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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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増井真也日記

2017/12/09

今日は午前中に予定されていた打ち合わせがキャンセルになったのでぽっかりと時間が空いてしまった。夕方に椿山荘へ行く用事があったので、その前に国立新美術館で行われている安藤忠雄展に足を運んだ。会場には光の教会の実物モデルが展示されている。土曜日ということもあってとてもたくさんの人が訪れていたけれど、僕は今の時代にこんなにも建築に興味がある人がいたのかという驚きとともに来ている人たちを見ていた。僕と同じくらいの40代の建築関係者、若いカップル、もっと年上の方々、安藤忠雄という人はそれほどまでに大生の世代に受け入れられているということなのであろう。ヒーローと呼ばれるような人がいなくなった時代における数少ないヒーローなのかもしれない。

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僕の事務所には若い建築家を目指す学生が集まってくる。入社して3年ほどは見習いの期間である。誰かの下でいろいろな作業を行い仕事を覚える。ますいいリビングカンパニーは工務店機能を兼ね備えた設計事務所だから、いろいろな仕事の中には設計事務所らしい模型作りのような作業や、工務店の現場監督らしい材料拾い・発注などの作業もある。そういう様々な仕事を経験して、早いと4年目くらいから設計に携われるようになるのである。

ますいいは住宅を得意とする組織である。皆住宅が好きで入ってくる。設計事務所の中には有名になるまでの間の食いつなぎとして住宅に取り組む人が多いが、ますいいでは今もそしてこれからも住宅がメインである。住宅には人が暮らすという機能がある。人が快適に暮らすための箱、基本的にはこれをいかに作るかの勝負である。快適とはなにか?それを実現するために求められる性能とは?この辺の問答はまるで禅問答のごときに常に揺れ動く。政府の決める性能値は、CO2対策や景気対策によってころころと変わる。火事が起きたり、アレルギーが問題になったり、二酸化炭素の国際会議が行われたり、とにかく何かがあるとハウスメーカーの家造りが推奨されるかのごとき制度ができる。でもそのたびに禅問答である。そもそもそれらの制度ができるたびに思うのであるが、とにかく嘘っぽいのである。

建築家とは、未来を見据えて真理を読み解く能力が求められると思う。そのためには様々なことに触れる必要がある。様々間価値観に触れ、自分の価値観を作る。その先に初めて建築家としての私見が生まれると思う。安藤忠雄先生の展示に触れ、いろいろなことを考える機会となった。先人の素晴らしい仕事を見て、自分たちの仕事に生かしていきたいと強く思うのである。

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