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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2017/09/30

10時、埼玉県川口市にて設計中のKさん打ち合わせ。先日ご提案したプランについてご意見を伺うための打ち合わせである。とても気に入ってくれたご様子で、基本的にはこのプランをベースにして修正を加えていくことになった。1回目の打ち合わせで、提案内容を気に入ってくれるあまりに涙を流された時には本当にこの仕事をしてきてよかったの感があったけれど、こうして設計をしていると「やっぱり住宅って面白いなっ」てつくづく感じるところである。

建築の仕事は、たいていは使い手が見えない仕事であって、だからこそユニバーサルデザインのごとき誰にでも当てはまる正解を探すことが正義となるわけだけれど、その行為は必然的に個性や地域性を消していく方向につながらざるを得ないという側面もある。僕が戸田建設にいたときに最初に配属された現場はゆとり健康創造館という100億円くらいの現場だった。設計事務所はRIAという事務所で、昔、山口文象さんという方が立ち上げた有名な事務所である。大阪の外れに造った豪勢な温泉レジャー施設は、開館から数年間で赤字のため閉鎖されたという。GOOGL MAPで見てみると、さすがにまだ取り壊されてはいないようだが、頑張って作った屋外バーでゾーンなるエリアはお湯もなくただ荒廃するのみのようだ。

初めての仕事がこれである。だからこそ僕は住宅に夢を感じた。住宅だけが唯一、使い手と対面して、ただ一人その使い手のためだけに建築を考えることができる聖域のような仕事であると思っている。

2017/09/29

今日は一日イベントごとである。僕は40歳までの9年間、青年会議所という団体で活動をしてきた。この団体は有名どころでいうと、麻生太郎さんがOBだったり、小泉進次郎さんが現役会員だったりするのだけれど、実は裏千家のお家元の千宗室さんもOBだったりということで、つまりは僕の人生に大きな影響を与えてきた団体なのである。何をする会か?の質問をよく聞かれるのだけれど、一言でいうと「よい国」を作ろうという団体である。だから活動の方向性はさまざまで、文化芸術のこともあれば環境問題のこともあるし、憲法問題も扱えば、外交だって考える、そんな団体である。

すでに卒業はしたけれど、この度地元埼玉県で全国大会なる集いが開催されるということで、来場者に向けてお茶をふるまう機会を設けた次第である。写真は終了後の一枚、ちなみに後列右から6番目スーツの男性が裏千家のお家元である。

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終了後はほかのOBと一緒に会合に参加。記念の講演会では宇宙飛行士の若田光一さんのお話を聞いたのだけれど、久しぶりに心がしびれるような魅力的な人に出会うことができて感動のひと時であった。同じ埼玉県出身のヒーローにしばし心奪われつつも、今後の自分の奮起を誓う良い機会となった。

2017/09/28

朝礼終了後、東京ビッグサイトにて開催中の国際福祉展へ。現在東京都にて設計中のAさんの家の中で利用を検討しているリフトなどの製品相談のために、Aさんご家族と一緒に訪れた次第である。Aさんは脳性麻痺で自由に動くことができない。ご両親やヘルパーさんがお世話をしてあげなければ、生活をすることができないわけで、だからこそお世話がしやすいような建築が必要になることとなる。僕自身は福祉関係の展示会に来たのは初めてだ。予想よりも多くの人がいる。高齢化社会を迎える現在、ここまで福祉という分野が注目されていたのかという驚きの感である。

会場につくとAさんのお母さんに進められて、リフトに乗ってみる。200キロまで耐えられるというリフトは予想以上にしっかりしている。持ち上げられて、浴槽のほうまで移動されて、一通りの動作を試してみる。僕の姿を見てクライアントのAさんも素敵な笑顔になってくれたようで僕もとても嬉しかった。

福祉機器を見ていると日本の企業よりも海外の企業が多いことに気が付く。人がどのように幸せに暮らすかの追及をするという点では日本の企業も同じなのだろうけれど、それでもものつくり大国の日本がこういう場所にいないことに何となく違和感を感じた。車の内装、電化製品の必要以上の機能・・・、製品開発の努力は涙ぐましい。でもなんとなく方向性が違っているような気がするのである。

Aさんのお母さんはエレベーターや電動リフトの機械式の介護をできる限り減らして、それでもAさんが幸せに暮らしていけるような仕組みづくりを考えている。AIなどが主流の時代に、人間自身が原動力となる介護の形を目指しているような気がするのだけれど、北欧から運ばれてきた製品たちを見ていると、介護にかかわる人と、なんとなく優しさを感じる機械と、それを開発する人たちの歯車が、日本のそれよりもとてもうまくかみ合っているような気がするのである。

2017/09/23

今週2回目の祭日である。祭日を増やす・・・、働き方改革・・・、確かに大切なことではあるのだけれど、ものづくりやデザインの世界ではなかなか難しい面もある。画一的なデザイン、合理的なデザイン手法、そんなつまらない方向に向かわないように意識しつつ、出来得る限りの工夫をしたいと思う。

10時、埼玉県川口市にて新築住宅を設計中のKさんご夫妻打ち合わせ。今日は2回目のプラン提案である。住宅の設計をする際には、建物の内部と外の世界との境界線をどのようにデザインするかがとても難しいところ。開放的というのは裏返せば外から丸見えということになる。開放する方向を空の方向にしたり、通行人の視線が気にならないような工夫を施した庭にすれば、開放的だけれど丸見えではない心地よい居場所を作ることができる。

今回の提案では、建物の形状を工夫して、全面の道路からの視線を適度に遮り、プライバシーを確保しやすい庭を中心に居室を配置したプランをご提案することとした。下はその写真である。敷地の形状がデザインに現れており、とても良い家ができたのではないかと思う。

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2017/09/22

朝礼終了後、コンペ提出へ。今回は川口市が主催している、ある公園に関するコンペに応募した。この公園は僕が子供のころから過ごしてきた場所であり、僕の子供たちが過ごしてきた場所でもある。どんな地域にもそんな場所があるであろうが、僕たち建築家にとって、自分の地域のなかにある人々の記憶に残る場所を作るという行為はとてもかけがえのないものだ。

先日この川口の街をデザインしてきた森行世先生という建築家が亡くなった。森先生は僕にとっては早稲田大学の先輩でもあり、そして同じ町で設計事務所を営む先輩でもあり、そんなわけで17年前にますいいリビングカンパニーをスタートするときに、同じ町で仕事を始めさせていただきますというご挨拶に伺ったほどである。

川口駅東口の商店街の入り口にあるドン・キホーテの彫像も森先生が仕掛けた街づくりなのだけれど、このドン・キホーテ像は、そごうが駅前に進出した時に、大きな資力に負けずに頑張ろうという小さな商店主たちの気持ちを表現して作られたという。僕が物心ついた時には、そこにドン・キホーテがある景色が当たり前だったのだけれど、そういう町の風景と言えるようなものでも、最初は誰かが何らかの熱意で作ったものなのだ。

ますいいリビングカンパニーは、建築家が家づくりを行うならば工務店機能を兼ね備えるべきだというコンセプトで始まった組織である。一人一人が建築家としての誇りを持ち、住宅の設計を手掛けている。そして機会があればこのような街づくりの仕事にも携わっている。それぞれの地域にはそれぞれの特性がある。特性があるからこそ面白いし、皆が良いと思う特性が望ましいからこそ、それを地域のアイデンティティなどと呼んだりもする。人が暮らすには、国が必要だ。そしてその国の中の地域が必要だ。そして地域の中に家が建つ。そんなことを思いながら、ものつくりにかかわっていきたいと思う。

夕方、SYM+の慎さんと会食。慎さんは僕が仕事を始めたばかりのころに、自らが設計した住宅を2棟ほど造らせていただいたご縁を持つ。今は老人施設や病院などの設計を中心に取り組んでいるということ。もう15年ほど前であろうか・・・柏駅の前で酔っぱらって相撲を取ったりの思い出話・・・、共に造った家の思い出やら反省点・・・、とにかく僕達がこの仕事を始めるスタート地点の日々を振り返ることができる仲間とのつながりというのは何よりもありがたく、得難いものである。

2017/09/19

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。

11時、川口市議会にて傍聴。知人の奥富市議が一般質問をするということで応援に駆け付けたところ、会場満員の支援者がいて何とも盛り上がった質問となった。議会には40名以上の議員がいる。そして川口市の職員さんが30人ほどいる。総勢70名ほどで進行する会議、何とも大それたことであるけれど、民主主義にとっては議会という場所が最も重要な決定機関なのであるから、効率なども意識しつつも、きちんと運営していかなければならないのだろう。

こういう場所に来るのは初めてである。世の中がどのように作られているのかが、僕が知らなかったことが、なんとなく垣間見える場所であり、でもその内実は本当の関係者にしかわかりえない、そんな場所である。まあ世の中とはそんなものであろうけれど、ちょっと新鮮な経験であった。

午後、茶道稽古。今日は立礼のお点前を行った。

2017/09/18

午前中、埼玉県川口市にて新築住宅を計画中のIさんご夫妻打ち合わせ。今回は3回目のプラン提案である。狭小地に造る小さな3階建て、小さいとはいってもめいいっぱいの広さをとると33坪ほどになる。高齢のお父さんも同居するということで、上下階の移動にはエレベーターが装備される予定だ。

小さい家は、とても面白い。

小さいということは、様々な工夫が必要である。実際の面積はそれほど広くはないけれど、でも広々と感じるための工夫である。視線が抜けるようにしたり、高さの高いところと低いところのメリハリをつけたり、外部をうまく取り込んだり・・・。

下の写真は、数年前に埼玉県さいたま市で造った建築面積が9坪、延べ床面積が吹き抜けを入れて18坪という、2階建ての狭小住宅である。この住宅ではとても小さいながらも吹き抜けを作り、上下階のつながりや視線の広がりを実現している。洗面所やお風呂、キッチンなどの一つ一つの住宅になくてはならないモノたちのスケールも小さく抑え、全体とのバランスを大切に作り上げた。最小限の寸法とは何かを検討し、シンプルに作り上げていく様はちょっと禅的な感覚を伴う行為でもある。だからこそ、何とも言えぬ楽しい作業なのだと思う。

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2017/09/15

午前中、埼玉県某所にて築160年ほどのかやぶき屋根の木造住宅を解体する旨のご相談を受ける。解体するだけでは僕に相談などしないのだけれど、こういう古民家には素晴らしい小屋組みがあるわけで、それをただ捨ててしまうのではもったいないということからご相談いただいた次第である。なんとこの部材、その時期が来たらタダで譲ってくれるという。もちろん次にどこかで使えるように丁寧に壊したり、次の現場まで運搬したりの経費は必要だけれど、それでもただで譲ってくれるというのはとてもありがたい話だ。なんでも地域の博物館に資料があるというのでまずはその情報を調査することにした。もう少し詳しくわかってきたら詳しくご紹介したいと思う。

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ちなみに下の写真はこの建物の近くにある解体したお蕎麦屋さんの部材を再利用して作った美術サロンの写真である。高い天井、トップライト、白い仕上げに映える黒い部材が何ともダイナミックだ。どなたか興味のある方は是非お声掛けいただきたい。

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2017/09/14

朝礼終了後、東京都台東区にて新築住宅を検討しているSさんご夫婦打ち合わせ。現場は日本堤という場所で、古くて小さな木造住宅が密集している住宅街である。日雇い労働者の集まる場所も近いようで、なかなか開発や建て替えが進まなかったのか、区ではこの地域の木造住宅の耐火化を伴う新築工事に対して200万円以上の助成金を出すという。つまりは何とか町の風貌を変えていこう、安全性を向上させようという場所のようである。と、まあ区の方針はこのような感じではあるのだけれど、土地に関するお話を伺っていると、僕はどちらかというと今の日本の街並みに失われてしまった人間臭さというか温かさというか、そんなものを感じる町のように思えた。そしてそこで暮らそうというSさんたちも、なんとなくそんな温かさを大事に生きている人たちなんだろうなという気もしたのである。

僕たちは大切にしているセルフビルドもこの人間臭さに共通する感覚のような気もする。ただ単にコストダウンの手法というのではなくって、一緒に家を作るという行為を通してなんとなくただのクライアントと住宅会社という関係ではない距離間になれるような協働感覚がある。最後までそんな感覚を大事にしながら進めていきたいと思う。

夜、新藤衆議院議員の講演を聞く。今の日本の立ち位置等など、なんだか僕の生活にはあまり関係がないグローバルなお話である。日本の経済成長率の低さ、世界における経済的存在感の低下を痛感させられる。同時にAIなどこれからの新技術などについての話も聞く。まるで高速道路の入り口から人がいなくなったり、駅の改札の駅員さんがいなくなったりしたように、技術の普及によって様々な分野で仕事の形態が変化するのであろう。果たして建築の分野ではいかに・・・。

2017/09/13

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。埼玉県川口市にて設計中のIさんの家のスタディーなど。

10時、千葉県流山市にて新築住宅の検討中のIさん家の敷地調査。おおたかの森駅にほど近い、新興住宅街である。道路も家も保育園もお店も・・・、とにかく見渡す限り何もかもが新しい。ここはまさに今作られている真っ最中の街である。敷地の周辺も多数の住宅が作られていて、すぐ裏では3件の建売住宅が内装工事中という段階であった。すぐ隣が空き家となっている。これがもしも3区画ほどに分割されて販売されたとすると、南側が新たに購入された方による住宅でふさがれることが予想される。建売の敷地の側には3mほどの南に対する空きがあるので、そこをどのように工夫しながら光と風を取り入れるかの検討が重要となりそうだ。12時、帰事務所。

2017/09/12

午前中、東京都小金井市にて新築住宅を検討中のOさん打ち合わせ。現在は土地の購入段階ということで、1700万円で20坪程度(解体工事・地盤改良工事込み)というご予算での家づくりが可能かどうかを見定めて、土地の契約を行う判断をするという目的のために打ち合わせに来ていただいた次第である。このコスト感は、ますいいらしいローコスト住宅である。普通に考えたらこの予算での家づくりを行う中でのデザイン的な工夫などは、あんまり多くを望むことは出来ない。でも、つまらない建売のごとき家づくりを行うのではやる意味がない。それに僕たちはこのくらいのコストの中でどのような工夫を施すかの経験を、ほかの人よりも積んでいる。そしてセルフビルドなどのコストダウンにつながる手法についても、こういう時こそ生かされると思っている。決して楽な仕事ではない、むしろ大変な現場となるわけだけれど、クライアントのOさんのひたむきに家づくりに取り組んでくれそうな姿勢を見ていると、きっと良い家ができるのではないかの予感がする。ローコスト住宅は、クライアントと僕たちの合作の家づくりである。だからこそ相性が大切だなあと思うのである。

13時過ぎ、茶道稽古。今日は運びの薄茶平点前の稽古である。10月29日に予定されているほとんどが初心者ばかりのお茶会に向けて、シュミレーションをしながら進める。正座をできない人が点前最終段階で立てなくなってしまったら、半東がどのようにフォローするか・・・、拝見までは覚えることができないだろうから半東がどのようにお点前さんの代わりに拝見物を出してあげるか・・・、とにかく初心者ばかりを短期間で指導して、小さなお茶会を行おうという無謀で楽しみな企画のために、先生と一緒に作戦を練る一日であった。ちなみに僕の当日の役割は半東である。さてさて、どうなることやら。参加者が皆楽しんで進められたら大成功と思っている。

2017/09/11

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。埼玉県川口市にて設計中のHさんの家についてのスタディーなど。この住宅ではスペイン瓦を使用することを計画している。普段はガルバリウムを採用している屋根にこの瓦を使う理由は、奥様のご要望である。スペイン瓦を使って、いかに美しい屋根を作るかの命題をクリアすべく、1/50の模型を作成して全体のプロポーションを検討してみることとした。まず第1に屋根の高さを抑えることを考えた。屋根の軒の高さというのは低いほうが良い。低い軒に守られている様子は、心地よさを生み出してくれる。この計画では軒の高さを抑えるために、1300mmという軒の深さ、そしてバルコニーの外壁側にもつながる連続した屋根を計画した。写真は使用する予定の瓦である。なかなか渋い材料なのである。

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2017/09/09

朝礼終了後、埼玉県川口市にて設計中のKさんの家の打ち合わせ。今回は第1回目の打ち合わせということで、ご希望の外観イメージということでいただいた写真に写る住宅をモデルに、詳細のご要望を取り込んだプランを作成させていただいた。打ち合わせ途中、突然奥様が涙を流しているのハプニング!、何事かと思ったら「ここまで要望を取り込んでくれた案に感動した!!」との何ともうれしいお褒めの言葉であった。これまで住宅のお仕事を17年間やってきているけれど、このタイミングでの涙は初めてである。家づくりの仕事をやりたいと思った最初のきっかけは、誰のために働いているかが明確だからであったことを改めて思い出し、そしてちょっと誇らしく思った瞬間であった。

14時、東京都板橋区にて新築住宅を検討中のSさん打ち合わせ。今日は基本設計の申し込みである。Sさんの家は体に障害のあるお子さんがいる。そのお子様が将来にわたって生きていくことができる住宅を作ってほしい、私たち両親がいなくなった後も誰かが住んでくれたり、世話をしてくれたりできるような建築にしたい、そんな仕事である。

この仕事はSさんの弟さんによって一冊の本にまとめられるそうだ。Sさんの弟さんは、これまでにも下の写真のようなハンディキャップのある人たちの生きる姿をまとめた本を出版してきた。つまり出版社の社長さんである。その方が今度は家づくりについての本をまとめたいというのである。どんな結果になるのかはまだよくわからないけれど、きっと何らかのイメージがあるのであろう。そしてもし完成すれば、それはほかの障害を持つ人たちに対しての何らかの宝物になるのだと思う。

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先ほどの話といい、今日は何とも充実した一日だった。こんな風に必要とされる仕事に携わり、全力で取り組める今に感謝したい。

2017/09/08

朝礼終了後、埼玉県東松山市にて設計中のKさんの家の契約作業のために一路東松山へ。同じ埼玉県内とはいえなかなかの距離である。東松山というと森林公園という公園があり、幼少の頃よりここにあるアスレチックを目当てに何度も足を運んだことがある。そして今では裏千家でみんながお世話になっているお菓子屋さんがあることでも妙な親しみを感じる町となった。僕が大好きな遠山記念館も近くにある。近所の川島町にはアスタリスクカフェを作らせていただいた。そしてついに東松山市内に家を作らせていただくということで、この町にさらなるお近づきを感じるところとなった。

まずはご近所さんへのご挨拶。続いてKさんのご自宅に移り、お昼過ぎまでの打ち合わせの後契約を行った。さていよいよ工事である。ますいいリビングカンパニーで初のゼロエネルギーハウスでもあるKさんの家、しっかりと工事を進めていきたいと思う。

2017/09/07

午後、和順君、江崎さんと一緒に川口グリンセンターの改修工事の現場チェックへ。50年ほど前に現在の天皇皇后両陛下がお泊りになった部屋を公開するための小さな改修工事を行っている。改修工事といってもほとんどが現状維持、つまりはクリーニングのごとき仕事なのだけれど、その中でも一点、まるでタイムトンネルのような黒い筒状の入り口をデザインした。まだガラスの扉がついていないけれど、ここに扉が付くとほぼ完成となる。僕たちにとって初めての公共工事の受注である。楽しんで進めていきたいと思う。

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夕方、久しぶりに大学時代の級友と会食。電通マンの比賀君、清水建設の米田君、オノデザインの小野君、そして僕、第2外国語にフランス語を選考していた早稲田大学建築学科の友人たちである。昭和49年生まれの43歳、結婚していたりいなかったり、子供がいたりいなかったり、皆それぞれのスタイルでそれぞれの生活を送っている。そして社会人年齢が21年、ちょうど折り返し地点という感覚もある。どんな会社にいてもそれなりに責任あるポジションにいて、それなりに大きな仕事をしている、そんな年齢だ。皆忙しい中ではあるけれど、十数年ぶりにこんな風に集まる企画をしてみたら意外と簡単に集まることができた。きっかけは比賀君が欲しがっていたタオル掛けである。素人では買うことができないから、ますいいで購入してあげた。それを渡すついでの同窓会を企画したというわけだ。

不思議なことに、あってみると皆学生時代とそう変わらぬ風貌をしている。22歳で別れてからの歳月では、しわが増えたり、髪が薄くなったりの変化こそあれ、それほど大きな変化は起きようがないのか。4人ともが43歳にしてはいささか若く見える。これは何となく自分自身をもデザインしてしまう建築学科独特の年の取り方かもしれない。

飲まぬつもりでスタートしたが、皆学生時代に帰ったかのように飲んだ。そして昔を懐かしむ会話をするのかと思いきや、今の自分の仕事や家族について話をした。あっという間の3時間であった。

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