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増井真也日記

2017/12/02

昨日から京都に来ている。裏千家淡交会の代表者会議なる会議に参加するためである。京都はちょうど紅葉の見ごろで、観光客もたくさんいるようだ。海外からも多くの人々が訪れているようで、町のあちらこちらに大きなバッグを持った外国人観光客の姿が見える。

昨日は裏千家今日庵に行った後、知人とグリルフレンチなるレストランで食事をした。オーナーシェフとその息子さん、そして二人ほどの男性が厨房の中にいるこじんまりとしたお店である。カウンターで食事をするのがオーソドックスなスタイルのようで、コース料理もあるのであろうが、皆好き好きに自分たちの食べたいものを注文しているようだ。僕はお勧めのワインをいただきながら、サラダや揚げ物、ステーキなどを注文した。どれもとてもおいしく、それでいて気取りすぎない家庭的な穏やかさもある、とてもくつろぎやすいお店であった。

カウンターはブビンガの厚板を使用していた。このお店の内装は中村外二工務店の作だそうだ。今は2代目の中村義明さんが代表を務める知る人ぞしる工務店である。どうりで贅沢に銘木のカウンターが使われているわけだ。中村外二さんというのはすでにお亡くなりになった大工の名工である。富山県の出身で、京都において数々の数寄屋建築を造り上げている大工さんで、吉村順三先生の設計したロックフェラー邸やジョンレノンの茶室などを作ったという経歴がある。坪単価が700万円!!というとてつもない単価を聞いたことがあるけれど、その真偽は定かではない。ただ日本で最も有名な数寄屋の工務店であるということだけは確かであろう。

今日は朝から会議である。会議の中で一期一会のことを聞いた。一期一会、小学生でも知っている禅語であるが、この言葉をそれほど真剣にとらえている人はいないのではないかの話である。人と人が出会う奇跡を改めて考えてみると、その偶然性は奇跡と呼ぶにふさわしいものであろう。その偶然性に感謝しながら、目の前にいる人との時間を大切に何事にも取り組みたい、そんなことを改めて考えさせられた。

そういえば建築家の安藤忠雄さんが、ますいいリビングカンパニーを作ってくれた僕の恩師である石山修武さんの出版記念パーティーに参加された時の言葉を思い出した。安藤さんはとても体調がすぐれないご様子であった。でも石山に呼ばれたからな!と大阪から東京に駆け付けて、そしてパーティーの一番初めに一人目の挨拶をした後、そのままじゃあ大阪に帰りますと言って会場を後にしたのである。わざわざ大阪から、この一言を話すために東京までの義理堅さに驚いた。一流になる人はみなこういうことを大切にしているのであろう。ちなみに一期一会のお話は裏千家お家元の言葉である。

会合は明日まで続く。寒い京都、風邪をひかぬように注意しようと思う。

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