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増井真也日記

2020年4月アーカイブ

2020/04/29

午前中は埼玉県さいたま市にて土地の購入を検討中のSさんと打ち合わせ。数年前にますいいで1000万円プロジェクトなる家づくりをしたSさんの家の隣に増築をするための土地を買い足そうという計画である。以前住んでいた方がお亡くなりになって空き家となっているものを解体して利用するという計画だが、なんといっても隣の土地である。隣の土地は無理してでも替えとは昔からよく言ったもの。自宅の隣地など一つか二つしかないわけだから、当然そうそう売りに出るものでもないわけなので、これは購入しておいた方が良いであろうが、その前に一度土地を見させていただいてアドバイスをさせて頂いたというわけだ。今後の工事の進め方などを想定してのアドバイス、増築となると少々複雑なこともある。約2時間ほどして事務所に戻った。

夕方、東京都文京区にて設計中のKさんの家の打ち合わせ。今日は確認申請資料の最終確認などを行った。いよいよ連休明けには確認申請提出となる。工事に向けて準備を始めていこう。

2020/04/26

日曜日。いつものように畑に行こうとし、通りがかりのホームセンターによってみるとものすごい人がいる。こんなに人がいるのは見たことが無いのだが、これも外出を自粛している影響なのか、日曜大工の動議や材料、植木や野菜の苗などを抱えた方々が行列を作って並んでいるので、なんとなくこれ以上状況を悪化させてはいけないなあと思い買い物を断念した。引き換え畑は誰もいない。600坪の敷地に僕たち家族だけ、この趣味を初めてかれこれ8年ほどだろうか、これほどやっていてよかったと思うことはなかった。

畑には春の花が咲いている。大根はそのまま大きくなって白い菜の花となるし、春菊も花が咲くと黄色い綺麗な菊となる。こうした花にはミツバチがたくさん群がっており、よく観察すると花粉の団子が丸々と足についているのだ。これらは花の鑑賞を目的に育てたわけではないので、雑草といえば雑草である。でもそのきれいな花にたくさんのミツバチが群がっている姿を見ると、とても引き抜いてしまう気にもなれないのである。
じゃがいもの種イモからでてきた芽は15センチくらいの高さに育ってきた。土盛りをして芽を3本になるように間引くと、大きなジャガイモが育つ。この時期に肥料をあげることも忘れてはいけない。
春薪の葉物野菜の種は2週間くらいの時期をずらして巻くようにしている。あんまり一度にたくさんまくと、同時に出来上がってしまうので食べきれないのだ。今年はスタッフの昼食に使う野菜も育てなければいけないので、いつもよりも多くの種をまくことにした。こうして畑にいると、思い出すのがソローの「森の生活」だ。石山先生の課題で大学1年生の時に読んだ本だが、内容は資本主義社会の中で自給自足の生活を実験的に行った哲学者の手記である。食料を手に入れる様子から小屋づくりまで内容は多岐にわたるのだが、人の暮らしの原点が書かれている気がする書物である。今のこのコロナとの戦いの中で、人々の暮らしは再構築されるであろう。そしてそのうちのいくつかは原点への回帰を目指すような気もするのである。

2020/04/25

10時、埼玉県川口市にて新築住宅を設計中のKさんご夫妻打ち合わせ。Kさんは先日南に面する坂道の上の方という恵まれた敷地を購入し、新しい住宅の設計をスタートしたところである。坂の上の土地というのはなんとなく開放感があってよいものだ。想定の断面図を書いてみると2階の床レベルくらいまでしか隣地の家の屋根が来ないので、とても眺めが良くなりそう。隣地の向こう側にあるアパートはさらに低い土地の上になっているし、そのまた向こう側には道路があって反対側の坂に続いているので、2階にリビングを配置したら南側の窓は道路の向こう側の街並みまでは視線が抜けることとなる。土地の購入前からご相談を受けていたので、僕自身も合計3回ほどこの土地に足を運んだのだが、何とも良い家ができそうな気配なのである。

15時、埼玉県さいたま市にて新築住宅の検討中のOさんの家の打ち合わせ。中古住宅を購入し自らの手でリフォームをしながら住んでいる住宅を解体し、建て替えようという計画である。住宅は築60年、リフォームをするのはちょっと気が引ける築年数だ。購入時のローンが残っている中での建て替えということでコスト的には少々厳しそう。構造はコンクリートブロック造という少々変わった工法を採用しているので、解体工事にもそれなりの予算が必要となりそうだけれど、ご家族とお会いしているうちに良い家を造ってあげたいなあという気持ちがむくむくと顔を出してくるのである。

家づくりはお客様の顔が見えることが最もやりがいのあるところだ。同じ建築の仕事をしていても公共建築やマンションのように誰のために造っているのかがはっきりしない状況のものが多い中で、住宅だけは本当に目の前の人のために造っているということが明確である。そしてこの明確な目的があるからこそ住宅の仕事は面白いのだ。Oさんご家族の笑顔のために、何とかプロジェクトを進めて行きたいと思う。

2020/04/24

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

埼玉県上尾市にて設計中のHさんの家のプランスタディーについて打ち合わせ。今回のご提案では、二つの正方形のボリュームがぶつかり合うプランを検討している。明日の打ち合わせに向けて図面と模型を作成していきたいと思う。

数年前に造った住宅の増築計画が動き出しそうだ。この住宅は当時1000万円住宅プロジェクトとして取り組んだものである。実際には100万円ほどオーバーしてしまったのだけれど、でもかなりのローコストで挑戦した住宅だ。この敷地の隣の家が空き家になったということで、そこを購入し増築しようという計画を考えている。当時のプロジェクトに関する文章を下に示す。

1000万円の家
このプロジェクトは1000万円で家を建てたいというSさんのためのものである。Sさんはなんといっても銀行さんに受けの良い地方公務員だから、普通に5000万円くらいの住宅ローンを組むことができるのだけれど、実際に使ったお金は土地代として450万円ほどと、住宅建築に1100万円ほどである。だから、合わせて1550万円で注文住宅を取得したわけだ。場所はJR京浜東北線の大宮駅から歩いて20分ほどのところである。もちろん土地の面積は20坪ほどととても小さい。でも、東京駅までほど近い埼玉県さいたま市のベッドタウンで起きた、建売よりも安い注文住宅取得の物語である。
Sさんは常々、人生で2回くらいは家を建ててみたいと話している。そして住宅ローンに縛られるくらいをするのは嫌だとも話している。この考え方は僕の考えととてもマッチしている。銀行さんが言うとおりにお金を借りていたら、一生そのローンを返すためだけに生きていかなければならない。どんなに広い住宅が手に入っても、どんなに駅に近い土地が手に入っても、おいしい物を食べたり、楽しい演劇を見たり、旅行に行ったり、お気に入りの洋服を買ったりの、暮らしを豊かにしてくれる余裕が全くないのでは意味がない。家はあくまでそれらと同等の物であり、人が生きるための箱以上のものではないのである。

この住宅を作るに当たって、僕は以下の設計のコンセプトをしっかりと持つことにした。
・家族3人が暮らすための最も合理的な形態の美しいプランを導き出す。
(同じ面積を創りだすのであれば正方形のプランが最も合理的である。そして断面的には総2階建てが最も安価となる。その基本を押さえつつ、敷地条件やその他の建築条件に合う美しい箱をデザインすることとした。)
・装飾・付属品は一切省くこと。
(装飾や家具工事などの付属工事は一切省くこととした。あくまで施主が暮らすために必要な、最低限の箱を作ることに限ることで、コストを抑えることとした。)
・構造を表しにすることで建築意匠の特徴を作る。
(もともと建築の構成に必要な構造を表とすることで、無駄のない意匠的な特徴とする。これはセルフビルドを所望する施主が今後工事をする際に、やりやすい状況を作ることにもつながる。)
・できる限りセルフビルドを取り入れること。

これらの設計方針は、川島町のカフェ兼住宅を作る際に確立したものである。それ以来、埼玉県幸手市のスタジオ兼住宅や間もなく工事を始めるさいたま市岩槻の接骨院兼住宅の現場で同様の方針を立てた。今回のプロジェクトはその中でも最も小さな、そして価格の安いものとなった。

プランは3間×3間のいわゆる9坪ハウスの2階建てである。9坪ハウスに特徴的な吹き抜けは無い。18坪すべてを有効な床としている。1階には将来二つに分けることができる個室・水回りを設けている。2階にはワンルーム型のLDKが配置されている。空間の広がりを作るために天井は屋根の形に合わせた勾配天井とした。内部の壁を構築する際には、仕上げを自然素材のタナクリームとした。床には杉板を張っている。外部に接する壁は外断熱工法とし、柱や間柱はすべて表しとなっている。構造を支える要素である面材の裏面も表しとすることで、木の風合いの内壁を造り上げた。

この住宅の構造部材は西川材で作られている。柱には杉の無垢材を、土台には檜を使用した。建築の意匠の特徴としてあらわされる部分だからこそ、多少コストは上がるもののあえて使用したわけだが、これは建築の価値を高める手法として成功したと考えている。

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さてさて、この計画に対する増築も同じくローコストで行わなければ意味がない。どんな風に進めていくことができるかじっくりと考え始めようと思う。

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2020/04/23

10時、東京都中野区にて新築住宅を検討中のIさんSさんご家族打ち合わせ。両奥様のご実家に、二つの住宅を造って、ご両親も一緒に3世帯が集まって暮らすための住宅を設計している。今回のご提案では、それぞれ完全分離型の住宅を造りつつも、大きな中庭を介して世帯同士が交流できるように配慮したプランを作成させていただいた。

下の写真の住宅はご両親の住宅が建つ敷地の隣に娘さんご家族が暮らすための住宅である。リビングに見ある窓の向こうにはご両親が趣味でやるための小さな畑があって、その向こう側にあるウッドデッキを介してご両親の住宅に行くことができるようになっている。適度な距離感を保ちながらも、互いに支えあって暮らすことができる理想的な形といえるだろう。近年はこのようにご両親が暮らす土地の隣り合った敷地に新たな住宅を造るケースが増えているように思う。高齢者施設・保育園・医療施設のキャパシティーの問題などがある中で、家族が支えあうことが可能であるならば、そうすることで子供も大人も高齢者の方までもが豊かな暮らしを行うことができることが予見されるこうした動きは今後ますます増えていくのであろう。

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2020/04/20

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

唐松の床板を使い始めて10年ほどが経つ。この床板は群馬県の市場さんという製材所で造っていただいているものだ。市場さんは群馬県の森林組合に紹介していただいてからのお付き合いなのだが、本当に丁寧に一枚一枚床板を造ってくれている貴重な方なのである。その床板を使用した家に住み始めて4か月がたった。初めは少し白っぽかったけれど、だいぶ日に焼けて赤身が増してきた。唐松という木は経年変化で赤茶色に変化していくのだが、そうするとだんだん重厚感が増してきて余計に温かみを感じるようになってくるのだ。この床板の家に住み始めて、やっぱり唐松にしてよかったなあと改めて思う。こういう感覚は自分で住んでみてさらに強くなるものなので、今後もお勧めしていきたいと思う。

同じ唐松を使用した現場としては、道祖土の家がある。キッチンがあるスペースはベニシアさんの暮らす家のように外部とつながる土間仕上げのようなイメージとし、一段上がった居間の床を唐松フロアリングで仕上げた。こちらは竣工後の雑誌写真だが、だいぶいい色になっている様子がよくわかるのだ。

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2020/04/18

10時、埼玉県桶川市にて設計中のHさんの家の打ち合わせ。今日はZOOMを利用しての打ち合わせである。Hさんはご夫婦で家にいて、僕たちは2人の設計者が肩を並べての打ち合わせ、お互いの顔を画面にうつしながらお話しているこの状況にもだんだんと慣れてきた。今日は前回のプランをアレンジしての基本設計3回目である。全体をプライベートゾーンとパブリックゾーンの二つのボリュームに分けたプランで、正方形の平面が角度を変えてぶつかり合っている。パブリックゾーンの方は2階建てとし、2階部分にはシアタールームや吹き抜け、将来の子供室を配置した。このプランの構成はルイス・カーンのフィッシャー邸から発想を得ているのだけれど、実際に模型を作成してみるととても良い。二つのボリュームの間にはエントランスゾーンを設けているが、この幅を調整することでセルフビルドなどを楽しむことができる作業スペースをここに設けることを検討してみることにした。

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15時、東京都新宿区にて設計中のFさんの家打ち合わせ。前回からの変更案についてのご説明をさせて頂き、いよいよ実施設計に移行することとなった。この住宅では1階をパブリックスペースとして、2階に二つの個室を配置しているのだが、2階にある吹き抜けとロフトの関係がなかなか良くなってきた。1/50の模型をスタディーしながら進めてきたデザイン案だが、実施設計の中でさらに良くなるように変化させていきたいと思う。

2020/04/17

10時、東京都新宿区にてリフォームの設計中のお寺さんにて打ち合わせ。今日は契約作業ということでいくつかの変更点などをご説明して作業を終了した。このお寺の住居部分は木造の平屋建てである。増築を重ねた古い建築ということなのだが、東日本大震災の時に少々傾いてしまったそうだ。今回お邪魔したついでに傾いている部分の確認を依頼されたので、レーザー測定器で確認してみると、柱の頂点と足元で30ミリくらいの傾きが確認された。わずか2.4mほど高さの柱で30mmの傾きである。これはなかなか大きな傾きだけれど、周りを見てみるとすべての柱が同じように傾いてしまっているのではないことに気が付いた。傾いている柱は隣同士の部屋をつなぐふすまの部分、つまり耐震壁がないところであって、逆に床の間などの壁がある部分は1センチ程度の傾きしかないのである。普段構造計算などで理解していることとはいえ、ここまで耐力壁があるかないかが傾きという結果に如実につながることがわかると、やっぱり耐力壁のバランスの良い配置ということがどれだけ大切なのかということが再確認された。この傾きを直すべきか、はたまたこれ以上傾かないように耐力壁を入れるような補強工事を行うべきか、これについては少々時間をかけて考えていこうと思う。

2020/04/16

埼玉県桶川市にて新築住宅を検討中のSさんご夫妻打ち合わせ。この地に長く住んでいるということで調整区域の土地の購入を検討しているということである。桶川の川田谷という場所は昨年末に家づくりをさせていただいた茶室のある住宅のある場所である。家づくりはなぜかつながるもので、同じ桶川の中のしかも町の名前まで同じとなると、なんだか深いご縁を感じてしまうのである。初回顔合わせということで、家づくりの流れやローコストの考え方などについてご説明させていただき終了。土地が見つかることを期待したいと思う。

大手のゼネコン各社が5月6日までに休業を決めた。これはきっと相当な影響が出るだろうと思うが、逆に言えばこの約1か月の間にウィズ・コロナの時代を乗り切るための方策を実行するのであろう。そうでなければ、何か月もの間、日本の経済が停滞することになってしまう。社会に対してゼネコンのような影響はないけれど、それでも僕たちだって対策を取ったほうが良い。日々刻々と変化する状況の中で、ますいいもいろいろと変化している。

まず今週は新型コロナウィルスに対する対策でテレワークを導入してみた。本格的に導入したのは3名だから、15人のうちの20%ということになる。これではなんとなく足りないので、さらに3名を事務所近くにある別のスペースに移動した。これによってさらに20%を区画できるから会社全体に対する感染のリスクを回避することができる。この分室と事務所は来週にはネットワークで結ばれる予定なので、ほとんどの仕事はできるようになる。

電車通勤をしているスタッフには会社の車を利用したり、シェアハウスに引っ越したりの手段で、電車を利用しないように対策を取った。これはかなりの数の接触を減らすことができるから相当有効な措置であると思われる。もちろんマスク着用は義務にしているし、消毒スプレーなども全員に配布している。近所の食堂に昼食に行くことも控えるようにした。昼食はグループごとに自炊し、食べるときは距離を取りながら食べるようにしている。クライアントの打ち合わせにも内容によってはZOOM等のツールを利用し始めている。思いつくことはまずやってみる。毎日が変化の連続だ。

一連のコロナ対策をやっていると、なんとなく新しい暮らし方や働き方が生まれる予感を強く感じる。このことは都市や住宅の在り方にも大きな変化を与えるだろう。

・実施の移動をしなくともできる仕事の幅が広がることにより、自宅が仕事のスペースとなること=職と住の一体化
・都市(CITY)の解体=住環境の分散配置→土地の価格、価値の再構築
・都心のタワーのような密集型施設の解体

これらの事象は日本に迫る天災に対する対策にも通じるものがあるかもしれない。都市の移動、再構築は国の形をも変化させるだろう。地方出身の政治家による無理やりの地方創生ではなく、実利のための自己発生的な地方への移動が生まれる時が来たことを感じる。僕の住む川口市は都心と田舎のはざまにあるとても暮らしやすい町だ。そしてこの新しい都市の再構築のカギとなりうる場所に位置している。これまで問題となっていた地震や洪水という天災に加え、ウィルスという新しい問題を迎え、今後どのような変化が起きていくのかについて、この町を起点にもう少し深く考えていきたいと思う。

2020/04/14

10時、東京都新宿区にてリフォームの設計中のお寺さんにて打ち合わせ。場所は僕の通っていた中学高校のある早稲田から少々坂を上ったあたり、こんなところにこんな広大な敷地があるのかと驚くようなお寺さんであった。近所には遠州流の茶道のお家元がいらっしゃる等、何とも由緒ある場所のようだ。1時間ほどで終了。

夕方、ZOOMにてマンションリフォームの打ち合わせ。事前にメールしておいた資料に基づきお互い顔を見ながらの打ち合わせができるので、これはなかなか便利である。今はコロナの対策に導入する例が多いようだが、今後の利用も期待ができそうだ。

2020/04/11


15時、埼玉県人座市にて新築住宅を検討中のTさんご夫妻打ち合わせ。土地の購入を決めたということで家づくりのご相談に来ていただいた。家づくりの流れや一般的なご予算についてのご説明をさせていただき終了。

本当は今日は裏千家の会合が開かれるはずだったのだけれど、当然中止である。関東一円から約30名のメンバーが集まることなどできるはずがない。すべての会合を中止得ざるを得ない状況が続いているが、早く何とかならないものかと思う。巷では、在宅の状況が続くことでのストレスや家庭での暴力などが問題になっているらしい。アルコール中毒なども増えていると聞く。家族がいる人もいない人も、家での時間の過ごし方がこれほどまでに大切にされることはなかなかないと思う。ストレスをためることなく、誰かと話をしたり本を読んだりしながら、おいしい食事を摂って、適切な運動をして、そして家から出ないで過ごす、そんな住宅との付き合い方が求められているのである。

これは大人だけでなく、子どもたちにとっても大きなストレスである。親戚が近所にいるような地方の農村なら問題なかろうが、隣の人が誰かも知らないマンションなどではどうしようもない。町会などの組織も機能しえないし、いつものように学校のせいにすることも出来ない。今自分が置かれている状況をどうにか工夫して過ごすしかないのだ。でも町にいる子供たちの姿を見ていると、なんとなく大人よりも上手にその状況を受け入れているようにも思えることもある。学校がなくとも公園で遊んだり、集団でなくとも二人くらいでジョギングしたり、ありんこの巣を眺めてみたり・・・そういえば自分が子供の頃もなんか素材を見つけてはそれなりに時間をつぶして、それなりに楽しんで、そんな状況を別に疑問にも感じずに生きていたような気がする。

僕は山岡荘八「徳川家康」の長編小説を読んでいる。これもまた僕にとっては心地よい時間の過ごし方だ。全26巻、結構時間がかかるのが良いのである。

2020/04/10

朝礼終了後各プロジェクト地合わせ。

夕方、東京都文京区にて新築住宅を設計中のKさんの家打ち合わせ。今日は見積もり調整第1回目ということで減額案についてのご説明をさせて頂いた。住宅の設計をしていると、どうしても予算を超える設計をしてしまう。様々なご要望を伺っていると、少しでも良い住宅にしようとする気持ちになるのが当然だから、まあある程度は仕方がないわけであるが、やっぱり予算をオーバーしてしまったものをもう一度納めるように変更していくのも大切な作業だ。この作業はある程度の思い切りも必要だし、クライアントの立場になって同じ気持ちで考える丁寧さも必要である。しかも減額をすることで無駄がそぎ落とされて良い住宅になる、という結果が生まれればなおさら良い。次に向けて頑張っていこうと思う。

2020/04/07

14時、川口氷川神社さんにて地鎮祭に参列。今週はとても良い天気だ。世間はコロナウィルスの猛威に騒然としているけれど、神社の境内はそんなことは関係ないという感じで静寂に包まれている。住宅街のど真ん中にあっても、本殿を包み込むような深い森に囲まれ、何とも神聖な雰囲気を生み出している。こんな時だからだろうか、参拝に来ている人がなんとなく多いような気がする。目に見えないウィルスとの戦いは、誰の心にも大きな負担をかけている。そんなときに祈りの場を訪れることがどれだけ癒しにつながるか計り知れないということなのだろう。

地鎮祭はさすがに神社さんだけあって厳かな雰囲気の中で進行された。いつもは祝詞の奏上等を行ってくれる神主さんたちが施主としての参加をしている状態は初めて目にする光景である。ますいいからも会長と僕、そして担当者が参列し、いよいよ開始される工事に向けて備えている。地元の神社の建築工事を託されるということは、建築に携わる僕たちにとってはすごく誇らしいことだ。建築の初元とは、宗教建築であり、その中でも日本の場合は神道の建築である。この先の工事が安全に進行するようしっかりと進めていきたいと思う。

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2020/04/06

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

小屋の家についてのスタディー。庭と暮らしの場が連続している、小屋のような家を造りたいと思い始めて数年がたつ。その第1号が道祖土の家だ。奥様のベニシアさんの暮らし方が好きという言葉もこの住宅を造るうえで大きなヒントになったのだが、ダイニングキッチンを庭のほとりに配置し、そこから角度を付けた側にリビングを設け、どこにいても庭に対して意識が向くように配慮された。リビングの中央にはストーヴを造り、家の中心を形作る大きな要素となっている。家の中心には火があった方が良い、揺らめく炎を見ているとそれだけで何時間も過ごすことができるのだ。ストーブには煙突がつきものである。煙突は2階まで突き抜けることができる吹き抜けがあると良い。そこで煙突と階段を並べた吹き抜けを設けることとした。僕が造った家の中でもとても良い家の一つなのである。

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2020/04/05

東京ももうじき非常事態宣言となりそうだ。僕が暮らす街は東京都北区とは川向こうの川口市、ここを拠点に皆が東京に働きに行くベッドタウンだが、東京に比べれば人も少なく、大きな繁華街もないので少しだけ安心だ。日曜日だけれどどこにも行くことはできないから、今週もまた畑に行って作業を行うことにした。こんな風に予定がなく空いている地曜日が続くのは何年ぶりだろうか。建築の仕事以外の予定など初めからなかったかのような感覚になるくらいに、様々な行事が中止されてしまった。僕が所属している裏千家の茶会の類も、子どもたちの部活動や学校の行事も、地域の行政などが運営する講演会や啓もう活動などの類もすべてである。これまでのいろいろなことが動き回っていた世界から、そういうものを取り除いた同じような違う世界に通り抜けてしまったような、そんな感覚を感じる。

畑では法蓮草が元気に育っている。ブロッコリーもだいぶ花のようになってしまったがまだまだ美味しく食べることができそうだ。菜の花は花が咲く前の芽の部分が美味しいのでこれまた十分に収穫した。今日は里芋を植えて、蕪や大根の種まきもした。ニンジンの種もまいた。時間があるので昨年よりも多くのスペースを使って種まきを行うことができたが、これだけのスペースを育てると収穫するのはなかなか大変だ。ホームセンターの苗コーナーにはすでにナスの苗が置かれていたが、これは多分まだ早い。あんまり寒いうちからスタートすると途中で元気がなくなってしまうのだ。

コロナウィルスの喧騒とは無縁の畑があるのはとても良い。今日のニュースは緊急事態宣言の話ばかりだ。きっと明日か明後日には宣言が出るのだろう。今は人込みにはいかないようにしているし、現場は基本的には外なので感染のリスクは少ない。現場近くのラーメン屋さんで・・・などの油断が最も危険な気がするので、スタッフ全員で注意していきたいと思う。

経済と防衛のはざまでなかなか動き出せないでいる日本を見ているともどかしくもあり、仕方が無いような気もする。感染者数を露呈しないようになるべく重症患者しか検査を行わない方針も、感染者が増えて医療崩壊などにつながってしまえば、結果的には凶と出る。政治家ではない僕たちにできることは、自分が感染しないこと、そして人にうつさないようにすることくらいだけれど、これを一人一人が真剣にやることが最も大切なことなのだから、会社でも家庭でもこの点について真剣に取り組まなければならない。畑で種をまくことは、感染の予防につながる。今年は毎週畑に行きそうな気がするのである。

2020/04/04

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

10時より、ますいいで手掛けるシェアハウス「ヒュッゲハウス」の見学立ち合い。この住宅は昨年まで僕が住んでいた住宅だ。川口駅から歩いて10分ほどの場所にある、静かな住宅街に建つのだが、転居に伴ってシェアハウスとして貸し出すことにした。2階にリビングを配置して、1階と3階に個室が造られている。2階のリビングは床にチークの無垢材、天井には杉の無垢材を使用しているので、なかなか居心地が良い。個室群は今回の貸し出しにあたって、僕と息子がセルフビルドで塗装やタイル工事などを行っている。中古住宅を自由にアレンジするのは、実際にやってみると結構楽しいものだ。内部には随所に僕の師匠である石山修武先生の絵画・版画を展示している。モノ作りが好きな人のために、入居者が自由に使うことができる6畳ほどのワークスペースを設けた。入居者が製作した作品は、ますいいが運営するギャラリーで展示することができるし、ホームレシピというサイトで造り手とものづくりを誰かに依頼したい人との出会いを提供することも計画している。なんだかコロナウィルスの関係でスムーズに動き出すという感じではないけれど、まあこういう時こそゆっくりと自分らしく進めていきたいと思うし、まずはこの住宅を気に入ってくれる方に住んでもらえることを期待している。

13時過ぎ、東京都練馬区にて新築住宅を検討中のTさん打ち合わせ。今日は第2回目のプレゼンテーションということで前回とはちょっと違うアレンジを施したプランを見て頂いた。敷地の隣には大きな桜の木がある。その桜を眺めることができる住宅「桜見の家」と名付けたこのプラン、リビングと子供室を配置した2階部分がウッドデッキとつながるとても開放感のあるものとなっている。ぜひぜひ造ってみたいと思う住宅なのである。

15時、東京都新宿区にて新築住宅を検討中のHさん打ち合わせ。今日は前回に引き続き2階の個室と吹き抜け、ロフトの配置を検討し、より魅力的になるようにアレンジしたプランをプレゼンさせていただいた。町に開きつつ暮らすことができる住宅、まさに昨今の都市住宅に求められるコンセプトを丁寧に実現させていきたいと思う。

2020/04/03

朝7時、埼玉県幸手市にて計画中のMさんのガレージの工事現場に向かって出発。今日は基礎工事の初日だ。現場につくとまだ基礎屋さんが来ていないので、さっそくスタッフの山本君と二人でレベルの確認をした。ブロック塀に砕石舗装のレベルを出し、続いて基礎天端のレベルを出していく。少々高すぎて車が入れるかどうかが心配になったので、5センチほど低く変更することにした。

実はこの現場、本当はアスファルト舗装をしたいところだったのだが、10坪強のガレージの新築工事と60坪ほどの土地の舗装をすべて込みで約400万円という予算の関係でアスファルトによる舗装はあきらめざるを得ないこととなった。(砕石舗装に変更した)ガレージ内部はセルフビルドによって塗装される予定だ。外部は鉄波板と不燃処理剤の杉板の仕上げを採用している。Mさんの運営するバレエスタジオの目の前にこのガレージが造られることで、この一帯のデザインに温かみのある統一感が生まれることを期待している。

2020/04/01

昼過ぎ、川口氷川神社様打ち合わせ。いよいよ設計を終え、氷川神社境内の中に「古神札納め所・厠棟」新築工事を手掛けることとなった。この建物は平屋の二つのボリュームに大きな屋根をかけたもので、神社らしい屋根の建築とした。外壁は少し斜めに傾け土壁をイメージした仕上げとし、大地から生え出したようなイメージとなるようにデザインした。来週から始まる地盤改良工事がスタートである。スタッフ一同気持ちを込めて造り上げていきたいと思う。

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