品質などの差は出にくいわけで、ということはどちらで購入するほうは安く買えるのかを調査し、少しでも安価に購入できる価格でクライアントにご提案するというわけだ。今日は新しい商品の説明というよりは、リクシルのサッシ建材をよく知るためのツアーの紹介をしてくれた次第であった。

夕方リビングデザインセンターオゾンにて堀和子氏によるセミナーに参加。毎年2回、パリで開催されるメゾン・エ・オブジェ & パリ・デコ・オフ 2018の取材報告で、テキスタイルを中心とした今年のトレンドを紹介するという形式で進められた。僕の家づくり活動は、柿渋や漆喰、無垢の木をそのまま使用するという、いわゆる自然素材を大切にしたものなので、いわゆる今年のトレンドは・・・の世界観とは違うのだけれど、でもそれはそれこれはこれで、こういうことは知っていて困ることはないのである。

2018/02/05

以前作ったアスタリスクカフェのオーナーである平山さんから、なんだかうれしくなるメールが送られてきた。

増井さま

ご無沙汰しております。
お元気でご活躍の様子、日記などで拝見しております。

さて、本日発売の「素敵に暮らす大人のインテリア」(宝島社)というムック本に
4ページほど掲載されております。
昨年出た「大人のおしゃれ手帖」からの転載ということですが、
ますいいさんのお名前とHPアドレスも掲載されていますので、
事後報告ではありますがお知らせいたしました。
リビングデザインセンターOZONEに聞く「人生後半の住まい」のつくり方という記事も載っていますが、
増井さんともお付き合いのある方でしょうか......

昨年直していただいた北側の引き戸はおかげさまでスムーズに動いています。
あのときの職人さんがその後2度ほどコーヒーを飲みに来てくださいました。
ありがたいです。

では、本当に寒い日が続きますが、ご自愛くださいませ。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

アスタリスク 平山


こういう便りをたまにいただけることは、家づくりをしていて本当に良かったなと思う瞬間だ。

平山様

色々な雑誌で紹介されるお二人のスタイルは本当にすごいですね。
建築をしてだいぶたちますが、それでもアスタリスクカフェの建築は
僕たちの活動における羅針盤のような存在です。
色々な制度などが次々に出来上がり、ともすると性能重視だったりに方向性がぶれて
しまいがちですが、自分らしい暮らしを実現する箱としての住宅の大切さを大切にしながら
家づくりに励んでいきたいと思います。

オゾンさんの記事は多分知っている方のものだと思います。

ではでは、
お体にご留意の上、美味しいコーヒーを作り続けてくださいね。
増井より

こちらが僕からのお返事である。
お二人が末永くカフェの活動を楽しんでいただけることを祈るばかりである。

2018/02/04

午前中、埼玉県和光市に設計中のKさんの家の打ち合わせ。中庭型のプランを考えてほしいのご要望に対して、敷地の南東の角に塀で囲まれた庭を配置するプランをご提案させていただいた。中庭型のプランというのは敷地にそれなりに余裕がないとなかなかできないものであるけれど、コーナーに外部と塀で区切られた庭を配置して、そこに対してL字型に建築を配置するとまるで中庭のごとき様相が生まれる。中庭は南側からの光を十分受けることができるし、そこに面しているリビング空間も明るい庭の恩恵を受けることができるというわけである。住宅設計をしていると、結局は光と風をそのように取り入れるかのコントロールをしていることが多く、それが程よく調整されているときに人は心地よさを感じるのである。明るければ何でもよいというものでもないし、逆に暗ければ陰湿な空間になってしまう。程よい具合、それが大切なのだ。

過去には完全な中庭を造ったこともある。埼玉県さいたま市にあるWさんの家では平屋建ての住宅の中心部分に大きな庭を配置し、その周囲を生活空間が取り囲むというプランを実現した。玄関を入ると目の前に中庭が現れ、右側がLDK、左側が寝室空間、正面向こう側が水回りという単純明快なプラン構成である。水回りの上部だけは一部2階となっている。ここには子供室となる予定の空間がある。なんだか今日は中庭の話になっているけれど、中庭の魅力というのはやはり庭の向こう側にまた建築があること、つまりは庭を通り抜けて視線がつながることにあると思う。中庭というくらいだから当然プライバシーは確保される。他人の目を気にせずに、本当に家族だけが外部と一体になりながら暮らすことができる場、こういう場を手に入れるということが中庭の本質的な定義なのだと思う。

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2018/02/02

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。現在工事の準備をしている埼玉県川口市のH邸の工程打ち合わせなど。これまで一緒に設計を進めてきた林君が、現場の管理を行う監督となる。住宅の工事の場合、まず最初に、工事中に利用する電気や水道の整備をして、続いて地盤の改良工事を行い基礎工事に備える。基礎工事は大体3週間ほどの工事期間を要し、これが終了すると土台敷き込みや足場の組み立てへと進んでいく。そしていよいよ上棟すると大工さんの工事が本格的に始まることとなるわけだ。工事の段取りはこのあたりがまず最初の山場となる。でも意外とすぐに屋根やらサッシやらの段階がやってくるので油断は禁物だ。段どり・・・やっぱりこれが一番大事なのである。

宮中で行われる歌会始の儀において皇后陛下が読んだ歌をある人に紹介された。

語るなく 重きを負(お)ひし 君が肩に 早春の日差し 静かにそそぐ

多くを語らず、象徴としてのあるべき姿を追求してきた天皇陛下の姿を現したものだということである。 僕はあんまり国家の象徴としての天皇陛下の存在について深く考えたことが無いのだけれど、僕がやっている裏千家が日本という国の文化の象徴のような存在だとしたら、天皇陛下というのは日本という国の象徴なのであって、それはとてつもなく大変なことであると思うのである。一人の人間が、国家などという定義をすることがとても難しい組織を表現する、そのすべてに注目されながら人生を全うすることの難しさや重大さを、一番近くにいる人が詠んだ歌だからこそ、なんとなく心にしみわたるものを感じるのだろう。たとえばアメリカの場合、自由の女神像が国家の象徴であるように思える。自由が思想の基本にあり、それに基づいてすべての規定が定められ運営されている。日本はそういう思想体系でいえば、戦後アメリカナイズされた自由や平和という同様の状態であるような気もする。でも日本には自由の女神はない。それをいまさら作ったところでやっぱり違和感がある。思いやり、勤勉さ・・・日本を象徴する思想の体系はわかりやすく表現するといったい何なのであろう。一言で表すものがない状態、それが今の日本なのかもしれない。

それにしてもこんなにも大変な場面で安らぎの象徴として注ぐものが日差しであることにも注目したい。僕たちが設計している住宅はいつもこの日差しをどのように取り入れるかを考えている。やっぱり日差しって大切なんだなあ、改めて思うのである。

2018/01/31

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。雪の影響から工事業者さんの工程にも影響が出てるようで、特に基礎やさんなどは予定が立たなくて困っている。なんだか世間の景気が良いようで、特に建売がぼこぼこ建っているような状況なので余計に忙しいのであろう。いつも同じくらいの仕事が同じようなペースで行われるようになればどれだけ良いだろうかと思うけれど、金利やら世界の景気やらいろいろな要素に左右される投資の対象に建築というものがなっている以上、そうそう平安な状況に落ち着いてもいられないのかもしれない。

夕方、早稲田大学の創造理工学部建築学科の博士課程の学生さんがアンケートに来社。ポーランド出身の学生さんというからどんな人が来るのだろうと楽しみにしていたら、とてもシャイな感じの30歳くらいのスマートな学生さんが一人で現れた。なんでも建築家がどれくらい家づくりの中でクライアントにためにかかわれているかの指標づくりのようなことを研究しているらしく、多くの建築家に同様のアンケートをお願いしているということであった。早稲田大学の建築学科を出た人が皆設計をするとは限らない。ゼネコンにも行くし、電通などの広告業界にも行く。それに社会科学などの分野に進む人も多いし、構造や設備の専門家だって多い。僕たちみたいに住宅の設計を続ける人のほうがもしかしたら天然記念物な珍しいケースかもしれなくって、きっとアンケートの回収にも苦労したことだろうと思う。

埼玉県川口市にて設計中のフランス語教室兼住宅の看板のデザイン案が上がってきた。作家さんは川口の街でとても多くのオブジェや鋳物の作品を作り続けているモリチュウさんのボンズさんこと赤川氏である。名前の意味は青猫、味わいある看板に仕上がればよいと思う。

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2018/01/30

街では川口市長選挙の運動が行われている。僕も地元の会社経営者の端くれ、早稲田大学の先輩でもありなんとなく親しみが持てる人柄もあって、少なからず今の市長さんを応援させていただいているのだけれど、町の中は驚くほど選挙の雰囲気がない。毎回投票率もとても低い地域なので、あんまり関心がある人が少ないのだと思う。そもそも選挙というのは、候補者がたくさんいないと盛り上がるものではない。たくさんいない場合でも、みんなが関心を持つような争点があるとか、とにかく関心を持つ理由がないと話題にも上がらない。同じ日に行われる沖縄の名護市長選挙などが良い例であろう。川口市という僕の住む街を2分するような争点・・・ちょっと思いつかないけれど、そんな争点でもあればだいぶ違いのかもしれないと思う。

10時、東京都台東区にて設計中のSさんの家の打ち合わせ。今日は確認申請提出前の最終打ち合わせで、図面などの確認をしていただいた。1500万円の予算で進めてきた設計は最終的には1630万円ほどで終結した。正直言ってなかなか厳しいコストである。建築家として設計を行い、完全注文住宅を作るための金額としてはぎりぎりであると思う。ましてや都心の準防火地域で作る狭小住宅である。なんだか難しいことがありそうな工事であるけれど、何とか無事に進めていかなければならないと思っている。

この現場のクライアントはとても面白い人で、実は塗装工事のプロである。だから当然のことながら塗装の仕上げはお施主さんにやってもらう。プロが行うセルフビルドだからその可能性は無限大だ。漆喰塗りのワークショップにも行ったというから、ペンキだけではない材料の選定も可能となる。以前作ったアスタリスクカフェでは、セルフビルドによる内装工事を行った。1200万円ちょっとというローコストで作ったカフェだけれど、セルフビルドの結果とても魅力的なお店となり、テレビや雑誌で紹介されるような人気店となっている。セルフビルドには、プロ以上の仕上がるとなる可能性がある。自分のためだからこそできる可能性があるのだ。

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2018/01/27

午前中は千葉県流山市にて設計中のIさんの家の打ち合わせを行った。基本設計最終版かと思いきや、いろいろなご希望を伺っているうちにもう一度プランを練り直してみることになった。階段の位置や向きを変更してみてはどうか?畳の小上がりを作ってみたいかな?などなど・・・プランをしていると次から次へといろいろなご希望が生まれてきたりする。基本設計の段階ではこういうご希望を整理整頓して、住宅としてふさわしい姿に整えていく作業を行うわけで、プランの再検討などは納得がいくまで行うほうが良い。次のプランを楽しみにしておいてほしいと思う。

最近の木造住宅を作っていると耐震等級とか断熱等級とか、とにかく国が定めた基準がたくさんあって、そしてとにかく品質を無理やり高めさせられている感じがあってちょっと気持ちが悪いなと感じてしまうことがある。こういうことは昔からあって、ある日火事で誰かが死んだら火災報知機の設置が義務付けられてしまったり、シックハウスが原因で換気扇の24時間運転が義務付けられたり・・・なんだか住宅産業に無理やりお金を使わせれば景気対策になるからといって、いろいろなものを使ったり買ったりすることを次から次へと押し付けられてしまっているような気がしてならないのである。まあこういうことに比べれば、断熱等級やら耐震等級はまだましな話で、建物が暖かかったり、頑丈だったりすることはみんなにとってうれしいわけだけれど、でもそういうことをしなければいけないと法律で定めて強制することは必要ないのではないかという気もしてしまうわけで、そういうことも含めて選択の自由はあってもよいような気がするのである。個人住宅は誰にとっても自分を表現するための最大のアイテムであり、それに対して大きな出費を余儀なくされる。だからこそ自分の判断、選択の自由というんは大切で、こうでなければいけないと押し付けられることはやっぱり避けたいのだ。

夕方、新宿オゾンにて東京都墨田区にてマンションのリフォームを検討中のKさんご夫妻打ち合わせ。古いマンションをご夫婦二人の生活に合わせて改修しようというものである。造作のキッチンや家具、小上がりの寝室など、マンションをちょっと楽しくさせるようなデザインとアイテムをちりばめたリフォームにしていこうと思っている。

2018/01/26

午前中、埼玉県川口市にて設計中のTさんの家の打ち合わせ。今日は実施設計に入って2回目の打ち合わせである。木造2階建ての住宅の2階部分に水回りを新設し、そこにお子様世帯が移り住むという計画。すべてをスケルトンにするような大規模なリフォームではないけれど、でも700万円ほどの予算を要する中規模の工事である。今日はその水回りの位置や向きを検討し、家事導線などについての確認を行った。最近は集まって暮らす家族が増えている。これは震災以降にとても顕著になっているけれど、僕はすごく良いことだと思う。家族はできれば近くに暮らせればよい。いろいろ気を使ったりのことはあろうけれど、だけど助け合うことも出来る。最後の最後まで助けてくれるのは家族しかいないような気もするのである。

設計にあたっては、水回りの位置をそろえるなどの配慮は行うようにしている。水の音が聞こえたり、足音が聞こえたり・・・木造住宅で上下に暮らせば色々な問題も生じるけれど、その位置がそろっていればそれほど気になることもないわけで、こういう点は設計時点での配慮で防いであげることが大切であろう。今の家はとても長持ちするように作られている。1世代で解体するにはもったいない住宅を、上手に住み継ぐお手伝い、これは小さな設計事務所や工務店にとってとても求められている分野であるように感じるのだ。

夕方、埼玉県川口市にて設計中のHさんの家の契約。いよいよ2月から工事である。無事に進むように準備を進めていきたい。

2018/01/25

10時より東京都小金井市にて設計中のOさん打ち合わせ。実施設計に入って初めての打ち合わせである。水廻りの位置関係、つまりは家事導線と生活導線についての話し合いなどを中心に2時間ほどの時間をかけて進められた。今回は1/50の模型を用いての打ち合わせである。これくらいの縮尺になると例えば2階のプランはなるべくオープンな状態にしておいて、子供の成長などに合わせたフレキシブルな間仕切りなどを計画しようなどのデザインもリアルに確認することができる。今日の打ち合わせでも、夫婦の寝室部分は間仕切り壁をあらかじめ作り込んで、子供室の部分は壁を作り込まずに後施工の状態にしておくなどの調整をすることができた。

17時、埼玉県朝霞市にて新築住宅を検討中のTさん来社。初めての来社である。奥様はご自宅からリモートでご参加されたのだけれど、パソコンの画面に映っているとなんとなくその場で打ち合わせをしているのとそれほど変わらない感覚になるから不思議である。こういう形式は僕にとって人生初のケースだのだけれど、僕以外の場所では一般的なことなのかもしれない。Tさんは自己紹介から住宅に対する考え方までをとても分かりやすくまとめてきてくれた。ご夫婦の性格とか趣味などなど、これから家を一緒に考えていくにあたってきっと知っていたほうが良いことを僕に教えてくれた。こういうことを経験するとやっぱり家造りって良い仕事だなあという気持ちになってくる。誰のために働いているのかが最もわかりやすい仕事が住宅である。うまく土地が見つかってくれることを期待して待つこととしよう。

2018/01/24

朝礼終了後、JIO権田さん来社。JIOというのは瑕疵担保保険やら性能保証やらの審査などをする会社で、いわゆるアネハ事件のあとに瑕疵担保保険が義務付けられて一躍成長した会社である。そのほかにも長期優良住宅やら耐震等級の審査などなどとにかくいろいろなことをやっている。今日は建築に関する工事保険などのご説明をしていただいた次第である。

ますいいリビングカンパニーという会社は設計事務所が工務店機能を兼ね備えるというスタイルが特徴である。工務店機能を兼ね備えるということはつまり建築工事を請負契約で引き受け、現場の運営や安全管理、工程管理などを行うということで、つまりはとても小さなゼネコンともいえる。工事を引き受けるということは例えば現場の周りの人が工事中の何らかの事故が原因でけがをしてしまうなどの事故を補償したりの責任もある。つまりは保険はとても大切なのだ。

2018/01/20

朝礼終了後、10時より埼玉県川口市にて設計中のKさんの家の打ち合わせ。基本設計の変更案についてのご説明をさせていただいた。12時ごろ終了。

13時、東京都北区にて新築住宅を検討中のMさんご夫妻打ち合わせ。今日が初顔合わせである。
Mさんご夫妻は予算が2000万円ほどで準防火地域に70㎡程度の住宅を検討しているとのことである。これまで数社に住宅のプランを依頼してきたけれど、どうも気にいるプランができないということで、オゾンさんより紹介されてますいいリビングカンパニーに足を運んでくれた。これまで打ち合わせをしてきた会社さんは建売住宅を得意とする建設会社ということである。プランを拝見すると確かに建売住宅のごとき匂いがプンプンとするプランが記載されている。

仕事のスタイルというのはそうそう簡単に変えられるものではないと思う。普段建売を作っている会社が急に建築家のまねごとをしてもそれは難しいし、逆に建築家が突然建売分譲会社のごとき事業に挑戦してもそれもそれで難しいだろう。もしも僕が建売住宅を作るとしたら、アメリカのアイクラ―ホームのごときスタイリッシュな高級建売のようなものを想像してしまったりするだろう。その結果建売という市場では高すぎて全く売れないという結果に陥ってしまうかもしれないのだ。

16時、埼玉県和光市にて住宅の建て替えを検討しているKさんご夫妻打ち合わせ。以前はリフォームにするか新築住宅にするかのところで迷っていたのだけれど、新築を作る方向で決意されたとのこと。ということで、今回は1回目のプレゼンテーションをさせていただいた。お話を進めていくうちに中庭型の住宅も見てみたいということになった。しかも以前作った二つの中庭のある家をとても気に入っていただいているとのことである。これは2011年に完成したもので、女性が独り暮らしをするための平屋の住宅である。平屋で土地全体を城壁のごとき外壁で包み、その中に二つの大きな中庭を配置し、結果的に余ったスペースに居室やキッチン、寝室といった機能を与えている。いわゆるn-LDKのプランとはかけ離れた建築の作り方で生まれたとても落ち着くくつろぎの場であり、設計時点では胎内空間のようなことも意識しながらそのプロポーションを検討した。写真にある玄関は僕の父に作ってもらった。いわゆる完全オリジナルの玄関ドアである。ドアの中心には青いガラスの板を埋め込んである。この板ガラスの中を通り抜ける南側からの光が内側の扉に青く灯る様子が僕は好きだ。

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2018/01/19

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。

11時、埼玉県川口市にあるアトリエKさんを訪問。2年前に造った70坪ほどの大きな絵画アトリエで、小学生から大人まで多くの生徒さんに絵を教えている。当時と比べると格段に生徒さんが増えたそうで、それも建築のおかげといわれるとなんだかとてもうれしいものだ。当時は古い木造住宅の一角で教室を運営していたから、それと比較すれば格段に目立つ存在になったのであろう。街の中にますいいリビングカンパニーで造った建築がちょっとずつ増えて、そこでいろいろな人がいろいろな魅力的な活動をして、そしてこの町がちょっと魅力的になる、そんな変化を生み出すきっかけの建築を造れていることが何よりも大事なことだと思う。今日のご依頼は当時予算の関係で作ることができなかった厨房スペースのキッチンと、2階のアトリエの扉の取り付けである。ちょっとしたカフェっぽいスペースにしたいとのことだけれど、また一つこの建築が魅力的に動き出すきっかけになれればよいと思う。

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