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増井真也日記

2019/02/27

10時より、東京都練馬区にて新築住宅を検討中のYさん打ち合わせ。ご両親から譲り受けることができる三角形の小さな土地に狭小住宅を造ろうというプロジェクトである。ワンフロア当たり9坪という限られた面積をどのように使い切るかの工夫が必要となるわけだ。計画地は角地なので建蔽率の緩和規定が利用できる。準耐火建築とするとさらに10%の建蔽率の緩和が可能だ。ガレージは容積率算入の緩和規定で造ることができるし、ロフトも下階の床面積の半分までは造ることができる。とにかく緩和規定をフル活用してどのくらいの広さを確保できるのかについてのご説明、建築の可能性を感じていただくことができたようだ。

これまでもいろいろな狭小住宅を造ってきたけれど、下の写真は蕨市に造った住宅で印象に強く残っている。角地の狭小地に無理やり作った3階建てである。しかも屋上まであるわけだが、半径の小さならせん階段を通ってちゃんと上ることも出来るようになっている。3階の居室は渡り廊下で左右に分かれており、中央部分は吹き抜けとなっている。小さいけれど視線が抜けることで広がりを感じるような空間構成となっているのである。小さくても広がりを感じる、これはとても大切な仕掛けだと思う。当たり前だけれど、小さくってしかも狭く感じるのは、まったくもって良くないのだ。

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