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増井真也日記
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増井真也日記

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2019/03/23

今日から4日間、母と僕の家族、そして妹の家族の総勢9名で中国北京に小旅行に出かける。僕が高校生くらいのころだろうか、それまで専業主婦だった母が宅地建物取引主任者の資格を取得し、突然始めた不動産業がスタートである。そういえばその前の数年間はハウスクリーニングの仕事もしていた。とにかくこの辺が僕の一家が建築関係を仕事とし始めたスタートである。2000年、世の中は不景気のどん底、ミレニアムか世紀末か、喜んでよいのか不安を感じるべきなのかよくわからない時代、大学卒業後にゼネコンに努めていた僕が母の会社に合流した。一緒に戸田建設を退社した同期の仲間も3年間共に働いた。同じくミサワホームを退社した妻もである。それからかれこれ18年、ずーっと代表だった母が僕に代表を譲ったのが昨年だった。というわけで何となくそれを記念しての家族旅行、理由は何でもよい、家族でよい思い出を残せれば何よりである。

9時の便で羽田から北京へ。天気は快晴、少々肌寒いがとても良い条件だ。まだ2時過ぎなのでそのまま頤和園という巨大な庭園建築へと向かった。ここのスタートは元の時代、都のための貯水池が始まりだそうだ。現在のものは西太后の隠居後の住みかとして作られたそうだが、日本の動揺の施設である金閣寺や銀閣寺と比較するとそのスケールの大きさに驚いた。

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橙色の屋根の上には鬼瓦のようなものが乗っている。これは龍を描いた瓦だそうで、棟の先端には龍の子供たちも置かれているのが見えて面白い。雷などで建物が消失することが多かった時代、魔よけなどの意味も込められていたのだろう。

2019/03/18

午前中は事務所にて雑務。

午後は川口市の社会福祉協議会に参加。今日は合計6か所の保育園新設に関する審議を行った。そのうち1か所は私の住む川口市の幸町というところで、駅から徒歩10分ほどの住宅街である。周辺には数百世帯が入る大型マンションが建ち並び、戸建ての住宅もぎっしりと建っているエリアで、当然のごとく保育園の需要と供給のバランスはよろしくない状況である。そんな中で造られる保育園、実はつい最近までは病院として利用されていた建築だ。どのような事情があったのかわからないけれど、病院から保育園への転身を図る建築というのもなかなか面白いと思う。そもそも保育園だってこれから先ずーっと必要とされるビジネスモデルではないのである。川口市もいずれは人口減少時代に突入するといわれている。そうすれば子供の数だって減少するだろう。その際には今大量に作っている保育園が老人介護施設に転身しなければならないかもしれないし、現にそうした転用を予測して作られている学校建築などもたくさんあるのである。

2019/03/17

今日は朝から家族総出で畑作業に向かった。3月の畑作業といえばじゃがいもの植え付けである。6月までの約3か月ほどで、丸々と太ったじゃがいもが出来上がるのだが、植え付けの時期が早すぎても霜の被害にあってしまったりするし、遅すぎても十分成長することなく収穫時期を迎えてしまうので時期の選定は割と重要なのである。耕運機のコマメを使って畝を作り、溝の中に肥料を入れて、じゃがいもを植えたら土をかぶせる、何とも単純だけれど楽しい作業なのだ。畑の隅ではいつものように焚火を楽しんだ。焚火はなんとなく心を和ませてくれる。隣の敷地は植木屋さんなので、梅の木がまさに満開、まるでお花見のように楽しむことができる。お化けのように成長してしまった水菜は一つの株が60lのポリ袋いっぱいになってしまうほどだけれど、まだまだ美味しく食べられそうだったので収穫してみた。春菊はちょうどよい具合に育っている。冬に種をまいたほうれん草もちょうど食べごろだ。今年の冬は暖かかったので、こうした野菜たちが無事に越冬できたようだ。喜んでよいのかどうかは微妙だが、無駄にするのも嫌なので食べることにした。

収穫をしながら雑草を取っていると、土の中から白い幼虫が出てくることがある。農薬をまいていないのでいろいろな虫が出てくるのもまた楽しみの一つ。野菜を食べつくしてしまわれるととても残念な気分になるけれど、それでも虫がいない畑をつくる気分にはなれないのである。

帰りがけに青木町公園に立ち寄る。僕がデザインをしたサインが出来上がっているというので見てみると、すでに公園の中央付近に立ち上がっている。上のブロンズの彫刻もなかなかの出来栄えである。

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2019/03/16

10時、埼玉県桶川市にて設計中のAさんの家の打ち合わせ。今日は2回目の見積もり調整ということで、各所増減項目についてのご説明をさせて頂いた。この住宅には下の写真のような広間の茶室を作る予定である。茶室には床の間があり、隣の部屋には本格的な水屋も作られることになっている。茶室の唐紙には京都の唐長さんの唐紙を貼る予定なので、華やかな仕上がりがとても楽しみなところだ。連休明けには工事に移る予定であるが、いよいよということでとても楽しみである。

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午後、埼玉県さいたま市にて新築住宅を検討中のOさんご夫妻打ち合わせ。擁壁のある土地を購入したら、その擁壁の底版をよける形でプランを作ることが難しく、しかも擁壁底板の上に建物荷重をかけてしまうと3階建てを造ることが難しいということで、困ってしまったとのことである。2階建てなら審査基準がないので建てることができるといわれたそうだが、それを大丈夫と信じいてよいものかどうかの不安も残る。しかも、2階建てでは必要な床面積を確保することができそうにない。さてさて、どうしたものか?

こういう場合は擁壁底板を避ける形で基礎を作り、そこから跳ねだしで擁壁の建築を支えるしかない。少々杭工事などが高くつくだろうけれど、擁壁をすべて作り直すよりは安いだろう。杭の引き抜きに対する抵抗力が重要な要素なので、詳細は構造事務所との協議が必要になってくる。それにしてもである。このような土地を売却したのがとある役所だというから驚いた。相手は素人、もう少し詳細な説明があってもよさそうなものだと思うのである。

2019/03/15

10時、東京都豊島区にある本納寺さんにて屋根の吹き替え工事に関する契約・打ち合わせを行う。約90年ほど前に建てられたお寺の本堂の屋根を葺き替えるということで、まずは本堂をすっぽりと包み込むような足場を組んで、それから屋根の瓦を下ろして、下地の木材も剥がして、次に宮大工さんが建物自体の補強工事やゆがみを直して、屋根の下地を作って、また新しい屋根を葺くという一連の作業を半年くらいの時間をかけて行うこととなる。言葉にすると簡単だけれど、足場を組んだらその下を人が通れるように安全通路を確保したりの打ち合わせを念入りにしておかないと現場をスムーズに進めることができないわけで、事前の調整が重要というわけである。

お寺の屋根の上には宝珠という飾りがのっている。これは当然宗教的な意味を持っており、霊験を現す宝の玉として本堂の頂点に祀られている。現状の宝珠は板金で造られており、台座の大きさは1m角ほどである。今回の屋根の吹き替えにあたり宝珠も取り換えるということで、古い宝珠は記念碑として保存しようということになった。宝珠を祀る台としてはやはり天然石がふさわしいと思う。コンクリート製の台座でもよいが、お寺の中となると自然石のほうが風情がある。庭を見渡していると井形に組まれた自然石を見つけた。蹲としておかれた石だが今ではあまり使われていないようだ。これなうまくいきそうである。この石の下に高さが30センチメートルほどの台座を作り、その上にこの井型の石を置いて、宝珠を祀ったらどうだろうか。これならコストもだいぶ節約できるだろう。後は宝珠の状態次第、下りてくるのを楽しみに待つとしよう。

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2019/03/13

今日は朝から依頼されていたコンテナの納入作業に立ち会う。船用のコンテナというのは中古品で30万円程度から流通しており、それにシャッターをつけたり換気ガラリをつけたりの工事を含むと50万円程度の商品となる。9畳ほどの床面積を持つし、上に重ねることも出来るということで、簡単に物置を作りたいという場合にはなかなかの優れものだ。今回は中にいれる荷物が濡れることが無いようにと両側にすのこを設け、一部に高さ1mほどの棚を造った。スタッフの山本君と二人で約3時間ほどの作業である。余り材を使って作った割にはなかなかの出来栄えであった。

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2019/03/09

午前中、事務所にて各プロジェクト打ち合わせ。

午後、東京都豊島区にて新築住宅を検討中のHさんと顔合わせ。ゼネコンに勤める女性のHさんは、当然ながら建築の事はとてもよく知っているかたである。設計事務所やゼネコン、ハウスメーカーと言った建築のプロがますいいに依頼してくれるケースというのは実はとても多くて、おそらくすべてのご依頼の半数くらいはこのケースに当てはまる。「もっと自由に家を作ろう」「自分の家は自分で作る」と言ったますいいの理念は、クライアント自身の家に対する強い思いを実現するためにあるのだけれど、そもそもそういう強い思いというものを持つ人種というのは、家について学び、理想を抱くに至ることができる人たちであり、だからこそ建築を学んだことがある人達が来てくれるのだと思う。

Hさんは民泊のような家を欲しいという。民泊というのはそこに住みながらにして年間180日くらいを上限として旅行者などを宿泊させる施設だけれど、本当に宿泊施設を運営するような思いがあるのかと伺っているとそうではなさそうなニュアンスを感じた。友達が集まる場所であり、自分自身もそこに必ず毎日帰るわけではないようなあいまいな家のような場所、こうした表現を重ねていくうちになんとなく新しい人の暮らし方への模索をしているのかという風に感じた。都会の暮らしのスタイルは多様である。この多様性をシェアハウスのようなスタイルで実現しようというプロジェクトもある。そのプロジェクトでは同業種をテーマにしたり、酒などの嗜好品をテーマにすることを考えている。多様な暮らし方はもしかしたら住宅の形をも変える可能性があると思う。面白いテーマなのである。

2019/03/07

午前中、東京都練馬区にて新築住宅を検討中のYさん打ち合わせ。今日は狭小地に立つ最大ボリュームについて、もしもスキップフロアなどの手法を採用した場合の可能性などについてご相談をさせていただいた。

午後、埼玉県草加市にて新築住宅の設計中のYさん打ち合わせ。いよいよ実施設計に移行するに当たり基本設計段階の最終確認を行う。

2019/03/06

朝一番より、東京都豊島区にて計画中の本納寺屋根葺き替え工事の工事打ち合わせ。いよいよ契約が迫りつつある中での打ち合わせということで、足場などの仮設計画や資材の管理方法、工程管理などについてもろもろのお話をさせて頂いた。11時ごろまで。

14時、埼玉県川口市にて新築住宅を検討中のMさん打ち合わせ。約70坪ほどの延べ床面積を持つ木造3階建て専用住宅の設計である。今日は2回目のプランニングということでクライアントの要望のままに大きくなりすぎないように、面積を絞りつつ要望をかなえていくことを意識した計画案をプレゼンさせていただいた。

夕方、小屋について考える。コルビジェは「創造的で活動的な人、つまり指導者は静かで安全な場所に、その黙想のためのシェルターを要求する。つまりこれは専門化された人々の健康にとって欠くことのできない問題である。」という言葉を残している。以前埼玉県の川口市に造った安行の小屋は、ますいいによる工事とクライアントのセルフビルドによって造られた、週末のガーデニング作業のための居場所である。この小屋の工事では写真にあるテラコッタのタイルを張ったり、ミニキッチンを造ったりの工事をクライアント自身の手によって行っている。結果ローコストでとても魅力的な小屋を手に入れることができた。こんな小屋を次もまた作ってみようと思う。

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2019/03/04

今日は建築士事務所協会の会合で、飯能市に造られたメッツァビレッジの見学会に参加した。いわゆるムーミン村として紹介されている一連の施設のオープン前見学会である。終了後はカールバーンという地元のお店にて会食を楽しんだ。これまた飯能らしくない、まるで六本木から運んできたかのようなレストランである。食事もおいしいが、建築自体もなかなかのものなのでセットで行ってみてはいかがかと思う。

先日、茶室の入り口にするふすまの寸法について話をしていたら、5尺7寸という数字が出てきた。昔の尺貫法による表記なので今風に直すと約1730mmとなるわけだが、茶室の入り口寸法としてはこの寸法が最もふさわしいとされている。現代住宅の一部に配置する茶室なのでもう少し高くしたいところだから、結果的には1800mmという寸法を採用することにしたのだが、適正な「低さ」というものには空間をしまったものにするという効果もあるから大切にしなければいけない要素だと思う。同時に天井の高さも考えなければいけない要素だ。リビングの天井などはともすると高く高くの方向に行きがちだけれど、一部のたまりとなるような場所だけを2100mmくらいまで低く抑えるような工夫もしてみたいと思う。

2019/03/02

15時、埼玉県八潮市にて新築住宅を検討中のMさん打ち合わせ。今日は初回の顔合わせということで、家づくりの流れなどについてのお話をさせて頂いた。

重心のある空間を考えている。住宅の中にたまりとなる場所があると、そこが家族の集う場所となったり、意識が集まる場所となったりする。数年前に軽井沢にある吉村順三氏が設計をした別荘を訪れたことがあるのだけれど、そこには巨大な無垢の木の板を平らに削ったテーブルが置かれているテラスがあった。リビングから連続するテラスなのだけれど、第2のリビングのように人が集い、暖かい季節にはそこでランチをしたりすることがとても気持ちのよさそうな場所であった。屋根のかかり方、トップライトなどのその空間を定義づける建築とともに、大木から切り出したテーブルの存在があることで、重心と呼べるような場所に昇華しているのだと思う。素材の持つ力、無垢の木はやっぱり良いなあの感を改めて思うのである。

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2019/02/28

11時、2年ほど前に造った川口市芝の家の点検立ち合い。久しぶりに訪れてみると、とても丁寧に使用してくれているようでまるで新築当時のようにきれいな状態が保たれている。人が暮らす空間というものは何かと乱雑になりがちなものだけれど、やっぱりこだわって造り上げた住宅だけに愛着を持って使用してくれているのだろう。出来上がった住宅を訪問するのはドキドキするものだ。予想通りの魅力的な暮らしが営まれているか、はたまたそうでないかは実際に暮らしが始まってみないことにかわからないからである。今日はとても良い状態を見ることができてよかったと思う。

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14時、カフェの入り口の外側に壁と扉を作ってほしいというご相談に対するプレゼンを行う。玄関の前にあるスペースを取り込むように新たな壁を造り、その壁にアイアンの格子を取り付けた穴をあけたり、スチールの扉をつけたりの工事をなるべく安くやってほしいというリクエストである。自分でできそうなことは自分でやる、セルフビルドも取り入れながらのご提案ということで、果たしてどこまでできるかの検討を再度行うことにした。

2019/02/27

10時より、東京都練馬区にて新築住宅を検討中のYさん打ち合わせ。ご両親から譲り受けることができる三角形の小さな土地に狭小住宅を造ろうというプロジェクトである。ワンフロア当たり9坪という限られた面積をどのように使い切るかの工夫が必要となるわけだ。計画地は角地なので建蔽率の緩和規定が利用できる。準耐火建築とするとさらに10%の建蔽率の緩和が可能だ。ガレージは容積率算入の緩和規定で造ることができるし、ロフトも下階の床面積の半分までは造ることができる。とにかく緩和規定をフル活用してどのくらいの広さを確保できるのかについてのご説明、建築の可能性を感じていただくことができたようだ。

これまでもいろいろな狭小住宅を造ってきたけれど、下の写真は蕨市に造った住宅で印象に強く残っている。角地の狭小地に無理やり作った3階建てである。しかも屋上まであるわけだが、半径の小さならせん階段を通ってちゃんと上ることも出来るようになっている。3階の居室は渡り廊下で左右に分かれており、中央部分は吹き抜けとなっている。小さいけれど視線が抜けることで広がりを感じるような空間構成となっているのである。小さくても広がりを感じる、これはとても大切な仕掛けだと思う。当たり前だけれど、小さくってしかも狭く感じるのは、まったくもって良くないのだ。

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2019/02/25

10時、5年ほど前に「スタジオ千ひろば」という個人運営の多目的スタジオをつくらせていただいたSさんのご自宅を訪問した。今日は母屋の住環境の改善についてのご相談である。Sさんの暮らす母屋は築80年以上たつ古い古民家を20年ほど前に改修したものである。その際に古い木製サッシをアルミサッシに入れ替えたり、内装を刷新したりの工事をしているのだけれど、断熱性能が低かったり、建物自体のあちらこちらに隙間が空いていて小動物君たちが家中を走り回ってしまったりの事象を何とかしたいというお悩みがあるのである。これはまさに町医者の仕事だなあ。とりあえず、サッシのガラスの入れ替え辺りから手を付けていくことにしようと思う。

2019/02/24

10時、埼玉県桶川市にて計画中のAさんの家の打ち合わせ。今日は見積もり提示の2回目である。前回よりも約100万円ほどの減額案についてご説明させていただいた。この住宅には8畳の茶室がある。クライアントの一番のこだわりの茶室だから、襖の唐紙には京都の唐長さんの唐紙を使用する。唐長さんというのはとても歴史のある唐紙屋さんで、古くから伝わる版を使用して一枚一枚丁寧に唐紙を作っている唐紙屋さんだ。カタログなどで購入することはできないので、もし使用したい場合には京都まで直接出向いて自分の目で見て気に入ったものを頂戴することになる。今の時代にはちょっと信じられないようなシステムだけれど、京都にはこういう昔ながらの風習を守るお店がほかにもある。例えば北山駅の近くにある川端道喜さんなどは電話で予約して、その日の朝に自ら取りに行かなければお菓子を購入することはできないので、例えば明日東京で茶会を開くとすれば、わざわざ早朝の新幹線でお菓子を受け取った後に東京まで移動するなどの手間をかけて客にふるまうこととなるそうだ。僕自身も道喜さんの御菓子をいただく機会というのはほとんどないが、だからこそもしそういう機会があればとてもありがたく感じるのだと思う。この唐紙を貼っていただくのは、奈良の東大寺などの唐紙を貼っている職人さんである。貴重な紙だからこそ、それを扱う人にもこだわらなければならない、何とも奥深い世界なのである。

14時、東京都豊島区にある本納寺さんにて檀家さんの会議に参加。今年の秋に控えている本堂の屋根の吹き替え工事に関する打ち合わせを行う。15時ごろまで。

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