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ますいいでは、古くなった物件を壊すことなく次の世代に引き継ぐお手伝いをしております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2021/09/22

今日は産休中の渡邉さんとの面接を行った。ますいいで産休、育休を取得するのは初めてのことである。設計事務所というとブラックなイメージが強いのだけれど、ますいいではスタッフの笑顔を一番の理念として掲げているので産休育休もしっかり1年間取得してもらうことにした。大分県出身の渡邉さんご夫婦、元々は埼玉県に住んでいたのだけれど、このコロナ禍で大分県に帰ることになった。大分県で復職?これは以前だったら不可能だったと思うのだけれど、コロナ対策で導入したテレワーク対策のおかげで遠隔地にいても働くことができるようになってしまったのである。というわけで、「子供が手を離れるまでの期間だけでもますいいの仕事をしてみないか?」と呼びかけてみると、まずはやってみようということに。年明けから保育園に子供を預け、それからのスタートを計画することになった。

一つ一つ、一人一人、こういうことに丁寧に対処していけば笑顔で仕事をするチームは必ずできるのではないかと思う。また渡邉さんの笑顔と一緒に仕事ができるようにしっかりと準備を進めていきたい。

2021/09/19

今日は早朝に家を出て、栃木県那須烏山市のいつもお世話になっているカエルアドベンチャーさんにカヤックとキャンプの旅に出かけた。昨日まで台風、どうなることかと思ったけれど水位はそれほど上がっていない。いつもより10センチほど高いだろうか。水位が上がると水の流れが速くなる。いつも見える岩が水に埋もれて見えなくなる。川がカーブしていて強い水流で岩肌にぶつかるような場所では、激しく水がうねっている。などなどの変化はあるものの、危険を感じるほどの流れではないようだ。朝8時ごろにベースキャンプに着くと、すでにKさんがきていた。kさんはたまに一緒に川下りを行う方で、原子力関係の博士である。僕たちにカヤックを教えてくれる斉藤さんも、そのアシスタントで花火師のRさんも準備は万端のようである。今日はいつも見知った仲間たちだけで上流の少し急な流れに挑戦の様子、ちょっと緊張感はあるものの楽しんでいきたい。

10時ごろ、川下りスタート。天候は今年一番の晴れ。台風の後はとても空気が綺麗で良い。なかなかスリリングな瀬を超えながらも、誰も沈することなく乗り越えることができるようになってきた。始めた頃は1日に数回の沈没をして体力を消耗したのだけれど、なんとなく上達してきたのだと思う。今はあゆのシーズンで、多くの釣り客も川に出ている。みんなよく釣れているようで、あちらこちらで歓喜の声が聞こえてくる。やながあるところには、大勢が集まっていて竹で組んだヤナを登ってしまったあゆを捕まえている。川に堰を仕掛けてあゆをとる魚堰漁もスタートするようで、白旗がたったカヤックの通り道を示す竹棒が立てられていた。僕が川で遊び始めた昨年の9月にみた景色が、今年も同じようにみられるようになってきたようだ。

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終了後はそのままそこでキャンプを行った。テントを貼りバーベキューをすると、大きな月が現れてきた。十五夜には二日前だけれど、ほぼまん丸の月である。月はいつも川のほとりにある大きな木の影から昇ってくるが、何故かここでみる月はとても大きく感じるのが不思議である。今日は妻の誕生日。花火師による本格的な花火をあげたりの余興を楽しみながらの祝宴であった。

2021/09/16

先日取材を受けた二つの中庭の家を作る物語を、短い手記にまとめてみた。この家づくりは僕にとってもとても印象深く心に残る家づくりだったから、少しでも誰かに伝えたい、そんな思いで書いてみた。

こころの柱

ある日、Mさんという40代の小柄な看護師をしている独身女性がますいいリビングカンパニーを訪ねて来ました。ますいいリビングカンパニーは住宅を作る工務店機能を兼ね備えた設計事務所です。Mさんも他のお客様と同じように家を建てて欲しいと訪ねて来たのですが、普通のお客様とは何かちょっと違う雰囲気を持っています。何か悩んでいるような、ちょっと元気がない様子でした。32歳で亡くなった北海道を代表する画家、神田日勝の後ろ足のない馬を自分で模写した絵を持ってきて、「これが今の私です。でも家を建てれば後ろ足が生えてくるかもしれないと思うんです。どうか私と大切な猫が二人で暮らすための家を作ってください。」と言われました。実はMさんは1年ほど前にお父さんとお母さんを続けて亡くしたばかりだったのです。最愛のご両親を亡くし、急に一人になってしまったMさんはその頃精神的にとても不安定な状況になっていたのです。

ますいいリビングカンパニーでは早速設計担当のSさんが設計を始めました。初めは普通に南の道路側に庭のある家の図面を書いていました。出来上がってMさんに見せてみると、「とても気に入りました。それでお願いします。」と言われます。でも何か、Mさんには合わないような違和感を感じ設計をやり直しました。次のプランも多少の変更はしましたが、やっぱり道路側に庭があるものでした。そのプランもMさんは気に入ってくれました。そのまま作ってもいいのでしょうが、実際にMさんが一人でこの家で暮らす様子を想像してみると何か違和感を感じてしまうのです。Sさんはさらに考え直すことにしました。

「女性の一人暮らしで、果たして南の道路に面した庭がどれほどの意味を持つだろうか。敷地はわずか40坪、庭のすぐ向こうには道路の反対側にあるハローワークに来た人たちがいつもたくさんいるような状況で庭を作ってもきっといつも庭に面する窓のカーテンは閉め切られたままだろう。だったら一層のこと中庭にしてはどうか?敷地いっぱいに壁を建てて、そこに二つの大きな中庭を作る。中庭と室内はガラスで区切ることで、家の中のどこにいても庭と一体の暮らしができる。」
そう考えたSさんは、二つの中庭の家を設計することにしたのです。家に入るにはまず大きな鉄の扉を開けます。この扉は、鉄工所を営むSさんのお父さんが手作りで作ってくれました。亡くなったMさんのお父様はもともと木型屋さんを営んでいたのですが、鋳物の町と言われていたこの町では木型職人と機械職人は兄弟みたいなもの。その機械職人の手で作られた扉を開けて家に入ると一つ目の庭があります。庭を通り抜けて一つ目の扉が玄関です。玄関を入るとそこにはワンルーム型の大きな室内空間が広がっています。そしてその真ん中にはもう一つの中庭が配置され、さまざまな木々が暮らしの中に溶け込んでいるのです。部屋の向こう側には背の高い部屋が一つだけ仕切られています。ここは猫のための部屋、真ん中には柱が立ち高いところが好きな猫が自由に過ごすことができます。

この家ができてしばらくして、Sさんは埼玉建築文化賞最優秀賞を受賞しました。授賞式当日、Mさんは新調したワンピースを着て緊張した様子で賞状を受け取っていました。それからも雑誌の取材を受けたりすること数回、ちょっと変わったこの家を取材されるたびに、Mさんは採用されなかった提案図まで見せながら、この家づくりの様子を最初から最後まで楽しそうに話してくれました。この家ができてMさんに笑顔が戻ってきてくれたのです。かつてなかった後ろ足が、この家のおかげで生えてくれたのです。ご両親を亡くし、さまざまな不安を抱えていたM さんの支えとなる家ができたことでMさんは再び前を向いて歩み始めることができました。Mさんは「この家があるおかげで辛いことがあっても頑張ることができるのよ。」といつも言ってくれるようになりました。

11年目の夏、雑誌チルチンびとの取材を受けました。取材の前はちょうど精神科に移動になっていたMさんは心労からか取材を受けることを躊躇っていたのですが、久しぶりの取材を受けてみると、11年前の図面を全て披露して満面の笑みで当時と同じような説明をしてくれていました。
取材に立ち会ったますいいリビングカンパニーのスタッフが「Mさんと一緒に授賞式に行った時の写真は11年たった今でもSさんの携帯電話の4枚目の写真に保存されているんですよ。」というとMさんは急に泣き出してしまったそうです。この話を聞いたMさんは、いつもSさんに見守られているこの家がある限りしっかりと地に足をついて歩んでいける、そう思ったのでした。

2021/09/15

午前中、事務所にて雑務。

午後より、埼玉県川口市にて新築住宅を検討中のNさんが購入を希望している土地の下見調査を土木業者のM社長と一緒に行う。この土地は道路よりも約1mほど下がっている土地である。道路より下がるということはあんまりないのだけれど、この道路自体が昔は堤防のように利用されていたということでこのような形状となっている。実は僕の母方の実家もこの道路に面して建っていたのだけれど、その建物は道路よりも2mほど下がっている地面に工場部分を作り、2階部分に住宅を乗せるという工夫をしていた。工場部分の下には船がぶら下がっていて、もしもの時にはその船に乗って避難をするということになっていたらしい。

最近この道路に面して建築行為をする人たちは、擁壁を作って地盤面を道路よりも高くしてしまうことが多い。これだけ豪雨被害が増えていると当然のことであるが、それにはそれなりの土木工事が必要となる。そこで普段からお世話になっているM社長と一緒に土地の下見をしたというわけである。細かい明細はわからないけれどざっと見たところの概算金額は1500万円ほどの土木工事が必要そうである。なかなかの高額な工事ではあるけれど、安心のためには変えられない工事だ。まずは土地の購入の交渉から始めていこうと思う。

2021/09/14

今日は朝霞市にてカフェを始めたいというSさんご夫妻打ち合わせ。今は西伊豆のペンションを営んでいるということだが、コロナの影響もあって閉店することになったということである。朝霞は奥様のご実家、高齢のお父様のお世話をしながらご夫婦でカフェを営むという。現場はお父様が以前営んでいた加工工場の跡、油の染み込んだくすんだ感じの内装はまさにカフェにぴったりの空間だ。外観は小さな切妻のトタン外壁、これもまた程よいボリュームでローコストでの工事に適している。なぜかますいいはカフェを造ることが多いのだけれど、きっとセルフビルドを取り入れながら、自分でできるところは自分で作って、ローコストでのオープンを目指す人が多いからだと思う。今回のご予算は300万円、なんとか魅力的なお店づくりにご協力したいと思う。

2021/09/11

先日取材をした「二つの中庭の家」が掲載されたチルチン人が発行された。今回の庭特集にまさにぴったりな中庭がとても魅力的に紹介されていたのでここでお知らせしたい。

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この住宅は一人暮らしの女性のための平家である。設計をするにあたって、本当にくつろげる空間を意識した結果、中庭型のプランを作ることにした。全面道路を通る人の目を気にすることなく、いつも魅力的なにわと一緒に暮らすことができる、そこにいるのは自分と猫たちだけ、そんな伸びやかな空間を実現できた。この住宅は僕が初めて埼玉建築文化賞で最優秀賞を受賞した作品である。これはその当時の授賞式の写真。記念として携帯電話の写真集の2枚目に保存してある写真も一緒に掲載しておこう。

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2021/09/10

今日は埼玉県行田市にある「ものつくり大学」の松岡教授にご相談に伺った。ますいいでは現在埼玉県さいたま市の浦和美園駅近くの某所にて、LCCMの基準を満たすパッシブエコハウスのモデル住宅を計画している。この計画では、できるだけパッシブの手法を取り入れながらLCCMを達成するという設計を実験的に行い、今後の家づくりをより環境にやさしい形にしていくことを目指している。今日はこの環境にやさしい設計手法の部分のアドバイスをいただくために環境工学の専門家である松岡先生にチームに加わっていただくべく足を運んだというわけだ。

松岡先生との話でも話題に出たことなのだが、パッシブ設計や環境設計に、これをやったら激変するというようなマジックのようなものは存在しない。火の光や風の流れのコントロールをいかに愚直に行うか、そういう一つ一つのことに建築家として真摯に取り組んだ結果が一つの建築の快適性という結果につながるわけなのである。僕はがこういうエコハウスに強い関心を抱くようになったのは、グレタさんのメッセージを聞いたことがきっかけである。もちろんその前から関心はあったけれど、この活動家の姿を見てこれは本格的に環境に関心を持った活動をしなければいけないなあと考えた。国産材の100%利用もそのために選択した行動である。安いからといって外国産材に頼る家づくりはやめよう、これは僕に撮っての第一歩であった。今回のLCCMはその次のステップである。

まだ名称は決めていないのだが、すぐ近所に公園があるこの計画を「仮称 ますいいハウス 美園 6 丁目第2公園」と名付けておこう。ここではますいいらしい家づくりを行う拠点となる様、セルフビルドの体験や講座などを楽しめるDIY工房を併設する予定だ。これまで現場で教えることが多かったセルフビルドも、こうした講座で慣れておけばスムーズに運ぶことができるし、家具などのDIY講座などまで夢が広がる可能性がある。現在設計中の当計画、ぜひ実現したいと考えている。

2021/09/08

午後1時、川口市役所にて「市内中小企業の新たな発展モデルを目指す交流会」の準備委員会に参加。なんだかたいそうな名前がつけられているのだが、僕が参加しているグループはDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した企業発展の可能性みたいな話を考える会である。

そういえば先日オリイ研究所について調べていたのだが、オリイ研究所のオリヒメというロボットは人の孤独を解消するために開発されているということであった。なんでも創業者の若い頃の不登校経験の中から、孤独を解消するためにはロボットが役に夏だろうという考えで開発を始めたということなのだけれど、6月からは東京都の日本橋で障害のあるかたがたが遠隔操作で自分のコピーロボットを操ることで運営されているカフェの実験創業が始まったというからまた驚いた。人が動く代わりにロボットが動く、そんなことが実現しようとしているのである。

僕は工務店機能を兼ね備える建築家である。DXのようなものは例えば現場管理の効率化とかの範囲での導入はできるので、すでに検討はしているのだけれど、根幹となる仕事、つまりは設計のさまざまな検討と決定の部分はまだまだ経験に基づく人の判断が必要となる部分であろう。医師の診断や治療方針の検討ではすでにAIが導入されていると聞くが、この事例では、世界の論文を比較検討し最適な治療方法をセレクトする能力は人間を遥かに超えるという結果が出ているようだ。人の命を左右するジャッジで成功している技術ならば、家づくりのような分野でもいずれは多くの部分にAIが入り込んでくるのだと思う。さてさてそうしたら一体僕は何をやるのやら、その時は古い建築のリノベーションのようなとても手間のかかる設計やまちづくりのようなコミュニケーションを形成することを求められるお仕事、はたまたDIYのようにクライアントと一緒に家を作ることや、伝統的な動きの伴う茶室の設計の如きなんだか機械にはできそうもないことをやる事としようと思う。というよりもすでに僕はそういうことをやっているわけなのだけれど、これは考えようによってはすでにAIのやらない部分に自分が歩み寄っているのかもしれないとも思うのである。

2021/09/04

今日はなんとなく胃腸炎で体がだるい。こんな時期なので打ち合わせにはスタッフに代わりに出てもらうようにして、自宅にて仕事をする。

夕方、埼玉県にて調整区域の土地を購入し、住宅を作りたいというSさんご家族打ち合わせ。資料をご覧いただくために会社に来ていただいたが、僕は自宅からのZOOMにて失礼させていただいた。Sさんが探している土地はとにかく細長い土地である。その理由は長さを利用して弓道場を造りたいという夢を実現するためだ。弓道場のある家、これは僕も初めて造るものとなる。弓道場がある家が一体この国に何件あるのか?ちょっと気になったので画像検索で調べてみると、これが意外とあるではないか。これは僕がやっている茶室と一緒、やはり日本の伝統的武道だけに一定数の支持者はいるのであろう。住宅の一角から弓を射ると畑の上をスッと放たれた矢が飛んでいった先に的が設置されている、そんな楽しい風景をぜひ作り上げてみたいと思う。

2021/09/03

今日は埼玉県さいたま市にて、ご実家で2世帯で同居するために、ご実家のリフォームもしくは建て替えを検討されているKさんご家族打ち合わせ。母屋はまだまだこの先も使うことができる状態なのだけれど、20年ほど前の建物なので断熱性に難がある。大きな窓がたくさん配置されているのだけれどそのずべてが単板ガラスのアルミサッシ、そしておそらく時期的に考えると壁の中に入れられている断熱材もグラスウールの10K厚50mmだと考えられる。現在の断熱性能については、最低でも2013年基準(UA値=0.87)を満たすことが健康上望ましいと考えているが、20年前は1999年の次世代基準で造られているわけなので、だいぶ性能が低くなってしまうことは仕方がないのである。

先ほど最低でも満たしたいと言った性能を実験で調べてみると、2013年基準を満たしている建物では、冬場に体感温度が15度未満になる床面積の割合が概ね30%程度、また冬の最低体感温度が概ね8度を下回らないという結果が出る。ちなみにこれをHEAT20という民間の理想的な断熱基準にしてみると(この場合UA値=0.56)それが20%・10度まで向上するのだが、このUA値の基準はZEH住宅の性能を上回るものなので、かなりの高性能と言える。リフォームで断熱性能を向上させる場合、屋根壁床下の充填されている断熱性能だけでなく、すでについているアルミサッシの性能も上げなければいけないのでなかなか大変だ。サッシの付け替えを行うとなると、外壁を一度全て剥がしての工事となるのでほぼスケルトン状態までの解体をしなければいけないし、そんなことをしたら新築並みの費用がかかるので、通常は2重サッシや障子などを部分的に加えるというような手法を取ることになるのである。

今日は両者の場合の二つのご提案をさせていただいたのだが、次回はそこからさらに修正を加えたプランを見ていただいて判断をしていくという流れになる予定だ。次回の提案が楽しみである。

2021/08/30

午後、堀部くんと埼玉県さいたま市にて設計中の茶室についての打ち合わせ。これまでずっと考えてきた建物の中の路地の外壁に設る開口部のあり方についてのスタディー。玄関を入ると土間仕上げの内路地になっている。この路地から一度外へ出ると腰掛け待合があり、蹲で清めて、再び路地に入る。路地からは8畳と4畳半の二つの茶室に入ることができる。4畳半には躙口があって、その上には連子窓がある。この内路地の開口部は連子窓から4畳半への採光のための窓でもあるのだが、さてさてこの4畳半、採光計算はどうしたものか。うーん、嫌なところに気がついてしまった。伝統建築の使い方と現代建築の法律の狭間で物を作るのはなかなか難しい物である。そもそも茶室など暗い方が良いのだが・・・、これはまた継続して考えることにしよう。

2021/08/29

ワクチン摂取翌日、妻は38度以上の熱を出しているが僕はなんの異変もない。こういう反応はだいぶ個人差があるようだ。2回目のワクチンせしっしゅ翌日は何も予定を入れない方が良いと聞いていたので、本当に何もやることがない。というわけで娘たちと一緒に畑作業を行うことにした。今日のメイン作業は、本当は先週やりたかったじゃがいもの植え付けである。じゃがいもは大体一つの株から5個から8個くらいの大玉の収穫が出来る。今日は大体30個ほどの種芋を植えたので十二月には200個以上のじゃがいもが実るはずだ。いつもよりは少々少なめだけれど、実はこれくらいで家蔵の分は十分足りる。会社のスタッフに向けたサラメシの材料には少々足りないかもしれないけれど、最近は食べ切れるくらいの適量を作ることにしているのでこれでよし。

畑の下にある芍薬の生産者がこの秋で畑を返すことになっているらしく、株の根を分けてくれた。ご夫婦で農家をやっていると言うことである。高齢だが、まるで丸太のような腕をしている。肌は赤黒く日焼けし、腰は少しだけ曲がっていても僕なんかよりよっぽど継続して作業をできる体力もある。もうこの場所で30年間農家を続けてきたと言うことだ。畑の地主さんがこの土地を土木業者に貸し出すと言うことで追い出されてしまうらしいが、これでまた良好な農園の風景が劣悪な仮囲いの風景に変化してしまう。地主の農家さんは、ご主人を亡くし女性一人で農家を続け子供達を育ててきた尊敬すべき人である。高齢化し、次の世代に変わろうとするにあたり、その子供さんの判断で自分が暮らす母家の周りの畑を病院の駐車場にし、貸し農地を土木業者に貸してしまうと言う・・・。なんともなんとも、都市農業は一体どうなってしまうのだろう。

2021/08/28

今日は2回目のワクチン接種。朝の8時30分に注射をするも特段異変はないようだ。熱が出るとしたら明日だろう。それにしてもなんだかよくわからないワクチンを打つことに多少の抵抗は感じつつも、それを拒否して生きることの肩身の狭さを考えると摂取を受け入れる選択をするしかないようなこの社会の状況に違和感を感じざるを得ない。今のコロナという病気で多くの方が苦しんでいるわけだから、それを防ぐための対策は受け入れるべき、これが大方の判断だろう。そもそも自分自身が重症化するリスクも低減できるわけだし、ということは医療機関の崩壊を防ぐなどの効果もあるわけだ。変異株が色々と出てきて、どのワクチンの方がそれに対して効き目があるとかの情報も色々あるが、だんだんとよくわからなくなってきてしまった。僕が打ったのはファイザーである。果たしてどんな効果を生み出してくれるか。そのうち3回目のワクチン摂取等選択がやってくるだろう。その時は一体どんな副反応が出るのだろうか。

9時30分、今日は千葉商科大学大学院のプログラムに参加。なんとか一日発熱もなく乗り切ることができた。

2021/08/26

埼玉県川口市で造った中庭のある家ではベニヤを一枚も使わない家づくりを行った。もちろんベニヤだけではなく、健康に有害な化学物質を発生するような建材は使わない家づくり「健康住宅 森の生活」による家づくりを行ったのである。

「健康住宅 森の生活」コンセプト

①地産地消の考えで地域の自然素材を活用する
木:北関東(栃木県中心)で採れる桧、杉材を採用
土:内装仕上げに漆喰材を採用
石:大谷石などの関東で採れる石を採用
紙:地元で漉いた和紙を壁紙などに採用
②住まい手と作る職人の健康を害する部材を使わない
合板・ベニヤ・ビニルクロス・新建材・サイディング等を使わない。
塗料・接着剤も安全に配慮する
③廃棄時の環境負荷を考慮した部材を採用する
④室内空気環境を測定する

このような家づくりではキッチンもいわゆる大手メーカーのものは使えない。今回は檜の無垢材を使用するキッチンを家具屋さんで造ってもらうことにした。キッチン周辺の造作に関しても大工さんの手による無垢材の杉などを使用した造作を行っている。もちろんそこに建て込む建具関係も杉の框引き戸を建具屋さんに造ってもらっている。下のその写真を掲載する。とても心地よいキッチンが出来上がったと思う。

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2021/08/24

今日は埼玉県さいたま市の岩槻にあるとあるお寺さんにて塀のプレゼンテーションを行った。お寺さんの入り口には大きな山門があって、その両側には2mほどの兵があるのだけれど、それ以外の部分は完全にオープンになっておりなんとなく防犯性などが心配な状況だ。今回はその残りの数十メートルの部分に塀を造り、入り口側の外部とお寺の内部を隔てるという計画である。

CGの白い部分はコンクリートに白い漆喰風の塗装を施す予定だ。木組みの大半は檜、一部に栗かケヤキを使用しようと考えている。

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