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増井真也日記

2017/06/08

ますいいにアルバイトに来ている大学生4年生のT君が卒業論文のテーマにセルフビルドを取り上げてる。セルフビルドの可能性、経済的効果、広がりなどなどについて調査研究し、卒論としてまとめ上げたいということである。セルフビルドを分類すると、
・施主が作業を行うこと
・施主が設計にかかわること
・施主が部材の調達にかかわること
に分けられる。

それをどの程度まで行うかについては、
・すべての作業を自分でやってしまうユートピア的な種族
・基本的にはプロに任せながら、社会生活を送りながら無理のない範囲でかかわる人々
に分けられる。

ユートピア的な種族については、建設期間無制限で仕事もしないで自分の家を建設するような人々なので、議論する対象からは外したほうが良い。社会生活を送りながら無理のない範囲で建設にかかわる人のセルフビルドこそが、ますいいで取り組む対象である。

まずは上記の分類に従って、これまでのますいいの実績データをまとめることがスタートである。すでにますいい本の中にも、簡単な経済効果の紹介をしているけれど、さらなる広がりが発見できれば良いと思う。

下の写真は以前作ったさんかくの家の工事中の様子である。親子で漆喰を塗っているこの日は、実はお友達も大勢参加していた。もちろん僕もである。

20170608.jpg

これは左官屋さんに造ってもらったキッチンだ。モルタルの天板に穴をあけて、蓋を取ると収納になっている。セルフビルドではないけれど、モルタルの作業を簡略化して格安で仕上げることができた。

20170608-2.jpg

これは鋼製の筋交いである。構造計算の結果に基づき、地元の鉄工場で作ってもらった格安品である。もちろん取り付けは大工さんにお願いしている。

20170608-3.jpg

こういう事例を考えていくと、セルフビルドに限らずに「素人でも扱うことができる工作技術を取り入れること」、つまりますいいの生みの親でもある石山氏が言う「開放系技術」にまで目を向けたほうが広がりがあることがわかる。参考資料にジャン・プルーヴェの資料を渡した。よい卒論を作ってくれることを祈る。

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