増井真也日記

略歴
免許登録番号 1級建築士 建設大臣登録 第290771号
1997年早稲田大学理工学建築学科卒業
2001年戸田建設株式会社退社
2001年ますいいリビングカンパニー主宰

「日本の住宅はどうしてこんなに同じものばかりなのだろう。」というのが私が設計を行うようになったきっかけでした。住宅はそれぞれの家族が自分たちのこだわりに合わせて自由に作り上げていくものだと思います。他の工業製品と違い工場での生産が出来ないということからも、本来は個別のデザインが許されて良いはずなのです。
しかし、現実には建築条件のない土地の取得の困難さという問題や、かつてのずさんな工事による工務店の衰退にともなう工業化住宅の発展によって画一的な住宅ばかりが作られるようになりました。
このような中で、今一度住宅の設計を一つ一つ丁寧に行い、そして工務店として作り上げる。その活動こそが個性あふれる豊かな住宅の生産につながると思っています。そして、そのこだわりを実現させるデザインが豊かな街を作り上げていくでしょう。
私は川口の町で生まれ、川口の町で育ちました。住宅を作るという活動を中心としてさまざまなデザインを街の中にちりばめ、この街をもっと魅力的に変化させ、魅力ある街づくりに貢献したいと考えています。

2010年

12月

2010/12/29

仕事納め。朝からみんなで大掃除を行う。1階事務所のコンクリート面のコーティングなど、1年に一度の大掃除を行うことで気分も一新される。事務所の中には、カタログやらサンプル、古い模型や実物大のモックアップなどなど大量のごみが山積していて、コンテナ半分、値段にして4万円ほどを処分した。建築を造っていると、特に設計事務所として1件1件の家を丁寧に設計していると、どうしても大量のごみが発生してしまう。模型なども実物大、1/5、1/20などなど大きいものだとなかなかのボリュームになるのだ。環境問題などを考えていると小小心苦しい面もあるのだが、デザインの決定にはどうしても必要な作業なのでお許しいただきたい。

午後から東京都練馬区の現場の引渡し後の打ち合わせ。契約工期内に全ての工事が終わらなかったことで、引越しや新しい生活にご迷惑をおかけしてしまうこととなった。心からお詫びしたい。

夜、社員を集めての最終ミーティング。新年の予定などを確認し解散。

今夜から二日まで妻の実家の滋賀県に行く予定である。まだはじめたばかりの茶道であるが、焼き物の本場である滋賀県の信楽に近い妻の実家に行くので、今回は信楽を訪れてみたい。信楽焼きというのは、土の成分の特長により、赤褐色の素地に釉薬を施して焼く具合によるなんともいえない変色が魅力である。数年前に焼き物体験で茶碗をいくつか作らせていただいたことがあるのだが、今回はこの地で陶芸活動を行う作家さんの展示などを見ることが出来ればと思っている。

2010/12/28

午前中杉並区にてリフォームを検討されているN様打ち合わせ。今回の打ち合わせでは、概算の見積もりの提出、工事項目の整理を行った。住まいとしての住宅の一部を焼き物の工房として使用しているのだが、今回のリフォームでは工房然とした雰囲気に作り変えることを目的としている。そして同時に利便性の向上、断熱性などの性能の向上、さらには外壁や屋根のメンテナンスを行う予定である。工房を経営する陶芸家さんということなので当然セルフビルドを行う予定。今後は自分で作り上げる部分と職人さんに依頼する部分の仕分けや細かなデザインをつめていくこととなるであろう。

こちらは東京都目黒区にて進行中の基礎工事。川口市の家に続き基礎のコンクリートを打設することができた。年明けはこの二つの現場で早速木造の構造が上棟することとなる予定だ。

2010/12/27

今日は川口市飯塚の現場で基礎のコンクリート工事を行った。写真に写っているのは木造の土台が乗る部分の立ち上がり基礎の型枠である。何本かのボルトがささっているがこれは土台や柱を固定する為の金物となる。よって柱や筋交いの設置される場所に合わせて正確に配置されている必要があり、神経を要するところだ。何とか年何に基礎工事まで進めることができたので、コンクリートが固まるまでの十分な養生期間を経て次の工事に進むことができるだろう。

2010/12/23

昨日からはじまった枕木階段の修理作業二日目。今日は30本ほどの材料を使用して、全体の三分の一ほどを組み上げる予定だ。

この階段、事務所の完成と共に約10年間ほどの風雪に耐えてきたわけだが、どれくらいの痛みがあるかは外見だけではわからない。というのは木が腐るのは水にぬれる部分、つまり平面であり、木と木が合わさっている部分なので、解体してみないと見ることが出来ないからだ。昨日の作業で全体をばらしてみたのだが、20センチ角のヒバの枕木を使用している部分は、そうとう傷みが激しいようで材料の再利用率としては2割程度しか無理な状況。約60本ほどの枕木を交換しなければいけないということがわかった。事前の注文では30本しか注文していないので、足りない分の追加注文を掛けたのだがこれは来年にならないと手配が付かない模様である。

今回注文した枕木は、同じサイズでもケンパスという材料で、これはヒバよりもだいぶ目が詰まっていて、耐久性もありそう。中古品ではあるものの、程度も非常に良く、少なくとも10年以上は持つことが予想される。構造的にも同じ礎石造を採用しながらも固定要素を増やすことにより、耐震性の強化を図った。

この写真は、再度組み上げる準備をしているところである。コンクリートの基礎に新しいケミカルアンカーを刺し、枕木の固定の準備をしているところ。

こちらはお役ごめんとなった枕木。小口はやはりだいぶ痛んでいる。ひどいものは二人で持つと折れそうになるくらいであった。雨ざらしであること、そして一度ぬれるとなかなか乾かないこと、腐食を早めてしまう原因はいくつもあるのだが、建築の魅力を損なわない為にも現状復帰を基本として作業を進める予定である。

2010/12/20

午前中はいつもどおりの朝礼。

事務所の机に座ると、椅子の塗装サンプルが届いていた。クリの白い木肌を引き立たせ、かつ手垢などの汚れが付きにくいようにする為の塗装をお願いしていたのだが、写真のようにイメージにあうものを送ってくれた。写真の上のほう2センチほどが塗装していない部分で、そのほかが塗装済みの部分なのだが、その差はほとんど無い。触った感触は塗装した部分の方塗膜を張っている分だけが若干滑らかである。これが椅子の汚れを防いでくれる。これでいよいよ最終の製作に移ることができた。完成は1月半ばの予定だ。

2010/12/18

朝一番から息子の健一と一緒に埼玉県の川島町に建てたカフェ兼住宅の現場見学。この日は住宅の建築を検討中のUさんご夫妻の見学にお付き合いする予定である。見学するのにはちょうど良いお天気で、ついてきた息子も久しぶりに見る父親の仕事に興味を持ってくれたようだった。Uさんご夫妻は、川島町の家のクライアントのHさんとの共通の趣味である音楽の話に夢中になっているようで、私はあまりお話に入り込むことができない。一通り建築のご説明をした後は、奥様方とのお話に夢中になってしまった。

それにしてもこの住宅の使われ方には来るたびに感心させられることがある。今回は手作りのCDラック、それも仕上げの無い壁の間柱と間柱の間を利用してのラックに驚いた。ホームセンターでも売っているたなうけのレールをうまく使い、壁の隙間にぎっしりとCDが並んでいる様子はとても素人のセルフビルドとは思えない完成度の高さであった。他にも本棚として使われている部分や、収納として利用されている部分など、その場所によって棚の高さを変えるなどの工夫をしているようである。完成後の住宅はこういう発見があるのが面白い。

11時過ぎまで約1時間ほど見学した後帰社。


CDラックが作られる前の壁の様子

2010/12/14

午前中事務所にて雑務。

13時より2回目の茶道のお稽古。今日は茶巾の扱い方から薄茶のたて方までを教えていただいた。茶道のお稽古は基本的に作法、つまりは袱紗のたたみ方やらお茶の入れ方、飲んだあとのせりふからとにかく何から何まで、このようにやるんですよというのが決まっていて、それを教えてもらうことが中心である。指の角度やら手の形など、何でこんなに決まっているのかと不思議になるくらいなのだが、形式を後世に伝えるうえで最低限必要な基本的事項なのだろう。

なんとなくわかってきたこと、それは茶道というのは日常のなんでもないお茶を飲むという行為に対して、またその道具、つまりはお茶碗やら棗、茶杓、鉄瓶、・・・・全てのものに対して非常なこだわりを持ち、90%の伝統と10%の前衛的精神を織り交ぜながらゆっくりと進んでいるんだろうなということである。茶道というと利休が有名であるが、もともとは堺の商人であった武野紹鴎あたりから本格的にはじまっている。その中で侘び茶を完成させた利休の面白いところというのは、まるで装飾を削り落としていくモダニズムの建築のように、部屋の広さから何から何までいろんなものをそぎ落としたところにある緊張感を演出したところであろう。後の小堀遠州などが遠州好みといわれるような奇抜な意匠を取り入れている点なども、まるでモダニズムのあとのポストモダンのようで面白い。形式を追求すれば、必ずその形式を破る流れが起こり、そしてまた形式に収まろうという力が働くのが全ての芸術の流れであろうが、茶道にもそのような流れは確実にあるのだ。

2010/12/13

川口市飯塚の家の現場がスタートした。本来はもっと前からスタートできるはずだったのだが、深さ2mくらいの土地の中から大きなコンクリートガラが見つかり、撤去工事などを行っていて多少工事が遅れてしまっていた。写真に写っている丸い灰色のものが柱状改良工事のコンクリート柱である。この柱と土の摩擦力によって、(厳密には摩擦ではないのだが簡易的に表現する)建物の荷重を支えることとなる。周りに見える木材は遣り方と呼ばれるもので、これは建物の基礎工事を進める際の位置と高さの基準となる。

年内は基礎工事まで進め、年明けに上棟する予定だが、最近急に世間が忙しくなっているようで、断熱材やら下地材やらの確保が非常に困難になっている。何でも不況の影響でメーカーが減産したところに、決算期を迎えた建売業者の大量注文が入ったということで、地道に注文住宅を作っている当社のような会社には迷惑な限りなのだが、まあ世間が仕事であふれているというのは何よりなことなのであろう。

2010/12/11

朝一番から家族で上野にある国際子供図書館に。この建物は明治時代に作られた部分と、昭和の増築、そして安藤忠雄氏による平成の増築によって作られたガラスボックスという3つの部位によって構成されている。内部に入ると明治期に作られたらしいダイナミックな階段室に目を奪われた。下階部分の石造の階段もすばらしいが、上階部にあるスチール製の階段もまた趣がある。手摺りには複雑な装飾が施され、階段のうらがわにも深い色合いの羽目板が貼られてている。この時代を感じる建築の増築にあたって、それを強調するようなまったく違う素材であるガラスボックスを挿入するあたりが、安藤建築の面白いところだろう。

子供たちが本を読んでいる間、世界を知るというコーナーにあった茶室の本を読んだ。主に叙庵について解説されている本で、織田有楽斎が造ったその茶室の魅力が詳細に記載してあった。日本で3つしかない国宝の茶室、何でも常に公開されているだけでなく特別に中に入ることができるような日も設定されているということなので、ぜひ拝見したいものである。詳細は名鉄犬山ホテルのHPに記載されているのでご興味のある方はぜひご覧ください。それにしてもこの上野の界隈は、いつ来ても面白いところだ。

夜、茶道の専門の淡交社さんから出ている割り稽古の入門書のようなものを読んでいたら、利休の「和敬清寂」という言葉が紹介されていた。和というのは人と人との関係の中での和を大切にする心、そして敬は人を敬う心、清は清らかな心、そして寂というのは何事にもあわてない、つまり準備を万端にしておくということだそうである。なんともいえない心に残る言葉である。

2010/12/9

午前中事務所にて雑務。

13時過ぎより川口そごうの10階にて能楽師の山井綱雄氏の卓話を拝聴した。山井氏は桜間金太郎という有名な金春流能楽師のお弟子さんのお孫さんで、能の世界を広める為のさまざまな活動をされている。例えばロックと能のコラボレーションなど、ちょっと想像できがたい公演もされているそうである。

http://www.geocities.jp/yamaitsunao/

ここに詳細が記載されているので、ご興味のある方はご覧ください。

夕方、幸町小学校にて保険委員会講演会の副会長挨拶など。

2010/12/8

午後から足立区にて新築を検討されているYさんの家の敷地調査。古い家を壊して新築に建て替える計画になりそうなのだが、古屋の様子も見ていたいということで今回はまだ今の家主さんがお住まいの内部を拝見することにした。まるでご家族のような親しい間柄での土地の売買ということで、なんだかそれを見ている私たちまでもがお仲間に加えていただけたような、朗らかな気分を味わうことができた。

さて、その古屋はといえば、なかなか面白い建築である。玄関を入ると無垢材の一枚板の敷台があり、土間は左官職人による洗い出し仕上げとなっている。内部は和室の続き間とそれに続く台所、そして増築された個室、板の間の床は全てヒノキが張られていて40年の歳月でいい色に焼けている。縁側のヒノキも同様である。和室と縁側、なんと贅沢な響きであろう。隙間風ピュウピュウの古い家なのだが、縁側を遮る障子とたたみのぬくもりでとても快適に過ごすことができそうだ。

敷地は足立区の新田というところである。ここは周りを隅田川と荒川に囲まれている中島のようなところで、最近開発されたのかなというような新しい集合住宅やスーパーマーケットが立ち並ぶ一方で、今回拝見したような古い住宅郡もたくさん建っている。島のような形状の土地のせいか、どこと無く普通の住宅地とは違うコミュニティーが形成されているような気がした。地勢が住民に与える影響というのは確実にあると思う。川や山などの存在は長い年月を掛けて人の心にある影響を与えるのだろう。それが良い形で現れたとき、良質なコミュニティーが形成されるのかもしれないな。

終了後、その足でさいたま市にある椅子工房へ。注文していた私のデザインによる椅子が完成したというので見に行った。写真はまだ塗装されていない完成品の様子である。木は栗の木を使用している。足は、最近良く使用する杉や松のフロアリングといった柔らかい木を傷つけることの無いように、なるべく表面積の広い太い円柱状とした。座面はペーパーコードなる材料で、座っているうちにだんだんと緩んでいて、体の形にあった座りごごちを提供してくれる素材を選定した。背もたれは、栗の木を削りだして造った。Rはあまり取らずに、背筋を伸ばして座ることを求めるような形状になっている。シンプルながらも一つ一つの素材にこだわってデザインしている。来年には塗装の使用も決めて完成する予定であるので、楽しみにしていただきたい。

2010/12/7

今日は初めての本格的なお茶のお稽古。とは言うものの本当に初心者なので、まずは割り稽古を行った。座り方や立ち方、袱紗捌き、棗と茶筅の清め方、そしてお菓子の頂き方やお茶の頂き方など何もかにもが初めてなのでまるでロボットのような動きになってしまう。指先の角度やら、向き、力の入れ具合などを聞いていると本当に細やかな決まりがあることに驚いた。最後に簡単に薄茶のたて方を教えてもらったので、早速家で実践してみようと思う。

2010/12/6

今日は知人の誘いで、登山家の栗木忠多氏の講演会を聞きに行った。まだ26歳の好青年だが、単独無酸素でのエベレスト登頂に挑戦するなど非常に活発な活動を続けているかたで、特筆すべきは自らの様子をインターネットで生中継するなどの新しい取り組みに挑戦しているところである。

彼が最後に言っていた言葉。「無酸素で8000mを超えると意識が朦朧としてきて、目が見えなくなってきて、非常に強い睡魔が襲ってくる。そんな苦しいときにその苦しみと戦ってはいけない。苦しみは戦おうとすれば立ち向かってくるし、逃げようとすれば追いかけてくる。その苦しみを受け止めて、苦しみに感謝すれば、その苦しみと向き合うことが出来る。僕はいつも苦しいときにはありがとうといいながら歩いているんです。」このフレーズが妙に心に残っている。苦しみにありがとう、なかなかいえることではない。死地を歩き続けた人間だからこそ、26歳にして何かを悟っているのだろう。

http://kurikiyama.jp/
(栗木さんのHPです。良かったら覗いてみてください。)

2010/12/5

今日は川口市民マラソンに参加。走ったのは10KMのコースで、ゆっくりと約1時間掛けて完走した。この手の大会は大体がボランティアの手によって運営されているのだが、この大会もそうであって、走っていると30人近くの知人に出会った。昔やっていたラグビースクールのかたがたやら、地元の先輩、はたまた子供たちの学校の保護者のみなさま、そしてなんとますいいの水道工事屋さんでありクライアントである関さんご夫婦など、本当に多くの方々と挨拶を交わしながらの1時間、非常に楽しい時間を過ごすことができた。ただ太りすぎか、ちょっとだけ足が痛いのが気になるところ。次はもう少し絞って参加したいところだ。

2010/12/4

東京都練馬区にて進行中の鉄骨造の住宅工事の内部階段の様子である。鉄骨で下地を作った階段の取り付けを終えた状況だが、このあと踏み板のチークがのせられる予定となっている。当たり前のことだが、鉄は木よりも同じ断面あたりの強度が強い。だから同じ強度を得る為の断面積を小さくすることができ、結果的に細い線を持つ軽い構造物を作ることができる。これは手摺りや階段などを作る際に非常に有効であり、特に狭い住宅の中に圧迫感を与えたくない場合などには力を発揮する。ちなみにこの赤い色はさび止め塗料の色である。最終的にはこれに塗装が施され、仕上げの色に変わることとなる。

2010/12/3

今日は朝から会社の関係者を集めたゴルフコンペを開催した。日ごろよりお世話になっている協力業者さん、お知り合いの方々など多数のご参加を頂き、盛大に開催することが出来た。社員も日常業務に支障が無いものは参加した。もちろん未経験者ばかりであるので恐ろしいスコアであるのだが、そんな体験をしただけでなんらか得るものはあったであろう。

夜は引き続き忘年会。11時過ぎ帰宅。一日中のお付き合い、本当にありがとうございました。

2010/12/1

いよいよ今年も12月に入り終わりを迎えようとしている。年始に何かを始めようと決心する人は多いと思うが、私は年末に何かを考えることが多い。そんな中、今年はいよいよ長年の念願であった茶道を始める決心をした。先日、先生との初めての顔合わせをさせていただいたのだが、某私立中学・高校の茶道部の顧問をされている、非常に品のある清楚な感じのする方であった。以前より茶室などの日本建築には興味があり、京都にある千利休の待庵や小堀遠州の狐篷庵などを見学に行ったことがあるのだが、茶道をたしなみたいというのはそのころから念願である。

日本の住宅における和室は近年その重要性を失いつつあり、私の設計においても取り入れられることは少なくなっている。しかしながら、日本の文化というものは確実に存在し、それをよしとする感覚は私達の中に確実に染み付いているのである。その感覚とは何か、そもそもどのようなものを美しいと感じ、どのような空間が程よいと感じるのか、季節の移り変わりや、光と風の声を聞く感覚、全てのものの調和とはどのように造られるのか、そんなことを学んでいきたいと考えている。きっとこれからの日記に定期的に登場するであろう茶道体験記、楽しみにしていただきたい。


待庵

午前中、東京都杉並区にてリフォームを検討されている陶芸家のNさん打ち合わせ。前回現場で伺ったご希望を図面に反映されたものを元に具体的な工事の内容についてのお話をした。次回は大体の見積もりを作成するところまでの予定。



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