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10月
2007/10/26(夕方)〜28
義理の妹の結婚式に参加するために家族を連れて滋賀県に向かいました。夕方の4時ごろ家を出発して到着したのは25時。これだけのロングドライブになるとさすがに疲れます。
27日は朝起きて子供のお守り。妻が美容院にいっている間だけの短い時間でしたが1歳・5歳・7歳を同時に面倒見ることがこれほど大変なこととはこれまで気づきませんでした。妻に感謝です。
日曜日は義理の妹とご主人が挨拶に来ました。昨日の緊張感もほぐれだいぶリラックスしていたようでした。これからの生活において様々なことがあると思いますが何とか二人で乗り切っていってほしいと思います。
2007/10/26
南与野の家の鉄筋工事の様子です。といってもこれはかなりアップの写真。現場ではこのように鉄筋が決められた間隔に基づいてきちんと配筋されているかどうかのチェックを行います。そもそも鉄筋コンクリートというのは鉄筋とコンクリートの付着したときの総体の強度によって力を発揮するものです。これはコンクリートと鉄筋の伸び縮みの動き方が非常に近いことを利用しています。ですから定められた位置に定められた間隔をあけてきちんと配置されていない鉄筋はたくさん入っていても余り意味がないわけですね。
もう少し詳しく話をするとコンクリートというのは圧縮には非常に強い力を発揮しますが引張りには弱いんですね。その引張りを補うのが鉄筋の役割なわけです。現場を良く見ると大きな梁の上側と下側の鉄筋の量が違うことがよくあります。これも梁のたわむときの引っ張られる力を補うために鉄筋であるということを考えると理解できますよね。
でもこのコンクリート、1800年代に造園家のJoseph Monierが鉄筋入りの植木鉢で特許を取ったところがスタートだったことには驚かされます。それ以前はただのセメントとして石の代わりに用いられるくらいだったそうですよ。

そういえばさんかくの家がまたまた雑誌「Lives」に掲載されることが決まりました。施主の田中さんから電気のソケットが壊れてしまったと連絡があってまだお尋ねしていないのですがそろそろお邪魔することにしましょう。
2007/10/24
南与野の家の現場でいよいよ基礎工事が始まりました。さいたま市役所における木造3階建て確認申請第1号となるこの現場では、工事開始の許可が下りるまでなんと3ヶ月も要しました。いつも行っている工事なのですが、このような苦労の末に着工できたという思いがいつもより感慨深いものに感じます。
この現場は近隣の区画で建売がすでに建てられています。同じような建物ばかりが建ち並ぶ中にぽつんとますいいの建築が建つことになります。いつも思うことですが日本の建築はなぜこうも同じものばかりなのでしょうか。ひとつ考えられる大きな理由はコストでしょう。そして次に考えられる理由は過剰な性能をもとめる消費者の傾向にあると思います。
コストについては同じ物を大量に購入するほうが安いに決まっているわけでたとえば年間100棟建てる会社がメーカーと100個の契約を出来るメリットを生かしてコストダウンを図るという非常にわかりやすい話です。ですからわれわれのような完全なる注文住宅を作っている会社には到底太刀打ちできないような25万円という坪単価で建てられてしまうんですね。(トラブルも多いようですが・・・)
それに対して過剰な性能のほうは設計者としても大きなジレンマを抱える問題です。そして毅然とした価値観の表明が必要とされる問題です。たとえば木製建具。木でできているわけでゆがみもすれば反りもする。それを調整しながら昔の家ではうまく利用されてきたわけです。しかしそういう調整すらクレームとして扱う風潮があることに驚かされるわけです。きっとそのような流れは欠陥住宅などと騒ぎ立てるマスコミやハウスメーカーによって作られているんだと思います。しかし以前にも書きましたが、人は決して魔法瓶の中では生きられないと思います。心地よさ、一言で言うと簡単ですがこれがなければ決して安らぎのある豊かな家とはいえません。必要最低限の性能とそして何よりも大切な心地よさを両立できるようなバランス感覚が非常に大切。そしてそのようなものを求める気持ちが豊かな町並みを作り上げていくんでしょう。
この現場の周りが少しでも豊かなものに変ってくれればと思います。

2007/10/22
昨日は風邪を引いてしまい一日中布団の中で過ごしました。おかげで今日は多少よくなったようです。
午前中は事務所にて各プロジェクトの作業確認を行いました。護国寺の家がだいぶ進んだようで、いよいよ確認申請に進めることが出来そうです。先日足立区役所で聞いた話では木造3階建ても1ヵ月半程度で下りているということでしたが、豊島区役所も同様のスピードで対応してくれているようなので一安心です。
以前さいたま市役所で南与野の家の確認申請をしたときにはさいたま市役所1番のりといわれたのですがそれでも3ヶ月かかりました。それに比べれば約半分ですので、だいぶ審査機関のほうも落ち着いてきたということろでしょうか。
午後は、先日依頼されたガーデニングについて田村と打ち合わせを行いました。川口でご商売を営む知人のご自宅なのですが、ご両親が作った庭がどうもお気に召さないご様子です。裏の空きスペースにテラスを作ることを依頼されたのですが、リビングとのつながりのない部分だったので、リビングの正面にある南側の庭にテラスを作ることを提案させていただきました。
住空間というのは建築だけで決まるものではないと思います。庭の緑や降り注ぐ光、さまざまなひびの情感あふれる光景に気持ちが踊らされてこそ豊かな建築だといえるでしょう。既存住宅の庭を作る場合には、その住宅の生活導線の中に以下に豊かな光景を取り込むかがポイントです。10年間ウッドデッキを手入れせずに腐らせた方ですので木を提案することは出来ません。温かみのあるテラコッタなどのタイルや少ないけれど存在感のある樹木などでその場の質を作っていければと思います。

2007/10/20
今日は早稲田大学の125周年式典に参加してきました。久しぶりに見る高田馬場周辺は以前とそれほど変わりなく相変わらず学生を中心とした活気があります。早稲田大学はといえば、村野藤吾先生による文学部校舎が取り壊され鉄骨工事を行っている状況でした。以前より取り壊されるという話は聞いていましたが、村野先生の作品をこうもあっさり壊してしまうものなのかと、大学の姿勢を疑わずにはいられません。
歴史のある学び舎としての象徴となるような建築を取り壊し、近代的なビルを建設するという動きは今に始まったことではありませんが、近代的なビルにあこがれて生徒が集まってくるとは思えないのですが。
夜は、川口市長を中心とする川口の稲門会の方々と会食。久々に学生に戻ったような一日でした。

文学部校舎
2007/10/17
今日も昨日に引き続き朝6時過ぎに赤塚の家の現場に向かいました。今日は電気屋さんと塗装屋さんが作業しています。現場が少々散らかっていたので二人の作業を邪魔しないように整理整頓。やっぱり綺麗な現場で落ち着いて作業してもらうのが一番よい結果につながります。監督はそのためなら作業を惜しんではいけないと思います。
さて赤塚の家もそろそろ最終段階に差し掛かりました。この現場でもまたセルフビルドが取り入れられています。セルフビルドには二つの効果があります。ひとつはコストダウン。ビニルクロスと同じくらいのコストで石灰クリームの仕上げを採用することが出来るようになるということは非常にすばらしいことです。そしてもうひとつ、とても大切な効果が自分の家を自分で作るということ。っすべての作業を自分でやることは不可能ですが、ごく僅かでも良いから自分で自分の家を作ることによって確実に愛着がわきます。
環境問題が叫ばれる中、長い間使い続けるということは何よりもまして大切なことです。そしてそのためには家に対して深い愛着を持たなければいけません。車だって3年で乗り換える人もいれば10年乗り続ける人もいる。セルフビルドを楽しそうにやる様子を見れば、断熱性能やエコ建材を利用することも重要ですがやっぱり人はあらかじめ用意された魔法瓶の中では生きてはいけないんだなとつくづく実感するでしょう。

2007/10/16
朝6時過ぎ、赤塚の家の現場へ。現場につくと左官屋さん、基礎屋さんがすでに作業していました。左官屋さんは床のモルタル仕上げの作業を行っています。基礎屋さんは外部のデッキの基礎を作っています。両者の手際のよい作業の様子を見ながら残工事のリストを作ったり今後の工程を組み立てたりの作業を行いました。
12時過ぎに事務所に戻り今度は西新井の家の現場に向かいました。西新井の家では床の養生をはがし最後の残材の片付けを行いました。床の養生をはがした瞬間に現場は急に完成の様相になります。この現場は回りの様子も激変しています。アリオを中心とした大規模な再開発が駅前で進められている最中で、集合住宅や警察署などさまざまな施設が建設中です。そのすぐ近くにあるこの現場もいよいよ最終段階です。まだ少々セルフビルドが残っていますが最後まで気を抜かないで管理しましょう。
2007/10/14
今日は家族で茨城にある筑波山に出かけました。男体山・女体山の双峰からなる筑波山は、標高こそ876メートルですが、関東一円どこからも望め、また山頂からは関東平野の雄大なパノラマを満喫できます。学生時代山岳部に所属していたのですが、あまりにも近く標高の低いこの山に登ることは一度もありませんでした。というわけで今日が初めての筑波山です。
今回登り始めた筑波山神社の裏山付近は、スギ、モミ、アカマツなどの大きな針葉樹とアカガシ、シラカシ、シイ、、クリなどのつる性植物がおい茂って密林を形成しています。
標高600m付近からは常緑広葉樹が少なくなり、ウリハダカエデ、チドリノキなどのカエデ類が目立つようになり、これらに混じってムアカシデ、アオハダなどの落葉広葉樹と変わります。
標高800mを越すとブナ、イヌブナの大木やツリバナ、ツクバツグミなどが現れてきます。
昔から多くの山を散策していますがこのようにさまざまな自然を見ることの出来る山は実はそれほど多くありません。日本の多くの山は植林によってそのほとんどを杉やヒノキが生える山にされてしまっています。その中でこれほどまでに自然が管理されているのはやはり昔から霊峰として大切にされてきたからでしょう。
雑木林を当たり前に見ることの出来る時代ではありません。でもそのようにしてしまったのもわれわれ人間です。ゆったりとした自然の姿を見てゆったりとした気持ちに浸る。こんな当たり前なこともなかなか日常生活の中では出来ない中で、住宅における庭の存在というのはますます重要になってくるでしょう。環境問題が盛んに叫ばれる中で、気持ちのよい空間であることもまた環境問題を解決する大きな手段であると思います。
断熱性能やエネルギーの効率化を勧めていくという技術的なものは確かに重要ですが、「気持ちいい」という感覚を味わえなければすぐに壊されてしまう。要するに人は魔法瓶の中では暮らすことは出来ないのです。性能と心地よさ、家作りの基本はこのバランスにあるのだと思います。

ブナの林
2007/10/12
今日は南与野の家の縄張り作業を行いました。来週の月曜日からはいよいよ地盤改良工事。その作業を行う際の位置を出すためにこの縄張りを行います。
近所の方々にあいさつ回りをしていると皆さん声をそろえてゴミや騒音の問題を口にしていました。この現場の回りは今急速に工事が進められています。目の前には大きな集合住宅と商業施設の複合ビルが建てられ、その周りにはたくさんの建売が立てられています。そんな中にも古くからの住宅が建ち並んでいるわけで、古くからいる人たちにしてみれば余りの急激な変化に不安を感じずに入られないのでしょう。
私だっていきなり家の目の前に大きなビルやスーパーが建てられたら決して気持ちよくありません。昔はその地域に人が一人越してくるだけでも大事件でした。でも、何百生態物住民がいきなり増えてしまう現在の大型再開発はその何倍もの影響を街に与えてしまいます。
そういった工事の関係者たちは地域住民の話もまともに聞いてくれないそうです。もう少し自分の立場に立った対応をすることができないものなのでしょうか。
そういえは浜田山の家でガルバリウム鋼板の屋根を葺いたときの出来事を思い出しました。屋根が吹き上がると、近所の画家さんからまぶしいので色を塗ってほしいという苦情が寄せられたのです。浜田山の家のお施主さんはこの要望に迷わずこたえてくれました。こういうとき、設計者の立場は苦しいものです。ガルバリウム鋼板の屋根はいけないなんてことは法律上何にも書いてありませんし、またそれのほうがよいというこだわりもあります。ここでのお施主さんの近隣に配慮した行動は大変見習うべきものだったのだと思います。

2007/10/11
今日は西新井の家でガレージのモルタルと玄関のモルタル塗り作業を行いました。左官屋さんがモルタルを流し込み鏝でならした後に、クライアントの奥様とお嬢さんがガラスの飾りをつけていきます。家作りを楽しんでいるからこそ、そして本当に自分のこだわりの家作りを行っているからこそのセルフビルド。こんな簡単な作業でも実際にやってみるととても楽しいものですよ。

2007/10/9
昨日より、中落合の家の確認申請の準備を開始しました。建築の形がだいぶ決まってきましたがまだ完全決定ではありません。法改正によりほとんどすべての事項を決定しないと確認申請の準備を開始できないようになってしまいましたが、クライアントのお気持ちを察するにやはり早く始めてほしいという気持ちが伝わってきます。こだわりの家作りの中で要望を設計の中にきちんと取り込んでいくことと、確認申請を早く進めることという二つの相反する作業の中で模索する毎日。でもやると決めたからにはクライアントに満足していただけるように進めていきたいと思います。
そもそも、家作りという一生に一度の大きな作業。住まい手の気持ちを取り入れないで進めることのほうが大きな間違いであるように思います。
人にはそれぞれのライフスタイルがあります。物に埋め尽くされた大量消費社会はもはや終わりを告げようとしているわけで、こだわりのある大切なものを一生をかけて手入れしながら長く使っていくというのは何も家にがぎったことではありません。
私も先日ブラックウォールナットのダイニングテーブルを購入しました。私の代から子の代へと受け継ぐことの出来るような価値のあるものをじっくりと使い込む、そんな気持ちになるような家をじっくりと作っていきたい。確かに確認申請作業にはうんざりしますが、こういう徹底的な検査が必要になるようなレベルの低い建設業者が早くなくなることを祈るばかりです。
2007/10/8
昨日は娘の幼稚園の運動会でした。小さな子供たちが一生懸命になっている姿を見るのも良いものですが、チョットやりすぎのような気もしました。鼓笛隊の動き、まるで軍隊です。
さて、今日は午前中めいいっぱいミーティングを行いました。スタッフ全員と作業の信仰の確認やこれからの作業報告の方法の説明など細かいことまで話をしました。ますいいにいるスタッフはみな建築を作ることが大好きな人間ばかりです。同じ方向を向いて作業をすることができればもっともっとよい建築を作ることが出来るはずです。そのためには、日々基本的なことを繰り返し、本当に施主のための建築になっているのかを確認しながら仕事を続けていく必要があるでしょう。少しでも役に立ったなら良いのですが。
さて、午後からは小野田さんというクライアントさんとお話しました。南与野で自宅を検討中とのことですが家作りの流れや設計の考え方など約2時間ほどご説明させていただきました。設計の専門学校に通ったこともあるほどの建築好きな方でしたので、もし依頼されれば打ち合わせが楽しみです。
2007/10/6
今日は朝一番からふじみ野の家の最終清掃に行きました。この現場はセルフビルドで家中の石灰クリームを塗るという大変大変な現場でしたが、お施主さんの努力が実りいよいよ最後までたどり着きました。ここで、セルフビルドの内訳を発表したいと思います。
「セルフビルドをしなかった場合」
壁面積230u×通常の石灰クリームの左官屋さん単価3000円/u=69万円
「セルフビルドの場合」
養生材 約1万円
材料費 23缶×7500=17.25万円
左官屋さんお手伝い 8万円
合計 26.25万円
結果的には42万円のコストダウンとなりました。
大変な作業を行うことになりましたが、これだけの効果を得ることが出来れば私たちも満足です。この日は大きな作業をやり遂げたお施主さんと一緒に最終チェックを行い、昼食を一緒にとって事務所に戻りました。福田さん長い間ご苦労様でした。
さて夜一緒に食事をしているときに山崎から聞いた話なのですが知人のお子さんが生後2ヶ月余りでその小さな命を落としてしまったそうです。その子は染色体異常という状態で生まれてきたそうでした。詳しいことはわかりませんが子を持つ親として非常に悲しい出来事です。ご冥福をお祈りいたします。私の息子の友人でも今必死に白血病と戦っている子がいます。千羽鶴を折ったり、その子のお兄さんを私の息子と一緒のラグビーグランドに送り迎えしてあげたり、私に出来ることはそんなことしかありません。何とかまた一緒にグランドに立てる日を待っていたいと思います。
2007/10/3
建築の分野でも環境問題への取り組みを行うことは当たり前の時代です。ますいいでも余り材の再利用やゴミの軽減、分別に始まりさまざまな取り組みを行っています。工事現場での取り組みも大切ですが、建築における環境への取り組みとはどんなものが考えられるか。
まずは建築自体によるものでしょう。材料や設備器具、断熱性の向上などがそれにあたります。再生資源を利用して作られた材料を利用したり、ソーラーパネルを設置したり、エコキュートなどのエネルギー効率のよい設備を利用したり。すでにさまざまなことが行われていますが、ますいいの例をとって言えば、これらを導入するかどうかの判断はクライアントにゆだねられているというのが実情です。
これらのような方法は通常、建築それ自体の性能を変えたりすることで行われますが、他には方法はないのでしょうか。そもそも、環境問題への取り組みは人それぞれです。その人それぞれの多様性を受け入れながら、その結果現れる形を建築のデザインとして取り込む。そんなことも可能であるような気がします。
私自身さまざまな設備や断熱材などの環境への効果というのは一口では語ることが出来ません。ですのでこれからは少しずつ調べたことを発表していきます。それを読んで考えたこと、そこから生まれてくるクライアント一人ひとりに適した形、そんなものを一緒に形にしていきましょう。

2007/10/2
先週末の予定だった息子の運動会が今日に延期されました。平日の火曜日ということで見に来ている人の数は思ったより少なく、でもこれくらいがちょうどいいかなという具合でした。私も、午前中の徒競走だけ見学。50mを一生懸命走る子供たちの様子を見ていると大変ほのぼのします。でもPTAの副会長さんから、次の副会長をやってくれないといわれてしまったのにはびっくり。何とか勘弁していただきました。
さて、3ヶ月の時間がかかってしまいましたがいよいよ南与野の家の確認申請がおりそうです。木造3階建てで3ヶ月。チョット信じられない時間ですがこれでもさいたま市の建築指導課では、6月20日の法改正以降初めての木造3階建てなんですよ。初めてといわれてもそれほどうれしくはないのですが、まあようやくといったところです。
先日の朝日新聞の記事には8月の住宅着工数が前年度比40%減と記載されておりました。ひとつの原因でこれだけの経済に対するマイナス効果を与えてしまうのですから、法律というのは難しいものです。そもそも、すべての事柄を法律で制御しようという事に無理があるのかもしれませんね。
アネハ事件を思い出してみると・・・。発注者ヒューザーからコストの削減を求められて、下請けである構造事務所が鉄筋の数量をごまかした。結果的にそれを知らずに購入した一般消費者が被害を受ける。そういうことです。だからそういうことがおきないように非常に厳格な審査規定を設ける。確かに一理ある方法だと思います。
小学校でも同じようなことが起きています。暴れまわる子供たちを昔の先生たちは廊下に立たせたり時には殴ったりして教育していました。私の子供時代はそれほど昔のことではありませんがそれでも先生に殴られた経験は何度もあります。でも、今の先生は子供たちを廊下に立たせることも殴ることも出来ません。正座させることも出来ないそうです。その結果学級崩壊が生まれました。
でも本当に怖いのはその後の話です。現在小学校にはスクールカウンセラーが配置されています。そしていうことを聞かない子供たちはそのカウンセリングを受けることになります。するとあらかじめ用意されている病名の中から適当なものを選び出してその子供につけるんですね。「あなたは多行動症です」という具合に。するとその子供は治療という名目で薬を飲みます。その薬が今非常に問題になっていものたちです。
体罰という法律で規定できない指導方法を先生たちから奪ったのは、世論です。そしてこの目に見えない世論を味方につけるためには禁止するほか方法はありません。そして代わりにカウンセリングと薬という法律に基づいた体罰が与えられました。
建築の現場でも同じです。ほんの一部の違法建築を完全になくすために採用された手段は審査の厳格化です。確かに世論は味方につきます。しかし、この制度によって本当に負担が増えたのはその建築を買う当事者たちなのです。
子供を守りたい親たちの世論で恐ろしい手段が学校に与えられ、また正当な建築を求めたい施主の世論でその施主に多大なる負担がのしかかる。そんな理解できないことがたびたび起きています。世論を作り出すメディアの品格というようなことがよく言われますが、本当に大切なのは私たち一人ひとりが本当に物事を判断できる知識を身につけていくことなのでしょう。
2007/10/1
月曜日、先週末の雨がひきずっているようで、いまいちすっきりとしないお天気です。ますいいの3つの現場はいよいよ完成を迎えようとしています。
そういえば先日、近所の新築高層マンションにお住まいの方から壁面収納を制作してほしいとのご相談を受けました。素材はなるべく無垢材で、木の風合いを生かした家具が良いとのことです。
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