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top > 増井真也日記 > 2020/10/3

増井真也日記

2020/10/03

10時、埼玉県川口市にて家づくりが進行中のKさんご家族打合せ。現場では基礎工事が進められているのだが、今日はアルミサッシや外壁、屋根などの色について話をした。外壁はモルタルとジョリパットの2種類を1階と2階で塗り分ける。2階が1階よりも910㎜跳ねだしているのでモルタル仕上げの荒々しいグレーのボリュームに、ブラウン系のアースカラーで仕上げられた大きなボリュームが乗っかるような建築である。モルタルの外壁面と呼応して、ジョリパットも少々粗目の小粒ロックSが良い。屋根などの色ももちろんブラウン系である。アルミサッシの色は外壁に合わせて上下階で分けることにした。出来上がるがとても楽しみな住宅である。

川下りをしているとカワセミを見かけることがある。カワセミは翡翠と書いたり、川蝉と書いたりする小さな鳥で、羽の色が鮮やかな青色をしているのが特徴だ。水の中にいる小魚を捉えて食べるので、水面に近い小枝などに留まっていることが多く、水面側から崖を眺めていると運が良ければ見つけることが出来る。川が濁っていると魚を食べることが出来ないので生息できなくなってしまうから、自然環境のバロメーター的な存在として扱われてきたそうだ。実際に翡翠を見た時の印象は、映画の中で見るティンカーベルのようなイメージである。飛び立つと直線的な動きをして獲物を捕らえ、そしてまたどこかへ留まるのだけれど、その小ささと色の鮮やかさが、実際には見たことはないけれどそんなものを思い出させるのだろう。

日本にはたくさんの山や川がある。そして周りを海で囲まれている。なんだか最近はクマに襲われた事故のニュースばかりが目に付くのだけれど、自然は僕たちにそれ以上の様々な恵みを与えてくれていることを忘れてはいけないと思う。都会で生活をしているとどうしても忘れてしまうことがある。でも都会での平穏な暮らしがこの先もずっと続いてくれるというような楽観的な思考は、昨今の異常気象などの状態を見るとなかなか持ちえないのではないだろうか。台風による風被害や洪水、動物たちによる被害、地震、世界中で燃え続ける山火事、・・・一体僕たちの住む地球はどうなってしまうのかと考えない日はない。翡翠を見ると彼女の妖精の粉を浴び「信じる心を持てば空を飛べる」ティンカーベルを思い出すのは、その愛らしい姿が僕たちの心に「僕たちが信じればこの地球もまだなんとなやり直せるのではないか」と思わせてくれるからかもしれないと思うのだ。

202010

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