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増井真也日記
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増井真也日記

2018/07/23

建築のデザインを考えるとき、様々な形態や色彩、素材の中から何を選択するか。好みといってしまえばそれまでだけれど、これまで生きてきた中で見てきたものとか感じたこと、そういう積み重ねの中から自然と生まれてきた方針のようなものがあって、そういうものの中から様々な選択を繰り返して答えを見つけているのだと思う。僕は中学高校と山岳部にいた。愛車はランドクルーザーの70である。趣味は畑と茶道。好きなブランドはパタゴニア。アウトドアが好きで、自然が好きで、逆に都会の喧騒が苦手で、きらびやかなモダンな空間もあんまり好きではない。真っ白いギャラリーのような家などは見ている分には良いけれど自分が住むのは多分無理だと思う。

例えば床板で僕が好きだと思うものを挙げてみると、例えば杉とか唐松とかの針葉樹の床板がある。唐松は杉よりも固い。杉はとても柔らかい素材で、例えばはだしで歩いてもとても気持ちが良い素材であるが、その代わりに傷がつきやすいという欠点もある。堅木の床板が良いと思う場合は、やっぱり楢が好きだ。アメリカンブラックチェリーもよいと思うが僕は楢のほうが合っていると思う。

薪ストーブとかペレットストーブなどもとても良いと思う。こういうものは暮らしにどうしても必要というわけではないけれど、普段の暮らしの中で火を見ながら暮らすことができる事とか、家の中心的な場を示すイコンがテレビではなくってストーブであることは僕の心をとても豊かにしてくれるような気がする。実際にストーブを用いた暮らしをしたことはないがいつかは実現したい要素だ。今の世の中はいろいろな情報があふれている。あふれている情報を次から次と取り入れすぎると本当に大切なものが何かを見失ってしまう。だからなるべく素朴でありたいと思うのである。

下の写真は埼玉県さいたま市で造ったTさんの家。このリビングには中心的な存在としてペレットストーブが置かれている。両側のスリット窓の向こうには庭があって、常にその庭のほうに意識が集中するようなプランとなっている。階段板は米松の厚板を利用した。窓の下枠にも、反対側の棚板にも米松の厚板を利用している。厚さ5センチの厚板、普通に購入したらとても高価な材料だけれどふつうは構造の梁に使う材料を半分に割いて、プレーナーをかけて、多少は反ることを考慮に入れて使うことでそれほど高くはないお値段でこういう存在感のある武骨だけれど温かみのあるものを作ることができたわけである。素朴だけれど温かみがあるもの、そんな家を作り続けていきたいと思う。

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