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増井真也日記

2016/12/02

朝礼が終わる頃、茶道具屋さんの増幸さんがロダン受けを持ってきてくれた。著名な彫刻家のことではない。ロダン受けというのは漢字で書くと、炉壇受け、つまりは和室に炉を作るために使う受け金物のことである。とてもマニアックな金物なのだけれど、でもこの金物が無いと銅製の炉壇を取り付けることが出来ないからとても大切な金物でもあるのである。

実はこの炉壇というもの、本当は左官で作るものである。左官屋さんが作った竈というかまどのごとく、昔はこの炉壇も左官でできていた。今でももちろんそういう炉壇を使っている茶室はある。しかしながら金属よりも左官職人の人件費のほうが高くなってしまった現代社会では、よほど予算に余裕がある場合でなければ銅でできたものを取り付けるようになっているのである。早速担当の土田君の手によって現場に運ばれる。現場ではこういう風にいろいろなものが集まって一つの建築になるのである。

この和室、実は畳のサイズが普通と違う。茶道に使う部屋では京間と言われる大きいサイズの畳が使われることが多く、(もちろん絶対にそうでなければいけないというわけではなくって、マンションの中のように制限がある場合には普通の畳の場合もある。)そのほうがお茶のお点前をやりやすいということになる。普通よりも大きな畳を使うためには、普通のモジュールを崩さなければならないわけだけれど、この現場でも当然ながらモジュールを崩して、大きくして畳を割り付けているのである。

おまけに言うと茶室には変な釘がたくさん取り付けられる。釜を吊るす釘、花をかける釘、掛け軸の釘にお正月に柳をかける釘・・・、もう何のことやらであるけれどこういう設えも、日本らしい文化を実行するための住宅では大切な要素の一つなのである。

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