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増井真也日記

2019/01/17

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

13時より、東京都北区にて新築住宅を検討中のOさんご夫妻打ち合わせ。ご実家の裏手にある古い建築を解体して、新築住宅を造ろうという計画である。「集まって住む」このスタイルは東日本大震災以降急激に増えたのだが、やっぱり家族が助け合って暮らしていくというのは、超高齢化社会を迎えるこの国の一つの答えであるような気もする。高齢者専用のシェアハウスなどが出現しているのも、自分の子供と暮らすことはかなわないけれど誰かと手を取り合って暮らしていきたいという思いの表れなのだろう。

数年前、同じく北区に造ったNさんの家ではお母さんと娘さんご家族、そしてお姉さんが共に暮らす家を造った。この家に初めて打ち合わせにお邪魔した時のことは今でもよく覚えているのだが、和室の片隅に亡くなられたお父さんの銅像が置かれていた。お父さんの銅像・・・こういうのはあまり見たことが無い。家族に対する思いを強く感じた出来事だった。よく見ると和室はとても立派な設えである。これを今の時代に造ろうと思ったらいったいどれだけのお金がかかるのだろうと思うと、とたんに壊すのがもったいないと思うようになった。大切なお父さんとの思い出の場である。何もかも壊してしまうのではなく、一部だけでも保存してこれからの暮らしの場として生かすことはできないかという話をしたところ、お母さんもとても喜んでくれた。こうしてNさんの家では、古い家と新しい家が融合する形が生まれたのである。下の写真はその様子である。これもまた集まって住むからこそ手に入れることのできた豊かさの形だと思う。

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