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ますいいでは、古くなった物件を壊すことなく次の世代に引き継ぐお手伝いをしております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

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2020/02/08

11時、知人の還暦の祝いの茶事に参加。還暦など今ではようやく成人かというくらいに若いので、昔のような感覚はないわけだけれど、でも人生の一区切り、ここからのリスタートという意味で会を開催したという。この度は京都大徳寺の高僧も参加する会となり、なんだか僕なんぞがいてよいのだろうかの疑問を感じながらの一日ではあったが、それでもとても良い経験をさせて頂き感謝感謝である。

夕方、上棟式を兼ねた焼肉パーティーに参加。大勢の大工さんとの会食である。なんだか賑やかを通り越した状態となってしまったが、職人さんとの会合はとかく激しいものなのだ。午前中の茶会とのギャップがあまりにも大きく、なんだかおもしろいものだなあの感である。

2020/02/06

10時、埼玉県川口市にて設計中のマンションの耐震診断についての打ち合わせ。鉄筋コンクリート造5階建てのマンションの耐震診断をしたら、耐震補強工事ができない程の弱い建物であるとの判定をされてしまったから、この際取り壊して新築のマンションにしたいというご相談を受けたのが始まりである。現地に足を運んでみると築50年とはいうものの、取り壊すのはもったいないと感じる綺麗さである。しかも川口駅にほど近いという好条件である。あまりコストをかけずにリノベーションを施し、若者でも借りやすい価格帯のアーティスト向け賃貸住宅などの構想をたてるにはもってこいの建築なのだ。もしも建て替えてしまえば、よくある新築デザイナーズマンションが登場するわけだけれど、今の川口市にこれ以上新築アパートを作っていかなるものかの疑問を感じていない人はいないであろう。〇〇建託の営業マンには悪いが、もうそんな時代ではないのだ。もちろん利用できないくらいに老朽化している場合は別であるから、調査は必要だ。でも今回の診断の結果、補強をすればこれからも利用できるほどの強度にはなることが分かったのである。これは良い結果である。この方針でクライアントのHさんとの話し合いを進めていこうと思う次第である。

2020/02/03

川口市の依頼で、埼玉県建築士事務所協会で請け負っている危険ブロックの相談が舞い込んできた。こういう活動に深くかかわるのは初めてだけれど、町中にある危険なブロック塀をなくそうという運動は全国的に展開されているもので、川口市の場合は年明けから3月末日までの間で行われることになっている。通学路に面する危険なブロック塀を解体する際には助成金が支給されるので、普通に壊すよりも半分くらいの費用で解体できるこの制度を利用しようという人は多く、結果僕たちにご相談が舞い込んでくるという仕組みなのである。さてさて、ただ単に壊すだけのご相談から、新しく作り直したいというごご相談までいろいろである。ちょっと忙しくなりそうだけれど、ひとつずつ対応していきたいと思う。

2020/01/31

朝10時、東京都新宿区にて新築住宅を検討中のHさん打ち合わせ。これまで約1年かけて新宿区役所との協議を進めてきたのだけれど、その内容はもともとある井戸をセットバックする道路上に残してもよいかということについてである。道路上に井戸を残すとなると、その道路は通ることができなくなるわけだから、いいわけないよねと思うところだが、実はこの道路の場合そもそも幅が狭すぎて車は通ることができない。どうせ通ることができないのだから遠い将来道路幅員が広がるその日までは、災害時などに利用できる井戸をそのままとっておけないかという相談なのだ。役所の見解では、井戸を保存するのは良い、でも道路から出っ張っているのではだめであくまでマンホールなどを使ってフラットな状態にせよということであった。フラットな状態にすれば配管を使って敷地内で立ち上げて、そこから井戸を利用するようにするのは良いということである。

ということで井戸は保存することになった。敷地の前まで軽トラック以外の車で行くことができない特殊な土地であるが、何とか一歩前進である。いよいよ新たな住まいに向けてのプランを始めようと思う。ここに建つ住宅はHさんが住みながらにして民泊を営もうというものである。民泊だから特別な施設があるわけではないのだけれど、でも他人同士が暮らすにあたっての配慮や工夫はしなければならない。道路に対してはオープンに開かれる予定の1階スペースがいわゆるリビングとなる予定だ。都心の狭小地における新しい住まいの形の提案である。進行がとても楽しみな住宅なのだ。

午後、埼玉県吉川市にて設計中のSさんの家の打ち合わせ。カフェ併用住宅の第2回目のプレゼンテーションである。カフェを営みたいというご依頼はとても多いが、その第1号となったのは10年ほど前に造ったアスタリスクカフェである。埼玉県の川島町ちうところにあるのどかな田園風景のど真ん中にある夫婦二人で営む小さなカフェがますいいのカフェの作りのスタートとなった。オーナーの暮らし方に寄り添うような居心地の良いカフェを作ってあげられたら良いなあと思うとこである。

2020/01/29

午前中、東京都港区にて称名寺さんなるお寺さんの外構工事打ち合わせ。墓地の形式を変更することに伴う外構工事である。完成時期が3月希望ということで、可能かどうかの判断が難しいところだ。それにしてもなんでみんな3月完成というのだろうか。マンションの入居などの都合もあろうが、昨年あたりから職人の都合により工期を延期してもらうようなケースを耳にするようになってきた。日本の電車は時間通りに来るということが世界的にも珍しいと聞いていたが、最近は全く時間どおりに運行しないようになってしまった。事故や故障を繰り返すJRを見ていると、日本のインフラの老朽化を感じるようになった。いつまでも同じではない。避けられない変化というのはあるのだと思う。

高齢化社会を迎え、労働人口が減少する中で、何でもかんでも3月完成の建設業界もやはり無理がある要望だ。会社の移動の時期、マンションの売り出し、学校の入学などなど様々な事情が4月に集中していることによるのであろうことは明確だが、よくよく考えてみればどれもどうにかなる事情なような気もする。ましてや墓地の販売時期など余計にそうだと思うのだけれど・・・。


2020/01/28

昨年作った埼玉県桶川市のAさんの家では瓦屋根を葺いた。ますいいの家造りでは屋根はガルバリウム鋼板を使用しているので、瓦屋根を葺くことなど大変珍しいことである。瓦というのは古来より使用されてきた建材で、江戸時代に火災の防止のために爆発的に普及した。昔はその消費地の近くで造ったものだが、今では愛知県高浜市の三州瓦が日本全体の60%を超えるシェアを占めている。ほかに淡路瓦と石州瓦を加えればシェアの80%以上、つまりはこの3つの場所でしか作られていないといっても過言ではない状態である。この瓦、試しにネットで検索してみると1枚当たり300円ほどで購入することができる。これだけの安価で販売されているのは大量生産の方式を取り入れているからで、お寺で使用する鬼瓦などはいまだに手作りで一枚数万円で販売されている。

ではでは、この材料費は安いのか?瓦の種類などもあるので一概には言えないが、ガルバリウムと比較すると少々高いくらいだろう。一枚300円でも、写真の屋根でも600枚くらいは使わなければならないわけで、そうすると材料費だけでも180000円くらいとなる。職人さんの作業費はガルバリウムよりも大変なので合計のコストは倍くらいになってしまうが、それでもそれくらいで手に入れることができる瓦の屋根の風景はなかなか良いものだ。日本らしい住宅の風景を作る一つの要素として大切にしていきたいと思う。

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2020/01/27

10時、埼玉県幸手市にてガレージを計画しているMさんの家にて打ち合わせ。9坪ほどのガレージを造る仕事であるが、こういうのはなかなか楽しい仕事である。いつもの住宅よりも自由に、建築の空間だけを考えればよい。造りも単純だからわかりやすい、つまりは小屋を作るような仕事なのだ。

Mさんの家はバレエ教室である。この教室は数年前にますいいで造ったもので、写真のような外観の2階部分に、トラスで屋根を構成する無柱空間がある。天井も高いところでは4mほどあるので、リフトなどの練習もできるようになっている。内装は構造用合板の現しだ。合板とトラスの木の空間はとても居心地が良い。今回のガレージはこの教室の目の前に造る予定だ。一つの建築群が作り出すこの場所のイメージがよりよくなるようなガレージにしたいと思う。

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2020/01/26

20世紀前半の建築家にプルーヴェがいる。彼は建築設計者であるというだけでなく、自ら工作機械を操ったりの生産の過程にも深く入り込んでいた。彼は自らの造ったマクセヴィルの工場を10年もしないうちに買収されて追い出されてしまったのだが、それはT型フォードに代表されるような大量生産の社会に創作的な活動を行う青年が呑み込まれてしまった結果であった。プルーヴェの後に「新しい人たち(ビジネスマン)は理想的な共同作業の精神を理解せず、商業的な意味を持つ建築様式を見つけ、どんな建築にも使用できるエレメントを量産しようとした。これは私の考えとははなはだ違っていた。」と言っている。自由なものつくりと大量生産のはざまでの食い違いの結果である。

「建築家のオフィスが部品製造工場以外の場所にあることは考えられない」の言葉は今も生きていると思うが、その一方でそうしたモノづくりをできている建築家は少ないだろう。川口の街で建築を造っていると、まるで工場の中に事務所を構えているかに思うことがある。モノづくりの街だからこその様々な工場に囲まれた現状は、とても恵まれている環境である。僕は父親が鉄鋼の加工業を行う会社を経営していたので、余計にそういうネットワークを生かすことができるわけだが、まだまだプルーヴェにはなれていないなあの感もある。アールデコの拠点であるナンシーの街に生まれ育ち、戦争をまたいで建築の政界で活躍し、ナンシー市長なども歴任したプルーヴェの姿を少しでも追いかけていきたいものである。

2020/01/25

午前中は埼玉県さいたま市にて検討中のSさんの家の第1回プレゼンテーション。道に面した横長の土地に建つ4人家族とお母さんのための住宅である。ぎりぎり2階建てで造ることも出来そうだし、床面積に余裕のある形で3階建てにすることも出来るから、まずはそのどちらが良いかのスタディーのための打ち合わせを行うことにした。プランは二つ、2階建てとそれよりも10坪ほど大きな3階建てである。二つのプランを見比べながら、それぞれの好きなところを拾い出していく。まだ今日決めるのは早すぎるから、次回はもう少し広げた2階建てを考えてみることにした。

なんで階数にこんな風にこだわるかというと、それは準防火地域だからである。3階建てにするには準耐火建築物にしなければならず、その場合は木造の木組みを現しにすることがやりにくくなってしまう。木が好きな方にはこれは建築の魅力の一つを失うような感覚にもなるわけで、だからこそ慎重にスタディーをして方針を定める必要があるのである。

午後、東京都世田谷区にてますいいリビングカンパニーが行っているお寺の塀のワークショップに参加した。この現場は町田分室の田村君が担当していて、分室のOBのお客様もたくさん参加してくれている。もちろん近隣住民の方なども参加してくれているようで、総勢40名ほどであろうか、大変にぎやかな会となっていた。僕も1時間ほど木づちでこんこんの作業を行ったが、これはなかなか楽しいの感である。版築という土を突き固めて作る塀の技術を実際に現場で披露するのはますいいでも初めてのこと。協力してくれた職人さんたちにも感謝感謝である。

このプロジェクトはお寺さんの活性化のプログラムの一つとしてますいいが提案したものだ。ますいいではこのほかにも数多くのプログラムをカタログ化している。知恵を絞り体を動かして、檀家さんや地域の方々の役に立つことこそ、現代社会に求められるお寺の姿だと思う。そのための一助になればよいと心から思うのである。

塀づくりワークショップ動画はこちらをどうぞ

2020/01/22

今日は川口裏路地計画についての第3回ミーティングを行った。参加者はますいいから江崎・渡邊・増井真理子他2名、外部からの参加者として建築家の佐藤研吾氏、アーティスト集団を率いるアプリュスの高田氏、川口市の鋳物屋さんの森社長、オノデザインの小野氏、そして僕である。今回もまた一人参加者が増えた。街づくりというのはいつの時代も人の心をひきつける。それだけ魅力的な活動なのだ。

今日は皆それぞれ持ち寄ったアイデアについて提案をするというざっくばらんな会合となった。町中の同じデザインの塀を点在させることである思いを持つ場所を線でつなぐという計画については佐藤氏の提案があるので掲載したいと思う。

栗材を使って造る小さな掲示板のような塀である。これならローコストで製作することができるので簡単に普及させることができるだろう。詳細はまだ未定だが、春までには実現したいと思う。

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2020/01/20

午前中各プロジェクト打ち合わせ。

午後より本納寺さんにて打ち合わせ。今日は、僕が本納寺さんに出入りするずーっと前からこのお寺の石関係をお仕事を行ってきた水野さんが年明け早々に廃業することを決めたということで、他の石屋さんをご紹介させていただいた。

お寺の檀家さんが定期的にお墓を作ってきた時代には、お寺さんと石屋さんというのはなんとなく深いつながりができるものだった。つい10年ほど前まではそういう時代だったのだ。だから何世代にもわたって築いてきた人間関係みたいなものがあることも多く、互いに助け合いながらお寺の運営を行っている場合も多いのである。でも最近は少々事情が変わってきていて、そもそもお寺にお墓を造ろうという人がほとんどいない。石屋さんの仕事の大半は墓仕舞い。つまりお墓の解体だ。東京のように地方から出てくる人が多い地域では、樹木墓地のようにお墓そのものを持たないでよいという考えの人も多いわけだし、子どもがいなかったり、いても同じ地域に暮らす時代ではなかったりの現状では、それが自然な流れとなってしまうのも仕方がない。

それでも工夫しながら続ける石屋さんもいる。でも辞めてしまう人も増えているようだ。とても残念なことだと思うが、仕方がないのかもしれない。石屋さんに辞める人がいるという話をしてきたが、それはお寺も同じことである。最近では地方のお寺の合併とかもよくある話で、一人の住職さんがいくつものお寺さんを見ている場合も増えてきている。つまりお寺さんだって場合によっては運営できなくなってしまうのだ。檀家さんが布施を払ってそれでお寺が維持されるという形式が、成立しなくなってしまう場合があるのである。

でも本当にそれでよいのか?

現代の日本は平和である。祈りや宗教はそうでないときに必要となることが多い。でも日本は本当にこの先もずっと平和なのだろうか。誰がそんな保証をできるというのでああろうか。

お寺とか教会とかは祈りの場だ。人をどんな状況でも正しい道に導くことができる考え方を伝えようとする場であり、それをわかりやすく伝えようとしてくれる人が住職や牧師なんだと思う。決してお墓の問題ではないのだ。そういうことの大切さを常日頃から伝えることを怠れば、この状況はどんどんエスカレートするだろう。日常の中で伝えなければ、日常の中で維持しなければ、いざ祈りの場が必要な事態に皆はいったいどこに向かうことができるというのだろうかと思う。そしてそういうことは大人だけでなく子どもたちにも伝えていかなければならないことなのだろうと思うのである。

2020/01/18

10時、埼玉県上尾市にて新築住宅を検討中のHさん打ち合わせ。農家の畑の一角を造成して、住宅地とする計画である。農地というのは普通の人は家を建てることはできないように規制されているけれど、農家の親族であればきちんと許可を得て家を造ることができるという決まりがある。その許可というのは農業委員会という組織が行うことになっていて、その委員会は大体はその土地に古くから住む人の代表者みたいな人がメンバーになっている。要するに地元の人たちから「あなたはこの地域の農家さんとして認めますよ」、というような許可を得ることができたら農地に暮らすことができるというわけなのである。上尾という町は大宮の北にある、川口市からは車で1時間ほどの街である。東京にほど近いこの町で、都市農家として豊かに暮らす・・・、とても魅力的な計画なのである。

午後からはさんかくの家の販売立ち合いに現地に出向いた。今日は3名の方々が現場見学に来てくれたが、実はすでに先週身に来られた方が購入の申込をしてくれたので、あくまでキャンセル待ちという条件で来てくれたのである。皆さんが口々に建築の魅力を褒めてくれるという、これまで経験したことが無いような場面であった。設計者の僕としては照れ臭いような変な感じがしたけれど、でも純粋にうれしかった。建築の仕事をやっていてよかったなあと思える場面がこんなところにもあったんだと目からうろこでもあった。うーん今日は気分が良い。何とも幸せな一日であった。

2020/01/16

今日は裏千家の初釜に参加した。この初釜というのは茶家である千家が毎年同じ日に京都や東京の道場で行う行事である。縁のある方に声がかかり一年のスタートを祝ってお茶を一服いただくというものだけれど、僕はこれまで5年にわたって参加させていただいている。以前は物珍しい気持ちで参加していたこの行事も、5年も出ているとだんだん自分にとっての恒例行事のようにもなってくる。これは本納寺さんの年末お餅つき大会に参加しているときにも感じる事だが、5年くらい同じことを繰り返しているとそれが恒例行事のように感じるのかもしれない。

席中でお家元が床飾りの話をしてくれた。初釜の床飾りは毎年同じものを飾っているそうだ。そういえば何となく毎年変わらないなあと感じてはいたが、改めて言われてみないとそれすら気が付いていない自分が恥ずかしい。毎年変わらない飾りを飾らせていただけることの大切さ、である。今年も昨年と変わらないでいるということは若い時には当たり前のこと過ぎて意識をしたこともないようなことである。今の僕は45歳、ようやく人生の折り返し地点を過ぎて、なんとなくこういう言葉の意味が分かりだしてきたように思う。2011年には震災があった。昨年は台風が来た。この国は昔から定期的に災害が起き、多くの人の命が失われているわけだし、災害でなくとも戦争や飢饉、疫病などで多くの命が失われた歴史がある。こういう国に生きてきた民族だからこその毎年同じであることのありがたさ、そんなことを改めて感じさせていただいた一日であった。

夕方、埼玉県吉川市にて新築住宅兼カフェを検討中のSさん打ち合わせ。Sさんは会社を辞めてカフェを始める計画である。カフェの内装はセルフビルドで造る予定だ。もちろん厨房の機器も自分でそろえると言う。なんだかアスタリスクカフェの平山夫妻を思い出すが、カフェをやりたい人たちはセルフビルドも好きな人が多いというのは本当だ。しかもかなりセンスが良いのだ。下の写真はアスタリスクカフェの様子である。Sさんのお店もこんな風にローコストでさらに良いデザインができればよいと思う。

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2020/01/14

10時、埼玉県坂戸市にて進行中のYさんの家の現場確認。現場では大工さんの本間さんと瀬野さんが作業をしている。今日は上棟後の間柱と筋交いの設置作業である。この住宅はL字型の平屋のような広がりのあるプランの中心部だけが2階建てになっているというもので、1階の中心部には薪ストーブのあるリビングが配置されている。そこからは庭の中心に向けた窓が開けられており、常に敷地中心部にある中庭が意識されるように設計した。

この配置計画は以前造った、道祖土の家と同じ考え方を採用している。家の中心に何を置くかは人によって違うけれど、テレビがあるよりそこに薪ストーブの火があるほうが暮らしはとても豊かになると思っている。火が揺らめく姿を見ているとなんとなく心が和むのである。1時間ほど現場での作業を確認して事務所に戻る。

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2020/01/11

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。新年早々3連休の方もいるようだが、ますいいでは明日からの2連休ということで今日は普通のお仕事だ。とはいえ年明けの土曜日、なんとなくいつもよりも落ち着いているような気がする。一年がスタートする初めの一週間ということで、実際の仕事よりもあいさつ回りなどをしている人が多いからだろう。今日はラグビーの大学選手権が新国立競技場で行われたようだ。母校の早稲田大学が明治大学に圧勝したようで、なんだか嬉しいスタートである。秋の試合ではだいぶ点差を付けられて負けていたように覚えているが、わずか数か月でここまで力の差が逆転するというのが学生ラグビーの面白いところだろう。この中から次のワールドカップで活躍する選手が現れるかもしれないことを考えると楽しみな限りである。

14時、赤羽の集合住宅改修工事の打ち合わせ。

17時過ぎ、さんかくの家の購入を希望している方への説明に向かう。東京R不動産に掲載しているさんかくの家は僕が設計して造り上げてから15年ほど、大切に住まわれてきた住宅である。この度手放すこととなって売却のお手伝いをさせて頂いているのだが、設計者の僕が直接説明できるというのは購入する人にとっても安心の材料になるのだろう。それにしても、なんとなく自画自賛してしまうのだが、この家は何度見てもなかなか良い家だなあと思える住宅だ。僕が30歳のころに造った作品だけれど、これからも良き住まい手に受け継がれていって欲しいと願うばかりである。

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