ますいいの運営するノンプロフィットレンタルアートギャラリーとギャラリー。各アート作品の展示・販売をするショップとなっております。

公式サイト>

ますいいでは、古くなった物件を壊すことなく次の世代に引き継ぐお手伝いをしております。

詳細情報>

ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

ますいいについて/about us
作品集/gallery会社概要/corporate現場進行中/project仕事の進め方/workflow
増井真也日記
田村和也雑想設計室雑感
お問い合わせ/contact

top > 増井真也日記 > 2019年6月アーカイブ

増井真也日記

2019年6月アーカイブ

2019/06/11

今日は17時よりますいいの勉強会を行った。4つのテーマに沿って5か月間にわたり行ってきた勉強会も今日で最後である。次回は発表と好評ということで一つの区切りを迎えることとなる。勉強会のテーマは以下の4つだ。

・川口裏路地計画
旧市街地である川口市本町エリアを中心とした街づくり。銅板葺きの外壁を持つ洋品店など魅力的なスポットを抽出し、それぞれに対してリノベーションなどの可能性を探る。その土地にあるアイコンとなるような意匠をちりばめることで、町に眠っている歴史的な価値を再出させる。
→このテーマではこのエリア内でのシェアハウスの設計を行いながら、そのプロジェクトが街の活性化につながるような仕組みを考えている。その仕組みがシェアハウスの意匠を造る要素となることを目指している。

・寺院や神社に対して建築ができる事
寺院を構成している要素に対して建築が役立つことができる可能性を探る。
→塀の工事を予定している寺院で実際に取り組む計画のスタディーである。ただ単に塀を作るのではなく、地域住民や檀家が集うことができるような仕組みとすることはできないか、道行く人が寺に興味を持ってくれるような仕掛けのある塀とすることはできないかなどのスタディーを行っている。また、それ以外の部位についても檀家とともに取り組むことができる事例を生み出すことを目指している。

・建築におけるプロダクトデザイン
→ベニヤ板や段ボールなどの素材を利用して実際に1/1モデルを造る。

・新しいシェアハウスの形を考える
→職と住をうまく組み合わせた形の提案を目指す。

どのテーマも普段かかわっている実際のプロジェクトと関連しているので、リアリティーを持った検討ができるし、そのアイデアを実際のプロジェクトに落とし込むことでさらに魅力的な建築を造ることにつながるであろう。日常の仕事に忙殺されながらも、たまにはこうしてアイデアを絞ることに意識を割くことはとても大切なこと。今日も有意義な時間を過ごすことができたと思う。


2019/06/10

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

ますいいでは古い木造住宅のリノベーションを手掛けている。現在も古い建売住宅を2棟リノベーションして、シェアハウスとして利用できるよう計画を進めている。このような事例では雨漏りやシロアリの被害などが発生しているケースが多く、また耐震強度が不足しているケースがほとんどなので、性能面でのメンテナンスや耐震補強などを適度に行いながら、魅力的な空間を作っているというバランス感覚が求められる。

両国のリノベーションでは、まるでますいいのような設計施工の工務店を営んでいたお父様が造った古い住宅を大切に使い続けているご兄弟のために、今後も快適に暮らし続けることができるようなリノベーションを行った。もともとは小さな部屋に区切られている間取りをなるべく開放的な一体空間とし、天井をはがした結果現れた屋根の下地をそのまま現しとして、さらに大きな大空間を生み出している。この操作は古い建築のリノベーションでの常套手段だが、天井をはがした結果現れる屋根の下地があまりにもひどい場合は利用できないので注意が必要である。構造体の柱などには仕口の欠き込みが多数見受けられるので、適度に埋木等の処置を施し美化することが必要であるが、こういう傷跡はリノベーションにとって最大の魅力ともなるので大切にしたい。

現在計画中のリノベーションはこの事例よりもさらに古い建築だ。すでにシロアリの被害も見受けられるので覚悟して取り掛かりたいと思う。

20190610.jpg

2019/06/08

昨日に引き続き京都滞在。今日は京都東急ホテルに移動して裏千家の会合に参加した。茶道の一つの流派に運営に協力し様々な行事に参加しているわけだけれど、僕にとってはとても良い事情がある。最も大きな一つには京都生まれでもなく、関係者でもない僕のような凡人が、普通では見ることができないような建築の中に実際に足を踏み入れ、その空間を体感することができる。昨年はなんと大徳寺の密庵に入らせていただいたし、利休が造った茶室として現存する待庵も観ることができた。一人の観光客として観る事しか許されなかったかった建築を体感できる喜びは、この仕事をしている人なら十分に理解していただけるであろう。

地元の大きな建設会社を造ったメンバーの一人で、僕が大好きな80歳の老人がいる。なんとこの人はいまだ現役で、工事現場を歩き回っているのだが、この人物の口癖は職人を育てろ!!という言葉だ。僕はこの言葉を聞のが好きだ。僕たち設計者は建築のあるべき姿を考え、それを造ることができる職人を育てなければいけないということだけれど、これは簡単なことではない。これはバーチャルの世界での話ではなく、本当に生身の人間の心をつかむ話である。建築の理想を共に感じ、同じ方向を向くことができる職人を育てるには、その人の心を動かすような言説や思想が必要だ。そして細やかなコミュニケーションも重要である。

理想を描くには理想を体感しなければいけないと思う。自分が体感した物以上のものを造るのはおそらく無理なのだ。

2019/06/07

朝礼終了後、京都へ。14時、修学院にある唐長さんという唐紙屋さんを訪れた。店につくと奥様が出迎えてくれた。前回がご自宅の方にお邪魔したが、こちらのお店が昔から住み続けてきたご自宅らしい。何回も増築を重ね少しずつ広げてきた住宅である。その工事の跡がかすかにわかるけれど、でも建築が大好きな奥様のセンスでアンティークモダンの素晴らしい空間が出来上がっている。

この唐紙屋さんは江戸時代から続く唐紙の老舗である。江戸時代から受け継いだ400年前の型を使って、鳥の子に文様を写している。鳥の子というのは和紙の種類で、唐紙に使用される丈夫な紙のことだ。泥絵の具を水で溶き、それを型に塗って和紙をのせ刷り込むという一連の作業を正確に移動しながら一枚の型紙を仕上げていくのである。今回は埼玉県桶川市にて進行中のAさんの家で使用する予定の花兎なる唐紙を拝見した。この文様は中央アジアから渡来した文様で、美しい月に行くことを願った人々が、その思いを兎に託して造ったものらしい。ピンクがかった綺羅の地にうっすらと浮かび上がる文様がとてもきれいな唐紙である。出来上がるのがとても楽しみなところなのだ。

2019/06/06

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

11時、現在工事中のMプロジェクト現場打ち合わせ。1階部分が鉄筋コンクリート造、2階3階を木造で造っている僕の自宅兼ギャラリーの工事現場である。1階部分にはURの土地返還の関係で閉鎖を余儀なくされてしまったMASUII RDRギャラリーを再開するためのスペース、茶室を設け、2階から上部は住宅に利用する予定である。冬ごろにはお披露目ができると思うので楽しみにしていてください。

現場は川口駅からほど近い場所、今は上棟して大工さんの工事の真っ最中というところだ。今日は鉄筋コンクリート用のサッシの取り付け位置を示す墨だし作業を、田部井君と高本君と一緒に行った。鉄筋コンクリートの工事現場は、木造中心のますいいでは珍しい。僕はもともと戸田建設というゼネコン出身なので、逆に若い頃に慣れ親しんだ工法なのだけれど、木造しかやったことが無いますいいのスタッフにとっては、雲をつかむようなわからないことがたくさんある現場である。

サッシの取り付けもその一つ。木造ならば大工さんが勝手に作業を進めてくれる部分なのだけれど、RCの場合は現場監督が正確に位置を出してあげないとサッシ屋さんは取り付けることができない。何でこんな風になってしまうのかといえば、それは職人さんの経験の問題である。大工さんの場合、昔は手刻みをして上棟して、サッシをつけてといった一連の家造りの作業全体を統括していた存在であり、現場監督などいなくとも家一軒を造ることなどたやすいことだったわけだが、RCの現場では昔からサッシやさんが監督さんの指示に基づいてサッシを取り付けることが慣例なわけで、監督が指示をしないと何にも先に進まないのが当たり前なのである。17時ごろすべての作業を終えて帰事務所。なんだか楽しい一日であった。

2019/06/05

朝一番で階段の防腐剤塗装の続きを行う。一年に一度のクレオソートの塗装工事は枕木製の階段があるますいいリビングカンパニーでは恒例行事である。木というものは水分と空気と適正な温度の条件がそろってしまうと腐食する。でも腐食を防止することができる薬剤を塗布すればそれを止めることも出来るというわけだ。大きな階段のすべてを塗装するのはなかなかの仕事である。最後の仕上げは新人の高本君に任せることとした。

20190605.jpg

10時、草加市水道局にて協議。古い給水引き込み管なので布設替えの工事を行わないといけないという見積もりを業者からもらっていたのだけれど、水道の引き込み工事を行わなければいけないのかそうではないのかについての協議を行った結果、水道業者とは違う見解、つまり無理に行わなくともよいという見解に落ち着くこととなった。やらなければいけないという指導が、どちらでもよいとなるケースは初めてである。やっぱり自分の耳で聞いて判断することは何よりも大切なのだなあの感だ。

14時、神社の境内に造る施設について某神社にて打ち合わせを行う。

夜、高本君とそのお兄さん、そしてお兄さんの務める会社の社長さんと一緒に会食。左官屋さんの御両人はとても人がらの良い同世代の職人さんだ。こういう人たちとの出会いは何よりも大切なもの。今後の良きお付き合いを期待したい。

2019/06/02

今日は大宮の氷川神社にて茶会の席主である。年に一度の献茶式という行事の中での立礼席を持つということで、一緒に活動している仲間とともに茶席を運営する。一回の席に50名のお客様が入り、それを10回も繰り返すのだからさすがにへとへとに疲れるわけで、設営をしているメンバーが全力投球でのおもてなしをするわけである。茶道の精神と、大寄せの茶会との間のなんとなく感じるギャップはあるものの、僕の場合は多くの人々に出会うことができて、しかも年々繰り返していくうちに知っている顔が増えて、話をしてくれる人も増えて、なんとなく親しみを感じる人が増えていくというような現象を心から楽しむことができる性格なので、これはこれでよいものだなあなどと感じながら一日を過ごさせて頂いた。

20190602.jpg

2019/06/01

10時、埼玉県桶川市にて現場進行中のAさんの家の打ち合わせ。今日は設備器具関係の詳細について最終確認を行った。

ますいいでは造作のキッチンを造ることが多い。造作キッチンは安価なシステムキッチンよりお金がかかる場合が多いけれど、高額なシステムキッチンよりは安くできるので、こだわりのデザインを予算内で実現したい場合などにはなかなか良い手段である。通常は大工さんに木製の箱を作ってもらい、そこにステンレスの天板などを施工する。場合によってはモルタルの天板などを左官屋さんに塗ってもらう場合もある。扉などの造作は建具屋さんの出番だ。簡単な引出しなら建具屋さんに作ってもらうことも出来るけれど、やっぱり造作の場合は開き戸のほうがコストを抑えられる。

下の写真は草加市に造った住宅のキッチンだ。木製の本体は白く塗装を施している。天板はステンレスで、コンロは反対側に独立して配置している。造作キッチンの場合はこのようにシンクとコンロを別のスペースに取り付けることも可能なのでプランのバリエーションが広がるというメリットもあるのだ。

20190601.jpg

20190601-2.jpg

201906

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

ブログアーカイブ

201120102009
200820072006
200520042003
2002

page top