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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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増井真也日記

2021年11月アーカイブ

2021/11/24

午前中、埼玉県川口市にある松原幼稚園さんご訪問。この幼稚園は僕の子供たち3人がお世話になった幼稚園で、周辺を森に囲まれた緑豊かな環境がとても魅力的なところである。今日は園庭の足洗い場や、お砂場の日除けテントなどを作りたいというご相談で伺った。

僕は最近しばらく川口市の保育園の施設認可の仕事をしている。待機児童数を減らすためにほぼ100%補助金で建築を作ることができるとあって、3年ほどで多くの事業所が参入を果たした。すでに待機児童数はほぼゼロに近づいていて、あとは地域ごとのばらつきを解消するためにピンポイントで保育園を作れば良いというところまで来ている。女性の就労支援のための国の政策は保育園を中心に進められている。幼稚園はあくまで私立学校、ほぼ自分のお金でなんとかしてくださいの方針なのである。保育園と幼稚園は違う。その違いを減らすための取り組みもとられているがまだまだ数は少ないようだ。子供の教育の場は何にも変えがたいものである。ぜひ長いお付き合いをさせていただきたいと思う。

夕方茶道稽古。今は川口駅東口にある茶道具屋「増幸」さんの茶室をお借りしてお稽古をしている。ここには電熱の炉がないから毎回炭をおこすのだけれど、これがまた風情があって良いものである。先生と生徒3人の合計4名、茶会形式のお稽古を行いながらゆったりとした時を過ごした。

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2021/11/23

奈良県五條市、吉野杉・檜ツアー二日目。今日は実際に山に入って、樹齢140年くらいの杉の木を伐採した。街中から車で30分ほどの距離、山に入ってからは徒歩30分ほどというところだろうか。日本の山は急だから林業が大変だというが、この斜面を歩くだけでもなかなかの苦労だ。木の伐採というのは初めての体験である。協力してくれる木こりさんは近隣の山主の息子さんだとう。木こりさんの年齢もだんだんと上がっているそうだが、最近は映画の影響などもあってチラホラと若者の就業もあるらしい。
さて伐採のスタートである。切り倒す方向を決めて、倒すためのテンションをかけるワイヤーを張り、倒したい方向に垂直に切り込みを入れる。それが終わったら、反対側からチェーンソーを切り込み、ある程度のところまでいったら楔を打つ。楔を打ったら、少しずつ切れ込みを進めながらわーヤーを引っ張ると突然木が倒れ始めるのだ。倒れ始めると木の枝同士がぶつかって、折れた枝が大量に降ってくる。腕の太さもあろうかという枝に当たったら大変なので、僕たちは少し離れたところで見学をした。木の直径は80センチ程だろうか。断面に手を当てると、手のひらに水が滴るくらいに濡れている。木が死んだ・・・ような感覚だろうか。こうして一つの命をいただきながら僕たちは家づくりを行なっているんだなあの感を深く感じた。記念に、切った木の切れ端を持ち帰った。これは事務所の大切な宝物になるだろう。

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2021/11/22

今日は朝から奈良県五條市まで吉野産の杉檜の仕入れに出向いた。吉野という産地はきっと誰でも一度は耳にしたことがあると思うが、日本でも有数の材木の産地だ。今日はその地で製材所を営む永井さんに会いに遠路はるばる訪問させていただいた。製材所というところはどこに行ってもたくさんの木があるがここは特にたくさんの丸太があるようだ。写真は永井さんと僕と町田分室室長の田村とで話をしているところだ。
この産地はとても山深いのでヘリコプターを利用して木を運び出すそうだが、なんでもそのヘリコプターの事故があったとのことで現在は空輸による搬出ができないそうだ。その運輸会社がこの先またヘリコプターの操業をしてくれるかどうかも不明というが、もしもそれが叶わないとなると生産量がだいぶ減ってしまうようなので心配だ。ウッドショックだけでなく、原油から食品までさまざまな輸入品の値上がりが起こる中、国内産業の再構築が急務となっているような気がするのだが、この林業という世界でも様々な形での参入が望まれているような気がした。

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2021/11/21

今日は山登り。朝3時30分に家を出て群馬県の赤城山の麓、大沼のほとりにあるおのこ駐車場へ向かう。赤城山という呼び名は中央のカルデラの周囲を1,800mほどの峰々が取り囲む山域全体を指している。今日はそのうちの黒檜山と駒ヶ岳の二つの山に登る3時間30分ほどのコースであった。明日からは天候が崩れる予定だがギリギリ天候も良く快適な登山、11月とはいえまだ暖かく山頂付近の霜柱以外は冬の気配を感じることはなかった。この先はいよいよ冬山の時期に入っていく。この季節の変わり目を楽しみたいと思う。

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2021/11/19

午後1時、埼玉県さいたま市の浦和駅にほど近い住宅街にある古い住宅をシェアハウスにするというご相談を伺うための現地視察に出向いた。僕は古い建物を簡単に壊してしまう事には反対だ。最近は住み継ぐ人がいなくなってしまった住宅が壊されて建て売りなどになってしまう事例が後を経たないけれど、その後の街の風景はとてもがっかりすることが多い。一人で借りるには大きすぎる住宅を何人かで借りることで家賃を支払うことができるようになるシェアハウスという手法はそういうことを解決できる一つの手法だと思う。丁寧なご提案を考えてみたいと思う。

僕はモルタルのキッチンが好きだ。モルタルという素材はとても素朴で味がある。そこにガラスの塗装を施すと油や水を吸い込まないようになるのでとても良い天板になる。二つの中庭の家ではリビングの真ん中にモルタルのキッチンを作った。左官屋産の手による風合いが杉の無垢材の床ととてもよく合っている。

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2021/11/17

午前中、埼玉県川口市にて新築住宅を設計中のNさんの敷地調査へ。この計画では昨今の異常気象による豪雨災害被害を考慮して、今は周辺の土地と同じように前面道路から1mほど下がったところにある土地を、道路より高いレベルにする予定である。今日はそのためのレベル測量などを行った。

午後、見積もり作業確認。見積もり作業の中では柱一本から垂木一本にいたるまで住宅に使用する全ての材料を拾い出し、一覧表にまとめ、単価を記入して合計を出す。注文住宅の設計段階ではクライアントの希望を取り入れながら設計を進めていくので、しばしばこの見積もり金額が当初の予算よりオーバーしてしまう。住宅の魅力を失うことなくコストを抑える工夫を施す、これがこの段階の最も重要な仕事だ。

ここで、実際の事例をもとに説明しよう。東京都板橋区に建てた赤塚の家では天井に合板を利用した。梁を通常よりも幅の狭い材料にし、通常よりも狭い間隔で配置した。その梁の上から合板を直接貼りその裏面を天井仕上げとしている。この方法を採用することで通常の天井下地組み、下地の石膏ボード貼り、そして仕上げ工事をなくすことが出来た。

また、キッチンは大工さんの造作工事によってつくられている。引き出しなどの複雑な構造としなければこのような作り付け家具は大工さんの手によってつくることが可能である。そして、当然ながら大工さんに依頼したほうが家具屋さんよりもコストを抑えることが出来る。
床に使用した赤松のフロアリングは材木屋さんの勧めで通常よりも安く仕入れることが出来る赤松を利用している。このように問屋さんから入るその時々のお買い得情報を利用することもお勧めである。物の値段がその時々に変化するというのは、すでに皆さんも御承知だろう。定価の在るメーカー品でさえも、そのときの景気などによって簡単に価格が変わる。

ひとつのものにこだわるのでなく、住宅に対して求める魅力を作り出してくれる材料を賢く探す、これがコストを抑えるコツである。キッチンやユニットバスなどの設備器具に大枚をはたいてそのときだけの満足感を得ることなどまさに「もったいない」。15年程度で入れ替えを行う設備器具のようなものはシンプルで安価なものを採用し、永遠に続く住宅本体にこそ時間とともにその良さを増すような良い材料を吟味して利用したいものである。

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2021/11/15

午後、日本経済新聞社さん取材。暮らしの中に溶け込む茶室を取材しているということで、僕が普段どんなふうに茶室を使っているかの取材をしていただいた。茶道の教授者でもない僕としては、日曜日などの時間がある時に炭で湯を沸かしそれを待つ間に溜まっていた本を読んだりの自由な時間を過ごすこと、これがほぼ全てである。炭で湯を沸かす行為は焚き火に似ている。キャンプ場で焚き火をしている時日本を読むとまるで一つ一つの文字が自分の体の中に流れ込んできるような感覚を覚えるものだが、炭のパチパチと弾ける音を聞きながら読む本もまた同じような感覚になるから不思議だ。湯が沸くまでは約1時間ほど、釜で沸かしたお湯で抹茶を点て一服いただくとほんとうにおいしいものだ。せっかく湯が沸いているのだからと妻がお稽古を始めることもあるが、それもまた一興である。茶室のような場所は時間の流れるスピードを少々遅くしてくれるギアのような役割を持つ。そしてそれは多くの現代人に必要なものであると思うのである。

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2021/11/14

今日は朝から川口市産品フェアの技能フェスタの会場にて、木育のイベントに参画した。対象は小学生の子供たちである。木を使ったワークショップを行いながら、木育について学んでもらう機会を作ろうということで、ますいいの伊藤真理子を中心になんとオリジナルの紙芝居を作成して読み聞かせをすることに。この紙芝居、後日正式に出版されることが決定したので出来上がったらまたご紹介したい。ちなみに写真に映る紙芝居小屋は実際に作る予定のお寺さんの塀の実物模型を、ますいいの大工さんたちの手で作成したもの。こちらもなかなかの見応えであった。

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2021/11/12

住宅の部材の中で好きな色はと聞かれて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
先日ある講演会で街の中の好きな色をたずねられた。久しく国際的に利用されているマンセルの色見本の中から選ぶという話だったが、好きな色を見本帳から選び出す感覚には小小疑問を感じた。肌触り、素材感、暖かさなどの様々な条件によって好きな色は決まるのではないか、の疑問を感じたのである。この疑問に対して講師は町の色を探る遠景の議論では住宅の素材を探る近景の場合のように肌触りなどは含まれない、あくまで数値的な色の感覚であるとの答えを返した。

住宅の中にある色、それはまさに素材感である。
浜田山の家では床に赤みのある杉を使用した。この無垢の木は時間とともに更に赤みを増し、なんともいえない風合いを醸し出すだろう。天井に見える松の梁、階段の板、それぞれの素材が変化した結果、それが味わいとなるのである。木の色は出来ればペンキの色ではなく経年変化を楽しみたい。放っておくと腐ってしまう外部については適切な処理を施すことが必要だが、すくなくとも家の中の木の色は好きな素材の色であって欲しいと思う。
キッチンの面材に利用したモルタル仕上げもその自然な風合いが木の内装とよくマッチしている。
壁の白は出来ればビニルクロスやペンキではなく漆喰の白であって欲しいということから石灰クリームを採用した。その違いは触ってみれば一目瞭然であり、また調湿作用などの性能によって、快適性も大きく異なる。特に近年の気密化した住宅においては居心地の違いは顕著であるのだ。

情報化社会であるので様々な素材のサンプルや見本帳を世界中から取り寄せることが可能である。イタリアの石、ベネチアンスタッコ、自然風塗料、古びた風合いのレンガ、私たちが見たこともないような情報までもがクライアントによって提供されることもあるのが実態だ。しかしちょっと冷静になってほしい。ショールームをつくるわけではないのである。あくまであなた自身が居心地の良い空間が出来れば、それが一番良いのだ。

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2021/11/10

午後、埼玉県川口市にて設計中のNさんの家の打合せ。この住宅は奥に長い約100坪ほどの敷地に計画している。南側を長辺方向の隣地に持つため、隣地側から光がふんだんに取り込めるがもしもその隣地に建物が建って日陰ができた時の対策も必要な敷地だ。今日は前回に引き続き、南面した大きな中庭を中心にプランを配置した家と、南西に大きな軒下空間を作りそこにリビングを配置した家の二つのパターンでご提案した。今日のご提案は約60坪ほどの床面積である。床面積は大抵の場合そのままコストに反映してしまう。少々大きくなってしまったので次回は50坪強に抑えてみようと思う。

夕方、新入社員面接。今日はなかなか頼もしい経験者の新人が来てくれた。良い建築を作りたいという同じ志を持つ仲間が増えるのはいいことだ。一緒に働くのが楽しみである。

2021/11/08

今日は現在、埼玉県川口市にて基本設計中の川口グリンセンター内にあるシャトー赤柴という大集会堂の防災に関するミーティングを行った。
川口市には荒川というとても大きな川がある。一昨年の台風13号の時にはこの河川にかかる京浜東北線の鉄橋のすぐ下まで水位が上がるというこれまでにみたこともないような状態になった。荒川に流入する水の量を抑えるために、そして荒川の水位が上昇したために支流では水があふれる箇所も多くあった。荒川はスパー堤防で守られているが、もしも決壊すれば大災害が起こる。そして僕も含めて川口市民の半数以上はそういうエリアに住んでいる。この人々が一斉に避難する事態が起きれば、・・・。

防災は何を想定するかによって対応が変わる。僕たち関係者はどこまで災害発生時の当事者として真剣に準備をする人間になれるか、その本気さを試されているような気がした。

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2021/11/07

11月初めの日曜日の朝、我が家の茶室の炉開を行なった。11月というのは茶道にとっては特別な月、ここから一年が始まるお正月のような月である。ということでちょっと丁寧に初炭手前からやってみる。湯が沸くまでの時間は、溜まっている本を読んで待つ。窓際の書院は山桜の木で作った大工さんの手作りである。40分くらいすると釜の水が段々と温められ湯気が上り始める。茶室も仄かに暖かくなる。お菓子と抹茶の準備もできたので、2世帯住宅で一緒に暮らしている母にも声をかけての小さな茶会の始まりである。

自宅に茶室がある意味は、暮らしの中に文化がどう溶け込むかではなく、日常の中にある市井の山居の中で自分が何を感じどのような状態になることができるかである。毎日の喧騒に中に身を置いていると段々と自分の体から何かが溶け出していってしまうような感覚に気がつくことがあるのだけれど、きっと僕以外の人も同じような感覚があると思う。僕は自然の中が好きだから、例えばカヤックをしながら川の流れを見ている時とか、雄大な山の景色を見ながら歩いているときにとても有意義に自分をリセットすることができるのだけれど、そいうことが、埼玉県川口市の自宅にいながらにして可能な環境を作れてしまうことが、自宅の茶室の意味なのではないかなあと思うのである。
自宅にあるMギャラリーでは絵本の読み方講座を開催していたので、そちらの方々にもお声をかけて薄茶を一服差し上げた。お客様からは非日常的な体験をできましたのお礼であった。

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2021/11/06

今日は埼玉県川口市にある古民家の雨樋の手直し工事のご相談に出かけた。まさに古民家と言える様相の建物の屋根は、茅葺き屋根を銅板で包み込んだ立派なものである。その屋根についている雨樋は同じく銅でできており、その色は緑青が吹いてちょうど良い色に染まっている。銅という素材は初めはピカピカの十円玉のような色から渋い緑色に変化するとても面白い特性を持っているのだ。その雨樋、所々ハンダ溶接が取れてしまっている部分が見受けられる。長年の酸性雨の影響でどうしても傷んでしまうのだ。今回は全部取り替えるのではなくどうしても剥がれてしまっているところだけを取り外し、彩度磨いてハンダ付けするという計画を立てた。やるのはますいいの板金屋さんの山内さんだ。銅板のハンダ付補修などはやったことはないけれど、師匠のそのまた師匠を連れてきてやり方を考えてくれた。年は僕より少々下の40代、まさにこれからという職人さんである。やる気があるならやって欲しいの言葉に答えてくれたことに心より感謝したいと思う。こういう気持ちと行動こそがまさものづくりの精神だと思うのである。

2021/11/05

午前中、埼玉県さいたま市にて設計中のリフォーム打ち合わせ。このプロジェクトはお父さんが一人で暮らす木造住宅に、お子様家族が同居するという形での2世帯住宅を造るためのリフォームである。玄関とキッチンなどの水回りは共有する計画だからこれらに新たに面積を取られることもなく、広々とした既存住宅を生かしながらのリフォーム計画をたてることができる。一部に在宅ワークを行うことができる増築も行う予定だ。これからいよいよ方針も決まり本格的な打ち合わせに入る。どのように進めて行くかとても楽しみな現場である。

夕方、埼玉県さいたま市にてご自宅の中に能の舞台を作りたいというリフォームのご相談。能・・・、これは僕にとって初めての分野である。大江宏氏の設計した国立能楽堂は行ったことがあるけれど、この能楽堂の床板には厚さが45ミリ、幅が30センチほどある立派な尾州檜が使用されているのは有名な話だ。今回のお話は自宅の稽古場である。この舞台にどれくらいの板を使うか、これはちょっと研究をしてみよう。

夜、早稲田大学渡辺研究室訪問。研究室にてゼミ生も交えていつくかのプロジェクトについて打ち合わせ。終了後はそばを食しながら楽しい時を過ごすことができた。


2021/11/04

リフォームにあたって何から何まで新しい建材で覆ってしまう様子を見かけることがあるが、それはとてももったいない行為であると思う。僕たちは古いものに「味」とか「侘びさび」というような感覚を感じる。古民家などを見た時、はたまた古いカフェに入ったときに感じる魅力がそれである。なのに、いざリフォームをするとなると、急に新築にそっくりにするなどと言い出して、すべてを新しいもので覆い隠してしまうというのは、いかにも安易な行為であると思うのである。

現場を見ていて、無垢材の古い材料を見つけた時はできるだけ現しにすることを考えてみるようにしている。それが設計段階でも、たとえ工事中であっても同じである。例えば天井をはがしてみたら屋根裏の丸太の木組みが現れたとしよう。プレカットが普及して、丸太など使わなくなってしまった現代において、丸太の小屋組みなどはなかなかお目にかかれない代物である。それを見た瞬間、天井を屋根のすぐ裏にはって、小屋組みを表しにすることでリビング空間の縦の広がりを創造し、新たな魅力を生み出すという設計変更をしてみようというアイデアを浮かべるような自由がリフォームの醍醐味なのである。

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2021/11/03

文化の日の今日は埼玉県から長野県までの旅をした。目的地は入笠山。この山は標高1955mの低山でこの時期ならまだ雪もないし、多くの人がハイキングを安心して楽しむことができる。この山の周辺には僕が通っていた早稲田中学高等学校のすずらん寮という施設があったことから、たとえば林間学校や受験前の勉強合宿、山岳部時代には冬山の練習合宿をやったりという具合にとても思い出深い場所でもある。今日は妻と二人の娘と一緒に軽いトレッキングをやりにきた。

とても幸運なことに山頂からは、360度の大パノラマであった。特に綺麗なのがこの山に最も近い八ヶ岳だ。横岳・阿弥陀・赤岳・・・なんともいえないご馳走であった。

今日の宿泊はジョバンニの小屋。なんともロマンチックな名前である。アウトドア好きのご夫婦とチョッパーという逞しい犬が明るく迎えてくれた。なんでも4代にわたり受け継がれてきたペンションとのことだ。建築は角ログのしっかりとした作りで築50年にふさわしい風格がある。古い建築が受け継がれているとても心地よい事例だ。写真の客室はこじんまりとしているがとても優しい空間であった。

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