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増井真也日記

2017/12/25

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。

17時より、埼玉県川口市にて設計中のHさんの家の打ち合わせ。今日は見積もり訂正作業のご説明。最後の最後までキッチンの作り方で迷っていたのだけれど、今回のキッチンはグラフテクトさんのものを利用することにした。

グラフテクトというのはキッチンハウスの廉価版で、8個のパターンの中からセレクトする形式をとっている。フルオーダーではなく、ある程度の装備をある程度のパターンに限ることで、通常だと200万円近いキッチンハウスのキッチンを75万円と85万円のどちらかの金額で購入することができるというメーカーである。つい先日のオゾンさんでの会合でお知り合いとなり、使用してみることに。

表面の仕上げ素材はメラミンを使用している。このメラミン、ずいぶんと素材の進化を遂げたようで、傷や熱にもとても強いとのこと。素材感は自然素材のようにはいかないけれど、シンプルな白系の色を選択すれば問題はない。なかなかおすすめなキッチンなのである。

終了後、一路京都へ。お家元への用事で急遽お邪魔することになった。年末の押し迫った京都は少しは静かなのかと思いきや、いつもと変わらず外国人観光客の大軍が大きな声で話している。観光立国の聖地のような場所だから仕方がないけれど、でもあまりにガサツな行動をとるような人たちの大軍に合うと少々興ざめの感となってしまう。夜も更けているのでそのままホテルに直行とした。

京都までの夜の新幹線、やっぱり楽しみは読書である。今日は原田マハさんの「生きる僕ら」。いじめられて引きこもりになった青年が、一人で育ててくれてきた母親にも出ていかれ、一人で亡くなったお父さんの田舎に行くと、そこで出会う人々とのふれあいや、田んぼでコメを作るという行為の中で、生きる力を身に着けていくというストーリーである。ハラハラするような物語性があるわけでもなく、ただただ人の心情を描いている。つまりはサザエさんのような読み物なのだけれど、でも僕はそういう原田さんの世界観がとても好きだ。人が生きる意味とは?そういうことをたまには考えないと生きていけない人種がいる。僕は少なくともそういう人種で、何かの行為をして、何かを思い、それが誰かに何らかの思いを喚起する、そういう意味のようなものとともに生きていきたいと思うのである。原田さんの文章を読んでいると、その生きる意味の本来の姿を思い出させてくれる。お金のためでもなく、立身出世のためでもなく、そういうものではない本来あるべき姿をそれぞれの読み手に思い起こさせる、そんな力を感じるのだ。

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