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増井真也日記

2020/06/10

今日は久しぶりに茶道教室のお稽古が再開した。僕が茶道の教室に通い始めてすでに10年がたつが、こんな風に2か月間もお休みになってしまったことは初めてである。これまでの10年間ご指導を受ける中で、先生はなぜか風邪をひいてお休みすることもないので、月に3回のお稽古というものは開催されるのが当たり前という感覚だった。仕事の関係で毎回参加はできないまでも、月に2回は参加するように心がけていたから、決して優等生ではないかもしれないけれどまじめにやってきた。

だからこそ、いざお休みとなってみると、なんとなく物足りない、別に何が困るわけでもないのだけれどでもなんとなく充実感が無いような感覚になる。それがようやく再開できたのである。このコロナ騒動のせいなのかわからないけれど、お休み期間中に、ただ二人だけの僕より先輩の生徒さんのSさんとMさんの二人が辞めてしまった。茶道にかかわる仲間が減ってしまうのは悲しい限りである。休会といううことなのでまた戻ってきてくれればよいと思う。

コロナの中で文化が廃れてしまうという報道を耳にしたが、僕はそうは思わない。確かに一時的に茶会などの活動はできなくなるし、音楽だって、バレエだって人を集めるような事業は開催することはできない状況が続いている。でも文化というのは、こういう普通ではない抑圧された状況の中で人々の魂が爆発したり、逆に平安を求めたりするような、とても感情的な活動の中でこそ必要とされるものであるような気がするのだ。コロナ騒動は一時的に文化を衰退させるかもしれない。でも、いま人々が味わっている抑圧だったりストレスだったり、いま人々が感じている改めて気が付かされた当たり前の素晴らしい事だったり、そういうものを大切にしながら人が生きていこうと思った時には、それを表現する手段としての文化が再び顔をもたげだすはずだと思うのである。僕もその時のためにしっかりと茶道の道の修練を積んでいきたいと思うところなのである。

202006

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