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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2017/01/21

朝礼終了後、渡邊君と一緒に埼玉家の伊奈町にて設計中のWさんの家の地鎮祭に参加。長らく続いてきた設計もようやく終了し、いよいよ工事段階に入ることになった。実はWさん、もう10年ほど前に造った伊奈の家のクライアントのお兄さんである。伊那の家は当時いたスタッフの池上君が初めて担当した現場で、設計期間が約1年間、工事を経て渡辺篤史の建物探訪に登場するなどとても思い出深い住宅だ。地鎮祭にはWさんのお父さんも参列してくれた。10年が過ぎみんなちょっと年を取ったけれど、でもこういう風にまた違う形でかかわらせていただけることに心から感動するばかりである。伝統なんて言うにはまだまだひよっこのますいいリビングカンパニーだけど、でもこういう風に繰り返していくことで作り上げられる大切な何かが伝統とかっていうものなのであろうとも思う。再び頼んでくれたクライアントに恥じることのないしっかりとした仕事をしていきたいと思う。

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午後、川口市にて設計中のIさんの家打ち合わせ。Iさんの家では鉄骨造の住宅兼店舗の住宅部分を全面的に改修工事することを計画している。階段の移動に断熱性の向上や、はたまたプランの変更などなど、ほとんど新築状態のリフォームだけにコストのコントロールも難しい。次回の見積もり提示に向けて、作業を進めていきたい。

2017/01/20

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

10時、埼玉県さいたま市にて設計中のYさんの家の打ち合わせ。設計担当の柳沢君と僕の妻、そして僕の3人でYさんの家にお邪魔させていただいた。今回の打ち合わせでは1/30の模型を用いてのプレゼンテーションを行った。このくらいのスケールになると、吹き抜けにあるすのこ状の光床やバルコニーのルーバーなどの造作もリアルに作ることができる。図面だけではよくわからない形状や空間の広がりなどを確認しながら、一つ一つ確認していくための打ち合わせとなった。

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終了後、土田君と二人で埼玉県寄居町にて進行中のMさんの家の現場確認。明日が引き渡しということで最終的な確認作業である。裏千家の茶道仲間であるMさん、もちろん茶室のある住宅を作らせていただいた。引き渡し前日、でも茶室では和紙職人の岡崎さんが最後の作業を行っている。天井の和紙貼りである。

岡崎さんは着色料をあまり使わない和紙の製造を行っている職人さんなので、今回の和紙も植物を利用して色を出している。写真の天井は2重貼りをしていて、実は天井の下地材に全面張り付いているわけではない。ところどころ貼り付いているけれど、全体的には浮いている、袋貼りという工法を採用した。この方法は天井下地の動きによる破れが発生しにくいだけでなく、部屋の湿気を吸収したし放出したりによる和紙の動きが可能となることで、破れや隙間が発生しないという利点がある。いわゆる伝統的な貼り方なのである。

天然素材を使用した家づくり、今回は本当に職人さんの手作りの素材を仕上げ材として利用することができた。実はこの和紙職人さんの工房では、自分自身で和紙を漉くこともさせてくれる。とても楽しい仕上げのバリエーションの一つなのである。

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作業終了とともにいよいよ茶室が完成した。床柱には赤松、床框はヒノキのさび丸太、落とし掛けには杉を使っている。壁は聚楽で、天井が和紙、照明は一段落ち込んでいる部分にLEDを埋め込んだ。エアコンは写真のルーバー部分に仕込んでいる。障子は吉村障子に近いデザインを採用し、茶室でありながら周辺のモダンなデザインと調和するようにした。今回は新築ということで、建物の大きさを自由に調整できることから畳は京間のサイズを採用している。僕は男性だから余計かもしれないけれど、やっぱり茶道は京間のほうがゆったりと楽しめる。こういう点はリフォームではなかなかできない贅沢なところだと思う。結果、とても良い茶室ができたのではないかと思う。実際に使っていただくのが楽しみな限りである。

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2017/01/17

朝礼終了後、1000万円住宅プロジェクトについてのスタディー。1000万円でできることを考えてみたものの物価の上昇やらのことを考えると現実的には1500万円の予算が適正との方針に固まる。というわけで20坪程度で1500万円の住宅像を設計することにした。

1500万円で作る小さな庵のような住宅。小さいけれど豊かな空間にしようと思う。僕はこの住宅を禅的な方向で考えていきたいと思っている。禅的とはいっても、仏教には関係がない。鈴木大拙により禅の思想がアメリカに渡った戦後の時代、禅の特徴として7つ挙げられたのが、不均斉・簡素・孤高・幽玄・自然・脱俗・静寂である。この7つの特徴にみられる禅的なるものの様相を根幹に据えながら、終の棲家としてふさわしい住宅の姿を考えていきたいということである。

不均斉とは、完全でなく、ゆがんでいて、ムラがあるような状態を指すのであろう。住宅の場面においては、自然の素材の持つ魅力、あじという言葉で表現されるような要素のようなものに置き換えられるかもしれない。自然はこの不均斉とともにあり、さらには外部の自然とのつながりへと発展していくものだと思う。

簡素はシンプルでかつそれが魅力的に感じること。

孤高は自分を大切にする、つまりは住まい手の嗜好にあったオリジナルなものであり、決して大衆受けするような一般解の張りぼてのような、つまりは建売のようなものではないということであろう。脱俗はここに当てはまると思う。

幽玄・静寂は建築のプランの中に現れる場の質のようなものである。

まずは1週間ほどで仮想のプランと設計のコンセプトを作ることとなった。仮想のプランは自分自身に向けて作るプランとすることにした。さてさてどのようなものになるであろうか?自分でも楽しみである。

2017/01/14

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。10時より、埼玉県久喜市にて新築住宅を設計中のIさんご家族来社。現在基本設計中であり、10案ほどのプレゼンテーションをさせていただいたところなのだけれど、中庭のプランを採用しようか、はたまたL字型のプランを採用しようかの選択をしているところである。

中庭案には僕もそしてクライアントのIさんも、とっても魅力を感じている。でもまだ、暮らしの場がどの程度光を受けて明るくなるのかの不安がぬぐい切れない。そして中庭案よりもL字型案のほうが建物にあたる日差しの量は多くなる。敷地は周りを住宅に囲まれた旗竿地であり、だからこそ中庭案で外に対して閉じることは日照条件を悪くしてしまうのではないかと予想される。それが選択を悩ませる要因だ。

そこで次回の打ち合わせまでに、光を取り込む工夫を模型などで表現し、さらには簡単なCGを作成して光の当たり方をシュミレーションしてみることにした。CGには周辺の住宅のデータも反映させることができるので、実際にどのような影ができるかをある程度把握することができるであろう。良い選択ができ、家づくりが前に進むことを祈るばかりである。

15時、東京都練馬区にて設計中のKさんご夫婦来社。今回は初めてのプレゼンテーションといいうことで、スタッフの土田君と江崎さんによるプラン提案をさせていただいた。二人の建築家によるコンペのような形式でKさんも楽しんでいただけたことと思う。

実はKさんご自身も建築の設計を出来る経歴を持っている。今が違うけれどもともとは設計の仕事をしていたことがある。つまりますいいリビングカンパニーのクライアントに多い「自分の家を自分で考える」種族であるのだ。さらにお話をするうちに、実は自分で考えた図面と模型がご自宅にあるという。これは良い。次回はKさんもコンペの提案者の一人になってもらうことにした。審査員は奥様とそしてKさんご自身である。

家づくりは楽しいものだ。人生の中で最も大きな買い物をする緊張感はあるけれど、そういうところは僕たちがプロとしてフォローすればよい。限られた予算の中で、なるべく理想とする暮らしの形を手に入れる、お金が足りない時には自分たちで作業をしたりの工夫も取り入れ何とか理想の形を作り上げる、そんな家づくりを進めていきたいと思う。

2017/01/13

朝礼終了後、埼玉県川越市にてリフォームの計画をしているSさん宅訪問。今日は耐震診断である。診断を担当している構造家の大沼さんとその息子さんがすでに診断作業をしているところに合流し、2階の屋根裏や床下、1階の天井裏などの目視作業を確認した。

耐震診断作業というのはすべての部材を確認できるわけではない。そんなことをしようとすればすべての仕上げを解体しなければならなくなってしまう。実際には押入れの天板の上とか、床下収納庫の穴の下とか、本当にごく一部の部分を目視して診断の計算をすることになる。でもそういう部分から頭を入れて、懐中電灯の光で照らして奥のほうをジーとみていると、反対側の外壁にある筋交いまで見えたりもする。住宅というのはそんなに大きなものではないから、普通の30坪程度の家なら結果的に50%くらいは目視できるのではないだろうか。

診断結果が出たらいよいよ改修工事の設計である。なるべく費用を抑えながら建物を補強する方針を立てていかなければいけない。今回の計画では一部耐力壁の新設、屋根の軽量化、制振ダンパーの取り付けを考えている。なるべく良い結果が出ることを期待しよう。

2017/01/11

朝礼終了後、事務所にて各プロジェクト打ち合わせ。

12時、親戚葬儀参列。昨日連絡をもらい、急遽通夜兼告別式という一日での葬儀に参加した。親戚とはいえ血のつながりは薄い。僕の祖母の従妹、95歳の大往生である。とはいうものの愚息の幼き頃、お菓子をもらったりの面倒を見てもらった恩があり、その恩や記憶は息子も鮮明に覚えている。血のつながりの濃さよりも、どれだけの関係を育んできたかのほうが、こういう際の思いには繋がるもの。今日は親子そろって手を合わさせていただいた次第である。

17時過ぎ、銀座にて石山修武先生と六角鬼丈先生の展覧会に足を運ぶ。暇そうにしていた息子も連れて行ったら、先生、上機嫌で息子をあやしていただいた。建築家への道を説いてくれるのかと思いきや、柔道のオリンピック選手になれの繰り返し。写真はその決意を書いて、石山先生の彫刻へと結びつける様子、きっとこの彫刻は魂の叫びの類であろう。結んでいるのが息子、写真を撮影しているのが早稲田大学の渡邊先生、一番左が石山先生である。会場には様々な作品が展示されていたが、2001年に描かれた広島ハウスのイメージ画を購入させていただいた。ますいいリビングカンパニーの精神的基盤である先生には今後もますます元気でご活躍いただきたいと願うばかりである。

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2017/01/09

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。

14時、埼玉県東松山市にて新築住宅を設計中のKさんご夫妻打ち合わせ。Kさんは建築系のお仕事をされており、「自分の家は自分で考える」のクライアントである。毎回のように自分で考えたプランを作成し、僕たちはそのクライアントのプランを建築家らしくアレンジしたりの工夫を施したり、たまには全く関係のないプランを考えてみたりの行為を繰り返しながら、これまで数回の打ち合わせを進めてきた。これまでの打ち合わせはたいへんスムーズに運んだようで基本設計もほぼ終了段階まで来ている。いよいよ実施設計に向けて進みだすけれど、魅力的な住宅となるようにこれまで以上に意匠を作り上げていきたいと思う。

2017/01/08

新年の日曜日。毎年この日は僕がお稽古をさせていただいている社中の初釜である。今年も例年通り、立礼のお席を担当させていただいて、僕と川口センターホテル社長さんの荒木さんとで交代でお点前をすることになった。

三園棚の薄茶点前、お稽古でやれば何の緊張感もなく普通にできるはずである。でも、今年から始めたという新人さんだったりのお客様たちに、1mも離れていない近距離で、お点前の指先までをじーと見つめられての所作は普段では考えられないような緊張感を生み出すもので、なんと茶碗を清める湯を捨てる前に茶杓と棗を手にするというわけのわからない所作違いをしてしまった。何年かやっている社中の仲間からの「立礼のお点前だと茶碗を清めるお湯の中にお茶を入れるんですね・・・。」の質問にしばし沈黙。手には汗がじんわりと出てくる。まあ僕のお点前の実力などまだまだこんなものである。

久々の畑作業である。春からの作付けに向けて土を作る。土づくりには手間のかからない石灰分入りの腐葉土を使っている。ホームセンターで売っているような市販品だけれどこれは結構使いやすくて便利だ。土に混ぜ込む作業は、ホンダの耕運機「こまめ」を使っている。小さいけれどとてもパワフルで使いやすい。ここには3月にじゃがいもを植える予定である。

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夜、一番下の娘と高校1年生の長男を連れて「君の名は。」鑑賞。新海誠監督の作品を見るのは初めてだったけれど、こういう映画は見る側の年齢や状況によって受け取り方のポイントがいろいろ変わるんだろうなあなどと思いながら、そしてたまに涙ぐんだりしながらの鑑賞であった。僕たち親子は監督が意識した恋愛を楽しむど真ん中の世代ではないけれど、それでもそのターゲット以外のところでいろいろと感じさせる懐の深さがヒットの理由なのだろう。僕はといえば・・・「忘れかけている純粋だった若いころの様々な情動や行動を思い出しつつ、今の僕にできること、やるべきことを改めて考えてみた」というところだろうか。

2017/01/07

10時、埼玉県朝霞市あたりで新築住宅を検討中というMさんご家族来社。1000万円くらいのローコストで家を作りたいというセルフビルダーである。1000万円ぴったりで出来上がるかどうかは別といて、これまでも同じようなローコスト住宅には挑戦してきた。

1000万円で家を作りたいという東京都庁の職員さんであるSさんの家では、最終的に9坪2階建ての9坪ハウスのような住宅を1100万円ほどで作った。この住宅では断熱を外断熱とすることで、内部に木構造を現しとし、そこに後からセルフビルドで様々な造作をしやすいように工夫している。

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埼玉県川島町に作ったカフェでは1250万円ほどで22坪ほどの住宅兼カフェを作った。このプロジェクトでは退職金に当たる2000万円の中で、土地と建築を作り上げるということに挑戦したのだけれど、土地代が700万円強、建築費が上記の値段ということで何とか目標値に収めることに成功している。

Mさんの家はまだ土地も見つかっていないので何とも言えないけれど、最終的には家族で暮らすことができる最低限の広さと、簡素な仕上げで住宅を考えていくこととなるであろう。初めはそれでよい。暮らしながら少しずつ装飾を施したり、部材を追加したりの変化を作り出せばよいのである。

Mさんの車がデリカワゴンであることにお帰りになるときに気が付いた。実はこの車は僕が若いころにあこがれていた車である。こういうことって意外とうれしいもので、良い家を作ってあげたいと思うモチベーションになったりもするから面白い。

2017/01/06

今日から仕事始め。7連休も明けて皆が無事に揃った。初日ということで、皆で今年の抱負などを報告した。

昼過ぎ、今日からオープンする埼玉県戸田市の炉端焼き屋さん「ねぶ家」に開店祝いのお花を届ける。お花屋さんやカフェ、美容室などをこれまで手がけてきたけれど、こういう炉端焼き屋さんは初めての経験である。今日は予約のお客様でいっぱいとのこと。商売繁盛で何よりである。2週間ほどして落ち着いたころ担当のスタッフを連れてお邪魔してみようと思う。皆様もぜひ足を運んでいただきたい。

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2017/01/05

3日から今日まで親戚一同で軽井沢にて過ごす。二日間ほどスキーをしたら足がだいぶ疲れた。日ごろの運動不足が解消されたようで爽快な気分だ。今日は軽井沢ニューアートミュージアムに行ってみた。ここは冬でもオープンしている数少ない美術館である。戦後のアートを中心に展示しているということで今回はシュルレアリスムの作品を楽しむことができた。この美術館自体は西森陸雄さんによる設計である。細い鉄骨の柱が林立する白樺の林のようなイメージのエントランスはなかなか良い。天井のスチールプレートであろうか?裏側の配管むき出しのストライプのデザインも面白いものであった。

下の写真は記号化されたトイレ。落ち着かないような気もするけれど、トイレとアートという珍しい組み合わせなのでご紹介したい。


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2017/01/01

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

今年の正月は妻の実家に帰省することなく、川口市内で過ごしている。年賀状を手書きで書くこと300枚弱。とても時間がかかるけれど相手の顔を思い出しながら言葉を書き連ねている時間はとても楽しいひと時である。昨日は池袋の西武で万年筆を購入した。パイロットの極太でインクはブルーインクだ。実はこれ、恩師の石山先生が愛用している組み合わせを僕も取り入れさせていただくことにしたものである。愛用のペンで中身の詰まった言葉、デッサンを書き連ねていきたいと思う。

2016/12/29

ますいいリビングカンパニーは本日で年内の業務を終了いたします。
2017年は6日より開始いたします。

2016/12/28

恒例の本納寺お餅つき大会である。今年で3年目であろうか?お寺のメンテナンスのお仕事をさせていただくということは、こういう行事にも深くかかわることができる、つまりは運営のお手伝いとして参加させていただくわけで、僕たちのように建築を作る仕事をしている身とすれば何よりも誇らしいことである。お餅つきで誇らしい・・・というわけではなくって、誰でも何の後ろ盾もなく独立してみればわかるけれど、とにかくお寺のように閉鎖的な社会にかかわらせていただき、しかもその中で建築というとても大切な部分の工事をさせていただくという、建築家として独立したものの生涯の夢のような素晴らしいことに対して誇らしいわけである。年に一度のお餅つき、今年は体調が良いので3臼もついてみた。

作業の合間に時間があったので、少々問題を抱えている本堂の壁をチェックした。本堂は土壁に漆喰仕上げの壁なのだけれど、その仕上げの部分と土壁の部分が完全に剥離してしまっていて、仕上げの部分が落ちそうな状態となっているのである。これはちょっと難問である。だって土壁仕上げなどは通常の家づくりの中では出てこない工事項目なわけだから、こういう時にはこういうことに精通している左官職人の知恵を借りなければいけないわけで、それでは土壁に精通している左官職人はどこにいるのかというと、そこのところは僕の人脈の探査をすればキチンと現れるわけで、今度はその職人さんと一緒に考えてみようと思った次第である。

18時会社忘年会。21時終了。一年間はあっという間に過ぎていったような気がするけれど、でも思い返してみれば本当にいろいろなことがあったわけで、それに関わる全ての人に対して感謝をさせていただきたいと思う。

2016/12/25

目が覚めると、いつも通りの日常である。日曜日、仕事が休みなので大掃除の始まりに手を付けた。とはいえ僕は日頃より余り物を多く保存しないタイプの人間で、つまりは同じようなものを購入したときには必ずもともとあった同じようなものを手放すようにしているので、大掃除といってもそれほどやることはない。ものをたくさん所有するということは、その所有するものに縛られるわけで、しかも一度そういう方向に自分の嗜好を傾けたら、その物欲はとどまるところを知らないわけであるから、物は持たないに越したことはないのである。

夜、戦場のアリアという映画を鑑賞。第1次世界大戦下、フランス北部の最前線デルソーで、敵対するフランス・スコットランド連合軍とドイツ軍兵士たちはクリスマスを迎える。その中で起こる奇跡、敵同士が交流し、友情を結び・・・という物語である。

僕はクリスチャンではない。でも、年を取ったせいか、クリスマスのようなイベントを最近とても大切にするようになった。子供たちが喜ぶ顔を見ることが何よりも幸せであると感じるようになった。昨夜の出来事はドラえもんを見ていても涙ぐんでしまうことがあるような最近の涙もろさの表れなのだけれど、でもきっと誰でもこういう変化ってあるのだと思う。

映画を見ていて、戦場の兵士たちがクリスマスという空気感に心を動かされ、戦いから友情へとその行為が変化する様子を見ていて、なぜかそういう状況を体験したこともない僕の心にすごく響いてきた。毎日のように報じられる世界中のテロ事件を見ていると、世界が理想的なある状況に到達したとは到底信じられないような現実がある。それは帝国主義が蔓延していたこの映画の時代、つまり第1次世界大戦のころとは全く違うわけだけれど、それでも今は今としての構造的な問題が爆発寸前のところまで来ているような気もするのである。なんだかとても感傷的になってしまった土日であったけれど、こういう風な心境になることがもしかしたらクリスマスなのかなって思った初めての機会でもあった。

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