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増井真也日記

2018/04/08

今日は埼玉県桶川市にて開催される桜まつりなるお祭りで、野点の茶会を開催した。野点というのは読んで字のごとく野原で、つまり外で行う茶会である。外で茶会・・・さてどのように準備をするかと迷っていたら、とあるリフォーム工事の現場から畳が運ばれてきたのでそれを利用することにした。建築現場で使う間柱の上にコンパネを敷き、その上に畳を敷いて、赤い毛氈を敷けば、地面から20センチほどかさ上げされた点前座ができる。しかも費用は現場で発生した廃材の再利用だから限りなくタダに近い。やっぱりこういうことは安くなければいけない。だって利休の茶室だって、もともとはたまたまそこら辺にあるものを利用して作る囲いだったのだ。躙り口は落ちている建具を半分に切り利用したし、下地窓など土壁の下地をそのまま表したに過ぎない。今作ろうとすればそれはそれは高価な意匠であるが、それは現代という異なる時代に数百年前の過去を再現しようとするための費用だからである。今の時代に身の回りにあるもの、それをうまく利用する、そんなアドリブも若者の茶道なら許されると思うのである。ちょうど通りがかった桶川市長さんもお茶を飲んでいってくれた。桜はすでに散ってしまったけれど、とても気持ちの良いひと時となった。

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このブログに対して筑波大学の石塚先生よりアドバイスを頂戴したのでお知らせしたい。(4/30追記)
「かこい」は江戸時代には茶室と茶庭を含めての茶苑のことをおよそ指すようです。もともとは広間を屏風などで囲って、茶の湯の空間を演出したところからきた用語なので、「かこい」は茶の湯の施設全般におよぶ用語かと存じます。
とのことである。僕が書いた囲いは仮設小屋的なものを想像してしまうけれど、江戸時代には数寄屋建築の全般を指す言葉であったのだろうかとのことだ。さらに、
手近な古材などを集めての茶室作りは佗茶の真髄であることは確かです。ご存じでしょうが、利休の逸話に、ある茶人が猿戸をわざわざ遠くの寺などから運ばせたりして侘びた風情だと見せかけていたところ、運賃のことを思えば、そういう態度は侘びではないと戒めるというものがあります。
という逸話もご紹介いただいた。いやはや、大学で日本文学を専攻する先生が僕なんぞのブログに対してアドバイスをくれる、何とも贅沢なそしてありがたい事であった。


途中、少々抜け出して埼玉県桶川市にて新築住宅を検討中のAさんの家の敷地を見に行った。古い母屋が建つ敷地の一角に、茶室のある新居を計画している。桶川市・・・初めて降り立つ場所だけれど、なんとなくご縁が生まれたような気がしている。

201805

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