増井真也日記

略歴
免許登録番号 1級建築士 建設大臣登録 第290771号
1997年早稲田大学理工学建築学科卒業
2001年戸田建設株式会社退社
2001年ますいいリビングカンパニー主宰

「日本の住宅はどうしてこんなに同じものばかりなのだろう。」というのが私が設計を行うようになったきっかけでした。住宅はそれぞれの家族が自分たちのこだわりに合わせて自由に作り上げていくものだと思います。他の工業製品と違い工場での生産が出来ないということからも、本来は個別のデザインが許されて良いはずなのです。
しかし、現実には建築条件のない土地の取得の困難さという問題や、かつてのずさんな工事による工務店の衰退にともなう工業化住宅の発展によって画一的な住宅ばかりが作られるようになりました。
このような中で、今一度住宅の設計を一つ一つ丁寧に行い、そして工務店として作り上げる。その活動こそが個性あふれる豊かな住宅の生産につながると思っています。そして、そのこだわりを実現させるデザインが豊かな街を作り上げていくでしょう。
私は川口の町で生まれ、川口の町で育ちました。住宅を作るという活動を中心としてさまざまなデザインを街の中にちりばめ、この街をもっと魅力的に変化させ、魅力ある街づくりに貢献したいと考えています。

2008年

 3月

2008/3/29

今日は埼玉県建築士会の主催する建築見学会に参加した。7時過ぎに川越駅でスタッフの和田と待ち合わせをし集合場所でバスに乗り込む。地元の建築士会ということでまるで町内会の旅行のような雰囲気だが、建築を見るということには変わりないのでまあ良いか。

しばらくすると富岡製糸工場に到着。ここは明治初期に立てられた工場建築だが木造+レンガ壁という今ではありえない構造になかなか感動を覚えた。2階の床を支える梁が外壁から飛び出している様子が下の写真でわかるだろう。松の梁がねじれているが、立派に構造の役割を果たしている。

続いて街中を歩いていると木造3階建ての民家を発見した。今でこそ計算されつくした構造技術により木造の3階建てというものが普通に作れるようになったが、当時の住宅としてはやはり異例だろう。根津にある「はん邸」という串焼き屋さんもこの木造3階建ての建築が有名で名を知られているが、それと比べても非常に保存状態がよく、またデザインもすばらしかった。

続いて訪れたのが、安中キリスト教会。古橋柳太郎という人物が設計したということなのだが、大谷石造の建築が周囲の風景のなかに自然に溶け込んでいる非常に魅力的な建築だった。ゴシック風の造形や外部の飛び出しているバットレスなども見ごたえがある。あくまで西洋建築のイミテーションでしかないといえばそれまでだが、建築にとってもっとも大切な要素であろう、「風景を作り出す力」は確実に宿っているようだった。

2008/3/26

朝一番より中落合の家の現場の遣り方作業へ。まだ確認申請が下りたわけではないのだが、現場での地盤と敷地形状の確認のため、ここまでの作業を行うことに。9時過ぎには光土建の社長さんもみえ、シャベルカーも到着。担当してもらう予定の型枠大工さんも来て、みんなで作業を行うことになった。さすがに5人もいるとすぐに作業は終了。12時ごろ事務所に戻った。

午後からは、船橋の家のスタディー。日ごろ慣れ親しんだスケール感をわざと崩してみようと手書きでのスタディーを試みるもなかなかうまくいった様だ。

2008/3/24

庭の桜が見事に咲き始めた。桜の木の下でドンちゃん騒ぎをする趣味はないのだが、毎年必ず咲いてくれるこの花を見ると事務所を開設した頃のことや初めて子を持った頃のことを思い出す。ちなみに事務所の開設が2001年3月24日で息子の誕生日は25日。まさに7年前の今日ということになるわけなのだ。

そういえば近所にあるなじみの居酒屋さんでは馬肉を桜肉といって出してくれる。何で馬肉が桜肉かというと、その鮮やかな赤色が桜に似ているということらしい。江戸時代につけられた呼び名ということだが、獣肉を食すことをはばかる時代の洒落た呼び名というところなのだろう。ちなみに今でも妻の田舎では鶏肉のことをかしわと呼ぶ。ちなみにいのししは牡丹。これは赤みの回りの白い脂肪の部分が牡丹に似ているこことから由来している。

先日ミートホープの元社長に対する有罪判決のニュースが世間で騒がれていたが、牛肉と偽って豚肉を売るなんてことはやはりもってのほかだ。でも、豚も牛もなんでも混ぜてしまえばわからないなんていう状態を作ったことも原因のひとつだろう。冷凍食品のギョーザやハンバーグなどは確かに何を食べているかわからないし、食べる側にも腹を満たす以外の目的なんかない。とにかく肉らしきを食べているという自覚のほかには何もないのであるからして、豚でも牛でもわかるわけがない。そういう消費者がいてあの業者。社会が作り出した悪であるかとも思える。

衣食住は人間にとってもっとも初源的な欲望である。これが満たされなければ生きることもままならない。最低限であれば豚も牛も言ってられない。腹を満たす、それ以外にないだろう。衣もまたおなじ。住空間はどうか。江戸東京博物館に昔の庶民の住宅が展示されているが、6畳一間ほどの長屋には寝室機能もリビング機能も職場機能もすべて備わっていたようだ。小さな土間で飯を作り、台の上で食す。脇によけて布団を敷けばそこが寝るスペースというわけ。それに比べるとLDKが明確に区切られている近代の住宅はよほどましなことか。その時代その時代に大量に普及する住宅のモデルというものがあるので、それが特別のことという認識を持つことは難しいが昔と比べれば人の住居は格段に進化している。

しかし、その進化と同時に失ったものも大きいのではないかと考えるのである。桜を見て桜と知る。必要以上の進歩とともに人はそのものの本質を、もともとの形すら知ることが難しくなってしまった。レモンサワーにハンバーグでは焼酎の種類も肉の種類もはわからない。集成材からは木の種類もわからない。行き過ぎた工業化から生産されるものからは、何もわからないだけでなく何もわからない人間が生産されているように思うのである。

今日はこの桜の枝を家に持って帰るとしよう。

2008/3/22

朝一番池上と一緒に川口市本町の家の現場へ。今日はコンクリート打ち作業だ。壁とスラブのコンクリートを打つ作業ということでRCうち放し仕上げのこの住宅にとって非常にメインの作業となるわけだが現場に付くとすでに4人の職人さんと仮枠大工さん、親方に、ポンプ屋さんそして二人のガードマンがそろっていて自然と気持ちも高揚してきた。

もともとコンクリートという素材自体を好んで取り入れるほうではない。やはり住宅にとっては木造のほうが自然だと考えているからである。しかし、今回のように間口が少なくガレージとして広い開口部が必要な場合や規模の大きな3階建て住宅の場合などにはコンクリートのほうが良い場合もある。今回もそのような理由でコンクリートを利用することになった。

コンクリートという素材は鉄筋疎結びつくことで始めて強度を発する。だから鉄筋が計画通りに並べられていること。適正な空き寸法が取れていることなどは非常に重要だ。そして、最後の仕上げ作業がこのコンクリート打設ということになる。型枠をたたく作業員、コンクリートを流し込む作業員、そしてバイブレータをかける作業員、それぞれ適正な作業を行うことで綺麗なコンクリートが生まれる。そして多くの場合その作業には監督者も加わることになる。必要に迫られてというよりはいても立ってもいられなくなってしまうのだが。これも生ものならではのことだと思う。なんせ固まったら終わりなのだから仕方がない。

11時ごろ終了して事務所に戻る。

11時、RDRギャラリーでこれまで個展を開催していただいた画家の永瀬さんご夫妻来社。埼玉県の土呂に購入を希望されている土地のご相談。ブロック塀で1,8mの段差を支えている土地で、その塀の強度などについて不安を抱えているようであった。古いよう壁がある土地というのは確かに予想外の工事を迫られるケースもあるので注意が必要だ。法律では2m以上のがけについてがけ条例いという規制をかけているのだが、今にも崩れそうなよう壁がある土地の場合は2m以下でも確認申請の際に指導を受けるケースもある。そうなればその指導に基づいた工事を行わなければ住宅を建てることは出来ないわけで、工事予算も自然と増加してしまうということになる。

古いよう壁のある土地という時点で、その擁壁を新しくする工事を売主の側がしていくことが望ましいと思う。もしくは売主の側が擁壁の耐久性や強度を調査してくれるくらいのことはしてほしい。もしそうでない場合にはその工事費が加算された金額が土地の価格であると考えるしかないと思う。結局のところ、購入してしまえばその瞬間にその擁壁の管理責任もあるということになるわけで、購入する前の検討は重要だろう。というわけで、今回は見送ることになったのだが、まあ妥当な判断だと思う。

2008/3/21

午前中草加の美容室兼住宅の1階部分の店舗内装工事見積もり。先日春日部のami美容室を完成させたばかりなのだが、引き続き美容室の工事を行うことになった。

11時ごろ、新人スタッフの鈴木君来社。今日はトラックを貸してあげて引越しをすることになっている。これまでトラックは運転をしたことがないというのでためしに運転させたところ、エンスト2回、これではとても春日部の自宅までたどり着きそうもないので研修の予定を急遽キャンセルし引越しのお手伝いをしてあげることにした。18時過ぎ帰社。

2008/3/20

今日は珍しく雨が降っている。最近は暖かくなったなと思っていたら、急に寒くなったりするのはまさに三寒四温と言うところか。この急激な温度の変化で子供たちは風邪を引いてしまった。うつされると厄介なことになるので気をつけなければならない。

夕方、埼玉県の日高市で家を建てたいとのO様ご夫妻来社。すでに他の会社で打ち合わせをしているとのことなのだがどうしても納得のいかない点があるということでのご相談を受けた。気が付いたら2時間以上もお話をしていたようで、一緒に来ていた1歳半のお子さんには悪いことをしたかもしれない。

21時ごろ山崎と打ち合わせ。白井晟一 から、ギリシャにいたるまで非常に楽しい時間をすごした。気が付くと11時過ぎ。終電間直のスタッフがあわてて帰っていった。これもまた悪いことをしたのかな。

2008/3/18

午前中、もともと雑誌「室内」にて編集のお仕事をされていた塩野さん来社。「室内」は故・山本夏彦氏の手で作られた非常に文化的なインテリア雑誌だったのだが氏の没後廃刊となった。その後「室内」の発行をしていた工作社も解散したとのこと。そんな中、塩野氏とはカンボジアに同行したり、以前より続けられているナイトスタディーハウスに参加したりと細々としたお付き合いをさせていただいていた。今回は年初より発刊していたウェブマガジンについての説明を受けるためにお越しいただいたというわけである。

このマガジンはコラージという。

詳細はコラージHPを抜粋させていただくのでご興味のある方は見ていただきたい。

発刊によせて
めまぐるしく変容する世界情勢の中で、ともすれば見失いがちになる日本人としての生き方。月刊Webマガジン「Colla:J」は、人々が築いてきた暮らしの価値観を丁寧に観察し、これからのライフスタイルをより豊かにするための情報を、豊富なヴィジュアルと資料によってお届けしていきます。

Colla:Jの目指すもの
Colla:Jは、日本人の美意識とは何かを考えます。
ものと人、人と人、人と地域の交流から生れる、出会いの素晴らしさを表現します。
ものづくりの根源にある、創造の喜びと価値を再発見します。
クリエーターの創造力を刺戟する誌面づくりを目指します。
運営は、Colla:Jのコンセプトに賛同頂いた、インテリア企業やデザイナーを中心とするオフィシャルサポーターのご協力により、編集思考室シオングが行います。

http://www.collaj.jp/data/magazine/2008-03/index.html

午後、知人のお父様の告別式手伝い。昨日の通夜ほどではないにしろ多くのご親族、関係者が参列する中での告別式となった。

2008/3/16

今日は下高井戸の家のリフォーム現場で最終クリーニング作業。池上が立ち会ってくれていたのだが無事に終了した様で何より。工事期間がセルフビルド作業がたくさんあるわりに非常に短かったのだが、何とか引越しの日までに収めることが出来たので一安心。先日私が手作りで作成したポストの写真を撮ってきたのでご覧ください。

2008/3/15

先日、日経アーキテクチャーの記事にアルゴリズムに関する件があった。アルゴリズムというのはある問題を解決するための算法のことを言う。コンピューターを活用することで人間がとくよりも正確で早く答えを導くことが出来る。それを建築の設計に利用するという話だ。人の導線や部屋と部屋のつながりなどを条件として入力するとそれぞれの部屋という空間がある計算のもとにつながってくる。その導き出された関係の中で建築を作るという手法がアルゴリズムを利用した設計ということになる。

この手法は決してメジャーな手法ではない。また、コンピューターにその配列を任せてしまうということにも正直抵抗がある。プランの検討の時には設計者の癖というか好みというのが入り込んでしかるべきだと思うし、もしこの設計手法が普及するとしてそのようは汎用的なソフトに条件を入力した結果算出されるプランは間違いなくハウスメーカー的なものになるであろうから、おそらく大量生産時代の終わった現在におい手はあまり必要のない概念なのではないかと思う。でもなんとなくこの記事を読んでいて印象に残ったのは、普段行っている設計活動というものが確実に私の頭の中に組み込まれたある種のプログラムにのっとって行われているということに気づかされたからである。

そのプログラムはセルフビルドをどのように取り入れていくか、また自然素材をどのように取り入れるかなども含めてクライアントからの希望を形にするためのありとあらゆる知識である。そして、これは日々変化しているように思う。新しい材料との出会い、人との出会い、失敗・・・さまざまな用件をインプットすることで日々変化している。

この頭の中のプログラムかなかなか整然と説明できる状態にはならないのだが、これを一度整理する必要がある様に感じた。

2008/3/13

今日は下高井戸の家の大谷石の塀にポッカリと空いた、かつてポストがあった場所にはめ込むための新しいポスト作り。ケヤキの板を削りだしてポストの部材を作る作業からはじめたのだがこの作業がなかなか大変なものだった。ちょうど良い部材が取れそうな板を探し、大体の大きさに切り出す。その板をプレーナーという機械を使って決められた厚さにそろえる。正確に直角を出さないと組み上げたときに隙間が出来てしまうので、すべての角度を直角になるように何度も削る。そして最後に押すものウッドワックスを塗り組み上げてひとまず完成。

続いて板金屋さんに銅版の屋根を葺いてもらう。銅版ははじめはきらきらと輝いているが時とともに緑がかってくる。これを緑青というのだがこの状態の銅版にはなんともいえない風情がある。

大谷石、ケヤキ、そして銅版。チョット和風の材料たちによって作られるその風景は、リフォームされた住宅のポストとしては全体に程よくなじことが出来る。ここにステンレスのポストはないよな。そんな会話から生まれたケヤキのポスト。今回は私の手作りということで板金屋さんの手間代・材料代の2万円という値段をつけた。

お客さんに喜んでいただけることを期待しましょう。

2008/3/10

朝7時ごろ事務所を出て、下高井戸の家のリフォームの現場のセルフビルド作業。今回の現場では壁の石灰クリーム作業は左官屋さんに任せて、そのほかの塗装作業をセルフビルドで行うことにした。全体の作業量を考えた結果左官工事まではさすがに無理だろうという判断でこうしたのだが、塗装工事だけでもかなりの作業量がある。工事項目としては以下の通り。

天井塗装 約30u 
建具塗装 4枚
玄関・枠塗装
窓枠・建具枠塗装
巾木塗装
玄関框塗装
造作キッチン塗装
げた箱塗装

普通に塗装屋さんに依頼した場合を考えると、それぞれの値段は以下のようになる。

天井塗装 約5.5万
建具塗装 約2.4万   
玄関・枠塗装 約2万
窓枠・建具枠塗装 約5万
巾木塗装 約1万
玄関框塗装 約0.5万
造作キッチン塗装 約1万
げた箱塗装 約1万

合計16.4万

今回の材料代が約5万なので、トータル約11万円のコストダウンになる。このような少量の注文の場合は上記のような算定方法というよりは何人工かかるかという算定方法によって値段が算出されるので、一概には言えないが少なくとも塗装屋さんがやったとしても6人くらいは要する作業量であるのでコストダウンが出来たことは確実だろう。

私たちは建築の設計を行う建築家である。でも現場監督も塗装工事も出来る。しかもそういう現場での仕事が結構好きだ。現在の様に都市のインフラ整備が進みこれ以上物を作る必要がない社会において、建築家の役割があるとしたらこのように人々の生活を豊かにするより現場に近いところで、暮らす人たちと一緒に楽しみながら物を作っていく、もしくは改修していくことにあるのではないかと思う。そこでかけられるお金はそれほど多い必要はない。やるべきことをやるのに必要な最低限の金額を算出するべきだと思う。そして自分で出来ることは自分で行えばよいと思う。

素人の施主がいきなり自分で作業を出来るはずはない。今日も一日かけて作業の方法をお教えした。明日からの作業は一人で行ってもらうことになるのだが、きっかけさえつかめれば簡単な作業は誰でもできる。生活に無理のない範囲で、楽しみながら出来る量をゆっくりと時間をかけて作業する、そして自分のこだわりの居場所を作るそんなセルフビルドを勧めていきたい。そして、いつまでもそういう活発な施主に対してよき指導を行えるように、自分も現場作業を楽しんでいきたいと思う。


建具にシーラーを塗っている様子。

2008/3/8

午前中事務所にて雑務。

午後より戸田市の芦原小学校にて伊藤幸弘氏の講演会。伊藤さんはサラリーマン金太郎のモデルになったという方で若い頃には神奈川県にある15000人の暴走族の総長さんをやっていたということだ。私には良くわからない世界だがとにかくすごそうだということはその風貌からも伝わってきた。普段聞くことに出来ないお話に少々びっくり。

2008/3/6

朝9時30分、越谷で家を建てたいというTさんご夫妻来社。なんでも奥様のお父さんが建築設計事務所を営んでいるとのことで手書きのすばらしいプランを持参しての打ち合わせとなった。すでに何回も書き直され、非の打ち所のないプランのような気がしたのだが、若い世帯の嗜好と若干のずれがあるということだった。とはいえ基本的には多くの希望を上手にまとめているプランであるので、外観などのイメージを整えるような調整を行っていけばよいのだろう。3週間後くらいに調整後の姿を見ていただくことをお約束した。

12時より18時まで、新入社員面接3人。

19時春日部で工事をしていたami美容室のオープニングセレモニー参加。純和風の古い住宅を美容室に改修したのだが、その面影がかすかに残る白い空間に非常に良い印象を持つことが出来た。白く塗られた格子天井や床の間の膜板など通常の新築の設計では絶対に造ることのないような意匠があちらこちらにちりばめられている様子がなんとなく見ていて懐かしさを感じる。現代的なデザインと昭和初期の和風住宅の意匠がぶつかり合うその瞬間、というようなこの空間で髪を切られるというのはどんな気分なのだろう。今後のお店の発展を期待したい。

2008/3/2

約半年ぶりのラグビーの試合。左目まぶた負傷。大事に至らなくて良かった。

2008/3/1

今年も早くも3月になってしまった。最近一月があっという間に過ぎていくような気がする。昔と違って予定の入っていない日がないからなんだろう。少しはゆっくりとすごしてみたいと思う。

今日は川口本町の家の現場確認。先月の28日に耐圧版のコンクリートを打設し、引き続き墨だし作業を行っている。1階部分が鉄筋コンクリート造のこの家では基礎工事に引き続いて、壁とスラブ(2階の床)の鉄筋・型枠工事に進むことになる。それが完成したら約2週間後にコンクリートの打設だ。ここまでが一区切りとなるわけだが、通常の木造の家作りと比べるとやはり倍以上の手間と神経を要するわけで、おのずと神経質になってしまう。コンクリートというのは圧縮に非常に強い材料である。しかし引っ張られる力には意外ともろい。そこで、引っ張りに強い鉄筋を中に埋め込むわけであるが、この二つがうまく組み合わさることで定められた強度を発することが出来るわけである。

下の写真はコンクリートの状況を試験している様子。コンクリートは現場に搬入する際にこのような試験を行う。定められた強度や流動性であるかどうかを確認するわけだが、これが非常に大切なものとなる。見た目で判断できればこんなことする必要はないのだが、そんなことを出来るわけもないのでやっぱり試験に頼らざるを得ない。

予定では4月2週目ごろにはコンクリートがお目見えしている。綺麗な打ち放しとなるよう精一杯努力したい。

 

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