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増井真也日記

2017/12/03

京都3日目。今日は午前中ですべての用事が終わり、帰路に就いた。

帰りに新幹線の中で駅弁を食べた。滋賀県で作られている井筒屋さんの牛丼弁当である。確か1000円だったような気がするけれど、駅弁というのはどうしてこんなにも高いのだろうかの疑問を感じつつも、でも駅弁しか食べるものがないので仕方なく食すことにした。時刻は13時過ぎである。この車両で食事をしているのはどうやら僕だけのようだ。ふたを開けると、近江牛の牛丼である。なかなかの美味、冷めていてもおいしいようにしっかりと味がついている。ちょうどよい量の昼食を取り読書の時間に入った。

ちょうど東京駅に着くころに加藤廣「利休の闇」読了。利休がなぜ切腹をするに至ったのかを、通常とは異なる視点で描いている歴史解説のような小説である。見る角度が変われば解釈も変わる、そんなことを考えさせられる本であった。僕はたまに京都に行く。京都に行くといろいろな人に会い、いろいろなものを見る。そしていろいろなことを考えもする。京都は確実に日本の文化の中心であると思う。そして本物がある、本物がいる場所であるような気もするのである。

最近は本物がいなくなったとは、京都でとある人から聞いた言葉である。一つのことに没頭して、その道を極める人とでも言うのだろうか、本物の大工、本物の政治家、本物の俳優・・・そういう人がいなくなって上っ面をなでるような人が増えたとその人は言った。京都の人が言うのである。これは由々しき問題であろう。僕は住宅を作る本物だろうか。僕の会社は・・・。坪700万円の豪邸を作る数寄屋大工ではないが、でも僕に任せてくれる普通の人たちの、決して奇をてらうことのない普通の家を作る本物でありたいと思う。そんことを強く決意し、また明日からの仕事に取り組みたいと思う。一人旅、初めはかったるいけれど、でも確実に得ることがある、行ってよかったの旅なのである。

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