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増井真也日記

2020/05/06

連休最終日。5連休もあっという間に終わりを告げた。名残惜しいと思っていると過ぎ去るのは早いものである。いつもなら家族で出かけたり、もしくは建築の仕事の関係で海外に足を運んだりの予定が入るものだが、今年は本当にずーっと家にいた。世界中でステイホーム、経済的な損失は計り知れないだろう。

だがその一方で大気汚染が改善された等のニュースも耳に聞こえてくるようになった。インドでヒマラヤが見えるようになったのニュースは代表的だけれど、なんでも大気汚染が改善されてしまうと、二酸化炭素による温暖化が大気汚染による冷却効果を超えてしまうために地球温暖化を進めてしまう結果となるというような意見もあるので、これに関しては何が良いのかよくわからないような状況だ。

でも、コロナ対策を経験しているおかげで、僕たちがなかなか行うことができなかった環境対策のうちのいくつかの行動はできるということが明確になったのも事実である。特にテレワークなどは、物理的な人の移動距離を短くしてくれる可能性が高く効果が大きいのではないだろうかと感じる。

僕たちの世代はバブルの崩壊を中学生のころに経験し、社会人になるころには就職氷河期と呼ばれる冬の時代だったし、それ以降目立った経済成長を経験したことはないままに大人になった。安倍政権のアベノミクスなどは特段その効果に実感がなく、一部の人の一部の人種への経済成長なのだろうという程度の関心しかなかった。僕より若い世代は、バブル崩壊による冬の時代ではなく、生まれてきたときから冬の時代の感覚で生きてきている。でも日本という国はそれでも特段困ることなく人が生きていくことができる国、だからそういう環境下でも皆普通に生活してきたわけである。

特に浮き沈みの無い状態、良いのか悪いのかわからないけれど国民が安定して暮らすには困らない状態、こんな時代だからこそ、人々は様々な新しい意識を生み出した。所有しない意識もその一つだ。家を持たない、車を持たない、食料の備蓄なども行わない、結婚もしない、貯蓄もしないし、子どももつくらない、そんな考え方である。例えば住まいに関していうと、住まい自体がふわふわとした意識の上に建ち、人々は都市空間を浮遊するように暮らすことができる・・・、そんな意識的なものへの変化ともいえる。

そういう様々なことがこのコロナで一変している。普通であるということが普通ではなく、業種によっては本当に死活問題にまで追い込まれている状態。いつもの居場所がなくなてしまった状態。いつも普通に手に入るものが手に入らない状態。これまでなかったこの状態にひとたびなってみると、しかも長期的な現象としてこういう状態を受け入れざるを得ないとなってみると、これまでふわふわとさまようように成立していたいろいろなもの・人・コトの関係性が、突然かみ合わなくなってしまう現象が起きているのである。

また家の話に戻る。人と人とが接触することができなくなれば、都市空間を自由に浮遊するような暮らし方は難しくなる。突然その場を失った人々は、いっぺん路上生活を行うしかなくなる。安定した経済、都市の成長、なんとなく緩慢とした世界が作り出したゲームの中のような暮らしは、あっという間に崩れてしまう。結果として、見直しが必要なこともあるのではないかということに人々が気が付きだしているのだ。コロナによって進化する様々なリアルとリアルをつなぐネットワーク技術と、コロナによって再度必要とされた古典的なリアルなものたちを整理する一年間になるだろう。ますいいのような小さな会社でもそれを行っているけれど、きっと社会全体がそれを行う一年間になりそうな気がする。

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