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増井真也日記

2020/02/24

土間のある家について考えている。土間といっても本当の土がそのまま残っているわけではなくって、モルタル仕上げだったり、タイルを張ったりしているスペースである。土間は内部と外部の中間的な領域として利用されることが多く、DIYのための作業スペースだったり、自転車等を置くためのスペースだったりする。畑作業などが好きなクライアントだと、収穫した野菜を保存したり、洗ったりの作業場となることもある。京都の大原で暮らすイギリス人のベニシアさんの家などは、キッチン自体が土間のような空間となっており、家の前で収穫したハーブなどが所狭しと置かれている様子をテレビなどでよく見たものだ。

少々変わった事例としては、茶の湯の空間として利用される茶室の全室、つまりは茶の路地として利用されることを期待して造ったものもある。写真右側の黒い部分は淡路瓦のタイルを敷き込んでいる。一番奥には蹲を設置することができるように水場を設けた。左側のモルタルスペースはリビングへとつながる玄関である。家に付属する茶室の場合はこのような疑似的な庭を土間空間に造ることができるようにすることも面白い設えである。

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