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ますいいでは、古くなった物件を壊すことなく次の世代に引き継ぐお手伝いをしております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2021/07/22

午前中、東京都練馬区にて建て替えを検討中のSさんご夫妻打ち合わせ。現在お住まいの住宅と今は空き家となっている実家を解体して、一つの住宅を作ろうというプロジェクトである。比較的ゆったりとした敷地に庭や駐車場を配置してのとてもゆとりのある計画、今回は大きな吹き抜けのあるプレゼンをさせていただいた。次回は少々面積を小さくしての提案をする予定、少しの違いでも面積を小さくすることで結構な減額となる。そのプランを見ていただいてどのように感じるかを伺いながら、適正なプランを探り出して行くのもとても大切な基本設計の過程であるのだ。

2021/07/21

4畳半の茶室はとても自由な空間である。その中でも天井はさまざまな工夫がなされる場所で、いかに仕上げるかを考えるのは楽しいものだ。今僕が設計している茶室は、茶道を愛好する個人の楽しみの場であり、弟子に茶道とはを伝えるための稽古の場であり、そこに友人を招くための交流の場である。そういう場所が極端に高価な銘木の類で埋め尽くされるのはおかしなことだが、でも茶道を行う場として一定の規則の中に収まっている必要はあるべきだと思う。

草庵茶室の天井は「平天井」「落ち天井」(平天井に高低差をつけた二段造りとなっている天井の、低い方。落ち天井は点前座に用いられることが多く、亭主が客に対してへりくだるという意図を表す。)「掛込天井」(庇(ひさし)が室内に貫入して、屋根裏の構成を室内に見せて、傾斜天井となっている天井のこと。)の組み合わせで構成されることが多いが、さてさてどうするか。

掛込天井は竹の垂木に細竹の竿縁を流し、その上に野根板を貼る仕上げとなる。野根板というのは通常の板と異なり、数ミリの厚さまで木目に沿って剥ぎ取った薄板を言い、サイズもバラバラなので屑板貼りなどとも表現する。なんでも綺麗に揃っているのが当たり前の時代に、バラバラの板をなんとか並べて仕上げるということは、とても繊細で風流なことである。ぜひこの仕上げはご提案してみたいと思う。


2021/07/19

午前中、HP打ち合わせ。「森の生活」についての文章を求められたので書いてみた。この家は今の僕が本当に良いと思う家でである。何が良いのか、それを書いてみたのでご一読願いたい。

森で暮らしたい
鳥の声、川のせせらぎ、キャンプの朝は自然の音で目が覚めます。色々な事情があって、都会でも暮らしをしていても、家族で過ごす時間はまるで自然の中にいるような過ごし方をしたい。
家は生きるための箱です。心を休めゆったりと過ごすためにはを考えると必要なものとはなんでしょう。自然を感じる様々な自然素材、家族団欒の場の中心にある薪ストーブの炎、ゆったりとした庭、柔らかい光、僕たちが欲しいものを一つ一つ丁寧に集めてみました。

僕たちの未来は一体どうなるのだろう
現代の家づくりでは、作業の効率化などの理由で多くの工業製品が使用されています。多くの製品はF☆☆☆☆という基準で管理された低ホルムアルデヒド製品ですが、それでも僅かな化学物質を放出します。
これらの工業製品は、製造の段階で接着剤などが大量に使用されております。素材によっては自然には還ることができないものも多くあります。こうした建材を使用して作られた住宅は、建築するときから解体廃棄を通して地球環境に多くの環境負荷を与えてしまうのです。

未来って、誰が作るの?
ますいいでは、少しでも持続可能な社会の創造のためには、家づくりにおいてもこうした製品の使用を削減することが必要だと考えます。そこで工業製品を排除し、空気中の化学物質がない特別仕様の住宅「森の生活」を設計しました。この家づくりでは合板や新建材などの使用を避け、グラスウールの代わりに羊毛断熱材を使用し、仕上げにも漆喰などの自然素材を使用するなどの工夫をすることで、環境負荷が少なく、清浄な空気の住宅の実現を目指しています。子どもたちが安心して暮らせる未来を今からでも作れるかもしれない、そんな思いで取り組んでいます。

2021/07/17

午前中はセルフビルド講座。今日は合計5名の方々がタイル貼りや八溝杉を使用したスプーン作りに来てくれた。体験の前に簡単な講座をやっているのだが、この講座では具体的な手法というよりもセルフビルドでこんなことができるんだよという紹介を中心に行うようにしている。今日お話を聞いてくれた方々は実際に自分の家でタイル貼りなどをやってみたいというご要望があるようで、色々と質問までしてくれた。こういうことをやっていると真剣に話を聞いてくれる人がいることのありがたさを強く感じるものである。興味ないのになあ・・・、の雰囲気が漂う中でお話をするほど難しいものはないのだ。

日本の家づくりは高すぎる。そもそもが合理化を第一として色々な組織運営をしているから、いわゆるパッケージとしての状態から一歩でもはみ出した注文をすると莫大な手数料を請求されたり、はたまた既製品のキッチンを定価で販売したりなどの足枷がある場合が多い。ローコスト系の会社になると、プラン打ち合わせの回数が3回までと決まっていたり、プラン以上の図面は提示されなかったりの、いわゆるおまかせ系となってしまうので、出来上がりは大抵どこにでもある建売の如き形状となる。こういうことは経済原理から考えても当然の結果であり、これを覆そうと思えばやはりどこかで努力をしなければならない。

ますいいリビングカンパニーは工務店機能を兼ね備えた設計事務所である。二つの機能を同時にやってしまうので会社経費が一つで良い。その分は確実にコストがダウンできる。さらに材料の調達などでは、製材などを実際に行なっている山と直接の取引をすることで良材を市場価格の半額程度で仕入れることができるように工夫している。また、先のセルフビルドも大切な手段の一つである。建築の世界では材料費と人件費が同じくらいかかるのだが、この人件費の部分を削減できることは大きい。例えばキッチンの前にあるタイル貼りの場合、材料費が3万円程度で人件費・会社経費が合わせて5万円程度かかることが多い。タイルを貼る日と目地入れをする日の二日間を必要とすることがこの金額を構成するのだけれど、これをセルフビルドで行えば3万円だけでタイルを貼ることができるようになるわけで、つまりは味気ないキッチンパネルの価格でタイルに片変更することができるわけである。

こだわりを安く手に入れる・・・、これはなかなか大変なことなのだ。でもそこをなんとかしないと日本人はみんな建売やローコスト住宅に住むしか無くなってしまうの不自由からの脱却を目指すことこそますいいの活動の意義である。これからもこだわりのローコストを目指して頑張っていきたいと思う。

午後、東京都世田谷区にて家づくりを検討中のWさんご夫妻打ち合わせ。今回は第2回目のプレゼンである。バルコニーから屋上に上がることができる木造の3階建て住宅のご提案だが、狭小地をギリギリまで使用した伸びやかなプランができたと思う。是非是非ご依頼いただきたいものである。

2021/07/16

今日は川口グリンセンターでのワークショップを開催した。このワークショップはグリンセンター内の大集会堂のリノベーションを計画するにあたって、川口市内で魅力的な事業を運営されている方々のお話を伺ってその意見を参考にしながら進めたいという思いで開催したものである。これまでのこの施設は、一つの業者さんが運営を任されており、その業者さん以外の人がこの場所で何かをやりたいという提案をしてもまず許可が降りることはなかった。(施設の部屋の貸し出しを利用すればその部屋の内部は利用できたが、建物全体を利用してのイベントなどはできなかった。)

民間には勝手にイベントなどを開催させることはできない、じゃあ行政がイベントなどを得意として運営しているの?と言えばそうでもなく、実は行政も民間の力を取り入れて魅力的な施設にしたいという思いはある。じゃあなんでやらないのと言えば、やっぱりこういう仕組みを真剣に考えて、前例なき挑戦をしなかったからであり、今回の計画ではこういう挑戦をさせていただいている、つまりはとても前向きな行政の支援あってのことなのである。建築はまちづくりの一助となる要素である、でもそれは街に求められる施設を作った場合の話であって、そうなることができなかった悲しい建築もまた沢山ある。こんな時代に建築を造るからには、やっぱり必要とされる建築にしたいと思うのである。

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2021/07/14

午前中、東京都杉並区にて増築を伴うリフォームを検討中のYさん打ち合わせ。色々と検討した結果ますいいにご依頼いただくことになったということで、久しぶりの打ち合わせに出向いた。クライアントは設計事務所にお勤めの方である。これはまさに「自分の家は自分で設計する」のパターンであり、僕たちの家づくりにはぴったりと言える。

ますいいリビングカンパニーという会社は、日本の家づくりをもっと自由にしたいという思いで発足した。家を建てようと思うと、普通の人はまず建売の広告を見たり、住宅展示場に行くくらいしか情報源がない。地元の工務店に依頼しようと思っても、一体どこにあるのの状態なわけだし、では建築家に依頼しようと思ってもなかなか敷居が高いのが現実である。情報社会、不要な情報はゴミのように溢れていてもいざ誰かに頼ろうとするとやっぱり悩んでしまうという社会の中で、少しでも自由な家づくりに向けたお手伝いをしたいという思いでスタートしたのがこの会社というわけだ。

僕はカヤックを趣味にしている。カヤックを上手くなりたいなあと思ったときに、一体誰に相談したら良いのか悩んだ時の感覚はちょっと近いような気がする。初めて体験したのは川治温泉の体験であった。これは静水でレクリエーションカヤックを漕ぐ程度のもので、本当の初心者体験であった。次に体験した中禅寺湖はなかなかのスリルであった。ここでは雷が鳴る中禅寺湖の対岸まで渡ったのだけれど、ガイドさんのネパール人と日本人の二人組は大して気にしている様子もなかったものの、落雷の危険がそれなりにあったような気もする緊張感を伴う物であった。でも何かが違うなあと感じて、ネットを検索し、電話をして実際に話をしてみて、なんとなくここかなあという直感のもと出会ったのがカエルアドベンチャーの斉藤さんだった。初めて行った時は10名のグループに混ぜていただき、これまた体験程度の川下りをしたのだけれど、それでも沈1回のハプニングもあるなかなかの体験であった。
それから10回ほど通っただろうか、プライベートで参加し中級者が下るコースに案内され、初めての沈を経験し、今ではロールの練習をするまでになってきている。ロールの練習は大変だし、体力も使うのだけれどでもそれが楽しくて川下りをしているのだから、ときに厳しく自分をそこに導いてくれる斉藤さんの指導はやっぱりとてもありがたい物なのだ。

自由な家づくりも川下りと同じだと思う。めちゃくちゃにやっていてもなかなか上手くはいかないので、やっぱりこうあるべきの方向に導いてくれる僕たちは必要だし、上手くいくような設計を初めからするというテクニックも必要だ。どう考えても初心者が乗り越えることができないようなライン採りをすることなく、でも少しの背伸びはしてみるという感覚もとても近いように思える。さてさて、今日の午後契約をしたワイワイさんは川口市で子育て支援をしている方達である。この建物の2階をたったの100万円でリフォームをする、つまりはセルフビルド満載で綺麗にしようという計画を始めることとなった。お客様を沈させることなく最後まで導くことが僕たちの使命、なかなか大変そうな旅だけれどしっかりと漕ぎ進めたいと思う。

2021/07/13

午前中は、15年ほど前に作った東川口の家のリフォームのご相談に伺った。この住宅は外壁をガルバリウム鋼板で仕上げ、2階部分の上には屋上を配置し、内部から階段を登ってその屋上に出ることができるようになっている。屋上部分はFRP防水で仕上げていて、その上にウッドデッキを敷いているだが、今回はそのウッドデッキや手摺といった木部の交換、FRP防水のやりかえ、外壁などのガルバリウム後半の塗り替えなどを行うご相談であった。

ガルバリウム鋼板は他の素材に比べるとメンテナンスをしないで良い素材である。この外壁ももう少し先のメンテナンスにしても大丈夫ではあるのだけれど、屋上の防水や木製部分のやりかえを行うためにどうせ足場を組まなければいけないので、この際一緒にやってしまおうという判断をしたというわけである。この家の写真を見ていただくと1階と2階の中間にある水切りがないことがわかる。この水切りがないとガルバリウム鋼板は6mほどの長いままの材料を入れることになるので、現場での施工はとても大変だ。そもそもそれなりに広い敷地や道路がけなければ施工することができない。でもここでは板金屋さんに頑張ってもらって、長物の施工をしたおかげで、ファサードのプロポーションがとてもバランス良くなっている。こういう小さな努力が15年も経って良い思い出となる、これも設計の楽しいところなのである。

2021/07/09

今日はとあるセミナーで徳武産業の十河会長のお話を伺った。初めてお会いさせていただく方である。この会社は介護シューズという分野を扱っている会社で、日本で初めて左右のサイズが異なる靴の販売を行なったりの介護という分野に特化した靴屋さんである。元々はスリッパなどの下請け製造をしていたらしいのだけれど、ある時に相談を受けたこの介護シューズという未知の分野と真剣に向き合い、まさに先駆者としてその道を作り上げたことで今では国内シェアNo.一の会社に育てたということであった。

僕も常日頃より仕事というものを誰かの役に立つことと定義している。だからますいいの家づくりではクライアントの一人一人の想いを大切に、そのこだわりを実現することができる工務店機能を兼ね備えた設計事務所を運営している。左右のサイズが違う靴、マジックテープの向きが不自由な体に合わせて左右変えられる靴、足が変形してしまっていてもそれを包み込むように履くことができる靴、・・・こんな靴づくりが存在したのか!!の驚きであった。そしてまさに一人一人の要望に合わせて丁寧に靴づくりを行っていく姿勢を拝聴し、ますいいの家づくりにも共通する理念があるよなあと感じることができた。大変暖かい人柄を感じる会長さんのお話を伺うことができ何だかとても良い1日であった。

2021/07/07

僕の家の近くのふじのいち商店街というところでは、毎年盛大な七夕祭りというものを開催している。各お店が飾り付けをして、当日は結構な数の屋台も出て、地域の若者が大勢集まるお祭り、こんな状況で開催できるはずもなく今年もまた中止となってしまった。こういう文化は継続することが結構大変なもので、2年も連続で辞めてしまうとその先にまた復活することができるのかどうかが不安でもある。辞めた方が楽・・・という意見も出るだろうし、それがコロナの状況で・・・という言葉付きで出てきては誰も抵抗することもできないだろう。ワクチン接種が進み、感染が抑えられれば状況も変わるのだろうが、それもなかなか進まないのが歯痒いところなのだ。

オリンピックも然りである。懸命に誘致したことすら後悔の念が湧いてくるような状況で、それでも開催しなければいけない現実と、もう開催しない方が良いのではいかというような世論との狭間で、どのように決断することが正しいのか誰にもわからないだろう。進め方がおかしいというような意見はたくさんあるが、実際にリーダーとして采配を振るう役にいる人の心労は本当に大変だと思う。

今日は川口グリンセンターの定例打ち合わせ。意匠・構造・設備の各担当者が集まり、それぞれの計画についてのすり合わせを行なった。今回の成果として最も大きいのはコア抜きしたコンクリート構造の試験体の破壊検査をしたところ、設計基準強度を満たしていたということがわかったところである。これが満たされていないと、今後のリノベーションの計画がなかなか進めることができなくなってしまうところだったのだけれど、まあ一安心というところだろう。築50年、何も考えなければやっぱり壊してしまわれる可能性が高い建築である。でも、平成天皇が皇太子として川口氏を訪れた際にお泊まりになった部屋がある建築をもしもあっさりと壊してしまうような街に文化など芽生えるはずはないと思う。この建築一つの力など大したことはないかもしれないけれど、でもこういう古き良き建築が群として存在する街となればそれがすなわち文化であると思うのだ。文化がないから今年は文化を作りましょう・・・、のごとに空想は絶対に実現しないと思う。時間や時代を経て、そこから何かを感じることができるような何かを背負っているものたちを大切に扱い、そういうものたちと向き合いながら暮らしていくことこそ文化を育む・・・というようなことにつながるような気がするのだ。

2021/07/06

午前中は埼玉県川口市にて検討中の某貸家打ち合わせ。よくよくお話を伺ってみると大量生産品の建売の如き建築が良いというお話しだったので、丁重にお断りをさせていただく。いかに川口市が人口増加中の街だとしても近い将来減少に転じることは明確である。さらに空き家の問題が顕著となっている昨今、それでも貸家を造る意義があるとすればなんなのか、そういうことを真剣に考えて造らないとあんまり意味がないと思うのだけれど・・・

13時30分、埼玉県さいたま市にて設計中の茶室打ち合わせ。今日は全体のプロポーションの調整のためにプランを一部変更したことに関するご説明をさせていただいた。こうすることで屋根の形状がとても綺麗になって、その結果なんとなく和風建築と感じることができる領域に入ることができたのではないかと思う。次回はこのプランで50分の1の模型を作ってみることに。なかなか良い感覚である。

夕方、建築士事務所協会理事会に参加。研修委員会ということで何らかの企画を作らないといけないのだけれど、何となくコロナでそういう企画を積極的に行う意欲が湧いてこない今日この頃である。でもなんかやらないとなあ・・・、、ちょっと考えてみることとしよう。

2021/07/04

今日は栃木県那須烏山市にてカヤックである。静岡県では豪雨による土砂災害が発生し大変なことになっている。今の梅雨は豪雨が集中する傾向があるので、たまたまそのエリアに当たると何が起こるかわからない。横一線上の雨雲だから南北には狭い範囲で影響を与えるようで、この栃木県ではほとんど雨が降っっていない平穏な状況だ。

29日(火)、カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州のリットン(Lytton)という小さな田舎町で、気温が49.6度まで上昇した。ほぼ50度になるなどとは、住民はもちろんのこと、多くの気象関係者も予想していなかったらしい。そもそもリットンの6月の平均気温は25度ほどだというのだ。この原因と言われているのが、ヒートドーム」現象でである。これは停滞する高気圧が、加熱中の鍋の「ふた」のように機能するもので、高気圧が長期間続けば続くほど、熱波も続き、気温は日に日に上昇を続けるという。気候変動が異常気象の頻発につながると専門家の間で言われているが、個別の気象事案を気候変動と結びつけるのは容易ではないだけに対策はすすまない。でもなんだか加速度的に悪い状況に向かっているような気がするのである。

人が安全に暮らすことができる場所は?まさに生き延びるための建築とは何かを考える。二酸化炭素排出量を抑えるためのZEHやLCCM住宅は欠かせないものとなるだろう。ソーラー発電はもちろんのこと、井戸水利用、雨水利用などについても検討したい。車も電気自動車の時代に変わろうとしているが、住宅もそれが当たり前の時代にしなければいけない時が来ているようだ。こうしたものに加え地下室利用による高温対策や住宅全体をドームで囲うことによる外部環境のコントロールなども必要になってくるかもしれない。

ウクライナの建築家が地下室空間での暮らしを提案している。これはもしかしたら未来の住宅の姿になるかもしれない。そうすると低地では建設することが不可能だから、自ずと高台の宅地が必要になる。こういう現象は不動産価値の変化をもたらす原因になるだろう。

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MOKIのボイラーは竹1本で8時間くらいお湯を沸かすことができる。これだってとてもシンプルな仕組みだけれど、立派なエコ設備だ。毎日お風呂を沸かすときに井戸水と竹・・・、これは流石に手間がかかりすぎだけれどでもそういうことをどうにかして考えることが大切だと思うのだ。

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2021/07/02

今日は埼玉県新座市にある平林寺さんの向かい側にある茶室「睡足軒」にて茶会に参加。こういう茶会に参加したのはもう2年ぶりのこと。それくらい世間では茶会が中止されている。今日は彩の国青松会さんの10周年記念ということで、裏千家のお家元がわざわざ京都から足を運んでくれている。この茶室は電力事業に生涯を捧げ、「電力の鬼」と言われた大実業家で、近代の三茶人でもあった松永安左エ門(松永耳庵)が数寄を凝らしてつくった茶室。馬屋だった建物を茶室に再利用しており、その奔放さが面白い。最後は参加者みんなで記念撮影。久しぶりにお顔を拝見する方々と集い、何気ない言葉を交わすただそれだけのことがこれほどありがたいと思うことはなかなかない。良い1日を過ごさせていただいたことに感謝したいと思う。

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2021/07/01

午前中、東京都の駒込駅にほど近い住宅街にて家の建て替えご相談。北区、文京区、荒川区にほど近いこのエリアはとても住みやすい住宅街で、僕もたまに食事などをしにいく場所である。川口市からは京浜東北線や地下鉄南北線に乗れば20分ほどで移動可能、まさにご近所のような感覚の場所だ。今回は借地で借りている土地の建て替えということで、建て替えの承諾に関することなどについてのお話をさせていただいた。

午後、東京都練馬区にて住宅の建て替えを検討中のWさんご夫妻打ち合わせ。ご両親が住われていた場所と今自分たちが住んでいる土地を合体させて、庭のある広々とした住宅に造り替えようというプロジェクトである。3週間ほど先のプレゼンに向けてヒアリングをさせていただいた。

2021/06/30

午前中、埼玉県川口市にてたばこ屋さんの改修工事ご相談。長らく店舗運営をされてきたがだいぶ老朽化している店舗内装を綺麗にしたいというお話である。建物は雨漏りもひどく、既存のビニルクロスが剥がれてしまっている状況らしい。木造建築の場合には雨漏りをしていると石膏ボードがふやけてきて、仕上げが剥がれるという状況がよく起こる。場合によってはその部分の柱や梁が腐ってしまうこともある。さてさてどんな状況だろうか。まずは来週見にいくことにしよう。

午後、子育て支援施設のわいわいさん訪問。今ある既存の施設の2階をコワーキングスペースに回収したいというプロジェクトにあたりクラウドファンディングで資金集めをしてきたのだが、最終的な予算は100万円弱ということになった。・・・なかなか厳しい予算である。地元のボランティア団体の活動だけにどうにかして支援したいところだけれど、どこまでできるだろうか。なんとかある程度のところまで進められればと考えている。

夕方、近所の方で貰い火で火事になってしまった家の修理の打ち合わせ。それほどひどい被害ではないものの、それでも外壁の塗装が全て剥がれ落ちてしまったり、電気関係のボックスが溶けてしまったり・・・、やっぱりそれなりの被害はある。今回はたまたま風上側だったからよかったものの、風下側の家は六件が全焼しているのだ。風向きで運命が変わる、まさに紙一重なのである。

なんだか今日の日記を書いていると、僕の仕事はつくづく町医者のようだなあと思う。昔ドクターコトーという漫画があった。主人公のモデルは鹿児島県の下甑島にある「手打診療所」にて、30年間離島医療に携わってきた医師・瀬戸上健二郎である。瀬戸さんのような町医者外科医は、なんでもやったという。一度手術が成功すると、島の人は信用してくれて、わざわざ東京から帰ってきて瀬戸先生に手術をしてほしいと頼むそうだ。しかも何故か帝王切開まで・・・。全くの専門外でも頼まれればやる。そういうことになったのは離島という特殊性からなのだろうが、僕の仕事もなんだか同じような気がするのだ。

上記の3名のご相談はおそらくどんな会社でもできる工事だと思う。建築の工事自体は方針さえ決まってしまえば、誰でもできるのだ。でもその方針を決めるのが大変だ。十分ではないコストの中で何をやるか、そもそも施主は何をやってほしいか、一人一人に合わせてそこでの答えを考え、大抵の人は任せるよと言ってくれる中で、その人にとっての最善の答えを生み出すのはまさに町医者の如き仕事であると思うのである。町医者のような建築家になりたいと思って始めたこの状況、まさに今がそうなのだけれどやっぱり予想通り大変だ。答えのない模索・・・、工事・・・、笑顔。この繰り返しをずーっと続けていきたいと思うのである。

2021/06/28

今日は午後からスタッフ全員が集まっての研修会を開催した。今日の題材は松永現場管理室長による現場研修と、高崎分室の柳澤室長による中之条ビエンナーレの出展について。松永室長からの説明では、普段やっている現場管理の要点についての説明ということで参加者全員が興味深く聞いていた。

中之条ビエンナーレは、群馬県出身の柳沢君の思いから参加することになったわけだけれど、実際に作り上げる建築的オブジェは一つの古い古屋をスケルトンにして、屋根は野地板、壁は木舞竹下地の状態にして、光が透過するスケスケの状態にするというなかなか面白いアイデアである。建築と外部の狭間のような場所を作り上げ、空間の面白さを感じてもらおうという企画、まだ作業はだいぶ残っているけれど、みんなで協力してやろうという話にも向かっていった。

夕方はビールを買ってきて建築談義である。こういう時間を積み重ねた先に良いものを作ろうという意欲やアイデアが生まれてくるものだ。コロナ禍でなかなか外ではできないけれど、なんとかみんなでの研修も開催していきたいと思う。

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