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ますいいでは、古くなった物件を壊すことなく次の世代に引き継ぐお手伝いをしております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2019/10/16

午前中はちょっと時間があったので運転免許証の更新に出かけた。前回からはゴールド免許なので5年に1回の更新を地元の警察署で行うことができる。会場には20人ほどの人がいて順番を待っているが、そのうち3名は免許証の返納に訪れたようだ。更新をしようとする高齢者の中には視力の検査でよくわからないことになってしまっている人もいるようだ。両目で一つの記号を見て開放されている方向をこたえる検査なのに、左側は右?とか右側は上?とかの返事をしている。両目で見ているのだから、左側は・・・というのは明らかにおかしい。片目の検査を思い出してそんな気分になってしまっているのであろう。これでは合格にできないからと、検査員はもう一度お願いしますと、他の記号を見せているが一向に正解にならない。挙句の果てには、右ですか、左ですか?と聞いてあげる始末。ようやく正解が出ると、ハイいいですよ!!。これで本当に良いのだろうか。

返納しようとしている人はとても冷静に、一つの時期を通り過ぎたことを改めてかみしめているようににも見える。更新しようとしている人の不安そうな感じや無理やりに検査を合格にさせている係官を見ていると、むしろ更新しようとしている高齢者のほうが返納を促したほうがよさそうにも見えた。仕事、生活、それぞれに事情があろうから、そうそう皆が返納できるわkでもなかろうが、僕が3秒で終わる検査に何分間も要するという状況こそがなんか「やばそう」に感じたのである。

午後は事務所にて各プロジェクト打ち合わせなど。

2019/10/14

今日は台風養生の復旧などの作業を行うためにスタッフには出社してもらった。午前中はベニヤの壁をはがしたり、一時的に取り外しておいた看板を取り付けたりの作業を行う。現場の確認は昨日済ませたが、特に何にも被害はなかったようだ。

14時、新宿デザインセンターオゾンにて打ち合わせに参加。埼玉県さいたま市にて新築住宅を検討中のご家族との打ち合わせである。今回は「集まって住む」スタイルの住宅だ。クライアントはご夫婦とその息子さん、奥様のお兄さん、お子様夫婦とそのまたお子さん、大勢で筆頭の場所に集まって住むという形である。このスタイルは東日本大震災以降急激に増加したように思えるのだが、家族で支えあって暮らすというのは高齢者側にとっても若者側にとっても両方にメリットがあるように思える。今では失われつつある大家族の暮らし方が見直されるのも無理はない。年金が不足する問題やら、高齢者の負担増の問題やら・・・安心した老後を誰もが迎えられる時代ではないのだとしたら家族の支え合いというのが最後の手段であるような気もするのである。住宅というのはその時代の求められる条件にあわせて、姿を変えるべきものだ。この課題にどのような答えを出すことができるかじっくりと考えてみたい。

2019/10/13

一夜明けると被害の大きさに驚いた。大型の台風だったので、長野県とか福島県とか、なんだか予想もしていなかったところで河川の氾濫が起きてしまっている。一部の河川氾濫の事例では、その水位が7mとか・・・何とも恐ろしい深さである。幸いにして川口市の周辺では大きな被害はなかった。昨日までのドタバタで少々疲れたので、今日はゆっくり過ごすことにした。

ラグビーの日本代表戦は予定通り行われるようだ。スコットランドとの因縁の対決、前回大会で唯一勝つことができなかった相手との対戦とあって、はらはらしながらの観戦であった。視聴率が39%、なんだか国民全員で応援しているような状況である。このラグビーチームの状況がこれからの日本の姿だという声が良く聞こえるが、多国籍のいろいろな価値観を持つ人が集まり、チームワークを醸成し、世界の強豪と渡り合うというのは確かにこの国が今後も力を持つための数少ない手法のような気がした。リーダーがリーチマイケル、彼の精神を育てたのが日本の部活というから皮肉であるけれど、彼らの姿を見て僕たちの心が本気になったり、強くなったりの変化がしているような気がするからこれでよいのだろうと思うのである。それにしても、今日の勝利は素晴らしかった。叫びすぎて興奮しすぎて、そしてちょっと飲みすぎて、・・・とにかく勇気をもらった気がした。

2019/10/12

今日は台風の影響で予定されていたものがすべてキャンセルとなった。ちなみに明日は茶事の席主を務めるはずだったのだけれど、これまたキャンセルをさせて頂いたので本当にすべての予定をなくしての待機である。今回の台風19号はこれまでに経験したことのない規模の災害をもたらすということだ。できる準備はしておこうということで今日まで現場の飛散防止の対策をしたり、事務所のガラス面のベニヤ養生をしたり、事務所の屋根に関してはステンレスボルトで鉄骨部分とつなぎ合わせて補強をしたり・・・思いつく点をいろいろとやってみたのだが、果たしてどうなることか。

今日の会社はお休みである。帰宅できなくなってしまうことがわかりきっているのに、会社に呼んでも仕方がない。こんな時は家族と一緒にいてあげるほうが良いのだ。もしかしたら大災害に巻き込まれるという時に父親がいなかったら家族は哀れである。一人暮らしの近場のスタッフだけは午前中の手伝いに来てもらい、午後は全員帰らせることにした。とはいえ、一人暮らしのスタッフを一人で家にいさせるのもまた心配の種である。高層階に暮らすスタッフは安心だけれど、古い木造2階建てのアパートに暮らす滝本君だけは僕の家族と一緒に過ごすことにした。

夜、携帯電話の警報が鳴り響いたり、テレビの映像であちらこちらの堤防が決壊する様子が流れたりの何とも落ち着かない状況である。地元の荒川も氾濫危険水位まで上がりそうだというし、芝川の方はすでに避難警報まで出てしまっているし、これはどうなってしまうのだろうと心配して過ごす。埼玉県では東松山市で堤防が決壊し、川越でも同じような被害があった。いずれ荒川のスーパー堤防も決壊してしまうのではないかの不安は川口市民全員が感じていただろう。そしてもしそうなれば想定浸水深さは3mとも5mともいわれている。ちょっと想像がつかない様子なのだ。

夜中の0時ごろになり雨が止んだころ、滝本君を家に送りながら芝川や荒川、そして台風養生中で屋根のシートが飛ばないかどうか気になっていたMさんの家の様子などを見て回った。芝川は堤防すれすれまで水かさが増し、一部あふれてしまったところもあるようだった。荒川は荒川大橋から手が届きそうなくらいに水かさが増していた。そしてMさんの家のシートはなんと飛ばされることなく残っていた。事務所の前には隣の食堂の屋根のトタン板が飛ばされていたけれど、被害自体は全くなかった。とにかく一安心である。1時30分ごろ家に戻り、ワインを一口飲んで寝ることとした。なんだかんだと疲れた一日である。そして本当に災害について考えさせられた一日であった。

2019/10/08

朝一番より千葉県の鋸南町に向けて出発。今日は地元の経営者の集いで千葉県を訪問することとなった。徐々に町に近づくと家の屋根が飛ばされてしまっていたり、屋根だけでなく小屋組みの構造体がそのままなくなってしまっているような住宅が数多くあらわれてくる。ロードサイドの看板はことごとく倒れていて、根元から折れて激しく地面にたたきつけっれるような状況だ。一部直径30センチはあろうかというような鉄骨の柱を持つ看板はそのまま優雅に立っているけれど、そんな大きな看板をつけられるのは大手のロードサイド店舗だけである。どんな屋根の種類が飛ばされやすいのかと観察していたが、とにかく瓦は飛ばされる率が高いように思えた。コロニアルに関しては全く被害を受けていないものもあるようだ。ガルバリウムの板金屋根も同様で、古いトタンは飛ばされてしまっているけれどガルバリウムに関してはなかなかのものである。折版などの一枚物の屋根に関しては、跳ねだしが大きいと根こそぎ持っていかれている様である。特に荷捌きスペースなどに斜材で吊り下げているような折半屋根は下からの吹き上げに対応できていないようで外壁ごと持っていかれている事例もあった。地元の人に話を聞くと、同じような建築でも風の通り道にあるのとそうでないのとでは被害の状況が全く異なるそうである。ニュースでは一律に風速何メートルというけれど、道路の右側はことごとく倒れている看板が左側では悠然と立っているなんて言う光景もあったほどだから、現実の状況は全く違うのであろう。

屋根の修理は半年くらい先になるとこぼしている人もいた。とにかく職人さんがいないそうだ。波打ち際から数十メートルの距離にある住宅街に一軒だけ悠然と建っている建築があった。RC打ち放しのその建築は、周りの惨状を無視するかのように、まるで何事もなかったかのようなそぶりで建っている。日本の伝統的な在来木造建築はいわゆる漁村の風景にとても良く似合う。それは風情があり、とても情緒的である。でも今日見たRCの塊は、こういう状況に対して立ち向かう力のよう見も見えた。さてさて、この国の住宅のあるべき姿。僕が考えている水門の家もいよいよ造らなければいけないのである。

2019/10/07

午前中各プロジェクト打ち合わせ。

土間のある家を考えている。もともと土間というのは農家の住宅のようなイメージで、家の中と外の中間領域のようなところで作業を行うスペースだった。昔の民家などではこの土間の部分に台所がしつらえられており、薪で火をおこし料理をする場所でもあった。その横には馬がいるスペースがあるような住宅もあるくらい、人々の生活は暮らしの中の作業に満ち溢れていたのだろう。今の暮らしは何でも買うことができるし、何なら料理だってしなくても生きていくことができる。でも自分らしくいろいろ好きなことをしながら生きていきたいと思った時に、家の中の土間は意外と良いものだ。小金井の家では南側の外壁沿いに大きな土間を設けている。土間には階段が設置され、上下移動の空間ともなっている。その先には小上がりのリビング、まさに昔の農家のごとき配置とした。ますいいのクライアントには日曜大工作業のセミプロのような人が多い。果たしてこの家のクライアントのOさんはどうしているだろうか。

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18時、通夜参列。長く裏千家茶道の埼玉県での活動を支えてくれた方がお亡くなりになった。92歳である。旧知の先生から聞いた話だが、亡くなった当人から1週間前に電話があり、おぼつかない言葉で「お迎えを待っているんだよ」、と告げられたらしい。大切な方がお亡くなりになる、こればかりは仕方がないこととわかりつつも、何ともつらいことだなあと思うのである。

2019/10/05

昨日から建築士事務所協会の全国大会に参加している。福島の復興の様子を肌で感じる機会であるとともに、普段仕事の話しかしない建築士仲間と交流を深める機会でもある。一通りの会合は昨日のうちに終わってしまったので今日は観光中心の日程だ。

朝食を済ませると朝8時過ぎに宿を出て、一路会津方面へ向かう。福島市から車で約1時間ほどで浄土平という場所につく。火山地帯のど真ん中にあるこの浄土平は、硫黄の匂いが強く今にも噴火しそうな雰囲気がある。御岳山の噴火における災害の記憶も新しいだけに何となく畏怖の念を感じる場所だ。吾妻小富士と呼ばれるこの山は、標高1,707mで吾妻連峰のひとつ。すり鉢状の大きな火口があり、麓の福島市側から見るとあたかも小型の富士山のように見えることからこの名が付いたそうだ。観光道路磐梯吾妻スカイラインの途中にある浄土平駐車場に車を停めて整備された階段を約10分登れば火口壁の稜線に到達。写真はその火口の様子である。拡大した写真の稜線上に映っているのはトレッキングを楽しむ人々である。僕はなんとなくトレッキングをする気分にはなることができなかったのでここまで来て戻ることにした。浄土平の反対側にある山の斜面からは硫黄の噴煙が噴出している場所も見えるのに、浄土平にはたくさんの人がいてお土産を買ったりの観光にいそしんでいる様子に何となく違和感を覚えてしまうのは僕だけなのだろうか。目の前に見えているような気がする危険なのだけれどなあ・・・の不思議な感覚を覚えた。

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続いて会津さざえ堂へ向かう。この建築は2重らせん構造を持つ木造建築で、傾斜に沿ってぐるぐると上がっていくと三十三の観音様を拝むことができたそうだ。六角形の建築の中心部には六本の柱が立っており、そこから梁が外壁側に出てスロープを支えている。なんでも今では個人の所有物というけれど、だいぶ傷んでいる木材を見ると修復工事をしなければ先は長くなさそうな様子であった。歴史的建造物を個人が維持管理していくことなど土台無理な話である。ぜひ保存してほしいものだと思う。

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最後に山道にあるキノコやさんでマツタケを購入した。こういうものを買うのは初めてだけれど、なんとなく家族をおいて旅行に行った罪滅ぼしの感である。

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2019/10/03

朝礼終了後、蕨市にて浸水被害の現場調査。なんでも土木工事の最中に水道管が破裂してしまったということで、水浸しになってしまった事務所の内装工事についての打ち合わせである。なんだか最近は台風とかの水にかかわる工事の依頼が多い。なんとなく地震のことを忘れかけると次の災害、そして事故。日本は何とも難しい国家なのだなあという感じが改めてのしかかる思いである。

16時30よりますいい勉強会。10月25日から行う川口市産品フェアにて展示する予定のパネルについての作業報告である。今回展示するテーマは以下の4点だ。2週間ほどでまとめて印刷の行程に入る。展示までもう一息、頑張っていきたい。

・建築でお寺を変える
東京都豊島区にある本納寺さんでこの秋より開始する予定の屋根の吹き替え工事の事例紹介。限界耐力診断の後の補強計画に基づく構造補強工事と、屋根の吹き替えを行うのだが、実行に至るまでの計画などを説明する。
東京都世田谷区にある常光寺さんにて計画中の塀の工事についての事例紹介。版築という土を突き固めて塀を作る手法を町の人々を巻き込んで行ったり、東屋のような憩いのスペースを計画することで、お寺に人が集うきっかけを作ることを意図している。

川口市に裏路地を造る
川口市本町の古い街並みの中にリノベーションを施し、シェアハウスやコインランドリーなどの若者の暮らしにまつわる装置をちりばめることで、カフェやレストランなどが自然に集い始めたくなるような裏路地をデザインする。

ミングル
単身者のための新しいキチンの形を考えるというコンセプトで造られた実際のキッチンの事例紹介。

クラウドファンディングで資金調達を図っているブドウ農園計画
ぶどうを育ててワイナリーに販売したり、楽しいカフェに集うことができる施設の計画。小さな木造建築とビニルハウスの2棟で構成されていて、ビニルハウスの棟はクラウドファンディングで資金調達を図っている。

2019/10/01

朝礼終了後、埼玉県川口市にあるスタジオ建築の屋根補修工事現地調査に立ち会う。昨今の台風被害とは直接的には関係ないのだが、すでにだいぶ古くなってしまってところどころに割れも目立つ状態のコロニアルの葺き替え工事の依頼である。葺き替えに際しては下地の合板の張替、トップライト廻りのシール処理なども行わなければならない。なかなかに大変なのである。

夜、建築士事務所協会理事会に参加。毎回2時間の会議を行うがこうした協会というのは意思決定が難しくて困るなあというのが毎回思うことである。建築士として良い建築の設計を行うことができる地盤を造ることが会自体に求められる存在意義であり、日々それに向けた活動をしているはずなのだけれど、どうしても目の前にあるあんまりそれとは関係が無いような事象についての話で大方の時間を消費してしまうようなことがあることもまた、こうした会合のありがちなことだ。僕たちはそういうことも含めて上手に会の運営をしていくことが求められてはいるのであろうが、なかなかそうできない自分もいるわけで、とにもかくにも難しいなあの感なのである。

2019/09/30

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

15時より埼玉県川口市にて検討中のHさんの集合住宅に関する打ち合わせ。今日は構造設計家の佐藤さんと一緒にHさんのもとをご訪問である。築50年ほどの古い鉄筋コンクリート造の賃貸マンションを耐震診断して補強工事を施し、リノベーションして利用しようという計画である。佐藤先生には果たして耐震補強工事が可能なのかどうかについての見解をご説明していただいた。鉄筋コンクリート造の古い建築は耐震強度IS値というものが0.6に満たない場合が多くある。公共の建築物であれば、取り壊すか補強をするかの検討の後に工事が行われるが、民間建築となるとなかなかそうはならないのが実情である。知らないから使い続けている・・・、そういうものが多いということだ。本計画では0.6という一つの強度基準を目指すことを第一の目標とするが、そのまま何もしないよりはたとえ0.5であっても補強祖したほうが良いであろうという考えに基づいて計画を進めるつもりだ。絶対的に0.6を守らなければ耐震補強をやらないという0か100かのごとき方針では、なかなか民間の補強工事をうまく導けないような気がするからである。16時過ぎ終了の後、帰事務所。

2019/09/28

10時、東京都墨田区にて新築工事を検討しているSさん打ち合わせ。荒川にほど近い小さな土地に計画している3階建ての住宅のご提案ということで、今回は二つのプランをお見せした。どちらのプランも吹き抜けのあるプランで、1階にLDKが配置されている。一つは南側の外壁沿いに細長い吹き抜けを設けその部分に階段も配置したもの。もう一つは中央部分に建物を貫通するような吹き抜けを設けその両側に居室を配置したものである。どちらも吹き抜けのあるプランとしたのは、周辺を新しい建物で囲まれることが分かり切っている中で1階に配置したLDKに対する採光をどのように実現したらよいかを考えた結果である。吹き抜けというのは温熱環境のことを考えるとどうしても弱点のような気もしてしまうのだけれど、光を取り込む装置としての効果や煙突効果を利用した風の流れの実現に対しては非常に有効な装置ともいえるのである。

約2時間ほどのプラン打ち合わせの後終了。次回に向けて修正案を考えていきたいと思う。

下の写真は伊奈の家の吹き抜けの様子である。2階の上の棟屋まで突き抜けている吹き抜けが1階の居間まで光が降り注ぐ装置として効果的に作用している。

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2019/09/26

午前中、川口市本町で進行中のシェアハウスの現場にて大工さんと打ち合わせ。すでに解体工事を終えているところに大工さんが今日から乗り込んで工事をスタートさせるという流れである。築50年の古い住宅ということで、土台の一部は写真のごとく腐ってしまっていたり、柱は目を疑うほどに細かったり・・・各所の欠き込みで断面欠損があったり、なんとも先が思いやられる工事であるけれどまあ50年前の木造住宅というとこんな感じなのだ。基本的には現在使用されている構造用金物をアレンジしながら各所の固定に利用したり、外壁周りの怪しい耐力を構造用合板で固めることで補強したり、瓦の屋根を下ろしてガルバリウムの軽い屋根にしたりという過程を経て、安心できる構造補強を行いながら、シェアハウスとして魅力的なデザインにしていこうという計画である。計画があって無いような典型的なリフォームの現場だが、最後まで楽しみながら進めて是非魅力的な建築を造りたいと思うところだ。

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2019/09/25

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

16時、チャネルオリジナルさんという材料屋さんがプレゼンに来てくれた。このメーカーさんはもともとはウエスタンレッドシダーという材木をカナダから仕入れたのがスタートだったと思うのだけれど、ちょうどますいいがスタートした2000年くらいに会社の営業を始めたのでよく覚えている。最近では屋久島で採れる杉材をデッキ材に転用したり、楢やオークという床板を販売したりの戦略をとっているらしいが、なんといっても魅力的な商品はやっぱりレッドシダーを使用した外壁材だと思う。米杉を外壁に使用した建築はとても魅力的なのだ。

この仕上げを採用した建築で僕たちの世代が誰でも思い出すことができる作品といえば、シーランチコンドミニアムだろう。この建築群は週末用のコンドミニアムとして造られたものだが、設計者のチャールズ・ムーアは、自然と共生する建築群を作るために地元の米杉を利用し、極力自然に溶け込む建築を設計したという。レッドシダーが銀色に色あせた様子は海景色にもとてもよく似合う。下の写真は僕が所有する本の一ページ。日本の都市建築の意匠としてもとても魅力的なような気がするし、メンテナンスをしっかりとすれば十分に対候性もあるとのことなので是非使用してみたいと思う。

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2019/09/23

今日は東京都豊島区にある本納寺さんのお彼岸法要に参加した。というのも10月から本格的にスタートする屋根の吹き替え工事の安全祈願祭を同時開催するからである。日蓮宗の寺院では日蓮上人の生誕800年を記念してこのような事業を多く手掛けることとなる年回りなのだが、この本納寺さんにおいてはご住職さんを中心にとても良い雰囲気の中で事業の準備を進めてくることができた。宗教施設というのはそこに集う檀家さんたちのお心によって支えられるものであるし、そうしたお心が集まるように心のこもった運営をすることがご住職の役割なのだと思う。僕が近くで拝見していて肌で感じることは、この役割をこれほど熱心に体現されているご住職のお姿は本当に素晴らしいと思うし、まねのできるものではない熱心さであると思うのである。今日もとても多くの檀家さんたちが足を運んでくれていた。大勢の方々の思いを受けて安全祈願ができたことは本当に良かったと思う。

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2019/09/21

朝10時、東京都文京区にて新築住宅の計画を始めたKさん打ち合わせ。今日は初めての顔合わせということで、ますいいの家造りについてのご説明をさせていただいた。この敷地は2mの幅しかない道路に面していて、4m幅の道路までは20mほどの距離がある。隣地は貸し駐車場で、工事中にそのコインパーキングを利用すれば敷地まで容易にたどり着くことができるけれど、もしも既に満車になっていしまっていたりすると、例えばせっかくミキサー車とポンプ車とコンクリート打設を行う基礎やさんが二人来ているのに、車を停められないからという理由でコンクリートの打設などの作業を行うことができなかったりする可能性がある。まずは隣地の駐車場の使用可能性を探ろうということで、打ち合わせを終了した。それにしても東京都内にはこのような土地がまだまだいっぱいあるのだなあの感がある。もしも火災などの際には当然消火活動が遅れてしまうだろうし、救急車だって入ることができないわけだ。駐車場になっている土地などある程度強制的にセットバックして道路にしてしまってもよいと思うのだが、頑固にブロック塀が立ちはだかっているのを見ると少々疑問を感じたりもするのである。

さんかくの家の話になった。この住宅は三角形の敷地に三角形の住宅を造ったものだが、この住宅を造るときにもクライアントのTさんは何度か車の入れない敷地を購入しようかと相談に来た。確か一つはがけ地だった。たどり着くだけでも大変そうな土地だった記憶がある。何度目かの相談がこの三角形の土地であった。三角形の土地に四角い建売のような住宅が建っていたのだが、もしそれを壊してしまえば、私道の一番奥が裏側にある緑豊かな緑道とつながり、抜け感が生まれるであろうということで計画をスタートした。三角形の頂点には写真のようなお風呂を造ったりもした。コンクリートで造って防水を施し、仕上げにモルタルとガラス塗装を塗って仕上げている。試しに使用させていただいた時には、自分で作っておきながらなんとなく変な感じがしたものだ。土地の条件は建築計画に大きな影響を与える場合もある。今回がどのようになるか、隣地との相談などによっても変わってくるであろう。

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