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増井真也日記

2019/06/21

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。

12時過ぎ、六本木の日本木造住宅産業協会にて木造耐火建築の設計研修に参加した。この研修は木造で1時間耐火や2時間耐火の大臣認定を取得した壁・床・屋根・外壁等を構成し耐火建築物を設計できるようにしたものである。研修を受けた設計士が大臣認定の認定書を取得することで、確認申請を通すことができるという仕組みだ。耐火建築にするための基本的な考え方は、火や熱が木材の構造体に到達しにくいように石膏ボードの21mmという厚物を2枚貼りにしたりするという方法である。例えば、外壁の場合21ミリ石膏ボード2枚貼りの上に、透湿防水紙を施工し胴縁を付けたらラスモルタルで仕上げるという具合だが、内側も同じような考え方でべたべたといろいろなものを貼るのでどうしても壁が厚くなってしまうのが難点だ。とはいえ木造での4階建て住宅や、防火地域内での100㎡を超える建築計画などへの可能性が広がるのは大変利用価値があるのではないかと考えている。

帰りがけに東京駅の八重洲口にできた新しいオフィスビルを訪れた。この建物は竹中工務店が設計施工で造ったもので、プレキャストコンクリートを利用したものと思われる。道路に面した2階スラブが6mくらい跳ねだしており、跳ねだした部分の外壁には横ルーバーが取り付けられている。細部にわたり建築の意匠にこだわりぬいた姿勢が表れている建築で、とても見ごたえがあるものであった。ビルにおけるゼネコン設計部が面白い、というのはよく聞く話だ。個人のアトリエが大規模建築の設計を気合で乗り切ることができる時代ではない。多くの規制や様々な条件のコントロールは個人のマンパワーでどうにかなるものではなくなってしまっているなかで、ゼネコンの持つ人や経験が強みとなるのであろう。ますいいは小さなゼネコンである。ビルは作れないけれど、小さな建築における竹中工務店のような存在になれればよいなあの感である。

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