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住宅地などを歩いていると、ツタに覆われた家を見かけ、つい足を止めた経験は無いでしょうか。
特に夏は見た目にも涼しく、その独特な外観はどことなくかわいらしさがあり、懐かしくもあります。また、室内の蒸し暑さも和らげてくれますから、近年の暑い夏には遮熱効果も期待できます。
もちろん良いことばかりではありません。
直接外壁にツタがはっているため、コーキング等から外壁の中へ進入する恐れもありますし、湿気や虫の影響などにより外壁が傷んで雨漏りの原因になります。
また繁殖力の強いツタのような植物ですとメンテナンスも大変です。
しかし、上記のデメリットを踏まえると、わりと簡単にみどりの屋根、みどりの壁が作れるかも知れません。
まず、重要なことは屋根や外壁に直接植物を這わせるのではなく、隙間を設けること。
隙間を通気の層とすることで、湿気等で屋根や外壁が傷むことなく、遮熱の効果も増します。
ますいいでよく使用する、ガルバリウム鋼板瓦棒葺きの屋根で考えると下記のような形状が考えられます。
例@ ガルバリウム鋼板瓦棒葺きの上にユニット化された植物を施工

例A ガルバリウム鋼板瓦棒葺きの溝にマット状の植物を施工

瓦棒の芯木の部分にユニット化された植物を留めてゆくと簡単に施工できます−@
また、より簡単に考えると瓦棒の溝の部分に隙間を設けてシート状の植物をはめ込んでいっても良いかもしれません−A
二点目は、メンテナンスをあまり必要としない植物を採用することです。
例えばコケのような植物ですと、繁殖力も弱く、水をやらなくても休眠するだけで死滅しにくいので、雨水のみで灌水する必要がありません。
保水性のある繊維ボードとコケを合わせてマット状に加工した商品等もあります。
このような商品を利用すれば、土も必要ないため荷重の心配をすることなく、排水も汚れません。
また既製品をうまく利用してゆけば、コストも抑えることが出来ます。
同様な考え方を壁にも応用できたら、住宅地の中にエコで奥行きのある風景がつくれるのではないでしょうか。
機会があれば一度挑戦してみたい工法です。
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