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ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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top > 増井真也日記 > 2020/10/7

増井真也日記

2020/10/07

午前中は埼玉県川口市にて進行中のKさんの家の図面チェック。今日は洗面室とトイレについてのスケッチを中心に描く。洗面室で使用するのはTOTOの実験室用シンクである。このシンクは大型で価格も安く使いやすいのでますいいでは定番の商品だ。洗面台の天板には9mm厚のフレキシブルボードを使用する。幕板は栗の板を製材して使用する予定だ。前面の壁には同じく栗で造られた枠にはめ込まれた鏡があり、その横にはしな合板の収納家具が取り付けられる。フレキシブルボードの天板と鏡のあいだにはセルフビルドでタイルが貼られる予定だ。セルフビルドのタイル貼りは初めは少々とっつきにくいけれど、タイルのカットさえ覚えてしまえばだれでもできる簡単な作業だ。壁にはモイスという石灰質の板材を貼る。背面には大きな収納があり、家族全員のタオルや下着などの収納が可能となっている。

身の回りの様々なものを自分で造ろうという事は、知覚できるテリトリーを出来るだけ拡張していこうとすることだと思う。ハイテク社会において便利なものを受け入れれば受け入れるほどに、なんだかよくわからない物や事に支配される割合が少しずつ増えていくような気がする。意識するとしないとにかかわらず、何者かに自分自身の行動や嗜好を監視され分析され・・・、社会全体が表面からは理解できないほどに迷宮化している。でも、人が暮らすってそんなに複雑な事なのだろうか。住宅は僕たちの理解できる空間へと創り直すことが出来る唯一の居場所である。だからこそ出来ることは自分でやる、セルフビルドが価値があるのだと思う。

スケッチをしているとだんだん楽しくなって見積もりに入っていない物まで書き始めてしまう。勝手に書いて追加を請求できるはずもないので、気を付けないといけないのだけれど、でもやっぱりこうしたいなあの感には勝てるものでもない。クライアントにとっては一生に一度の家づくりなのだ。少々のサービスは良しとしよう。

202010

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