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ますいいでは、古くなった物件を壊すことなく次の世代に引き継ぐお手伝いをしております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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増井真也日記

2021年9月アーカイブ

2021/09/30

一口に家造りと言っても人にはそれぞれ違った価値観がある。特に昨今のコロナの時代、家に対する考え方も様々だ。ある人はただの箱でよいと考えているかもしれないし、ある人は古い民家のような趣のある家に住みたいと思っているかもしれない。ワークスペースのような働く場を備えたもの、そもそも誰と暮らすかということだって多様性を増している。にもかかわらず、ハウスメーカーをはじめとする多くの企業は標準化をした企画住宅を売ることに集中していてクライアントにあわせたデザインの追求をしようとはしない。まあ、それもそのはず、多くの多様性に合わせた住宅を建てるより標準化をしたほうが手間がかからずにすむからである。

ますいいでは、クライアントのこだわりを実現するためにひとつひとつの設計を丁寧に行う。模型を作成したり、CGを書いたり、構造も木造だけでは無くその場その場に応じて鉄骨造や鉄筋コンクリートだって取り入れる。
「家族全員の考え方、趣味、そして家に求めているもの」それら全てを理解した上で、家としての機能を満たすような設計、さまざまな要求を整理し、その家の中でもっとも大切にするものは何かを考え、コスト配分も含めて最適な住宅を提案することが大切だと思うからである。今日は時間があるので各プロジェクトのスタディーを行う。特にリフォームにおいては町医者的な判断が重要になるので少しづつ考えていこうと思う。

2021/09/28

午前中、事務所にて各プロジェクト打ち合わせ。

午後より、スタッフ全員が集まっての研修会。前半戦は、来年のスタッフの運営方針についてみんなで意見を出し合う。今の設計事務所は昔のようにブラックなイメージは全く無くなっている。ますいいでは自分たちのルールを自分たちで決めようということで、例えば有給休暇の取得を進めるために誕生日はお休みにしようなどのルールを自分たちで決めることにしている。今日の話し合いで意見のあった携帯電話の貸与についても実現に向けて検討していきたいと思う。

続いて研修会である。今日の研修会ではますいいの家づくりに取り入れようとしているLCCM住宅の考え方についてのレクチャーを行なった。僕たちはあくまで居心地の良い住宅を作る手段としてのLCCM住宅を考えている。断熱性能を上げてソーラーパネルと搭載するというだけでなく、本格的なパッシブ設計を行うことでまずは日射や風などの検討をしっかりと行いたい。蓄熱壁などの手法も用いて、日中の陽射しを夜間の暖房に利用することも取り入れる。アドバイザーにはものつくり大学の松岡教授にもご参加いただくこととした。専用の計算ソフトも導入した。こうしたことをちゃんとやった上でのLCCM住宅、これはみんなが口にはするけれど、なかなかそこまでやっていない画期的なものになるであろうと思う。当たり前そうなことをしっかりとやる、そんな家づくりなのである。

2021/09/27

午前中、数年前に作ったKさんの家の手すりこ製作にあたっての現地調査。元々は木製の手すりこを採用していたのだけれど、跳ね出しの梁に刺さっている部分がだんだんと腐り始めてしまうという現象が現れたためにスチール製に変更することとした。製作金物は木のように自由が効くわけではないので、正確な採寸や製作図が必要となる。取り付け方法なども具体的にイメージをして書かないと思わぬ落とし穴にはまることもあるので慎重にやらなければいけないのである。

午後、現在店舗の改修工事を請け負っているS堂さんのご自宅のリフォーム工事の現調へ。店舗だけでなくご自宅まで工事をご依頼いただくというのは、僕たち設計者にとってはとても嬉しいことである。お店の工事をしっかりと進めたからこそのご依頼だと思うので、今まで以上に良いお仕事ができるようにしっかりと計画していきたいと思う。

夕方、東京都新宿区にある新築マンションの内覧会に。引き渡し直後から工事を始めてリビング周りの改修工事を行いたいというご要望である。場所は裏千家東京道場にほど近い閑静な住宅街である。峰竜太さんの有名なマッシュルームのような住宅もすぐ近く、確かこれは横川健氏の作品だったと思う。僕にとってはなんだかすごく親しみのある場所、完成が楽しみな現場である。

2021/09/25

午後、東京都江東区にて新築住宅を検討中のOさんご家族打ち合わせ。Oさんは陶器の作家さんでもあり、販売を手がけるセレクトショップの経営者でもある。ご家族四人が
のびのびと暮らすことのできる住宅を建てる土地探しをしているところでのご相談に来ていただいた。この土地は今の所境界確定ができていないということだったので、一般的な家づくりの流れについてのご説明をさせていただいたが、うまく話が進めば良いと思う。

もう時期緊急事態宣言が解除される予定だ。感染者数もだいぶ減ってきているようだが、このまま治るのだろうか。コロナ禍で感じる潮流として、潜在的リリスクが顕在化したこと、変化のスピードが早まったことがある。実はコロナで変わったことは何もないのだけれど、みんなが実はこれは危ないのではないかと思っていたことがやっぱり危なかったのねと露になってしまう、そんなことが起きているように感じる。例えば昨今の海外調達物の価格上昇、食品の価格向上、円の価値減少、マイクロチップの不足によって車が作れない?などなど、いずれはそんなことが起きるのだろうなと思っていたことがやっぱり起きて、一体どうしたものかと頭を悩ますような状況が続いているのである。

これからの10年で予見できることとして、とある講演会にて
・技術革新
・異なるものの融合による価値創造(アップルカーのようなもの)
・情報発信者のパワーバランスの転換
・社会全体に見られる関係性の再構築
・シェアリング、ボランタリー経済
・不確実性と経済振幅の増大
が挙げられるという話を聞いた。

だからどうすれば良いのかと考えてみてもそうそう明確な答えは得られそうにない。何も変わるはずがないのに、なんとなく急激に変化しているこの社会において僕たちはどうすべきなのだろうか。こんな時だからこそ、自分自身の存在意義は?の再認識を行うこと、社会をもう一度見つめ直し自分の理想とするどのような社会を想像していきたいのかを考えるようにしていきたいものである。だって建築家とはいつの時代もそういう存在なのだ。とある理想を実現するために建築を作る、そんな建築を考えてみたいと思う。

2021/09/24

先日数年前に埼玉県の三芳町にて建てた住宅のメンテナンスに行った時に、玄関扉やひさしの塗装が剥げてきていたので「そろそろ再塗装をしたほうが良いですよ」のアドバイスをしたところ、早速嬉しいお知らせが届いた。

増井様
田部井様

先日は遠いところお越しいただき、ありがとうございました。

すっかり塗装を怠っていた軒天を
昨日ようやく塗りました。

養生がうまく貼れず、壁に塗料がはねてしまったりしましたが...
平屋なので全部自分たちで作業できたので、
コスト面では助かりました!

写真は、一枚目が塗装前
二枚目が2度塗り後です。
玄関の軒も、塗りました。
扉はまた後日に。

一日でも家が長持ち?しますように...

それでは、秋たけなわの好季節、ご健康に留意され、ますますご活躍されますことを心よりお祈り申し上げます。

M

これはその3枚目の写真である。木はメンテナンスさえすればとても長持ちする素材である。2年に1回ほどの塗装、それだけでとても良い風合いとともに暮らしを楽しむことができるのだからぜひ大切にし続けてほしいと思う。
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2021/09/22

今日は産休中の渡邉さんとの面接を行った。ますいいで産休、育休を取得するのは初めてのことである。設計事務所というとブラックなイメージが強いのだけれど、ますいいではスタッフの笑顔を一番の理念として掲げているので産休育休もしっかり1年間取得してもらうことにした。大分県出身の渡邉さんご夫婦、元々は埼玉県に住んでいたのだけれど、このコロナ禍で大分県に帰ることになった。大分県で復職?これは以前だったら不可能だったと思うのだけれど、コロナ対策で導入したテレワーク対策のおかげで遠隔地にいても働くことができるようになってしまったのである。というわけで、「子供が手を離れるまでの期間だけでもますいいの仕事をしてみないか?」と呼びかけてみると、まずはやってみようということに。年明けから保育園に子供を預け、それからのスタートを計画することになった。

一つ一つ、一人一人、こういうことに丁寧に対処していけば笑顔で仕事をするチームは必ずできるのではないかと思う。また渡邉さんの笑顔と一緒に仕事ができるようにしっかりと準備を進めていきたい。

2021/09/19

今日は早朝に家を出て、栃木県那須烏山市のいつもお世話になっているカエルアドベンチャーさんにカヤックとキャンプの旅に出かけた。昨日まで台風、どうなることかと思ったけれど水位はそれほど上がっていない。いつもより10センチほど高いだろうか。水位が上がると水の流れが速くなる。いつも見える岩が水に埋もれて見えなくなる。川がカーブしていて強い水流で岩肌にぶつかるような場所では、激しく水がうねっている。などなどの変化はあるものの、危険を感じるほどの流れではないようだ。朝8時ごろにベースキャンプに着くと、すでにKさんがきていた。kさんはたまに一緒に川下りを行う方で、原子力関係の博士である。僕たちにカヤックを教えてくれる斉藤さんも、そのアシスタントで花火師のRさんも準備は万端のようである。今日はいつも見知った仲間たちだけで上流の少し急な流れに挑戦の様子、ちょっと緊張感はあるものの楽しんでいきたい。

10時ごろ、川下りスタート。天候は今年一番の晴れ。台風の後はとても空気が綺麗で良い。なかなかスリリングな瀬を超えながらも、誰も沈することなく乗り越えることができるようになってきた。始めた頃は1日に数回の沈没をして体力を消耗したのだけれど、なんとなく上達してきたのだと思う。今はあゆのシーズンで、多くの釣り客も川に出ている。みんなよく釣れているようで、あちらこちらで歓喜の声が聞こえてくる。やながあるところには、大勢が集まっていて竹で組んだヤナを登ってしまったあゆを捕まえている。川に堰を仕掛けてあゆをとる魚堰漁もスタートするようで、白旗がたったカヤックの通り道を示す竹棒が立てられていた。僕が川で遊び始めた昨年の9月にみた景色が、今年も同じようにみられるようになってきたようだ。

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終了後はそのままそこでキャンプを行った。テントを貼りバーベキューをすると、大きな月が現れてきた。十五夜には二日前だけれど、ほぼまん丸の月である。月はいつも川のほとりにある大きな木の影から昇ってくるが、何故かここでみる月はとても大きく感じるのが不思議である。今日は妻の誕生日。花火師による本格的な花火をあげたりの余興を楽しみながらの祝宴であった。

2021/09/16

先日取材を受けた二つの中庭の家を作る物語を、短い手記にまとめてみた。この家づくりは僕にとってもとても印象深く心に残る家づくりだったから、少しでも誰かに伝えたい、そんな思いで書いてみた。

こころの柱

ある日、Mさんという40代の小柄な看護師をしている独身女性がますいいリビングカンパニーを訪ねて来ました。ますいいリビングカンパニーは住宅を作る工務店機能を兼ね備えた設計事務所です。Mさんも他のお客様と同じように家を建てて欲しいと訪ねて来たのですが、普通のお客様とは何かちょっと違う雰囲気を持っています。何か悩んでいるような、ちょっと元気がない様子でした。32歳で亡くなった北海道を代表する画家、神田日勝の後ろ足のない馬を自分で模写した絵を持ってきて、「これが今の私です。でも家を建てれば後ろ足が生えてくるかもしれないと思うんです。どうか私と大切な猫が二人で暮らすための家を作ってください。」と言われました。実はMさんは1年ほど前にお父さんとお母さんを続けて亡くしたばかりだったのです。最愛のご両親を亡くし、急に一人になってしまったMさんはその頃精神的にとても不安定な状況になっていたのです。

ますいいリビングカンパニーでは早速設計担当のSさんが設計を始めました。初めは普通に南の道路側に庭のある家の図面を書いていました。出来上がってMさんに見せてみると、「とても気に入りました。それでお願いします。」と言われます。でも何か、Mさんには合わないような違和感を感じ設計をやり直しました。次のプランも多少の変更はしましたが、やっぱり道路側に庭があるものでした。そのプランもMさんは気に入ってくれました。そのまま作ってもいいのでしょうが、実際にMさんが一人でこの家で暮らす様子を想像してみると何か違和感を感じてしまうのです。Sさんはさらに考え直すことにしました。

「女性の一人暮らしで、果たして南の道路に面した庭がどれほどの意味を持つだろうか。敷地はわずか40坪、庭のすぐ向こうには道路の反対側にあるハローワークに来た人たちがいつもたくさんいるような状況で庭を作ってもきっといつも庭に面する窓のカーテンは閉め切られたままだろう。だったら一層のこと中庭にしてはどうか?敷地いっぱいに壁を建てて、そこに二つの大きな中庭を作る。中庭と室内はガラスで区切ることで、家の中のどこにいても庭と一体の暮らしができる。」
そう考えたSさんは、二つの中庭の家を設計することにしたのです。家に入るにはまず大きな鉄の扉を開けます。この扉は、鉄工所を営むSさんのお父さんが手作りで作ってくれました。亡くなったMさんのお父様はもともと木型屋さんを営んでいたのですが、鋳物の町と言われていたこの町では木型職人と機械職人は兄弟みたいなもの。その機械職人の手で作られた扉を開けて家に入ると一つ目の庭があります。庭を通り抜けて一つ目の扉が玄関です。玄関を入るとそこにはワンルーム型の大きな室内空間が広がっています。そしてその真ん中にはもう一つの中庭が配置され、さまざまな木々が暮らしの中に溶け込んでいるのです。部屋の向こう側には背の高い部屋が一つだけ仕切られています。ここは猫のための部屋、真ん中には柱が立ち高いところが好きな猫が自由に過ごすことができます。

この家ができてしばらくして、Sさんは埼玉建築文化賞最優秀賞を受賞しました。授賞式当日、Mさんは新調したワンピースを着て緊張した様子で賞状を受け取っていました。それからも雑誌の取材を受けたりすること数回、ちょっと変わったこの家を取材されるたびに、Mさんは採用されなかった提案図まで見せながら、この家づくりの様子を最初から最後まで楽しそうに話してくれました。この家ができてMさんに笑顔が戻ってきてくれたのです。かつてなかった後ろ足が、この家のおかげで生えてくれたのです。ご両親を亡くし、さまざまな不安を抱えていたM さんの支えとなる家ができたことでMさんは再び前を向いて歩み始めることができました。Mさんは「この家があるおかげで辛いことがあっても頑張ることができるのよ。」といつも言ってくれるようになりました。

11年目の夏、雑誌チルチンびとの取材を受けました。取材の前はちょうど精神科に移動になっていたMさんは心労からか取材を受けることを躊躇っていたのですが、久しぶりの取材を受けてみると、11年前の図面を全て披露して満面の笑みで当時と同じような説明をしてくれていました。
取材に立ち会ったますいいリビングカンパニーのスタッフが「Mさんと一緒に授賞式に行った時の写真は11年たった今でもSさんの携帯電話の4枚目の写真に保存されているんですよ。」というとMさんは急に泣き出してしまったそうです。この話を聞いたMさんは、いつもSさんに見守られているこの家がある限りしっかりと地に足をついて歩んでいける、そう思ったのでした。

2021/09/15

午前中、事務所にて雑務。

午後より、埼玉県川口市にて新築住宅を検討中のNさんが購入を希望している土地の下見調査を土木業者のM社長と一緒に行う。この土地は道路よりも約1mほど下がっている土地である。道路より下がるということはあんまりないのだけれど、この道路自体が昔は堤防のように利用されていたということでこのような形状となっている。実は僕の母方の実家もこの道路に面して建っていたのだけれど、その建物は道路よりも2mほど下がっている地面に工場部分を作り、2階部分に住宅を乗せるという工夫をしていた。工場部分の下には船がぶら下がっていて、もしもの時にはその船に乗って避難をするということになっていたらしい。

最近この道路に面して建築行為をする人たちは、擁壁を作って地盤面を道路よりも高くしてしまうことが多い。これだけ豪雨被害が増えていると当然のことであるが、それにはそれなりの土木工事が必要となる。そこで普段からお世話になっているM社長と一緒に土地の下見をしたというわけである。細かい明細はわからないけれどざっと見たところの概算金額は1500万円ほどの土木工事が必要そうである。なかなかの高額な工事ではあるけれど、安心のためには変えられない工事だ。まずは土地の購入の交渉から始めていこうと思う。

2021/09/14

今日は朝霞市にてカフェを始めたいというSさんご夫妻打ち合わせ。今は西伊豆のペンションを営んでいるということだが、コロナの影響もあって閉店することになったということである。朝霞は奥様のご実家、高齢のお父様のお世話をしながらご夫婦でカフェを営むという。現場はお父様が以前営んでいた加工工場の跡、油の染み込んだくすんだ感じの内装はまさにカフェにぴったりの空間だ。外観は小さな切妻のトタン外壁、これもまた程よいボリュームでローコストでの工事に適している。なぜかますいいはカフェを造ることが多いのだけれど、きっとセルフビルドを取り入れながら、自分でできるところは自分で作って、ローコストでのオープンを目指す人が多いからだと思う。今回のご予算は300万円、なんとか魅力的なお店づくりにご協力したいと思う。

2021/09/11

先日取材をした「二つの中庭の家」が掲載されたチルチン人が発行された。今回の庭特集にまさにぴったりな中庭がとても魅力的に紹介されていたのでここでお知らせしたい。

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この住宅は一人暮らしの女性のための平家である。設計をするにあたって、本当にくつろげる空間を意識した結果、中庭型のプランを作ることにした。全面道路を通る人の目を気にすることなく、いつも魅力的なにわと一緒に暮らすことができる、そこにいるのは自分と猫たちだけ、そんな伸びやかな空間を実現できた。この住宅は僕が初めて埼玉建築文化賞で最優秀賞を受賞した作品である。これはその当時の授賞式の写真。記念として携帯電話の写真集の2枚目に保存してある写真も一緒に掲載しておこう。

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2021/09/10

今日は埼玉県行田市にある「ものつくり大学」の松岡教授にご相談に伺った。ますいいでは現在埼玉県さいたま市の浦和美園駅近くの某所にて、LCCMの基準を満たすパッシブエコハウスのモデル住宅を計画している。この計画では、できるだけパッシブの手法を取り入れながらLCCMを達成するという設計を実験的に行い、今後の家づくりをより環境にやさしい形にしていくことを目指している。今日はこの環境にやさしい設計手法の部分のアドバイスをいただくために環境工学の専門家である松岡先生にチームに加わっていただくべく足を運んだというわけだ。

松岡先生との話でも話題に出たことなのだが、パッシブ設計や環境設計に、これをやったら激変するというようなマジックのようなものは存在しない。火の光や風の流れのコントロールをいかに愚直に行うか、そういう一つ一つのことに建築家として真摯に取り組んだ結果が一つの建築の快適性という結果につながるわけなのである。僕はがこういうエコハウスに強い関心を抱くようになったのは、グレタさんのメッセージを聞いたことがきっかけである。もちろんその前から関心はあったけれど、この活動家の姿を見てこれは本格的に環境に関心を持った活動をしなければいけないなあと考えた。国産材の100%利用もそのために選択した行動である。安いからといって外国産材に頼る家づくりはやめよう、これは僕に撮っての第一歩であった。今回のLCCMはその次のステップである。

まだ名称は決めていないのだが、すぐ近所に公園があるこの計画を「仮称 ますいいハウス 美園 6 丁目第2公園」と名付けておこう。ここではますいいらしい家づくりを行う拠点となる様、セルフビルドの体験や講座などを楽しめるDIY工房を併設する予定だ。これまで現場で教えることが多かったセルフビルドも、こうした講座で慣れておけばスムーズに運ぶことができるし、家具などのDIY講座などまで夢が広がる可能性がある。現在設計中の当計画、ぜひ実現したいと考えている。

2021/09/08

午後1時、川口市役所にて「市内中小企業の新たな発展モデルを目指す交流会」の準備委員会に参加。なんだかたいそうな名前がつけられているのだが、僕が参加しているグループはDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した企業発展の可能性みたいな話を考える会である。

そういえば先日オリイ研究所について調べていたのだが、オリイ研究所のオリヒメというロボットは人の孤独を解消するために開発されているということであった。なんでも創業者の若い頃の不登校経験の中から、孤独を解消するためにはロボットが役に夏だろうという考えで開発を始めたということなのだけれど、6月からは東京都の日本橋で障害のあるかたがたが遠隔操作で自分のコピーロボットを操ることで運営されているカフェの実験創業が始まったというからまた驚いた。人が動く代わりにロボットが動く、そんなことが実現しようとしているのである。

僕は工務店機能を兼ね備える建築家である。DXのようなものは例えば現場管理の効率化とかの範囲での導入はできるので、すでに検討はしているのだけれど、根幹となる仕事、つまりは設計のさまざまな検討と決定の部分はまだまだ経験に基づく人の判断が必要となる部分であろう。医師の診断や治療方針の検討ではすでにAIが導入されていると聞くが、この事例では、世界の論文を比較検討し最適な治療方法をセレクトする能力は人間を遥かに超えるという結果が出ているようだ。人の命を左右するジャッジで成功している技術ならば、家づくりのような分野でもいずれは多くの部分にAIが入り込んでくるのだと思う。さてさてそうしたら一体僕は何をやるのやら、その時は古い建築のリノベーションのようなとても手間のかかる設計やまちづくりのようなコミュニケーションを形成することを求められるお仕事、はたまたDIYのようにクライアントと一緒に家を作ることや、伝統的な動きの伴う茶室の設計の如きなんだか機械にはできそうもないことをやる事としようと思う。というよりもすでに僕はそういうことをやっているわけなのだけれど、これは考えようによってはすでにAIのやらない部分に自分が歩み寄っているのかもしれないとも思うのである。

2021/09/04

今日はなんとなく胃腸炎で体がだるい。こんな時期なので打ち合わせにはスタッフに代わりに出てもらうようにして、自宅にて仕事をする。

夕方、埼玉県にて調整区域の土地を購入し、住宅を作りたいというSさんご家族打ち合わせ。資料をご覧いただくために会社に来ていただいたが、僕は自宅からのZOOMにて失礼させていただいた。Sさんが探している土地はとにかく細長い土地である。その理由は長さを利用して弓道場を造りたいという夢を実現するためだ。弓道場のある家、これは僕も初めて造るものとなる。弓道場がある家が一体この国に何件あるのか?ちょっと気になったので画像検索で調べてみると、これが意外とあるではないか。これは僕がやっている茶室と一緒、やはり日本の伝統的武道だけに一定数の支持者はいるのであろう。住宅の一角から弓を射ると畑の上をスッと放たれた矢が飛んでいった先に的が設置されている、そんな楽しい風景をぜひ作り上げてみたいと思う。

2021/09/03

今日は埼玉県さいたま市にて、ご実家で2世帯で同居するために、ご実家のリフォームもしくは建て替えを検討されているKさんご家族打ち合わせ。母屋はまだまだこの先も使うことができる状態なのだけれど、20年ほど前の建物なので断熱性に難がある。大きな窓がたくさん配置されているのだけれどそのずべてが単板ガラスのアルミサッシ、そしておそらく時期的に考えると壁の中に入れられている断熱材もグラスウールの10K厚50mmだと考えられる。現在の断熱性能については、最低でも2013年基準(UA値=0.87)を満たすことが健康上望ましいと考えているが、20年前は1999年の次世代基準で造られているわけなので、だいぶ性能が低くなってしまうことは仕方がないのである。

先ほど最低でも満たしたいと言った性能を実験で調べてみると、2013年基準を満たしている建物では、冬場に体感温度が15度未満になる床面積の割合が概ね30%程度、また冬の最低体感温度が概ね8度を下回らないという結果が出る。ちなみにこれをHEAT20という民間の理想的な断熱基準にしてみると(この場合UA値=0.56)それが20%・10度まで向上するのだが、このUA値の基準はZEH住宅の性能を上回るものなので、かなりの高性能と言える。リフォームで断熱性能を向上させる場合、屋根壁床下の充填されている断熱性能だけでなく、すでについているアルミサッシの性能も上げなければいけないのでなかなか大変だ。サッシの付け替えを行うとなると、外壁を一度全て剥がしての工事となるのでほぼスケルトン状態までの解体をしなければいけないし、そんなことをしたら新築並みの費用がかかるので、通常は2重サッシや障子などを部分的に加えるというような手法を取ることになるのである。

今日は両者の場合の二つのご提案をさせていただいたのだが、次回はそこからさらに修正を加えたプランを見ていただいて判断をしていくという流れになる予定だ。次回の提案が楽しみである。

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