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増井真也日記

2017/09/02

今日は裏千家茶道の会に参加するために、群馬県の四万温泉に出かけた。群馬県の人に聞くと県内にある温泉の中で一番良いという人が多い、そんな山深い魅力的な温泉である。茶道というと、僕はなんとなく自然の中で行われるイメージがある。近年の都会の茶会はビルのワンフロアーにある茶室で模擬的な路地を設えているようなところでおこなわれることも多いのだけれど、やはり自然の力には勝てないもので、見渡す限りの山々に囲まれた中での茶道なるものはそれだけで幽玄な印象を醸し出す。強いて言えば会場がその地の温泉旅館の宴会場でなく、自然の中の一角のごとき場所などあれば最高であろうが、そうそう大勢が集うことのできる施設が山の奥深くにあるはずもないので仕方がない。

僕が泊まった温泉宿の目の前には、千と千尋の神隠しのモデルになったという温泉宿がある。300年以上も続く温泉宿だそうで、宮崎監督が映画の製作前に宿泊したことからそのモデルになったといわれているらしい。今回は反対側の建物から写真を撮るだけになってしまったけれど、いつかは実際に訪れてみたいと思う。

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群馬県の県道を走っていると、結構な山奥であるにも関わらず、結構な人を見かける。新しい家も建っている。東京へのアクセスのしやすさがあるのかもしれないけれど、本当の田舎とは違う気がする。過疎化が進んでいるような寂しげな雰囲気も感じないし、ちょうど祭りをやっていて逆に活気を感じるエリアもあった。

途中、中之条ビエンナーレなるイベントの記事を見た。先日訪れた十日町に同じ、ありがちなアートイベントである。実は埼玉でもトリエンナーレなるイベントをやっており、まあこれは2年に一回か3年に一回かの違いなのだけれど、とにかくアートイベントを町おこしに使う手段はどこでも同じように行われているのである。この手法、誰が聞いてももう古い様な気がする。それにアーティストの若い無垢なパワーに頼りすぎの気もする。これらが本質的な街の活性化につながるかどうかの結果は楽観的ではないと思う。群馬の山奥の魅力は、やはり山であろう。この資産を生かすことが一番の近道のような気もするが、群馬の人には見えにくいのかもしれない。わざわざ怪しげなアーティストを呼ばずとも、群馬にいる魅力的な人を都会のなまった人々に見せてあげるほうがいかに面白いかという気もするのである。

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