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増井真也日記

2020/06/16

川口氷川神社の工事でオニグルミの板材を使用した扉やカウンターを造ることになった。オニグルミと聞くとあんまりよくわからないけれど、この材木はウォルナットとも呼ばれているので、この名前を聞くと高級家具の材料などを思い出す人も多いと思う。建材としてはとにかく人気がある材料なのだ。

比較的加工がしやすく、寸法安定性も高いので家具などにもよく利用される。今回の材料は北海道で伐採された丸太を購入し、福島県で製材したものである。1年間しっかりと乾燥させ、人工乾燥をさらにかけて含水率12%くらいで入荷したものだ。

丸太を製材するときは、丸太のひび割れに沿って製材の向きを調整し、はじの方から決めた厚さでスライスするのだが、運が良いと節の無い綺麗な材料が採れるし、運が悪いと節だらけなんていく具合になるのだけれど、僕が丸太を仕入れているオグラさんは良い材料が多いのでそういう残念な思いをしたことは今のところない。板の厚さは幅が狭いうちは36mm程度で挽、幅が400mmくらいになると板が反ったものを修正することを考慮して45mmくらいで挽くことにしたのだが、これはなかなかうまくいったようである。

これらの板を大工さんが加工していく過程は見ていてもとても楽しいものである。出来上がるとさらに良い。なんせ国産の広葉樹の材料なのだ。良い材料に良い大工さんがいればよいものが出来上がる。僕たち設計者はそういうモノづくりをコーディネートしつつデザインを行うことが大切だと思うのである。

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