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増井真也日記

2017/02/05

午前中は家の掃除などを済ませる。受験の関係だろうか、珍しく息子も家にいて、子供たち3人はそれぞれの勉強をしている。

午後、茅場町にて「食べ神様の不思議なレストラン」を家族みんなで見に行く。このインスタレーションはモーメントファクトリーというデジタルアート集団によるもので、今回は和食をテーマにした内容となっている。古い空きビルなのだろうか、はたまた改修工事のはざまの建物であろうか、利用されていないビルの利活用のような形で行われているイベントだ。

映像によるインスタレーションがなんの装飾もないがらんどうの建築と結びついたときどのような空間が生まれるかを見ていると、映像による建築の新しい姿というものの可能性を感じたような気がした。つまりは内装の一部としての映像の利用とか、映像を利用した空間イメージのコントロールとかが、建築の世界に浸透してくる気配を感じたのである。一部の先進的な取り組みが、一般的な世界に入ってくるときには、そうでなければいけないとみんなが思うような利便性や仕組みがきっかけとなる。洗濯機やらテレビやら自動車やらが人々の暮らしに浸透した時にはきっとそういう何かがそれぞれに存在したのだと思う。映像が建築に浸透するとしたら・・・そのきっかけは何だろうか。それも大型商業施設のような特別な空間ではなく、人々の普通の生活の中に入るとしたら。そんなことを考えていたら、映画トータルリコールでアーノルド・シュワルツネガーが大きなテレビ画面に向かって話しかけると、今でいうAIで制御された住宅がいろいろな行動を起こす場面を思い出したりもした。

こうしたインスタレーションはまだまだ特別なものであるけれど、でも少しずつ現実と仮想現実の世界が近づいてきているような気がしてならないのである。使っていないビルを真っ黒な布で覆って、そこに映像を投影している様子を何百人もが見に来る様子。装飾を排除したモダニズムの時代から、さらなる暗黒の建築へと進化するのであろうか。暗黒の建築につくのは無数の映像となるのか。そこで人間はどのように過ごすのであろうか。

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なんだか意味なく沈んでいく思考にはまってしまった。現時点ではあっけらかんと新しい技術のイベントとして楽しめばよいのに。

終了後家族みんなで日本橋まで歩く。そのあとは日本橋の三越へお散歩である。先進的なものを見た後には食直しに歴史的なものを見たくなる。そして僕にはこっちのほうが向いていると改めて思うのである。

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